釣りと潮位の関係を解説。潮位を知れば狙い目とタイミングがわかる!

2019.06.26

潮位を知ることで、釣果をより上げることができるようになるでしょう。ここでは潮についての知っておきたい用語から、潮の動きによるプランクトンや魚の動きと狙うタイミングまで解説するので、ランクアップした釣りを楽しむための参考にしてみてください。

潮位とは

釣りと潮位には、密接な関係があるのをご存知でしょうか?まずは『潮位とは何か』『潮位のチェックはどうすれば良いか』という点から解説します。

潮位や潮汐の意味

潮位は、海の水位のことです。潮位は『約半日の周期』でゆっくりと上下に変化しており、この現象のことは『潮汐(ちょうせき)』と言われます。

潮汐は、月が地球に及ぼす『引力』と、月と地球で共通した重心の周りを回転することで生じる『遠心力』を合わせた、『起潮力(きちょうりょく)』で引き起こされる現象です。地球と太陽との間でも、同様の理由で小さい起潮力を持っているため潮汐を引き起こしています。

起潮力は、地球を引き伸ばすように働くので『潮位の高いところが2点、低いところが2点』できます。高いところが満潮、低いところが干潮です。その状態のまま『1日に1回、地球は自転する』ので、1日に干潮と満潮をそれぞれ2回迎えます。

また、月も地球の周りを公転しているため、満潮と干潮の時刻は毎日約50分ずつズレていくのです。このズレと一緒に、満潮時と干潮時の潮位などにも差がでます。

これが潮位と潮汐と呼ばれるものです。

地域ごとの潮位はここでチェック

では、地域ごとの潮位はどのようにチェックしたら良いのでしょうか。月と地球の関係で起きているからといっても、月と地球の状態を調べることは簡単ではありません。

そこで活用したいのが潮位表です。潮位表は、月や太陽の起潮力によって起こる変化を長期に渡って高精度で集められたデータから解析することで、高い精度で予測されています。

海上保安庁のサイトでリアルタイム公開

リアルタイムで最新の潮位情報を確認するなら、海上保安庁のウェブサイトが提供している『リアルタイム潮位データ』が便利です。10分ごとに情報を更新し、潮位観測情報から潮汐推算港図まで公開しています。

自分の住んでいる地方を選び、地域ごとの潮位をチェックするのに役立ててみましょう。

海上保安庁ー潮位観測情報、潮汐、リアルタイム

潮位に関して知っておきたいこと

釣りに潮位を活かすためにも、知っておきたいことをチェックしておきましょう。必ずしも規則的ではないからこそ、釣りに役立てるには知識が必要です。

地域によって干満に差がある

潮の干満は、地域によって時間や潮位が異なります。

例えば、日本海の場合、月や太陽の影響によって海水が盛り上がろうとしても『日本海の入り口が狭く浅い』ので海水が集積しにくいことから干満差が30cm程度で収まっています。

このことから、地域によって異なるのは『地形的な要素が大きく関係している』ことがわかります。地形によっては干満差が4mを超えるところもあるため、満潮と干潮の差が地域で全て同じにはならないのです。

潮のデータの見方は?用語を知ろう

潮のデータを見るためにも、用語を覚えておくことが大切です。以下は潮のデータで良く使う用語の一覧なので参考にしてみてください。

  • 高潮、満潮・・・海面の潮位が最高になったとき
  • 低潮、干潮・・・海面の潮位が最低になったとき
  • 上げ潮、漲潮(ちょうちょう)・・・海面が上昇しつつある間のこと(低潮から高潮まで)
  • 下げ潮、落潮(らくちょう)・・・海面が下降しつつある間のこと(高潮から低潮まで)
  • 停潮・・・高潮・低潮の前後で極めて緩やかに、潮が動き停まっているように見えること
  • 日潮不等・・・潮の高さや時間に差がでること
  • 潮差、半潮差、平均潮差・・・高潮と低潮の差を潮差、その半分を半潮差、長期の観測の結果の平均を平均潮差と呼ぶ

