ティータイムのお供『スコーン』のカロリーや糖質はどれくらい?

2019.06.27

ティータイムのおともに最適なスイーツとして知られるスコーンですが、その歴史や作り方などをご存知でしょうか?スコーンをおいしく焼き上げるには、いくつかのポイントがあります。気になるレシピやアレンジ方法を紹介していきます。

まずは知っておきたいスコーンの基本

コンビニなどでもよく見かけるスコーンは、適度な甘みがおいしく腹持ちも良いお菓子です。そんなスコーンとは、一体どのようなお菓子なのでしょうか?まずは、名前の由来や似ている焼き菓子との違いについてまとめていきます。

スコットランド生まれのお菓子

ティータイムのお供にぴったりのお菓子であるスコーンは、1800年代後半、英国北部に位置するスコットランドで誕生したといわれています。

粗挽きの大麦を使って焼いたバノックというお菓子が起源とされていて、19世紀半ばに、オーブンやベーキングパウダーが普及することによって現在の形へと進化していきました。

世界的に有名なスイーツとして親しまれていますが、特に発祥の地であるスコットランドを含むイギリス全土では、メジャーなお菓子として食べられています。

英語sconeの由来

スコーンは、英語で表記すると『scone』と表すのですが、このような表記になった背景には、いくつかの説があります。

一つ目が、白いパンを意味するオランダ語のschoonbrootやドイツ語のsconbrotが語源となり、スコットランドでsconeに変化したという説です。

二つ目が、王の戴冠式に使われていたThe stone of sconeと呼ばれる椅子の土台に由来しているとする説です。スコーンの形も、この土台の形からきているとされています。

三つ目が、スコットランド語で『一口サイズ』を意味するSgonnからきているという説です。さまざまな説が挙げられていますが、どれが正しいかは判明していません。イギリスでは、Sconeの発音が『スコン』になることも多いようです。

ビスケットやマフィンとの違い

スコーンと似ているお菓子としてよく挙げられるのが『ビスケット』や『マフィン』です。これらのお菓子には、それぞれ微妙な違いがあります。

スコーンとビスケットはほぼ同じといわれていますが、ビスケットにはバターの代わりにショートニングを使うことが多く、牛乳の代わりにクリームを使ってクリームビスケットにすることもあるという点に違いがあります。

マフィンとスコーンにおいては、マフィンは、カップなどに入れてオーブンで焼くのが一般的である点です。スコーンに比べるとふっくらした食感に仕上がり、キノコのようなフォルムになるのが特徴です。

スコーンの楽しみ方

スコーンの基本的な特徴についてまとめてきましたが、実際はどのように食べられているのでしょうか?スコーンには、いくつかの楽しみ方があります。

ティータイムのおともとして楽しむ方法や、クリームやジャムをつけて食べるなど、いろいろな楽しみ方を見ていきましょう。

紅茶やコーヒーのおともに

スコーンは、イギリスなどでは紅茶やコーヒーのお供として楽しまれるケースが非常に多いです。その理由は、歴史的背景に由来しています。

18世紀のイギリスでは、家庭用のランプが普及したことにより、夕食の時間が遅い時間(21時頃)へと移行しました。

それに伴い、昼食と夕食の間が以前と比べて長くなり、軽食を取るという文化が生まれたのです。

その際に流行したのが『アフタヌーンティー』。特に貴族たちはこの習慣を好み、スコーンは、ティータイムを飾る一品として欠かせない存在になりました。

現在でもこの頃の風習が残っており、コーヒーや紅茶を嗜むティータイムには、スコーンやサンドイッチなどの軽食が用意されることが多いでしょう。

クリームとジャムを付けて食べる

クリームやジャムは、スコーンの本場では欠かせないトッピングとして知られています。スコーンは、作る際に砂糖を混ぜ込みますが、甘さが控えめに仕上がる特徴があります。

「少し甘みが足りない」と感じたときに活躍してくれるのが、クリームやジャムです。

スコットランドなどのカフェでは、クリームティーと呼ばれるメニューが一般的に広がっていますが、これは、紅茶にクリームを浮かべたものではなく『クリームとジャムを添えたスコーンと紅茶のセット』を指しています。

クロテッドクリームとは

スコーンのトッピングとして使われるクリームの中でも、とくに人気なのがクロテッドクリームです。このクリームは、イギリスの南西部・デヴォン州で200年以上も前から作られてきました。

脂肪分の高い牛乳を弱火で煮詰めたものを一晩冷まし、表面に固まる脂肪分を集めて作られています。脂肪分は60%程度で、バターよりは低く、生クリームよりは高いという特徴があります。

通常のクリームよりも濃厚な味わいを楽しめるのが魅力です。

スコーンはハワイでも人気?

