卓球テクニックの上達練習法とは?技ごとにコツを解説

2019.06.24

趣味で卓球を始めてみたものの、なかなか上達せずに苦労している人は意外と多いのです。シンプルに見えて実は奥が深い卓球は、いくつかのポイントを押さえて練習することが大切です。基本的なラケットの持ち方やラリーを続けるためのコツなどを紹介します。

卓球のラケットの持ち方は2種類

卓球のラケットの持ち方は、「シェイクハンド」と「ペンホルダー」の2種類に大きく分けられます。それぞれの持ち方や特徴について見ていきましょう。

主流なのはシェイクハンド

シェイクハンドとは、ラケットの表面に親指を、裏面に人差し指を添えて、グリップ部分を中指・薬指・小指で握る持ち方のことをいいます。ラケットを握る手の形が握手をしているように見えることから、その名がつきました。

シェイクハンドのポイントは、人差し指を伸ばし、ラケットの裏面を支えながら、グリップを軽く握ることです。こうすることでラケットが安定し、適度な力加減で球を打ち返せるようになります。

昔流行ったペンホルダー

ペンホルダーとは、親指と人差し指で表側のグリップを囲い込むようにして持ち、残りの指3本でラケット裏面を支える持ち方をいいます。その名のとおり、ペンを握るような手の形になっていれば正解です。

一昔前はペンホルダーで戦う卓球選手が多くいましたが、卓球のルール改正やボールの素材が変更されたことなどによって、ペンホルダーでは不利な点が多々出てくるようになりました。

その結果、現在では世界大会で活躍する卓球選手のほとんどがシェイクハンドをメインに使っています。

かっこよく決まるサーブの種類とコツ

初心者のうちはサーブを入れるだけでも難儀する場合があるでしょう。また、サーブを打つときの基本的なルールを知らない人もいるのではないでしょうか。

サーブを打つときの注意点や、サーブの上達に役立つコツなどを紹介します。

基本のサーブの打ち方と注意点

サーブを打つためにはトスを上げる必要がありますが、まずは開いた手のひらの上にボールをのせます。そしてそのままトスを上げ、自分のコートにボールをワンバウンドさせてから相手のコートに打ちましょう。

トスの高さは16cm以上とされているため、手のひらにのせたボールはそのままコートに落とすのではなく、きちんとトスを「上げる」ことが重要です。ただし、上げすぎはミスの元になるので、適度な高さを意識しましょう。

また、サーブの球がネットに当たってから相手のコートに入った場合は打ち直しに、ネットに当たって自分のコートに跳ね返ってきた場合は相手の得点となります。

初心者のうちはネット際に余裕をもたせてサーブを打つと良いでしょう。

回転系はまず下回転をマスターすべし

球の回転のかけ方はさまざまですが、まずは基本の下回転からマスターするのがおすすめです。しっかりと下回転のかかったサーブを打つと、相手のコートに入った球はバウンドして手前に戻るような動きを見せます。

下回転サーブは、ラケットを卓球台と並行にスライドさせるような感覚で、ボールの底をすくうように打つのがポイントです。このとき、ボールの真下にラケットを当てて、しっかりとボールの進行方向を定めましょう。

下回転サーブは他の回転系サーブにも応用できるので、初心者のうちに体得しておくと後々役立ちます。

初心者にもおすすめのバックサーブ

コントロールに自信がない人におすすめなのが、バックサーブです。フォアサーブに比べて手首の動きが制限される分、安定した位置にサーブを打ちやすくなります。

バックサーブを打つ場合は、ラケットの裏面を表側にして握り、卓球台と並行の位置から胸元あたりまでラケットを上げて構えましょう。

そこから利き手側にラケットを引いて、ボールの底をすくうように打つとバックサーブになります。正しく打てば相手側のコートでバウンドした後、大きく横に曲がる回転をかけることが可能です。

ラリーを続けるためのコツ

ラリーの打ち合いは卓球の醍醐味でもあります。しかし、コントロールが安定していなかったり力みすぎていたりすると、ミスが頻発してラリーが続かなくなってしまいます。

相手のコートに球を打ち返す感覚を掴んで、ラリーを続ける楽しさを味わいましょう。

ラケットの角度に気を付ける

卓球初心者が躓きやすいのが、ラケットの角度の調節です。ラリーが続かない人の大半は、ラケットの角度にまで気を配れていない場合が多くあります。

球がネットに接触してしまい、ラリーが途絶えてしまうことが多い人は、ラケットの角度をやや上向きにするよう意識してみましょう。

また、卓球台をはるかにオーバーする球を打ってしまいがちな人は、ラケットをやや下向きに持つよう心がけることが大切です。このポイントを押さえながら練習していくと、自然とラケットの角度感覚が身についていきます。

ボールに振り回されない

球が手元まで来るのを待てずに、体を前のめりにして急いで打ち返してしまうと、打球点が落ちるためネットに引っかかったり、横に逸れるアウト球になってしまったりするなど、ミスが多発します。