上記は数多くある用語の1部です。よく使われる用語なので覚えておきましょう。

安全の為にも潮位の確認は必須

潮位は、安全のためにも確認が必要なものです。例えば、船舶の運航にとって『潮がどこまで上がるのか』は重要な情報です。そのため、高潮の高さを特別に潮升(ちょうちょう)と呼び、特に大潮のときには大潮升、小潮のときは小潮升と呼んでいます。

潮位は、ある程度の幅の目安が出ており、通常それ以上水深が浅くならない状態の『最低水面』よりも基本的には低くなりません。しかし、ときどきこの最低水面よりも浅くなる『マイナス潮位』と呼ばれる現象が起きてしまいます。

マイナス潮位では、いつもなら乗り上げないで通過できる浅瀬や暗礁がより浅くなるので『事故の危険性』が増してしまいます。このことからも安全のために潮位の確認は大切なのです。

釣りと潮位の関係

次は、安全のためにも必要な潮位の情報と釣りの関係についてチェックしていきましょう。潮の動きは、水中で生きる生物の動きにも大きく影響していることから『釣り』とも密接な関係があります。

潮が動き始めると、プランクトンも移動

潮が動き始めると、潮の流れに合わせて魚の餌となるプランクトンも移動します。プランクトンを追いかけるように魚も活性化して移動していくため、潮の流れに合わせて釣りのポイントも変わってくるのです。

また、プランクトンの動きに合わせて撒き餌などを活用し、プランクトンと一緒に疑似餌に食いつかせる釣り方もあります。

このように、潮の流れに合わせて、最適な釣り方や仕掛けを選択したり、狙う獲物を考えたりすることができるのです。

どの潮位が良く釣れるのか

どの潮位がよく釣れるのかについては、実際の潮位や地形などによって差が出てくるのが事実です。ですが、一般的には『潮の変わり目がチャンス』と言われています。

潮の動き始めや、止まりかけの潮の変わり目は、プランクトンの動きも活発になり、魚も活性化して良く釣れるのです。

このことから、潮の動きが小さく潮止まりが1回しかない日は必然的に良く釣れるタイミングが減ってしまいます。潮位のチェックは、このタイミングを見逃さないためにも癖にしておきたいポイントです。

カレイ釣りはいつがチャンス?

例えば、潮の流れを考えてカレイ釣りを楽しむとします。潮の変わり目は、プランクトンの動きも活発なことから『カレイが口を使うチャンスタイム』と言えるのです。この傾向は、干満差が小さい日本海では比較的長く続きます。

潮の動きが小さくても、わずかに潮が動けばカレイは活性化するため『カレイ釣り』には絶好のチャンスです。タイミングを見逃さず、潮止まりの前後を1回は攻められるように時間を用意するなどの工夫がおすすめされています。

このように、カレイ釣りでも潮で釣りの内容が変わってくるので『潮位などの情報』は欠かさずチェックする人が多いのです。

細かいエリアごとの釣り時間がわかるサイト

最後に、細かいエリアごとの釣り時間がわかるサイトの『釣割(ちょうわり)』を紹介します。潮汐や天気データを確認できるので釣りに活かしてみましょう。

潮情報や釣りやすさを分かりやすく表示

釣割では、潮情報や釣りやすさを独自の表示や、指数によってチェックできます。

例えば、潮汐表では、星の数によって釣れやすさが表されており『数が多いほど爆釣』していることを表しています。時間帯の潮の流れもわかるので、釣りをするタイミングにピッタリな時間帯を狙って足を運ぶためにも使ってみましょう。

タイドグラフのアプリも便利

釣割から提供されているアプリでも、潮情報などをチェックできます。また、アプリ版では、タイドグラフと一緒に、魚の釣れやすさを示す独自の指数も表示しているため、どのタイミングが1番良いのかがひと目でチェックできるのもポイントです。

シンプルで操作感もスムーズなので、潮の情報を調べるツールとして役立ててみましょう。

タイドグラフ -iPhone

タイドグラフ(釣り、サーフィン、ダイビング、潮汐表、潮時表)- Android

釣りに出かける前に潮位を見ておこう

釣りに出かける前に潮位を見ておくことで、その日の釣りの計画をより立てやすくなるでしょう。『釣れやすさ』や『釣れるタイミング』を考えるきっかけにもできます。狙っている魚を釣り上げるのに、潮位の情報を活用してみてはいかがでしょうか?

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