日本酒の辛口・甘口を決める3つの要素。これを知れば日本酒上級者

2019.06.21

日本を代表するお酒と言っても過言ではない日本酒。毎日の一杯に飲んでいる人も多いのではないでしょうか。そんな日本酒について今回注目したのは『日本酒度』と呼ばれるもの。実はこの日本酒度、日本酒にとって大切な役割を果たしているものなのです。

日本酒度とは?

日本酒度とは、日本酒の甘さや辛さを示す指標のことです。この指標をプラスかマイナスかで示すことにより、日本酒が辛口なのか甘口なのかを示すのです。プラスであればあるほど辛口に、マイナスであればあるほど甘口に感じる味わいです。

日本酒度はほとんどの場合ラベルに表示されているので、この項目をみれば、その日本酒が辛口か甘口かをおおよそ判断することができます。

とはいえ、この日本酒度だけで完全に日本酒の辛口と甘口を判断することができるかというとそうではありません。ほかに日本酒の味わいを判断できる材料として、酸度とアミノ酸度があります。

酸度

酸度とは、日本酒に含まれる「酸」の量を数値化したものです。この酸度は、日本の製造過程において発生する、クエン酸やリンゴ酸、乳酸などが含まれます。酸と聞くと「多ければ多いほど酸っぱくなる=品質が悪い」というイメージがありますが、日本酒では必ずしもそうではありません。

酸度は、日本酒のキレを生み出すのに非常に重要な役割を果たします。そのため、酸度が高いからと言って品質が悪いというわけではなく、淡麗で辛口な味わいだということになります。

一般的に酸度が高ければ辛口に、低ければ甘口に感じやすい傾向があるとされています。酸度もラベルに表記されていることが多いため、ぜひ購入の前に見てみてください。

アミノ酸度

アミノ酸度とは、名前の通り、日本酒に含まれるアミノ酸の量を示したもの。アミノ酸は、日本酒の旨味やコクを生み出すものとして利用されています。アミノ酸度が高ければコクを感じやすいため甘口に、アミノ酸度が低ければすっきり淡麗な辛口に感じやすくなります。

辛口・甘口の判断は日本酒度・酸度・アミノ酸度がポイント

辛口と甘口を判断する材料は、上記で紹介した日本酒酸度と酸度、アミノ酸度を総合して判断します。さきほど挙げたポイントをまとめながら解説していきます。

辛口

まず辛口の場合ですが、日本酒度はプラスで表記されます。また、酸度では高ければ高いほど辛口になります。さらにアミノ酸度は、低ければ低いほど辛口となるというわけです。

甘口

甘口の場合は辛口の場合とは逆で、日本酒度はマイナスで表記されます。酸度では、低ければ低いほど甘口となり、アミノ酸度は、高ければ高いほど濃厚で芳醇なコク深い味わいを引き出してくれます。

このように、日本酒を飲む前からも、日本酒度・酸度・アミノ酸度という3つを知っておけばある程度味の想像を付けることが可能になるというわけです。

日本酒度の高い銘柄と低い銘柄

それではここから、日本酒度の高い銘柄と低い銘柄について紹介します。

白菊

最初に紹介するのは、『白菊』です。この日本酒は、フルーティで甘くなめらかな味わいが特徴的な逸品。どこかトロピカルな風味も感じられ、ガツンと来る甘さではないもののしっかりと舌に感じられる甘みが人気の一本です。

日本酒度はー4とかなり甘口。甘口が好きな方ならぜひ試していただきたい逸品です。

酔鯨酒造 酔鯨純米吟醸

続いて紹介するのは、「酔鯨酒造 酔鯨純米吟醸」です。この日本酒は、辛口の銘柄。香りはほとんどありませんが、しっかりとした旨味とキレが自慢です。

こちらのお酒は日本酒度+7とかなり非常に辛口。非常にシャープな飲み口で、まさに辛口という言葉がぴったりな日本酒です。

日本酒は日本酒度によって味も香りも変化する

日本酒度について紹介しました。日本酒度はあまり知られていない言葉ではありますが、日本酒にとっては味も香りも変化する非常に大切なもの。日本酒度を参考に、お気に入りの日本酒を見つけてみてはいかがでしょう。

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