卓球に不慣れな人ほど、球を一生懸命追いかけるあまり打ち急いでミスをする傾向があるため、まずは冷静に手元に来た球を打ち返すように意識しましょう。

やって来る球を追いかけて打つのではなく、球が来そうな場所に体ごと移動して、手元まで引きつけてから打ち返すイメージをもつのがおすすめです。

多球練習で打ち返す感覚を掴む

多球練習とは、練習者に向かって送球者がたくさん球を出し、それをひたすら打ち返す練習のことです。短時間で数をこなすことができるため、相手のコートに球を打ち返す感覚を体で覚えられます。

多球練習は、ミスをしてもとにかくひたすら球を打つのが基本となるので、集中して打球感覚を養うのに向いています。

また、自分よりもレベルの高い送球者に打ちやすい球を出してもらうことで、ミスショットを減らして効率よく練習できるのもメリットです。

ラケットを握る感覚や球を打つ感覚を一刻も早く覚えたい場合は、多球練習を積んで基本的な技術を安定して使えるようにしましょう。

ドライブを上手に打つコツ

ラリーが続くようになったら、そろそろ得点を入れるための決定打となる打ち方を覚えたいものです。普通に打つよりも勢いよく球が前に出るドライブの打ち方をマスターして、得点へと繋げましょう。

基本的なドライブの打ち方

ラケットを斜め下に引き、球にかぶせ気味にラケットを当てて、斜め上方向に振り切るようにスイングするのが基本的なドライブの打ち方です。こうすることで前進回転がかかり、勢いよく前に出る球になります。

ドライブの場合は下から上に向かって打つため、通常のラリーと同じ位置からラケットを振ると相手のコートをオーバーしてしまいます。そのため、打球点が少し落ちたあたりでラケットを当てるように意識することが大切です。

また、ラケットを球にしっかりとこする感覚で当てると、より強力な回転がかかったドライブになります。

低い姿勢を意識する

安定したドライブを打つためには、姿勢を低く保つことが重要です。膝を曲げて腰を落とすことで体の軸が安定し、次の動作に移りやすくなります。

また、飛んでくる球と目線の高さを近づけることで、打球点の位置が見極めやすくなるというメリットもあります。相手の球が低めなのか高めなのか、その見極めによって、ドライブの強さをコントロールすることも大切です。

ドライブを打つためには正しい姿勢をとることが重要だとされますが、基本的に低い姿勢をとるよう心がけていれば、自分にとってのドライブが打ちやすい姿勢も確立されやすくなるでしょう。

力は必要ない

ドライブは、ラケットを球に当てる「インパクト」と呼ばれる瞬間にだけ強い力を込めるのがポイントです。それ以外のときは、無駄な力を入れずに自然体でいるよう意識しましょう。

卓球の球はとても軽量なので、タイミングと角度さえ良ければ、力に頼らなくともきちんと返球できます。むしろ、力みすぎるとコートをオーバーしたりコントロールが狂ったりする原因になります。

そのため、基本的には体をリラックスさせ、余計な力を入れないようにすることが大切です。球に回転をかける瞬間まで、パワーは温存しておきましょう。

スマッシュを決めるコツ

卓球といえば速い強打のスマッシュを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ところが実際には、スマッシュで得点できるような場面はそれほど多くなく、どちらかというとドライブによる得点の方が多いとされています。

だからこそ、チャンスがあればスマッシュを正確に決めて得点できるよう練習しておくことが重要です。華やかな大技であるスマッシュを打つためのポイントを見ていきましょう。

ポイントは角度と打点

スマッシュが綺麗に決まるかどうかは、角度と打点にかかっています。スマッシュを打てるようなチャンスボールが来たら、ラケットの面を相手に向け、腰をひねって利き手の肩を引き、体全体でラケットを振りましょう。

このとき重要なのが、バウンドした球の頂点を打点にすることです。この位置からラケットを振り下ろすことで、相手側のコートに強く球を打ち付けることができ、なおかつスマッシュの成功率も上げられます。

練習をする際には、打点を見極められるようになるまでは7割ほどの力で打ち返すのを繰り返し、慣れてきたら徐々に力加減を調整していくのがおすすめです。

スマッシュの威力は体重移動で決まる

威力の高いスマッシュを打つためには、体重移動をスムーズに行う必要があります。まずはチャンスボールの打点まで移動し、ラケットを高めに構えて腰をひねります。

そしてひねった腰を元に戻すように回転させながら、踏み込む足に体重を乗せ、球を打つ瞬間に全ての力を込めるのがポイントです。

腰をひねって後ろに傾いた体重を、足を踏み込むタイミングで前方向に移動させるイメージをもちましょう。スマッシュは全身を使う技ですが、スイング自体はコンパクトに抑えるとコントロールが定まりやすくなります。

卓球のコツを掴んで上達を目指そう

卓球のラケットの握り方には、シェイクハンドとペンホルダーの2種類があります。現在ではシェイクハンドが主流ですが、自分に合った持ち方で練習に取り組みましょう。

サーブが入るようになったらラリー、ラリーが続くようになったらドライブやスマッシュというように、順を追って練習することが上達の鍵になります。コツを体で覚えて技術を磨き、卓球で気持ちの良い汗を流しましょう。

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