ダーツの高さや距離は決められている。高さやスローラインの位置とは

2019.06.26

自宅にダーツマシンを設置するときは、スペースの確保はもちろん、高さや投げる距離を正確に計測する必要があります。公式ルールと同じ仕様で設置することで、練習の成果を対戦に活かすことができます。ダーツの設置方法について、基本知識と注意点を解説します。

ダーツ設置に必要なスペースとは

ダーツを快適にプレイするための設置面積は、マシンの大きさと高さ、ダーツを投げる距離、プレイスペースまで含めて計算して求める必要があります。

設置面積の計算方法と、マシンの大きさがスペースに与える影響についてみていきましょう。

ダーツマシンを置く場合は約2坪が必要

ゲームセンターやダーツショップに置いてあるような本格的なダーツマシンを設置する場合は、2坪(約6.6平方メートル)ほどの縦長のスペースを用意しなければなりません。

とくに奥行は、ボードからスローライン(ダーツを投げるときに立つ位置)までの距離にマシンの厚みとライン後方に設けるプレイスペースをプラスするので、約3.5mと長くなります。

横幅はマシンの大きさで若干変わりますが、両端から左右0.5mずつをプレイスペースとして空けるなら、1.8mほど必要になります。

マシンの高さは2~2.4mなので、天井の高さは2.5m以上あれば大丈夫です。

ダーツボードやマシンの大きさ

設置スペースの面積や高さは、ダーツボードやマシンの種類によって多少変わります。横幅や高さについては影響が少ないのですが、注意したいのが奥行です。

スローラインの長さは壁からの距離ではなく、ボードからの距離なので、マシンに厚みがあるとそれだけ奥行が必要になります。

また、スローラインの後ろのプレイスペースが狭すぎると投げにくくなってしまうので、こちらもゆとりを持たせておくようにしましょう。

ダーツ位置の公式ルールとは

ダーツの設置については、公式ルールで決められている項目が2点あります。床からボードの中心までの高さと、ボードの真下からスローラインまでの距離です。

自宅で練習するときも、この2点は正確に測って必ず守るようにしましょう。公式ルールと同じ条件で練習することで、どこでプレイしても狙いがずれることなく安定したスコアを出すことができます。

それぞれのルールについて詳しくみていきましょう。

ブルから地面までの高さ

ブルとは、ダーツボードの中心部分のことです。公式ルールでは、ダーツボードの大きさに関わらず、地面からブルまでの高さは173cm、車椅子の方は133cmと決められています。

スローラインの位置と角度

ボードからスローラインまでの距離は、ボードの真下の地面からスローラインのボード側の端までとなります。ソフトダーツとハードダーツではボードの大きさが違うため、距離も少し違います。

スローラインを測る前に、ボードの種類を必ず確認してくださいね。どちらの場合もラインの長さは61cm以上必要で、角度はボード面と平行になるようにします。

また、足でスローラインを確認できるように、『Oche(オキ)』という仕切り板を置くこともできます。こちらも高さ3.8cm以上、長さ61cm以上という決まりがあります。床にスローラインを引くのが難しい場合は、Ocheを使うと便利ですね。

ソフトダーツの設置位置

ダーツにはソフトとハード、2種類のボードがあり、大きさや材質が違います。ボード面積が大きく、プラスチック製のものがソフトダーツです。

現在はソフトダーツが主流となっていて、ゲームセンターやダーツショップに置いてあるマシンも、ほとんどがソフトダーツとなっています。このため店と同じ環境で練習したいなら、ソフトダーツを設置することをおすすめします。

ただしダーツマシンの場合は、ボード部分が本体の内側に埋め込まれているため、ボードの真下がどこにあるのか、よくわかりません。自宅でスローラインの距離を測るための目安がメーカーから公表されているので確認しておきましょう。

スローラインからの距離と斜めの距離

ソフトダーツの場合、ボードの真下からスローラインまでの距離は244cmと決められています。ブルから地面までは173cmなので、ブルからスローラインまでを斜めに結んだ距離は、約299cmとなります。

ダーツライブの機種ごとの距離

ダーツライブでは、ステップ(マシンの下部にある一番前に出ている部分)からスローラインまでの距離を、機種ごとに公開しています。

これならボードの真下がわからなくても、正確な位置に置くことができますね。主な3機種について紹介しておきます。

  • DARTSLIVE2 EX:約211cm
  • DARTSLIVE2 DX:約212cm
  • DARTSLIVE2 CVT-KIT:約206cm

フェニックスの機種ごとの距離

フェニックスの場合は、壁からスローラインまでの距離が公開されています。主な2機種を紹介します。

  • VSPHOENIX S:約249mm
  • VSPHOENIX:約257mm

ハードダーツの場合

ハードダーツでは、ソフトダーツのボードよりも少し小さい麻製のボードを使用します。店で見かけることはほとんどありませんが、音が静かなことやボード面積が小さく設置場所を取らないことから、自宅用として人気があります。

