ガーデニングを楽しもう。庭をもっとおしゃれにするポイントとは

2019.06.21

ガーデニングは、ベランダやテラスなどのちょっとしたスペースでも楽しめます。もっと庭のスペースをおしゃれにするためには、どうすればよいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか? ガーデニングの方法やおしゃれのポイントを紹介します。

ガーデニング用品を知ろう

『ガーデニング』とは、庭はもちろんのこと、マンションなどのベランダやテラスに植物を配置し、草花の手入れなどを行ったり、フェンスやブロックなどで装飾したりするなどして庭造りを楽しむことです。

季節ごとに移り変わる美しい植物の変化が楽しめ、配置する植物によっても見た目が大きく変わるのも人気の理由の一つです。また、植え方によっては花の持ち具合が全く違ってしまいます。ガーデニング初心者のために、ガーデニングに『必要な用品』を紹介します。

庭づくりのための花苗と土と鉢

ガーデニングには、まず自分の好きな『花苗』と『鉢』、花の種類に合わせた『土』が必要です。花苗は、好きな種類ならば何でもよいというわけではありません。『育てる時期や場所』に合ったものを選びましょう。

鉢は、育てる花や場所に合ったサイズのものを選びます。サイズが大き過ぎると、土が乾きにくくなって生長が遅れることもあるので注意しましょう。逆に小さ過ぎると水切れを起こしやすくなったり、植物の株自体が大きく成長しなかったりなどの問題が起きます。

土に関しては、水はけのよいものがおすすめです。前年使用した土を再使用すると、土の中の栄養分が足りなくなっている可能性があるので使用しないほうがよいでしょう。

手入れに必要な道具たち

植物の手入れにも道具が必要です。一般的によく使われるものとしては、以下のようなものがあります。自分が育てる植物に合わせて揃えるとよいでしょう。

  • ハサミ
  • 肥料
  • 薬剤
  • 支柱

ハサミは、新芽のカットや花がら摘み、野菜や果物の収穫のときに使います。いろいろな種類がありますが、まずは軽くて万能タイプであるクラフト用のハサミがいいでしょう。

肥料は、液体の『液肥』と粒状の『置肥』があります。植物をより健全かつ美しく成長させるために必要です。

薬剤は、植物につきやすいアブラムシやハダニなどの害虫や病気から植物を守ってくれます。必要に応じて散布しましょう。つる性植物を育てるときには、支柱も必要です。

こんなものもあると便利

ガーデニングをより便利に行うためには、以下のようなアイテムを揃えるのもおすすめです。こちらも育てる植物に合わせて検討しましょう。

  • シャベルやスコップ
  • グローブ(軍手)
  • じょうろ
  • 鉢底石

シャベルやスコップは、土や小石を運ぶのに欠かすことのできないアイテムです。また、手のケガや汚れ防止のためにグローブを着用すると安心です。

じょうろは、植物の水やりに使います。使う場所や植物の数に合ったサイズを選びましょう。鉢底石は、鉢の土の排水性や通気性をよくして、植物の根腐れを起こしにくくする役割があります。底に穴が少ししか開いていない鉢や、テラコッタ鉢を使う時に使用しましょう。

花の基本的な育て方

花の基本的な育て方は、以下の5段階です。それぞれの段階について、初心者にもわかりやすく解説していきましょう。

  1. 植え付け
  2. 摘芯(新芽のカット)
  3. 水やり
  4. 肥料やり
  5. 花がらカット

植え付け

『植え付け』は、下記の手順で行いましょう。土を入れる際は、鉢の縁から2~3cmのウォータースペース(水やり時に一時的に水が溜まる空間)がとれる程度にするのがポイントです。

  1. 鉢、苗、土を用意する
  2. 苗鉢から苗を取り出す
  3. 苗を鉢に入れて用土を入れる
  4. 水やりで土が陥没しないよう、鉢縁をたたいて土のすき間を埋める
  5. 鉢底から流れるまで、たっぷり水を与えて完了

苗鉢から苗を取り出したときに、根が適度に回っている苗であれば、苗鉢から抜いてそのまま植え付けて問題ありません。しかし、ぐるぐると根が回ってしまっている場合には、根を傷つけないように少し優しくほぐしてから植え付けましょう。

摘芯して水や肥料をやる

『摘芯』とは、生育中の芽の先端を摘み取ることです。これにより、その下の『わき芽』の伸長が促され、枝数や花数が増えます。ただし、開花時期よりも1~2カ月前までには、最後の摘心を終えるようにしましょう。

『水やり』の基本は『土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげる』ことです。土が乾いていない状態で水をやると、根腐れや生育不良の原因となります。土の表面が白く乾いてきたら、鉢底から流れ出るくらいに水を与えましょう。

ガーデニング用の植物には多くの養分が必要です。肥料入りの草花用培養土を使う場合には、植え付け1カ月後くらいに肥料を与えます。普通の土の場合、植え付けの際に植物に合った肥料を与えましょう。

花がらはこまめにカット

きれいに咲いた花も時間とともにしぼんでいきます。そのしぼんだ花をそのままにしておくと、新しい花がつきにくくなったり、病気やカビが発生したりする可能性もあるので、こまめに切り落としましょう。