スコットランドやイギリスなど、ヨーロッパ圏で生まれ親しまれているスコーンですが、近年は、南の島ハワイでも人気を集めています。

スコーンは、ハワイでどの程度知名度があり、どのような方法で親しまれているのでしょうか?ハワイにおけるスコーンの親しまれ方についてまとめていきます。

ロコの間でもスコーンは大人気

ハワイ生まれでハワイ育ちの人々のことを総称して「ロコ」と呼びますが、ロコの間でもスコーンは人気のお菓子として親しまれています。

中でもロコたちを釘付けにしている店舗が、スコーンを専門に扱っている『スコーンズ・ベーカリー』です。この店舗では、さまざまな材料を使ったスコーンを楽しめます。

シンプルなプレーンスコーンはもちろん、ホールウィート(全麦)やオートミールのようなヘルシーなものをはじめ、チョコレートチップやブルーベリーなど、11種類のスコーンを堪能できます。

値段帯も良心的で、レギュラーとミニサイズを選択できるため、いろいろな種類のスコーンを一度に楽しめるのも嬉しいポイントです。

ダイヤモンドヘッド マーケット&グリル

スコーンズ・ベーカリーと同様に、絶品スコーンが食べられるお店が『ダイヤモンドヘッド マーケット&グリル』です。名前の通り、ダイヤモンドヘッド付近に位置している店舗なので、観光客からも人気を集めている店舗です。

スコーンの種類は日替わりでいくつかありますが、毎日置いてあるブルーベリーやバナナ味は、常に人気を集めています。サイズ感は少し大きめでずっしりしているので、朝ごはんやランチにぴったりです。

スコーンのカロリー

お菓子として作られるスコーンですが、ずっしりとした食べ応えもあるため、朝食やランチなどでも食べられています。

スコーンを食べるときに気になるのがカロリーです。スコーンのカロリーはどのくらいなのでしょうか?気になるカロリー事情について見ていきましょう。

100gで約300kcalほど

スコーンのカロリーは、100gで約300kcalほどだといわれています。平均的な大きさのプレーンタイプでもこのカロリーなので、数値は少し高めだといえるでしょう。

ほかのスイーツと比べてみると、例えば、ホットケーキは1枚261kcal前後、チーズケーキだと1切れ364kcalほどです。だいたい同じくらいですが、ダイエットの際には気をつけたい一品といえます。

サイズを小さくしたり、バターの代わりにヘルシーなオイルを使用したりするなどして、カロリーを減らす工夫をするのも一つの方法です。

スコーンの糖質

ダイエットの際に気になるのが糖質です。スコーンの材料には、主に小麦粉・バター・牛乳・砂糖・ベーキングパウダーなどが使われます。

シンプルな材料ではありますが、甘みを出すためにバターと砂糖を多めに使用するため、カロリーや糖質が高くなってしまいます。スコーン1個あたりの糖質は、おおよそ20gから30gといわれています。

ほかのスイーツに比べると糖質は比較的低い数値ですが、チョコレートなどがトッピングされているものだと一気に数値が上がります。気になるときは、材料に使われているものをしっかり確認するといいでしょう。

ヘルシー材料でカロリーオフも可能

スコーンのカロリーは比較的高いことがわかりましたが、手作りであれば、カロリーを減らしたものを作ることができます。

先ほど紹介したように、スコーンのカロリーが高くなる原因は、バターと砂糖を多めに使用しているという点にあります。この二つの材料を減らして作れば、カロリーと糖質をおさえたスコーンを作れるというわけです。

しかし、極端に減らしすぎると、うまく焼き上がらなかったり味が悪くなったりするので、加減には注意が必要です。

スコーンの作り方

スコーンのカロリーや糖質についてまとめてきましたが、今度は、スコーンの作り方について紹介していきます。イギリスやスコットランドでは、スコーンを自宅で焼き上げます。本場で作られている方法と同じレシピを紹介するので、参考にしてみましょう。

必要な材料

直径6cmのスコーン5個分のレシピをまとめていきます。

材料は以下のとおりです。

  1. 薄力粉 260g
  2. 塩 4g
  3. ベーキングパウダー 8g
  4. グラニュー糖 15g
  5. バター 50g
  6. 牛乳 60g
  7. プレーンヨーグルト 30g
  8. 卵 50g
  9. 牛乳 20g

糖質を気にする際は、バターとグラニュー糖の量を調整するか、カロリーが高くないバターを使用するといいでしょう。

作る前の下準備

スコーンを作る前にやっておきたい下準備は二つあります。一つ目が、薄力粉にふるいをかけておくことで、二つ目が、オーブンを190℃に温めておくことです。

薄力粉をふるっておく理由は、ほかの材料と混ぜ合わせるときにダマにならないようにするためです。この下準備を行っておくことで、生地を均等に焼き上げることができます。

二つ目が、オーブンを190℃に温めておくことです。オーブンは、温まるまでに少し時間がかかります。事前に温めておかないと、焼きあがるまでの時間に誤差が生じる可能性があるので注意しましょう。

