こだわりのオランジェットを楽しむ。ハイブランドやレシピを紹介

2019.06.28

オレンジピールをチョコレートでコーティングしたオランジェットは、甘さ控えめな味わいで、女性のみならず大人の男性にも人気が高いスイーツの一つです。また、見た目がおしゃれなので、プレゼントとしても喜ばれます。人気ショップのオランジェットやレシピを紹介します。

オランジェットの基礎知識

子どもから大人まで幅広い人に人気の『オランジェット』ですが、スイーツにあまり詳しくない人にとっては、馴染みのない名前かもしれません。

1800年の後半頃からフランスを中心としたヨーロッパに創業したチョコレートブランドによって、チョコレートとオレンジピールを組み合わせたオランジェットが誕生し、その後長い時間をかけて世界中に広がっていったと言われています。

ここでは、オランジェットとはどんなお菓子なのかということについて、また、オランジェットの魅力や楽しみ方について紹介します。

オランジェットはどんなお菓子?

オランジェットは、砂糖漬けした『オレンジピールをチョコレートでコーティングしたもの』です。

形は、細長くカットされたオレンジピールそのものの形をしたものが多く、フォークやスプーンなども使わずに手軽に楽しめます。

オランジェットの魅力や楽しみ方

オランジェットは、オレンジピールの砂糖漬けとチョコレートのみという、とても『シンプルな組み合わせ』で作られます。

シンプルだからこそ、お店ごとの『特徴』がわかりやすいのため、自分好みのオランジェットが見つけられるという点も魅力と言えるでしょう。

また、コーヒーや紅茶のほか、ワインなどの洋酒との相性も良いため、人それぞれ楽しみ方が違います。

オランジェットの種類

オランジェットは、オレンジ以外の柑橘類ピール(皮)の砂糖漬けを使用したものや、コーティングするチョコレートの種類など、バリエーションが豊富です。ここでは、オランジェットの種類について解説します。

レモンなどオレンジ以外を用いたものも

オランジェットに使用される柑橘系ピールに下記のような種類が挙げられます。

  • オレンジ
  • レモン
  • ゆず
  • はっさく
  • でこぽん
  • 甘夏
  • 伊予柑
  • グレープフルーツ

オレンジやレモン、グレープフルーツなどのほか、日本ならではの柑橘類のピールも材料として使われています。柑橘類の種類によっても、『苦みや香りが異なる』のも特徴です。

チョコレートの種類や包み方

ほろ苦い砂糖漬けピールをコーティングする『チョコレートの種類』によっても、味わいが変わります。

定番のチョコレートは、ビター、ミルク、ホワイトの3種類です。それ以外にも、キャラメルチョコレート、塩チョコレート、コーヒーチョコレートなどのフレーバーチョコレートが使用されたオランジェットも販売されています。

チョコレートのコーティングの仕方にも、お店ごとの違いがあります。ピール全体をコーティングしているものもあれば、半分だけチョコレートでコーティングし、半分はピールのままなど、見た目も楽しめるオランジェットも多いです。

ナッツを合わせたものも

オランジェットには、トッピングとしてアーモンドやピスタチオなどの『ナッツを組み合わせたもの』なども展開されています。

ナッツを組み合わせることで、食感や味わいに変化が生まれるため、定番のオランジェットに飽きてしまった人や、ちょっと変化が欲しい人はぜひ試してみましょう。

ピールでオランジェットを作ってみよう

オランジェットを自分で手作りしてみましょう。いくつかのポイントさえ押さえておけば、初心者でも簡単にオランジェットが作れます。

お店で購入するのもよいですが、自分でオランジェットを作れば、自分の好きなピールやチョコレートの種類を組み合わせられるのでおすすめです。基本的なオランジェットの作り方とポイントを紹介します。

材料や分量

まず、オランジェットを作るときに必要な材料を用意しましょう。オランジェットの材料と分量は下記のとおりです。

  • 好みのチョコレート100g
  • ココア適量
  • オレンジピール16本
  • お好みで洋酒適量

作り方の手順

オランジェットの材料を揃えたら、早速作ってみましょう。オランジェットの作り方の手順は、下記のとおりです。

  1. チョコレートを細かく刻んで、ボウルに入れる
  2. 50~55℃のお湯で湯せんにかけながら溶かす
  3. ピールに、洋酒を振りかける
  4. 溶かしたチョコレートにピールを8分目まで浸し、余分なチョコレートを落とす
  5. 茶こしにココアを入れ、ピールのチョコレートがコーティングされていない部分を持ちながら、チョコレートコーティングの部分にココアを振りかける
  6. バットに並べて冷蔵庫で30分~1時間冷やし固める

テンパリングがポイント

チョコレートを湯せんで溶かす際、『テンパリング』をしっかりと行いましょう。チョコレートに含まれる『カカオバター』を熱で分解し、チョコレートを溶かす作業のことです。光沢を出し、口どけ滑らかに仕上げるために行います。

チョコレートを湯せんで完全に溶かしたら、ボウルを『冷水にあてて27℃』になるまで冷やしましょう。冷えたら、もう一度『湯煎にあてて32℃』まで温めたらテンパリングの完成です。

スイートチョコレートなら32度、ミルクチョコなら30度、ホワイトチョコなら29度を目安にしてください。

オレンジコンフィで作ってみよう

オランジェットは、オレンジピールだけでなく、『オレンジコンフィ』でも作れます。オレンジピールのオランジェットよりも、オレンジの形がそのままわかるので、オレンジコンフィのオランジェットは見た目にも華やかです。

ここでは、オレンジコンフィを使ったオランジェットの作り方について紹介します。

オレンジコンフィとは?

