釣り初心者が知りたい基本知識。おすすめの道具や釣り堀を紹介

2018.08.27

年齢や性別を問わず、ハマっている人が多いアウトドアレジャーが釣りです。初対面の人と話していたら、お互いが釣り好きで、すぐに仲良くなったという人も多いのではないでしょうか。釣り初心者向けに、釣りの基本知識を紹介します。

釣りの基本と種類

釣りは、大きく分けて『海釣り』と『川釣り』に分けることができます。海と川では棲んでいる魚も違い、それぞれ違った魅力があります。

これから釣りを始めたいという人には、魚の種類が多く、いろいろな釣り方が楽しめる海釣りがおすすめです。

海釣りで釣れる魚種はさまざま

海ではアイナメやアオリイカ、アカムツなどが釣れます。中でもアイナメは、生息範囲が広く、北海道から九州まで全国各地の海に生息しています。岩がある場所を好み、テトラポットの隙間などに隠れているため、堤防から釣ることもできます。

釣りの最盛期は11〜12月ですが、地域や釣り方によって差があります。大きさは30〜40cm大が中心で、中には60cmクラスの大きさのものもいます。

上から落ちてくるエサに強い興味を示すため、シンプルな仕掛けを使う『ブラクリ』釣りが人気ですが、最近は、ルアーで釣る人も増えていて、アオイソメやイワイソメが主なエサとして使われています。

初心者は堤防釣りがおすすめ

海釣りも大きく分けて『沖釣り』と『堤防釣り』の2つがあります。沖釣りは、船長が魚の釣れるポイントまで連れて行ってくれるのが大きな魅力です。

船を出すための料金はかかりますが、沖合に棲む多くの種類の魚が釣れますし、堤防釣りよりも釣れる可能性が高くなります。

一方、手軽に釣りを楽しめるのが堤防釣りです。釣りに行きたいと思った時に気軽にいけますし、料金も安いので、釣り初心者の人にもおすすめできます。

近年では、海釣り施設というものもあります。沖合には出ないので、船釣りほどの釣果は期待できないかもしれませんが、安全面に配慮されているので、お子さん連れでも安心して釣りを楽しめるのが魅力です。

川釣りではアユなどが釣れる

川魚の代表格が『アユ』です。アユは生息地域が広く、北海道西部より西の全国各地の河川に生息する体長10〜30cmの魚です。多くの河川で6〜9月ごろが、アユ漁ができる期間となっています。

アユはナワバリを作るため、他のアユが近づくと体当たりして追い払うという習性があります。その習性を利用した釣り方が『友釣り』で、アユ釣りの一般的な釣り方になっています。

川のポイントにより魚の種類が変わる

海にも沖釣りと堤防釣りで釣れる魚が違うように、川でも上流と下流で釣れる魚の種類が違います。

先ほど紹介したアユは、上流域で釣れる魚です。上流域では、アユのほか、ヤマメやニジマスなどが釣れます。釣り方はエサ釣り、ルアー、どちらもオススメです。

川の中流域では、鯉やヘラブナなどが釣れます。鯉やヘラブナは、川魚でも大きいほうに分類されるため、対応できる竿が必要です。大型魚を釣りたい愛好家に好まれる場所です。

水路などでは、フナやタナゴなど、馴染みのある魚を釣ることができます。シンプルなのべ竿にウキをつけるだけで楽しむことができます。

下流は海が近いため、魚の種類も豊富です。小型魚のハゼやテナガエビ、大型魚のナマズやウナギが釣れることもあります。

釣りのイメージをつかむには?

釣りを始めたら、やはりたくさんの魚を釣りたいものですよね。どうしたらたくさんの魚が釣れるようになるのか、YouTubeやムック本を参考に、釣れるイメージを膨らませてみましょう。

YouTubeチャンネル『釣りいろは』を観る

『釣りいろは』は、鹿島を中心に活動している地域密着型のyoutube番組です。川や海の様々な場所で行う釣りの様子だけでなく、釣った魚を料理をしたり、地元の文化など、見てワクワクするような動画が毎日配信されてます。

好奇心をくすぐるストーリーは、釣りをしない人でも楽しめる番組です。

学研ムックで学ぶ

学研ムックでは、海釣りや川釣りのムック本が90冊以上出ています。毎年出版されているシリーズ本もあるので、ターゲットとしている魚や釣り方のことが書いてある本を選んで読んでみると良いでしょう。

