映画はタイトルに大きく影響される?タイトルにまつわる雑学を紹介

2019.06.27

映画を観るとき、その『タイトル』の意味を理解して観ていますか? 洋画の場合は、原題タイトルそのままでなく日本向けにアレンジされていることもあります。ここでは、映画のタイトルにまつわる雑学を紹介しましょう。

映画タイトルに込められた意味

映画タイトルは『映画に込められたメッセージ』をもとに名付けられています。ここでは、映画のタイトルにまつわる雑学をご紹介しましょう。

有名だけど意外と知らない?E.T.とは

名匠スティーブン・スピルバーグの名作SF『E.T.』は、幅広い年齢層に名が知られている作品です。本作のタイトルは『The Extra-Terrestrial』という言葉の略語から付けられています。

The Extra-Terrestrialは「The Extra(外の生物)」+「terrestrial(地球上の)」で宇宙人の意味です。

劇中に登場するE.Tというキャラクターの名前だと思っていた人も多いのではないでしょうか?実は『宇宙人』というダイレクトなネーミングがされています。

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シンプルに伝わる、君の名は。

新海誠監督の劇場用アニメーション映画『君の名は。』は、2016年に公開され世界中から高い評価を受けました。

田舎に暮らす少女・三葉と都会に暮らす少年・瀧の運命が『入れ替わり』によって奇妙かつ奇跡的に交錯します。伏線がちりばめられたストーリーは、さまざまな考察を生み多くの人を虜にしました。

そんな本作のタイトルは、新海誠監督が「これしかない」と直感で行きついたと語っています。

同名の先行作品があることを承知の上で、作品の方向性を決めるために重要だと考えてこのタイトルを付けたそうです。シンプルなこのタイトルは、作中のキーとなるセリフでもあります。

君の名は。

洋画には日本で邦題が付けられることが多い

洋画は、日本で公開される際に『原題から日本向けのタイトル』にアレンジされることがほとんどです。

日本向けに付けられたタイトルの中には『原題から直訳したものではない』ものもあります。こうしたタイトルが付けられる背景には、どのような思惑があるのでしょうか?

英語では伝わりにくいニュアンスを工夫

洋画のタイトルを日本向けにアレンジしたものが『邦題』です。この邦題の中には、外国語タイトルをそのまま直訳するのではなく『意訳・翻訳されたもの』も数多く存在します。

「現地のタイトルそのままで観たい」と思う人もいるかもしれません。この背景には、英語では伝わりにくい『ニュアンス』の問題があります。

例えば『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の原題の直訳は『気狂いマックス 怒りの道』です。『オデッセイ』は『火星人』と訳されます。

決して意味が伝わらないわけではないものの、そのままではダイレクトすぎるかもしれません。

どちらのタイトルも『英語ならではの言い回し』や『文化的な背景』などのニュアンスを伝えにくいため、邦画では日本語タイトルをつける際に工夫されています。

明日に向って撃て!の原題は?

