小説を書く上でのネタの探し方。ネタ帳の書き方や便利なアプリも紹介

2018.08.30

小説を書きたいと思っても、ネタ探しがはかどらなくて困っている人も多いのではないでしょうか。ネタ探しの方法やネタ帳の使い方、ネタをメモするのに便利なアプリなどを知って、自分のアイデアを小説として形にしていきましょう。

ネタ探しの時におすすめする行動

小説を書きたいと思っても、都合よくネタが浮かんでこないこともあるでしょう。しかし、テーマや題材などのアイデアが全くないと小説を書き始めることはできません。

ネタ探しに詰まったときは、以下の3つの方法を試してみましょう。

いろいろな本を読む

まずおすすめするのが、いろいろな本を読むことです。さまざまな作家やテーマの本に触れることで、自分がどんな小説を書きたいのかが見えてきます。

小説を書くためにたくさんの小説を読むのは基本ではありますが、小説以外の本を読むのもおすすめです。

歴史書を読んでいるうちに仮想戦記を書きたくなるかもしれませんし、宇宙工学の本を読むことでSF作品を書き始める人もいます。とにかく好きな本を読むことが、ネタ探しの王道です。

好きな作品を分析する

自分の好きな作品を読んで、インスピレーションをもらうのもいいでしょう。しかし読んだところで『おもしろかった』という感想だけで終わってしまっては、ネタ探しになりません。

たくさんの本を読み、そのなかでも特に好きな作品を分析していきましょう。どの部分に自分が惹かれたのか、どういうシーンで面白いと思ったのか、どういうキャラクターが物語を動かしているのかなどを分析して、書き留めていくのです。

アマゾンのレビューや本のレビューサイトから、他の人がどのようにこの作品を受けとめたのかを調べ、どういう本のどんな要素が多くの人にウケているのかを研究するのもおすすめです。

思いきって旅行してみる

それでもネタが思い浮かばない場合は、思い切って旅行に行ってみるのもおすすめです。旅行すると普段と違った非日常的な体験ができます。それによって、いつもなら思い浮かばないアイデアが思い浮かぶかもしれません。

また、旅行中に出会った人や目にした風景を題材に小説を書くこともできます。刺激が少ない毎日を送っていると、目新しいアイデアが浮かびにくいものです。そんなときは、ネタ探しの旅行に行ってみましょう。

ジャンル別 ネタになりそうな資料

すでに書きたいジャンルがおぼろげに決まっているのであれば、そのジャンルのネタ探しにぴったりな資料を手にとってみてください。予備知識を蓄えることで、ぼんやりとしたネタが具体化されやすくなります。

また、いざ小説を書くというときに、リアリティのある描写が書けるようになるでしょう。

ファンタジーなら中世や北欧神話

ファンタジー小説を書きたいのであれば、中世の歴史や文化、北欧神話などを一通り知っておくといいでしょう。

ファンタジー小説といってもさまざまですが、中世ヨーロッパを舞台にした作品が多くあります。当時の生活環境、例えばファッションや日々の家庭料理などを調べるだけで、いろんなアイデアが思い浮かぶでしょう。

また、北欧神話は、ギリシャ神話や日本書紀などに比べあまり身近な印象はないかもしれません。しかし、ファンタジー小説執筆の際に役立ちそうな物語や考え方が詰まっているので、1度読むことをおすすめします。

おすすめの資料は『ファンタジー資料集成 幻獣&武装事典』です。ファンタジーに登場する道具やモンスターなどに関する歴史を、項目別にくわしく学べます。

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ミステリー小説に必要なのは警察の知識?

ミステリー小説を書きたいのであれば、警察の知識は必要不可欠です。どのような階級があり、それぞれどんな役割を担っているのかなど、知っておいた方がいいでしょう。

最初から難しい本を読むのは大変だと思う人は、ミステリー小説を読んだり警察をテーマとしたドラマや映画を見たりすることから始めるのもおすすめです。

また、法医学の勉強も役に立ちます。法医学では、法的な必要性のために遺体を調べ、死因などを分析します。ミステリーものでよくある死後硬直や死斑などから、さまざまなことを明らかにしていくのです。

『死体入門』という本が、わかりやすく法医学を解説しているのでおすすめです。

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恋愛小説には感情や風景描写

恋愛小説は他のジャンルよりも、予備知識なしで書きやすいジャンルといえます。

しかしそのぶん、読者が物語の世界に入り込むための丁寧な感情や風景描写が大切です。恋愛小説を書くのであれば、そういった描写が上手くできるようになったほうがいいでしょう。

そのための資料としておすすめなのが、『感情類語辞典』という、感情表現に特化した辞典です。

他にも『場面設定類語辞典』というのもあり、場面ごとにリアリティを出すためのヒントが詰まっています。ただしこれらの本の著者はともに外国人なので、日本とはやや違った場面設定に注意が必要です。

