コーラは『瓶』の方が美味しいって本当?缶との違いや噂の理由を検証

2019.06.27

シュワシュワッとした炭酸がたまらないコーラの瓶入りタイプ。ポンッという音と共に開ける瞬間も楽しく、子供から大人まで人気の炭酸飲料です。この記事では、そんな瓶入りコーラについて紹介。コーラの誕生秘話やコーラ缶と比べてどのような違いがあるのかなど、瓶入りコーラをあらゆる角度から検証しました。

コーラはもともと瓶入りだった

コーラの元祖といえばコカ・コーラです。そんなコカ・コーラが生まれた誕生秘話をご存知でしょうか?

ここでは、意外と知らないコカ・コーラの誕生エピソードをご紹介します。

コカ・コーラボトルの誕生秘話

コーラが誕生したのは、1886年、ジョージア州アトランタでした。

薬剤師として働きながら新たな薬や飲料の開発を行っていたジョン・ペンバートン博士は、ある日今までにない新しい味わいのシロップを開発しました。これを炭酸水で割ったところ大変美味しかったため、はじめは薬局で頭痛などにきく薬用飲料として売り始めました。

これに博士の友人であるフランク・ロビンソンという人物が『コカ・コーラ』という名前をつけ、ソーダ・ファウンテン(当時のアメリカに多くあった、炭酸飲料を提供する喫茶店のようなもの)で販売しはじめたのが、コーラの始まりといわれています。

コーラは最初グラスで販売されていたのですが、日に日に高まる人気を受ける形で、瓶詰めのコーラがアメリカ各地で売られるようになりました。つまり、コーラの元祖は瓶入りだったというわけです。

歴史を考えれば当たり前の話かもしれませんが、瓶入りコーラにどこかノスタルジックな印象を受けるのはそのためかもしれませんね。

コーラ瓶とコーラ缶はどう違う?

コーラには、瓶と缶という違うタイプのボトルが販売されていますが、どのような違いがあるのでしょうか。その違いについてここから説明します。

中に入っている成分は一緒

当然ですが、瓶の場合も缶の場合も中に入っている飲料に変わりはありません。どちらも同じ成分で構成されたコーラが入っていますし、少なくともボトリング(瓶詰め)の時点では炭酸の量が異なるといったこともありません。

1本あたりの容量が違う

次に1本あたりの容量を比較してみましょう。瓶の容量は190mlとなっており、ほかのサイズ展開はありません。一方缶の容量は160ml・250ml・280ml・350ml・500mlと様々。自分の好きな容量で楽しめるようになっています。

値段は缶の方がちょっとおトク?

値段を比較してみると、瓶の方はスーパーなどに並ぶことが少なくなってきているため、一概に比較するのは難しいといえます。ただし、たとえば瓶入りコーラの自販機などでは100円~130円といった価格帯が一般的ですが、これは350mlの缶入りコーラとほとんど同じくらいでしょう。

したがって、容量当たりのオトクさでいえば、缶入りコーラの方に軍配が上がりそうです。もっとも、これは瓶と缶の容器コストの違いから、仕方のないことといえます。

コーラは瓶のほうが美味しい?ウワサの検証

さて、瓶入りコーラを取り巻く噂でよく耳にするのが「瓶入りコーラの方が美味しい」というもの。先述の通り、中に入っている成分は全く同じであることから、2つのコーラに味の違いはないといえます。それではなぜ、このような噂が広まっているのでしょうか?

口当たりの問題?

一つありえる可能性としては、『口当たり』の問題です。

ガラスでできた瓶は口当たりがなめらかで、敏感な人でも味や臭いを感じることが少ない容器です。一方缶のほうは主にアルミニウムなどの金属でできているため、人によっては金属臭や金属の味わいを感じ取ってしまうこともあります。

このような違いから、瓶の方がよりなめらかで美味しく感じる人が多いのではないかと言われています。

炭酸量の問題?

さきほど『炭酸量に違いはない』と言いましたが、これはあくまでボトリング時点の話です。ボトリング後は、それぞれの容器によって、炭酸の抜け具合に影響を与えることが知られています。

瓶と缶の比較でいうと、瓶の方が二酸化炭素を透過しづらく、炭酸がより抜けづらくなるとされています。つまり、飲む時点では瓶の方が缶よりも炭酸が強いことがあるため、炭酸好きの人にとっては美味しく感じるというわけです。

熱伝導率の問題?

瓶の材質であるガラスは、缶の材質であるアルミニウムに比べて『熱伝導率』が大幅に低く、少しの温度変化では中身のコーラに影響を与えません。たとえばコーラが運ばれてくる過程で、十分に温度管理がなされていない場合があったとしても、瓶入りのコーラであれば簡単に温まってしまうことはないでしょう。

コーラが高温状態になってしまうと、品質が劣化し、炭酸も抜けやすくなってしまいます。これを防いでくれる瓶入りコーラのほうが、飲む段階でより品質が保たれているということもありえます。

とはいえ中身に全く差がない以上、どちらかが「なんとなく美味しく感じる」という程度のことはあっても、「美味しさに差がある」とまでは言えないのが実情でしょう。

あなたは瓶と缶、どっち派?

様々な角度からコーラの瓶入りタイプについて紹介してきました。瓶入りの方が美味しいといわれることもありますが、缶タイプにも缶タイプの良さがあります。最近では瓶入りのコーラを見かけることも少なくなってきましたが、ぜひ2つのコーラを飲み比べてみて、この記事で紹介した内容を確かめてみてください。

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