1970年に公開された『明日に向って撃て!』は、実在した2人のアウトローをシニカル&ユーモアに描いた作品です。青春西部劇の傑作としても名高いでしょう。

そんな本作のタイトル『明日に向って撃て!』は、意訳されたものであり、原題は『Butch Cassidy and the Sundance Kid』です。

直訳すると『ブッチキャシディとサンダンスキッド』となりますが、これは主人公2人の名前をそのまま使っています。

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きみに読む物語は秀逸の名付けセンス

2005年公開の『きみに読む物語』では、過去と現代が交錯しながらも、一つの純愛をつづった恋愛物語です。

養護施設に入寮しているデュークは、アルツハイマー症で記憶を失っている老女に、ノートに書かれた『とある物語』を読み聞かせます。

その物語は、良家の子女と貧しい少年との間に生まれた純愛の物語でした。本作の原題は『The Notebook』で、直訳すると『ノートブック』を意味しています。

これは、デュークが老女に読んだノートを意味するものですが、日本語訳ではそこからさらに踏み込んで『きみに読む物語』と名付けています。

邦題のほうが、原題よりも本作が持つドラマチックさを体現できているような気がするのではないでしょうか。この秀逸なセンスが、本作の魅力を引き立てています。

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かっこいいタイトルロゴの映画一覧

映画タイトルは、タイトル名そのものはもちろん、それを表す『ロゴ』を含めてかっこいいものがたくさんあります。その中でも、特にクールな三つをご紹介しましょう。

マフィア抗争 ゴッドファーザー

マフィアの血なまぐさい世界を描いた『ゴッドファーザー』は、人生の美学や男らしさを学べる名作です。

本作といえば『操(あやつ)り人形の糸』をモチーフにしたロゴが印象的です。この糸は、マフィアとしての運命に翻弄されるコルレオーネ一族を表しているともいえるでしょう。

ロゴをよく見ると、糸で操られている部分の単語は『father(ファーザー)』です。もしかすると人々を操っていたファーザーもまた、運命に操られる1人の人間であるのかもしれません。

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殺し屋と少女の友情 レオン

『レオン(LEON)』は、ニューヨークを舞台に凄腕の殺し屋レオンと12歳の少女マチルダの凶暴な愛を描いています。

「大人になっても、人生はつらい?」や「私が欲しいのは愛か死よ」など数多くの名言を生み出した名作としても有名です。

そんな本作のロゴは、レオンとマチルダを背景に『LEON』と記されており、まるでファッション雑誌のようです。とてもシンプルなロゴですが、2人のクールな生きざまがよく表現されています。

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近未来アクション マトリックス

『マトリックス(THE MATRIX)』は、仮想現実空間を舞台に人類とコンピュータの戦いを描いたSFアクションです。

本作といえばキアヌ・リーブス演じる主人公のネオが、一直線に向かってくる弾丸をスローモーションで避けるシーンが印象的といえるでしょう。

マトリックスでは、劇中で漢字やひらがな、カタカナが滝のように流れ落ちてくるロゴも有名です。通称『マトリックスコード』とも呼ばれています。

時折半角カナや記号などの文字が混じっているのは『日本のPCでは縦書きでプログラミングしている』という冗談を信じた監督がそれを再現したためだといわれています。

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お気に入りの映画タイトルのカクテルが飲める

ここまでは、映画のタイトルに焦点を当ててきましたが、東京都渋谷区には映画のタイトルを伝えると作品をイメージしたカクテルを作ってくれるお店が存在します。

ここでは『映画好きなら一度は足を運んでほしい』おすすめのお店をご紹介します。

八月の鯨とは

渋谷のセンター街奥にあるバー『八月の鯨』では、映画のタイトルを伝えると、その作品の内容をイメージしたオリジナルのカクテルを作ってくれます。

メニューには映画のタイトルがズラリと並んでおり、そのラインナップは古典名作からマニアックな作品まで幅広くそろえられているのが魅力です。

メニューに記載されていない映画であっても『バーテンダーが観たことのある作品』ならオーダーできます。

映画好きと足を運ぶのはもちろん、バーカウンターにて映画好きなバーテンダーと映画トークに華を咲かせるのも楽しいお店です。

  • 店舗名:八月の鯨
  • 住所:東京都渋谷区宇田川町28-13 渋谷門ビルB1F
  • 電話番号:03-3476-7238
  • 営業時間:18:00~4:00

インテリアにも注目

照明が落とされたムーディーな店内には、さまざまなジャンルの映画のジャケットが飾られています。

まるで映画のワンシーンに登場しそうな店内で『映画にちなんだカクテル』を味わえば、非日常に訪れたかのような気分を味わえることでしょう。

作品を印象付ける映画タイトル

映画のタイトルは、作品のイメージを印象付ける上で大切な役割を持っています。

いままではタイトルをそこまで気していなかった人も、次回映画を観るときは「このタイトルの意味はなんだろう?」と思考を巡らせてみましょう。

いつもとは違う楽しみ方ができるかもしれません。

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