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ネタ帳の必要性

小説のネタを整理するときに、ネタ帳を使っている人も多いでしょう。「ネタ帳なんか必要ない」という人もいますが、アイデアというのはふと思いついてすぐに頭の中で消えてしまうこともよくあります。

せっかく思いついたネタを忘れてしまわないように、また後日整理しやすいように、ネタ帳を作っておくことをおすすめします。

思いついたらとにかく書き留める

ネタ帳の基本的な使い方は、思いついたものをとにかく全て書き留めていくことです。キャラクターの名前やストーリーの展開はもちろん、なんとなく思いついた1文やセリフなどでも構いません。

自分の頭の中で思いついたものはもちろん、日常生活で目や耳にしたことのなかで、印象的だったことなども書き留めていきます。

そのときは「本当に小説に使えるのだろうか」と思っていても、後日見てみると思わぬところで役に立つことがあるかもしれません。

ネタ帳の書き方

ネタ帳を書くときのポイントは、あくまでアイデアを簡潔に書き留めておくことです。思いついたことを詳細に書くよりも、箇条書きでメモしておいて、見直したときにすぐにわかるようにしておく方が便利です。

また、メモ帳を使うのであれば、1ページに1つのアイデアを書くようにしましょう。そうすることによって、ページを切り離して並び替えたり、発生したアイデアを補足として書き込みやすくなったりします。

自分の得意分野が分かる

ネタ帳を使うメリットは、思い浮かんだネタの度忘れを防ぐだけではありません。ネタ帳にアイデアを詰め込んでいくと、自分の得意分野がわかるようになってきます。

書き込んだものを並べると、自分がどんなことに関心を持っていて、どんな方向性の小説を書いていきたいのかが、ぼんやりと分かってきます。

ミステリーを書きたいと思っていても、書きこんだネタはファンタジーに向いているということもあります。自分自身を客観視するためにも、ネタ帳はとても便利なのです。

ネタ帳に使える便利アプリ

普段メモ帳やペンを持ち歩いていない人にとって、ネタ帳を作るのはややハードルが高く感じるかもしれません。

そんな人は、ネタ帳にも使える便利なメモアプリを利用して、アイデアを整理してみてはいかがでしょうか。

Writer

その名の通り、小説を書く人に向けたシンプルなAndroid用アプリが、『Writer』です。いろいろと面倒な設定をする必要がなく、ただ文章を書くことだけに特化しています。

専用のマークダウン方式があり、記号を使うことで、簡単に見出しをつけたり太字にしたりすることもできます。

思いついたことをメモするのはもちろん、電車での移動中やちょっとした隙間時間に小説を書いていきたい人にとって、とても便利なアプリです。

Evernote

ネタ帳に限らず、多くの人が使っているクラウドサービスが『Evernote』です。Evernoteの特徴は、検索ができることです。

例えば『山田太郎』というキャラクターについてのアイデアを見返したいときは、『山田太郎』と検索すれば、『山田太郎』が含まれているノートをすべて見ることができます。たくさんのアイデアを管理する時にとても便利な機能です。

また、1度保存しておいて後でタグをつけて整理したり、ノートをノートブックとしてまとめたりすることも可能です。

Simple Mind

『Simple Mind』は、マインドマップを作るときに使えるアプリです。マインドマップとは、中心に1つの単語を置き、そこから枝分かれするように連想する単語をどんどん繋げていく思考整理の方法です。

頭の中が整理できるうえ、イメージが膨らみやすいので、最近では教育法としても注目されています。

このアプリでは、簡単にマインドマップを作れるうえ、デザインや色を設定できるので、自分が使いやすいようにカスタムできます。

また、マインドマップにするとどの部分に関して自分がたくさんのアイデアを持っているのか、どの部分の知識が足りないのかなどを、視覚的に理解しやすくなります。

それでもネタ切れでお困りの人は

さまざまな試行錯誤をしても、どうしてもネタが思いつかないこともあります。そんなときは、自動的にアイデアのヒントを作ってくれる『アイデアメーカー』を使うのも1つの方法です。

アイデアメーカーは、あくまでアイデアのヒントを提案するだけですから、盗用には当たらないのでご安心ください。

ランダムでネタが出る即席アイデアメーカー

おすすめなのが、ランダムでネタが出る『即席アイデアメーカー』です。このサイトでは、性質と人物と場所の3つを組み合わせたネタを、ランダムに表示してくれます。

例えば、『ヤンデレの棋士が金融街にいる』『恨みがましい警備員が船の甲板にいる』など、自動でランダムに作成されるので普段なら思いつかないようなキャラクターや舞台設定が出来上がります。

即席アイデアメーカー

小説を書き始めるならまずネタ探しから

小説を書き始めるときにまず必要なのは、ネタです。しかし、都合よくいつもネタが思い浮かぶとは限りません。

そんなときはネタ探しの方法を試し、ネタ帳をフルに活用して、自分がどんな小説を書きたいのか考えて具体化していきましょう。

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