アロマ香水を作ってみよう。自分好みの配合で毎日を楽しく

2019.06.28

アロマ香水は合成香料を使った香水に比べて香りが優しく、好みや気分に合わせて香りや濃さを自由に調整できるのが大きな魅力です。多くの香りの中から、お気に入りの配合を見つける楽しみも味わえるでしょう。アロマ香水の作り方と配合のコツを紹介します。

アロマ香水の基礎知識

アロマ香水は、自分で精油(アロマオイル)を配合して作るのが基本です。まずは一般的な香水との違いや、手作りするメリットについてみていきましょう。

アロマ香水とは?普通の香水との違い

現在市販されている香水は、ほとんどが合成香料を使って作られています。香りが強く、長時間続くので、こまめにつけ直す必要はありませんが、混雑した場所や狭い空間などでは、周囲に不快感を与えてしまうこともあります。

一方、アロマ香水は、植物から抽出した天然の精油を使って作ります。100%天然成分なので、合成香料に比べると穏やかで優しい香りを楽しめるでしょう。花や果物、木の香りに包まれることで、まるで自然の中にいるようなリラックス効果も期待できます。

手作りするメリットを知ろう

アロマ香水は、誰でも簡単に手作りできることが大きな特徴です。用意する材料も道具もシンプルなので、思い立ったらすぐに作れます。

数種類の精油を配合して自分の好きな香りを作れるうえ、作る量や濃さも調整できます。おすすめのレシピを試したり、自分なりの配合を編み出したり、毎回新しい発見ができるのも手作りならではのメリットです。

また、精油には種類ごとにさまざまな薬効があることがわかっています。集中力を高めたいときや、リラックスしたいときなど、目的に合わせて香りを配合できるのも手作りのよさと言えるでしょう。

作るために必要なもの

次に、アロマ香水を作るために必要な、材料や容器の選び方と使い方を紹介します。注意が必要なポイントをしっかりと押さえましょう。

アロマオイル

アロマ香水に欠かせないのが、香りの元となるアロマオイルです。アロマオイルと一口に言っても、人工的に作られたものや、精油を薄めたものなどさまざまな種類があります。アロマ香水を作る場合は、必ず『精油』または『エッセンシャルオイル』と表記されたものを選びましょう。

また、香水は直接肌につけるものです。精油の種類や品質によってはアレルギー反応を起こしたり、身体に悪影響が出たりする可能性があります。慣れるまでは、アロマ専門店などで相談しながら選ぶとよいでしょう。

無水エタノールと精製水

『無水エタノール』とは、ほとんど水分を含まない、純度の高いアルコールのことです。精油は水に混ざりにくいため、香水を作るときは溶剤として無水エタノールを使います。

ちなみに、消毒用のエタノールは無水エタノールに水分を加えたもので、用途が異なります。間違って購入しないよう注意しましょう。アルコールが苦手な方は、代わりにホホバオイルなどの植物油を使っても大丈夫です。

無水エタノールやホホバオイルに精油を溶かしたら、『精製水』で濃さを調整します。精製水はコンタクトレンズの洗浄などに使う不純物の入っていない水のことで、薬局などで手軽に購入できます。

用途に合わせた容器

アロマ香水を入れる容器は、濃度や用途によって色々な種類があります。濃度が高い場合は、フタつきの小さな容器が適しています。

精製水で薄めたものならスプレーボトルに入れておくと便利でしょう。無水エタノールの代わりにオイルを使うときは、塗布部分が球状になっているロールオンタイプがおすすめです。