ボードの大きさには種類がある

ダーツボードの大きさは、公式にはソフトは15.5インチ(約39.4cm)、ハードは13.2インチ(約33.5cm)となっています。

しかし、プラスチック製のソフトボードに比べると、ハードボードは音が静かで夜でも騒音を気にせず練習できるため、ソフトダーツの練習用にハードボードを使うという方が増えていて、最近ではソフトダーツと同じ大きさのボードも販売されています。

ハードダーツとスローラインまでの距離

ハードダーツでは、ボードからスローラインまでの距離は237cmと決められています。ボードが小さい分、距離も短くなっています。

ただしソフトダーツと同じサイズのボードを使う場合は、スローラインまでの距離を244cmにしておかないと意味がありません。ハードのボードを買うときは、サイズをよく確認しておきましょう。

家庭用ボードの設置方法と距離の測り方

最後に、家庭用のダーツボードを設置する手順と注意点をみていきましょう。ダーツは一度取り付けてしまうと、あとから場所を移動させるのは大変なので、高さや距離は正確に測ることが大切です。

壁に穴を開けずに設置する方法や、家族や近隣に迷惑をかけないためのポイントについても紹介します。

メジャーを使って測る

ダーツはボードの高さや位置が少しでも変わると、同じ投げ方をしていても結果が大きく変わってきます。店で練習の成果を出すためにも、床からブルまでの高さとスローラインの距離は、メジャーを使って正確に測りましょう。

とくにスローラインは2m以上あるので、誰かに手伝ってもらうなどして、曲がったりずれたりしないように注意してください。地面からブルまでの高さは、あらかじめ壁に印を付けておくとわかりやすくなります。

位置はブルから印を付けていくとスムーズ

まずボードを取り付ける壁の、床から173cmの場所に目印をつけます。跡が残らないように、マスキングテープなどを使うとよいでしょう。

ソフトダーツのボードには、裏に取り付け用の穴が2カ所あるので、ブルから穴までの長さを測っておきます。

そして壁の目印からブルと穴の距離と同じ長さを測って目印をつけ、取り付け用ネジを、頭を5mmほど出した状態で差し込みます。ネジの頭の部分に、ボード裏の穴を引っ掛ければ完了です。

ハードダーツの場合は、壁につけた目印の位置に取り付け用金具の片方をネジで止め、ボードの裏側のブルの位置に、もう一方の金具を止めます。そして両方の金具を合わせれば、正しい位置に取り付けができます。

ダーツスタンドやブラケットが便利

賃貸住宅などに住んでいて壁に穴をあけたくないときや、穴をあけられる壁がない場合は、ダーツボード専用のスタンドが便利です。あらかじめブルの位置が173cmに来るように設計されているので、スローラインを測るだけで簡単に設置できます。

置く場所に困らない方なら安定感のある据え置き型、部屋が狭い方には突っ張り棒タイプがおすすめです。ほかにも移動が楽なキャスター付きや、カメラの三脚を大きくしたようなものなど、さまざまな種類があります。

また、ボードに付属のネジだけでは上手く付けられない方には、専用のブラケットもあります。ブルの位置にブラケットの穴を合わせて止めておくだけで、ボードを正確に取り付けることができます。

音や環境に注意して設置しよう

自宅にダーツを設置するときは、周囲の環境に配慮が必要です。とくにソフトダーツの場合、ボードもダーツの先端もプラスチックなので、当たったときに結構大きな音がします。

賑やかな店にいるときは気にならなくても、静かな住宅ではうるさく感じられるでしょう。音が気になるときは静音設計のボードや、ハードダーツのボードがおすすめです。

また、初心者の方はダーツがボードに当たらずに、壁に当たって床に落ちることが多くなります。壁や床が傷つきますし、建物の構造によっては隣の部屋や下の階の住人に迷惑をかけてしまいます。保護ボードや音を吸収するマットを使うなどの対策が必要です。

また、同居家族がいる場合は、投げたダーツが当たったり、テイクバックの腕がぶつかったりしないように注意して練習してください。

ソフトとハードでは微妙に異なる

ダーツボードの設置方法は、ソフトとハードで多少異なります。しかしどちらもブルの高さとスローラインの長さに気をつけていれば、それほど難しくはありません。

ボードを正しい位置に設置することで、店と同じ環境を作ることができ、思う存分練習ができます。友人を招いて自宅で対戦することも夢ではありません。

お気に入りのマシンやボードを設置して、ダーツの腕を磨いてくださいね。

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