音楽理論をギターで学ぼう。理論習得で音楽の幅を広げよう

2018.09.01

音楽理論を学ぶと、どのようなメリットがあるのか疑問に思っている方も多いでしょう。そこで、音楽理論の基本的な知識や、どのように曲が作られているのかについて解説していきます。音楽理論がどのように曲と関わっているのかを知り、より音楽を楽しんでください。

音楽理論について

音楽理論というと非常に難しく、堅苦しいイメージがあると思います。しかし実際には、音楽理論を学んでいると作曲や既存の曲を耳でコピーするという作業が楽になるのです。

そこで、『音楽理論とはどのようなものなのか?』という根本的な疑問を解決すべく、簡単に解説していきます。

音や作曲の基本となるもの

音楽理論とは、音をパズルのように組み合わせることができる、『曲を構成するルール』のことをいいます。

1つの曲を作るためには、いくつもの音を積み重ねていく必要があります。しかし、デタラメに組み合わせると曲として成立せずに、ただのバラバラの音になってしまうのです。

その際に、知っておくと便利なのが音楽理論です。音楽理論はどの音とどの音を組み合わせると、1つの曲のパーツ(フレーズ)になるかというパターンを覚える学問です。

言葉に置き換えると、『文法のようなもの』です。単語をつなげるだけは文章にはなりません。しかし、「〇〇を〇〇する」のように『を』という助詞をつけると1つの文になるのです。

さらに、接続詞(しかし・そしてなど)をつけて文をつなげていくと、『パンを食べる。そして水を飲む』というように長い文章にしていくことができます。

同じように、『音楽理論を知っておくと、音をつなげて曲にすることができる』のです。

音楽理論を学ぶメリットは?

音楽理論を学ぶと、曲の全体像を理解することが容易になります。

音楽には色々なジャンルがありますが、複雑な曲になると譜面を見ても音符の数が多いので、どのように音が組み合わさって曲ができているのかを理解するのは非常に難しくなります。

一方、音楽理論を知っていると、曲の流れのパターンである『コード進行』というものが頭に入っているため、大体どのようなルールや法則で曲ができているのか理解することができます。

音楽理論がわかると、自分自身で作曲する際にも頭の中で作った曲を譜面に書いたり、すぐに演奏して形にしたりできるので、人に伝えることも可能となります。

曲の原型が素早く作れるので、曲の進行を試行錯誤することでアイデアも広がり、様々なアレンジを加えることもできます。

音楽理論で覚えておきたい基礎知識

音楽理論には大きく分けて『コード進行』と『キー』という2種類の基礎があり、この2つを知っていることで、より曲の構造を深く理解することができます。

曲には構造がある

曲はそれぞれ違う『コード進行』と『キー』で作られています。ですから、曲の構造を理解していると、音楽理論のパターンに当てはめ、応用して曲を変化させることも可能になります。

コード進行というのは曲を構成する軸の部分です。『コード進行には一定のパターンがある』ため、その曲はどのようなパターンが使われているのかがわかると、自分で作曲する際に応用することができます。

『キーというのは、その曲の音の高さ』のことをいいます。音楽理論を理解していると、例えば、女性ボーカルが歌っている曲のキーを下げて、男性でも歌える音域にするということも可能です。

また、曲の構造を理解していると、テンポやキーを変えて(キーを変えることを転調といいます)、全く雰囲気の違う曲にするということもできます。

音にはルールがある

音には単音(1つの音)とコード(和音=複数の音の重なり)があり、それぞれ決められたルールでつなげることで、1つの曲となります。

単音をつなげて弾く際にもスケールというルールがあり、基本的には一定のパターンの組み合わせで作られているのです。

また、コードの音の組み合わせには法則性が存在します。それぞれの『コードは複数の音を同時に鳴らして音を重ねる』ことで、1つの音を作っています。

コードを作るのにもルールがあり、きちんとルールを守らないで適当に音を重ねてしまうと、互いの音が干渉してしまい上手く響かないことがあるのです。

ギターから学ぶ音楽理論

ギターを弾く際にも音楽理論を知っていると、非常に便利です。

「ギターはタブ譜(※)があるから音楽理論は必要ない」という人もいますが、音楽理論を知っているとギターで曲を弾く際や、作曲の時に必ず役立ちます。

(※タブ譜とはギターの弦の押さえる位置をわかりやすく書いてある譜面)

キー、コードとは?

『キーとは曲の音の高さ』のことで、『コードとは複数の弦を同時に弾いて重ねた音(和音)』のことを指します。

キーが高ければ高いほど、歌が入った時にボーカルは高い音で歌わなければいけないので、難易度の高い楽曲となるのです。

もちろん、キーを下げることもできますが、それぞれの曲は1番フィットするキーで作られているため、キーを変えてしまうと本来の曲の良さが薄れてしまうこともあります。

そして、コードとは色々な音を重ねて1つの音にする(和音)ことです。コードには様々な種類があります。『メジャーコード』は明るい響き、『マイナーコード』は暗めの響きとなります。

ダイアトニックコードについて

『ダイアトニックコード』とは、ダイアトニックスケール上の音で作れる7通りのコードのことです。

ダイアトニックスケールとは、各キー(C、D、Eなど)にあり、それぞれのキーの中でドレミファソラシドを鳴らす際に出す弦のポジション(指で押さえる位置)の総称となります。

そして、それぞれのキーのダイアトニックスケールにある音だけで作るコードを、ダイアトニックコードというのです。

ダイアトニックコードのメリットは、指の押さえる形を替えずに弦の上を左右にスライドさせるだけで、音のバランスを保ったまま、音の高低を変えられるという点にあります。

音楽理論を知っていれば、最初の形を作ることができるため、コードを1つ1つ覚えなくても、横にずらしていくだけで沢山のコードを弾くことができるので非常に便利です。

スケールについて知ろう

スケールとは、ギターの単音をつなげる時に、きちんと曲として聞こえるようにするための音程の高さのことを言います。

例えば、『ドレミファソラシド(Cメジャースケール)』が1番基本の形となりますが、ギターでは様々なポジション(指で押さえる位置)で、様々な高さの『ドレミファソラシド』を弾くことができるのです。

ですから、一度スケールの音程を覚えてしまえば、ギターソロでは様々な応用が可能で、最小限の移動だけで簡単にフレーズ(音のつながり)を弾くことが可能です。

スケールは1つ1つ覚えることも出来ますが、音楽理論を理解していると、理論的に音を組み合わせてスケールを構成する音を探すことができます。

音楽理論習得でギターがさらに楽しくなる

音楽理論を知っていれば、コードやスケールの音を理論的に組み合わせて作ることができるので、非常に便利です。

譜面を読む、また、耳で既にある曲をコピーする際にも役立ちますし、作曲する際にも、より沢山の音をすぐに作ることができるので、アイデアが浮かびやすくなります。

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