釣竿の選び方

釣りの道具にも様々なものがありますが、これから釣りを始めたいという人にとって、どんな道具を選んだらいいのかは悩みどころです。

最初からあれこれ買い込むと金額もかさみますし、買ってはみたものの、結局あまり使わなかったということもあるかもしれません。そこで、最初の竿は幅広く釣りが楽しめる竿を選んでみましょう。

『海釣り』『川釣り』それぞれの釣り方に合った、釣り初心者におすすめの竿を紹介します。

初めての海釣りは磯竿から

釣り初心者が始めやすいのが、防波堤やテトラポットから釣る『堤防釣り』です。

堤防釣りを趣味にしたい人におすすめなのが『3号の磯竿』です。しなやかなタイプの穂先を持ちながらも、磯竿の中ではややしっかりしていることが特徴です。竿全体が大きく曲がるため、スズキや青物、 アオリイカまで、多くの魚に対応できます。

また、海釣り初心者にとっては、どのメーカーのいくらくらいの竿を選ぶのかも悩みどころかもしれません。

釣竿は2,000円くらいからありますが、長く楽しむ趣味として考えるなら、5,000~1万円程度のもので、大手のシマノやダイワといったメーカーの竿を選ぶと良いでしょう。

初めての川釣りは延べ竿から

『のべ竿』とは、竿先に糸を結んだだけのシンプルな竿の総称で、今は伸縮できるタイプの竿もありますが、元々は竹などを用いた1本の釣竿です。

ここでは川釣りにおすすめの竿を紹介します。『ダイワ ひなた6尺』は収納時24.5cmまでコンパクトになり、楽に携帯できるのが特徴です。大手の釣り具メーカーらしくしっかりした作りで、タナゴやマブナを釣るのに向いています。

『シマノ かすみ16尺』は手頃な値段ながら、釣り方や釣り場を問わず使える竿です。尺によって硬さを変えているため、扱いやすいのが特徴で、初心者から本格的に楽しみたい方まで使える1本です。

釣り針の選び方

釣り針にもさまざまな種類があり、魚の口の大きさや警戒心の強さ、魚の棲んでいる場所や釣りに行く時間帯によって、選ぶ針が異なります。どんな時にどんな針を使うのが良いのか、針の特徴から具体的に見ていきましょう。

釣り針は狙う魚によって使い分ける

釣り針にも多くの種類がありますが、どの魚を狙うかによって形や色を使い分けます。

針の基本形が『伊勢尼』です。『丸セイゴ』はスズキなどを狙うのに適しています。『袖針』は、口が小さな魚でも飲み込みやすいのが特徴です。『ムツ針』は、エサを深く飲み込む魚に適しています。

また、たくさん釣るには針の色も大切な要素です。金色は、エサを目立たせる効果がある一方で、フグに針の糸を噛み切られてしまうことがあります。

黒は警戒心が強い魚に使い、ボイルカラーは、ボイルオキアミをエサにする魚に使うと、魚が警戒しません。

ケイムラカラーは深海でも目立つ効果があり、グローカラーは、蓄光する針で、主に夜釣りで使われます。

伊勢尼やチヌ針の特徴とは

どこの釣具店に行っても置いてあるのが『伊勢尼』です。キスのような小さな口の魚には、流線針を使いますが、キス以外ならとりあえず伊勢尼があれば、どんな魚でも対応できるのが特徴です。

形は伊勢尼とほとんど変わりませんが、針の軸が細いものを『チヌ針』と言います。チヌの口は硬く歯が大きいため、針の軸が太いと針がかかりにくく、チヌにバレてしまいます。

そのため、針の軸を補足して、チヌに針を飲み込ませるために、針を軽くしてあるのが特徴です。

海釣りや川釣りに持って行く主な道具

主に、ルアーフィッシングで使われる釣り用語に『タックル』という言葉があります。タックルとは、竿・リール・糸・仕掛け・針・エサ(ルアー)など魚を釣るのに必要な道具一式のことを言います。

一般的に魚釣りと言っても、どこでどんな魚を狙うのかによって、必要なタックルは違います。また、必要不可欠とまではいかなくても、あると便利な道具もあります。釣りを楽しむために必要な道具について紹介します。