オレンジコンフィとは、『輪切りオレンジの砂糖漬け』です。オレンジピールでは、ピールのみですが、オレンジコンフィならば、果肉部分も一緒に使うため、よりオレンジの風味や味わいが一緒に楽しめます。

材料や分量

オレンジコンフィを使ったオランジェットでは、まず、オレンジコンフィを作ります。オレンジコンフィ(約15枚分)の材料と分量は下記のとおりです。

  • オレンジ(ノーワックス)2個
  • 水大さじ1
  • グラニュー糖80g
  • バニラのさや0.5本

オレンジコンフィで本格オランジェット

オレンジコンフィは、本来10日以上かけてつくりますが、簡単なオレンジコンフィを作って、本格オランジェットを楽しんでみませんか?簡単な作り方は下記の手順です。

  1. 洗ったオレンジを、沸騰したお湯に入れて煮る
  2. 沸騰したらオレンジを取り出し、鍋の水を入れ変える
  3. 手順1~2を3回繰り返して皮の苦みやアクを抜く
  4. オレンジが冷めたら、厚さ5mmほどの輪切りにする
  5. 鍋に水、砂糖、バニラのさやを入れて、沸騰させる
  6. オレンジを重ならないように入れて、落し蓋をする
  7. 弱火でじっくりと汁気がなくなるまで煮詰める
  8. 電子レンジ(500W)で焦げないように注意しながら加熱し、そのまま一晩置く
  9. テンパリングしたチョコレートにオレンジコンフィを半分ほど浸して、オーブンシートに載せて冷蔵庫で冷やし固める

さらに美味しくアレンジしてみよう

オランジェットをさらに美味しくアレンジしてみましょう。お店などで既製品のオランジェットを購入して、自分でちょっと手を加えることも可能です。

また、使う柑橘類を変えてみたり好みの洋酒を加えてみたりすることで、風味も味わいもまったく異なり、手作りならば自分好みの味わいのアレンジが楽しめます。

ここでは、オランジェットの美味しいアレンジの仕方を紹介します。

使う柑橘類を変えてみよう

オランジェットに使う柑橘類をオレンジでなく、レモンやグレープフルーツに変えれば、より爽やかな風味と苦味が感じられます。

また、ほろ苦く甘酸っぱい風味を楽しみたい人は甘夏のピールに、よりジューシーな食感を楽しみたい人は皮が厚いはっさくに変えてみましょう。

いずれの場合においても、自分でピールを作るときには、アクや苦みを取り除く『下処理を行うこと』が美味しくオランジェットを作るポイントです。

洋酒を加えてみる

オランジェットを作るときに、ピールに洋酒を振りかけてみるだけでなく、洋酒に付け込んだピールを使えば、『大人に最適なスイーツ』になること間違いありません。

たとえば、ウイスキーで漬け込んだオレンジピールをチョコレートでコーティングすれば、砂糖漬けして乾燥したピールにジューシーな歯ごたえが生まれます。

また洋酒は、柑橘類の爽やかな酸味とチョコレートの甘みとも相性抜群です。種類はラムやブランデーなどお好きな銘柄で構いません。

パウンドケーキでアレンジ

柑橘類のピールが入ったパウンドケーキを細長くカットし、テンパリングしたチョコレートで表面をコーティングします。

そして、オーブンシートを敷いた上に並べて、冷蔵庫で冷やすだけでちょっと変わったオランジェットの完成です。

このとき、『カカオ度数が高いチョコレート』を使用することで、より本格的なオランジェットの味わいが楽しめます。

贈り物にぴったりな高級オランジェット

オランジェットは、いろいろなお店から販売されており、種類もさまざまです。そのため、どこのお店のオランジェットを選べばよいか迷ってしまう人も多く見られます。

ここでは、おしゃれな贈り物にぴったりな『高級オランジェット』を3品紹介します。

ドゥバイヨル メランシー オランジェット

『ドゥバイヨル』は、フランス最優秀職人であるマルク・ドゥバイヨルによって創業された、高度な手作り技術と精神を受け継ぐチョコレートのブランドです。

素材に徹底的にこだわり、繊細な味わいは、ベルギーとフランスの伝統を併せ持っています。

ドゥバイヨルの『メランシーオランジェット』は、オレンジピールにほろ苦いビターチョコレートをコーティングしたオランジェットです。

柔らかな食感のオレンジピールを、ビターチョコレートで繰り返してコーティングすることで、絶妙なバランスの味わいに仕上げられています。

また、繊細なタッチで描かれた手描きのイラストがデザインされたパッケージなので、贈り物にしても喜ばれます。

メランシー オランジェット|DEBAILLEUL ドゥバイヨル

デメル オレンジピールチョコレート

1799年にウィーン王宮御用達として指名された『デメル』は、200年以上経った今も多くの人々に愛されるブランドです。

デメルの『オレンジピールチョコレート』は、砂糖漬けにしたオレンジピールを、スウィートチョコレートでコーティングしたものです。オレンジピールの香り高く爽やかな味わいと、チョコレートの甘さの調和は絶妙です。