精油は光に当てると劣化するので、保存には遮光性の高い色つきのガラス容器を使います。透明な容器を使う場合は暗い場所に保管し、早めに使いきりましょう。

プラスチック容器は、ポリエチレン(PE)など一部を除いてアルコールや精油の成分で溶けてしまうので要注意です。アロマ専門店で販売されているものを使いましょう。

アロマ香水の作り方

アロマ香水は、数種類の精油を配合することで、香りに深みが増します。基本の香水の作り方や配合のコツ、優しく香る練り香水の作り方を紹介します。

持続する香りの種類を知ろう

精油の香りの持続時間や、香り方の特徴を『ノート』と言います。ノートには『トップノート』『ミドルノート』『ベースノート』の3種類があり、アロマ香水を作るときは各ノートから1種類ずつ選んで配合するのが基本です。ノートの特徴と主な精油は以下のとおりです。配合の参考にしてみてください。

ノートの種類 特徴 主な精油
トップノート 最初に広がり30分ほど持続 グレープフルーツ・ベルガモット・タイム・ユーカリ
ミドルノート トップノートの次に広がり2~3時間持続 ラベンダー・ゼラニウム・ジャスミン・ヒノキ
ベースノート 最後に広がり6時間以上持続 アンゼリカ・ローズ・ベンゾイン・ミルラ

基本的な作り方

アロマ香水の基本的な作り方は、無水エタノール10mlに好きな精油を20滴(1ml)混ぜるだけです。これで濃度10%程度の香水ができます。

精油はベースノート、ミドルノート、トップノートの順に入れていきます。合計20滴入れたらよく混ぜ合わせ、遮光性の容器に入れフタをして一晩寝かせます。そのままでも使えますが、香りが強すぎる場合は精製水で濃さを調整してみましょう。

精油にはそれぞれに独特な香りがあり、1種類だけでも充分香水を作れますが、複数の精油を組み合わせることで香りに深みが増し、アレンジの幅も広がります。最初に気に入った香りの精油を何種類か揃えて、いろいろな配合を試してみると良いでしょう。

練り香水の作り方

練り香水は、精油をホホバオイルと『蜜蝋(みつろう)』に混ぜて固めた固形の香水です。液体の香水に比べてゆっくりと、穏やかに香ります。耳元や手首、脚など好きなところに少しだけつけられるのもポイントです。

以下の材料で、20gの練り香水が作れます。ホホバオイルと蜜蝋を湯せんし、蜜蝋が溶けたら保存容器に移して精油を混ぜて、しばらく置いて固まったら完成です。寒い時期は固くなりやすいので、ホホバオイルを多めにするなどして、調整してみましょう。

  • ホホバオイル:15ml
  • 精油:15滴
  • 蜜蝋: 5g

おすすめのブレンドを紹介

精油にはたくさん種類があるため、最初のうちは何をどのくらいブレンドすればよいのかを判断するのが容易ではありません。

ここでは初めての方におすすめの、簡単なブレンドを紹介します。それぞれ3パターンあるので、まずはこちらのブレンドを試してみて、徐々に自分の好みに近づけてみてはいかがでしょうか。

人気の柑橘系ブレンド

レモンやオレンジの精油をメインにした柑橘系ブレンドは、とても爽やかで好感度の高い香りです。柑橘系の精油はトップノートが多いため、香りの持続時間は短くなります。気分をすっきりさせたいときなどに使うとよいでしょう。

  • フレッシュ:レモン8滴、グレープフルーツ7滴、スペアミント5滴
  • ビター:レモン10滴、ライム5滴、ベルガモット5滴
  • スイート:オレンジ10滴、マンダリン9滴、ベンゾイン1滴

メンズにピッタリのウッディー系

木の精油を使ったウッディー系のブレンドは、どちらかといえば男性的な香りです。ベースノートの比率が高く、香りを長く楽しめます。ゆったりとリラックスしたい休日などにおすすめです。

  • フレッシュ:シダーウッド10滴、パイン5滴、ユーカリ5滴
  • ビター:シダーウッド10滴、ヒノキ7滴、クローブ3滴
  • スイート:サンダルウッド15滴、バニラ5滴

お好みのアロマ香水作りを楽しもう

アロマ香水は、ブレンドする精油の種類や配合の比率によって、さまざまな香りを生み出せる奥の深さが魅力です。紹介した配合を参考に、オリジナルのアロマ香水作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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