竿やリール、餌など釣り具一式

釣りをするのに竿やリール、エサなどの一式がまず必要です。「1つ1つの道具を揃えるのは大変…」と思う初心者用に、一式が揃った『海釣りセット』も販売されています。

「まず何を揃えたら良いのかわからない」という人は、このようなセット商品からスタートして、必要な道具を揃えていきましょう。これにプラスして、大きな魚がかかった時のために網があると便利です。

また、海釣り施設や釣り堀などでは、釣り具の貸し出しを行なっているところもあるので、出かける前にチェックしてみると良いでしょう。

魚を入れるクーラーボックスやバケツ

釣った魚を入れるのに、『クーラーボックス』は欠かせません。バケツも使えますが、釣った魚を後から料理して食べるのであれば、クーラーボックスは必要です。さまざまなサイズのものがあるので、必要に応じて選びましょう。

バケツは水をくむ、手を洗う、エサを入れておく、釣った魚を入れておく、道具を入れておく、釣り座の汚れ落としで水を流すなど、活躍する場面はたくさんあります。

バケツ選びのポイントは、折りたたみのバケツを選ぶと荷物がコンパクトにまとまり便利ですし、ロープが絡まないよう、ロープとホルダー付きのバケツを選ぶと収納も楽です。

錘付きのバケツなどの、機能つきバケツは必要に応じて揃えると良いでしょう。

ハサミ、ゴミ袋も持って行こう

魚が深く飲み込んだ針をはずしたり、ビシを開いたり潰したりするのに、錆びにくいステンレスの釣り用ハサミがあると便利です。

釣り場は意外とゴミが落ちているものです。どこで釣るかを決める前に、釣り針や割れたビンなど、危険なものが落ちていないか確認すると安心して釣りを楽しめます。

落ちているゴミや自分が出したゴミを持ち帰るためにも、ゴミ袋を用意しましょう。釣りの時は手が濡れて滑ったり、荷物も多かったりするので、取っ手付きのゴミ袋があると便利です。

釣り堀は初心者の練習に最適

海や川に行けば魚釣りはできますが、道具の準備が多いことや、自然が相手なので、当然釣れないこともあります。そして、小さなお子さん連れの場合、子供が海に落ちないか、川で流されてしまわないかなどの心配もあります。

自然の危険を感じることなく釣りの楽しさを味わいたい、釣りをやってみたいけれど、道具を揃えても続けるかどうかわからないとい人は、釣り堀で楽しむというのも1つの手段です。

釣り堀は料金はかかりますが、釣り具を貸し出ししてくれるところもありますし、しっかりと管理されているところが多く、自然の危険が少ないことや、定期的に魚を放流しているなど、比較的釣りやすいため、初心者が多いことが特徴です。

市ヶ谷フィッシュセンター

JR市ヶ谷駅ホームから見える釣り堀が『市ヶ谷フィッシュセンター』です。

駅のすぐそばなので、気軽に釣りが楽しめるのが魅力です。釣りの手応えを感じたい大人は大きな鯉を、釣りが初めての人やお子さんは、金魚や小さな鯉を狙うと良いでしょう。

その他にも、金魚すくいや、スーパーボールすくいなど、夏祭りのようなコーナーもあるので、老若男女楽しめる施設になっています。

市ヶ谷フィッシュセンター

リヴァスポット早戸

『リヴァスポット早戸』は、ルアー・フライ・テンカラ専用の釣り堀で、毎日放流を行なう、釣り放題の釣り堀です。

バーベキュー場が併設されているので、釣った魚をそのまま焼いて食べることもでき、バーベキューの食材もお願いすれば準備してくれます。もちろん釣り具のレンタルも行なっています。

バーベキューをしなくても、食堂があるので、釣りだけのために来て、お昼は食堂で食べることもできます。ご家族や、友人、仲間と色々な楽しみ方ができる釣り堀です。

リヴァスポット早戸と早戸川国際マス釣場のトップページ

海上釣堀サザン

沖釣りに近い大型の魚を釣り堀で釣ることができるのが、大阪にある『釣り堀サザン』です。簡単に釣れる魚から高級で釣るのが難しい魚までいるので、初心者から上級者まで楽しめます。

事前に予約をし、朝6:20までに集合するなど、利用方法は本格的な海釣りに近くなっています。

道具については、竿のレンタルはありますが、そのほかの釣り道具については、自分で用意する必要があります。簡単に準備できるよう、ホームページでは準備が必要な道具が写真付き掲載されています。