また、ブランドロゴであるハプスブルク家の紋章がデザインされたパッケージは、高級感があります。

オレンジピールチョコレート | DEMEL

デカダンス ドュ ショコラ バレンシア

日本のチョコレート専門店『デカダンス ドュ ショコラ』は、カカオ豆の産地や品種に徹底的にこだわり、最高級クーベルチュール、リキュールやナッツ、ドライフルーツなど厳選された素材を使用しています。

また、商品はすべて、専属のショコラティエの手によって、一つずつ丁寧に作られているため、機械生産では味わえない本格的な味わいが楽しめると人気です。

デカダンス ドュ ショコラの代名詞ともいえる『バレンシア』は、創業当時からの看板商品で、多くのファンに愛されているオランジェットです。

専属ショコラティエが独自にブレンドしたビターチョコレートを、スペイン産バレンシアオレンジにコーティングしています。

オレンジピールではなく、オレンジコンフィを使っているため、バレンシアオレンジの果実感をたっぷりと味わえるのも人気の理由の一つです。

Valencia/バレンシア | デカダンス ドュ ショコラ

手軽に楽しめるおすすめオランジェット

オランジェットは、高級な商品だけではありません。オランジェットをもっと手軽に楽しめるように工夫された商品や、リーズナブルな価格の商品、取扱店舗が多く購入しやすい商品など『手軽さ』に優れた商品もたくさんあります。

手軽に楽しめるオランジェットならば、自分へのちょっとしたご褒美にはもちろん、ちょっと一息つきたいティータイムにも最適です。

また、甘いものは好きでも量が食べられない男性も多いでしょう。そんな人も、食べやすいサイズの商品であれば、気軽にオランジェットを楽しめるはずです。ここでは、手軽に楽しめるおすすめオランジェットを3品紹介します。

明治 オランジェットパウチ

明治の『オランジェットパウチ』は、食べたい分だけ取り出せる便利なパウチパックです。

砂糖漬けの一口サイズにカットされたオレンジピールを、ほろ苦いビターチョコレートで包み込んでおり、コンパクトサイズなので、いつでもどこでも手軽に食べられます。

オランジェットパウチは、一つの粒は小さいですが、口に入れて一口噛めばオレンジの甘酸っぱいさわやかな風味と、ビターチョコレートの甘さが口の中に広がります。

ちょっと甘いものが欲しいときや、気分転換したいときなどにも食べやすいおすすめのオランジェットです。

  • 商品名:明治 オランジェットパウチ 8袋入り
  • 価格:1529円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

ROYCE’オレンジピールチョコレート

生チョコレートが人気の北海道・札幌発のROYCE’が販売する『オレンジピールチョコレート』は、ビターなカカオと調和する、さわやかなオレンジの風味が味わえるオランジェットです。

洋酒がまぶされた砂糖漬けのオレンジピールは、しっとりとした食感で、爽やかな味わいと香りが楽しめます。

また、甘さ控えめなビターチョコレートでコーティングされているため、普段甘いものを食べない大人の男性にも人気です。1パック4本入りと、食べきりサイズなので食べたいときに手軽に楽しめます。

  • 商品名:ROYCE'(ロイズ) オレンジピールチョコレート
  • 価格:1580円(税込)
  • Amazon:商品ページ

長手長栄堂 あわじオレンジスティック

『長手長栄堂』は、淡路島で昭和5年に創業した老舗菓子店です。長手長栄堂の『あわじオレンジスティック』は、銘菓職人によって一本ずつ丁寧に手作りされています。

淡路・洲本の名産品である鳴門オレンジの『鳴門漬(砂糖漬)』をすべてチョコレートでコーティングしていないのには理由があります。

2割ほどの、チョコレートコーティングされていないピール部分を残すことで、鳴門オレンジの持つ独特の酸味と香りが楽しめるからです。

また、ベルギーチョコレートのテンパリングの温度にも徹底的にこだわっているため、チョコレートのなめらかな口どけが楽しめます。

全国菓子博覧会の最優秀賞を受賞するほどの酸味と甘みのハーモニーはまさに絶品です。

  • 商品名:あわじオレンジスティック
  • 価格:648円(税込)
  • Amazon:商品ページ

オランジェットを幅広く楽しもう

オランジェットは、定番のオレンジピールを使ったものから、オレンジ以外の柑橘類のピールを使ったもの、果実感のあるオレンジコンフィを使ったものなど幅広い種類があります。

柑橘類とチョコレートというシンプルな組み合わせだからこそ、手作りしたり、自分好みのオランジェットを見つけたり、楽しみ方もさまざまです。

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