基本の作り方

早速、スコーンの基本的な作り方を見ていきましょう。

  1. フードプロセッサーに小麦粉、バター、グラニュー糖、塩、ベーキングパウダーを入れ、全体が黄色くなるまで混ぜ合わせます。
  2. そこに、溶き卵と牛乳、プレーンヨーグルトを入れて、少し粉気が残る程度にさらに混ぜます。
  3. 作業台に混ぜ合わせたものを移し、粉気がなくなるまでまとめて、手で潰すように4cmほどの厚さに伸ばします。
  4. 抜き型で抜いたあと、ハケで表面に牛乳を塗りオーブン用の紙をしいた天板の上に並べていきます。
  5. 温めておいたオーブンで20分ほど焼いたら完成です。

スコーン作りのポイント

スコーンの基本的なレシピや作り方について見てきたところで、よりおいしく仕上げるためのポイントについてもおさえておきましょう。

スコーンをおいしく作るためには、知っておきたいポイントがいくつかあります。スコーン作りのポイントについてまとめていくので、合わせてチェックしていきましょう。

生地を冷やしておく

スコーンをオーブンで焼いていると、焼いているうちに天板の上で生地が広がってしまうことがあります。生地が広がってしまうと、スコーンの特徴である立体的な形に仕上がりません。

生地が広がってしまったときは、生地がゆるすぎるということが原因として考えられます。生地が広がらないようにするためにも、事前に冷蔵庫などで冷やしておくとうまく焼き上がります。

また、生地を冷やすと生地中のバターを固めることもできるため、脂っこい味になるのも防ぐことができます。

生地の水分量には気をつけよう

焼きあがったスコーンの生地が簡単に崩れてしまうものになったら、生地の水分量が足りていない、もしくは、粉が多すぎる可能性があります。

水分が多すぎても生地が緩くなって味が引き締まりませんが、極端に少なすぎると、パサパサした食感に仕上がってしまいます。しっとりとした食感に仕上げるためにも、生地の水分量には十分気をつけましょう。

天板に並べるときはくっつけない

天板に生地を並べるときには、くっつけず、間隔をあけて並べるようにしましょう。均等に感覚をあけて並べることによって、全方向から熱が加わるようになるためうまく焼き上がります。

また、万が一生地が広がってしまっても、間隔を開けておけばくっついてしまう心配がありません。焼き上がりや作業のしやすさを考慮して、天板に並べるときには余分にスペースを確保しておくとよいでしょう。

ホットケーキミックスを使えば簡単調理

スコーンの生地を作るには、薄力粉やベーキングパウダーなど、いくつかの材料が必要になります。しかし、これらの材料を使わなくてもスコーンを作れるのが『ホットケーキミックス』です。

ホットケーキミックスは、その名の通りホットケーキを作るための材料ですが、バターを混ぜ合わせてオーブンで焼くことにより、スコーンとして楽しむこともできます。

いろいろな材料を集めずに作れるお手軽なレシピなので、手軽にスコーンを楽しみたいときはホットケーキミックスを使ってみるとよいでしょう。

スコーンの人気アレンジレシピ

スコーンを使ったアレンジレシピは多数誕生しています。中でも人気のレシピをまとめていくので、早速、見ていきましょう。

チョコレートで作るチョコスコーン

基本的なスコーンのレシピにチョコレートを混ぜて作るのが『チョコスコーン』です。板状のチョコレートを細かく刻み、生地を作る段階で混ぜ合わせます。

チョコレートの甘みが広がるため、プレーンタイプだと少し物足りないという人にぴったりのアレンジレシピです。

抹茶を入れて和風を楽しむ

薄力粉とベーキングパウダーを混ぜる段階で一緒に抹茶や抹茶パウダーを加えれば、和風の香りと味を楽しめる抹茶スコーンができあがります。

抹茶スコーンをとことん和風に仕上げたいときは、あずきを一緒に使うのも効果的です。生地に混ぜ込んで焼くのも良し、あとのせで楽しむも良しなので、自分の好きな方で楽しむといいでしょう。

見た目も、抹茶の緑色に仕上がるため、いつものスコーンに飽きてしまった人にぴったりのスコーンです。

シナモンで簡単にピリッと大人なスコーン

生地を作るときに、シナモンとジンジャーのパウダーを混ぜれば、少し大人なシナモンスコーンが完成します。ピリッとした香辛料独特の風味にジンジャーの香りも加わることで、甘みをおさえつつ、風味も楽しめるスコーンです。 シナモンやジンジャーは柑橘系のフルーツとの相性も抜群です。レモンピールやオレンジピールを生地と一緒に混ぜ合わせれば、フルーティーな酸味も一緒に楽しめます。

スコーンで優雅なティータイムを

ヨーロッパでは一般的に親しまれているスコーンは、ティータイムにぴったりのスイーツです。いろいろなアレンジ方法があるので、自分にぴったりのスコーンで優雅なティータイムを楽しみましょう。

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