獲った魚は持ち帰りで、有料で内臓を出しやウロコを取りも頼めます。

大阪海上釣り堀サザン

千早川マス釣り場

金剛山国定公園内にあり、マス釣りができる釣り堀が『千早川マス釣り場』です。

竿やエサなどの釣りに必要なものはレンタルできるので、手ぶらで行っても釣りを楽しめます。バーベキュー場も併設されており、釣った魚をその場で焼いて食べることができます。

また、千早川は美しい景色も自慢です。春はシャクナゲなどの花々と新緑が美しく、標高600mの場所にあるため、夏は涼を求めて、秋はモミジやかえでの紅葉など、美しい景色と釣りを一緒に楽しめます。

千早川

通販可能なおすすめの釣具屋

釣り具店の中には、通販をしているお店があります。釣り具店に出向かなくても、自宅でゆっくり釣り具を選ぶことができて便利です。

また、釣り具をレンタルできるサイトもあります。初めて狙う魚に適した釣り具を、買う前にお試しすることができるので、買ったけれどもあまり使わなかったという失敗も防げそうです。

DAIWA YOUNG FISHING CLUB

狙う魚別に豊富な種類のレンタル釣り具を用意しているのが『DAIWA YOUNG FISHING CLUB』です。レンタル期間は10泊11日と長期間レンタル可能で、釣り方のマニュアルがついています。

D.Y.F.C会員であれば1回で2つまでレンタル可能なので、親子や友人同士で使うこともできます。

レンタル釣り具|D.Y.F.C | DAIWA YOUNG FISHING CLUB

品揃え豊富なキャスティング

竿だけでも1万4000種類以上を取り揃える『キャスティング』は、品揃えの豊富さが自慢です。たくさんの商品の中から、商品の比較をしたり、お気に入りに登録したりすることもできます。

また、商品の受け取り方法も、店舗受け取りやコンビニ受け取り、ヤマト運輸の営業所でも商品の受け取りができます。

釣り具のキャスティングオンラインストア

中古釣具ならタックルベリー

『タックルベリー』は中古釣り具の販売店です。釣りの道具は揃えようとすると、金額もかさむので、初めは中古で揃えるのも一つの手だと思います。

また、釣り具の買取もしているので、使わなくなった釣り具を売って、新しい釣り具の購入にあてることもできるでしょう。

釣り具の販売|中古釣具オークション、高価買取、通販【タックルベリー】

釣った魚を美味しく調理しよう

魚つりの醍醐味といえば、自分で獲った魚を食べることです。魚をさばくのは難しいと思うかもしれませんが、コツを覚えてしまえば、簡単にさばくことができます。

釣ったばかりの魚を、新鮮なうちに食べられるのも、釣りの楽しみの1つです。魚を美味しく味わえる、簡単な魚料理からご紹介します。

開いて焼く、揚げるだけでも美味しい釣り魚

1番簡単な魚料理といえば、焼き魚でしょう。尻尾のほうから頭に向かってウロコを落とし、お腹に包丁を入れて内臓を取り出したら、綺麗な水で洗い流します。

胸ビレと腹ビレと頭を一緒に切り落とすように包丁を入れて頭を落としたら、背中から中骨に沿って包丁を入れ、腹側からも包丁を入れて身と背骨を切り離します。身が2枚と背骨に分けたら、3枚おろしの完成です。

3枚おろしができたら塩を振って焼いたり、小さな魚であれば、ウロコと内臓だけを取ってそのまま唐揚げにしたりしても美味しく食べられます。

釣りバカ日誌のレシピを参考に

釣りバカ日誌Season2では、『みち子のカンタンお魚レシピ』と題して、魚を使ったカンタンなレシピを紹介しています。

『鯛の昆布むし』は、鯛の身に2本の切れ目を入れ、フライパンに昆布と鯛を入れ、上から酒と水をかけて7分蒸して、薬味と合わせ調味料を上からかけるだけの簡単レシピです。

難しいと思いがちな魚料理も、どこの家庭にもある調理器具や調味料だけで、美味しく作れるレシピがたくさん載っています。

同じ魚もレシピを変えることで、美味しく食べられます。釣りを趣味にするなら、魚料理のレパートリーも増やしておくと、より釣りを楽しめます。

基本をおさえ、釣りを楽しむ

釣りは、最初から道具を揃えるのも良いですが、道具がレンタルできる釣り堀を利用すると手軽に楽しむこともできます。

釣り具店でも、初心者向きに道具をセット販売しているので、基本を押さえながら釣りを楽しみましょう。

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