『花がらカット』のポイントは、花びらだけを摘むのではなく、花の根本である『花茎』から切り落とすことです。

初心者にもおすすめの花

ガーデニング用の花にはたくさんの種類があります。植え付けの時期に合った種類のものを選ぶことも大切です。

また、同じ花でも、種から育てるのと苗から育てるので難易度が大きく異なります。初心者がガーデニングで花を育てるのであれば、まずは、苗から育てられるものを選ぶと良いでしょう。ここでは、季節ごとに初心者でも育てやすいおすすめの花を紹介します。

早春から春の花

早春から春にかけて花を咲かせたいのであれば、『マーガレット』や『ラベンダー』が初心者向けとしておすすめです。

マーガレットは、キク科の花です。春は3~6月に花が咲き、白やピンク、赤など多彩な色合いが楽しめます。植え付けの適期は、3~6月と、9~10月です。根詰まりを起こしやすいので、毎年植え替えを行うようにしましょう。

ラベンダーは、シソ科の花です。鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力で、ハーブとしても知られています。種類によっては、四季咲き性の系統のものもありますが、春と夏に植え付けし、4~7月に開花するのが一般的です。

初夏から夏の花

初夏から夏にかけて花が咲く初心者に育てやすい植物には『ワイルドストロベリー』や『ガザニア』があります。

ワイルドストロベリーは、ブルーベリーのような小さな果実を実らせるバラ科の植物です。4~6月には、白くて小さなかわいらしい花を咲かせます。春か秋に植えつけ、その後は毎年春か秋に根をほぐして新しい用土で植え直しする必要があります。

ガザニアは、太陽のような鮮やかな色合いの花を咲かせるキク科の花です。日光が当たると花が開き、花びらが光に当たってきらきらと輝きます。夕方から夜や曇りの日は花を閉じる性質です。3月下旬~5月上旬にかけて植え付けをし、4~10月上旬に開花します。

秋の花

秋から初冬に花を咲かせる花のなかでも、『パンジー』や『ビオラ』、『ケイトウ』は初心者でも育てやすく人気があります。

パンジーとビオラは、ヨーロッパに自生する野生種から育種されました。かつては花の大きさなどで区別していましたが、現在では多様な品種があり区別困難です。植え付け適期は10月下旬~11月、開花時期は10月下旬~5月中旬までと長いのも特徴と言えます。

ケイトウは、炎のような鮮やかな花色で秋の庭を飾るヒユ科の花です。花房の部分がニワトリのトサカに似ていることから『鶏頭(ケイトウ)』と呼ばれています。植え付け適期は5月中旬~8月、開花時期は7~11月までです。

花以外にも工夫しよう

ガーデニングは、植える花などの植物にこだわる人が多いですが、花以外にもちょっとした工夫をすることで、おしゃれなガーデンが完成します。ここでは、ガーデニングの完成度を高める三つの工夫を紹介します。

DIYで敷石やグラベルを敷いてみる

DIYで『敷石』や『グラベル』を敷いてみましょう。敷石とは、天然石・素焼き素材、磁器タイルなど敷いて庭などを平らにする石のことです。

ガーデニング用のグラベルとは、ガーデニング用の砂利のことで、灰色や茶色のほか、白色やローズ色など洋風の庭にぴったりの色合いのものも販売されています。

業者に依頼して手軽に行えますが、DIYならば費用を抑えて自分好みのデザインに仕上げられるため、ぜひチャレンジしてみましょう。

花壇の作りにこだわってみる

プランターや鉢、さまざまな種類の草花を並べてみたけれども、いまいちおしゃれな庭にならないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

そんな人は、『花壇の作り』にこだわってみましょう。同じ花を使っても、デザインやレイアウトにこだわるだけで、まったく違った庭に見えてきます。花壇作りは、『花を植える場所のレイアウト』と『植える花の組み合わせ』がポイントです。

レンガを組み合わせてオリジナル花壇を作るのも一つの方法です。また、レンガだけでなく、木やコンクリート、岩などの素材を使って作ることで、さまざまな雰囲気の花壇が楽しめます。

棚を使っておしゃれに整頓

せっかくきれいな花を植えても、ガーデニング用品などが雑然と置かれていては、おしゃれな庭とは言えません。また、どんなにきれいな花をたくさん並べても、たくさんあればあるほどレイアウトも難しくなります。

スコップなどのガーデニング用品を収納できる棚や、プランターや花鉢などをきれいに並べて飾れる棚など、ガーデニング用の棚を活用してみましょう。種類が豊富にあるので、自分の作りたい庭に合ったタイプのものが見つかるはずです。

屋外に置く棚には、紫外線や風雨に比較的強いウエスタンレッドシダーやヒノキなどの木材や、ステンレスやアルミなど金属の素材で作られた棚を選びましょう。

ガーデニング雑貨も活用しよう

ガーデニングの完成度を高めるもう一つのアイテムとして、ガーデニング雑貨が人気です。敷石などのDIYよりも手軽に取り入られるため、ぜひ活用してみましょう。ここでは、人気のガーデニング雑貨を三つ紹介します。

多彩なガーデンオーナメント

『ガーデンオーナメント』とは、庭に配置する置物のことです。猫、ウサギ、犬などの動物系のほか、小人や天使など多彩なオーナメントが販売されているため、お気に入りが見つけられるでしょう。配置するオーナメントによっても、庭の雰囲気ががらりと変化します。

自然の森のなかにいるような雰囲気を出したい人は、リスやウサギなどのオーナメントがおすすめです。また、高級感ある洋風な庭を演出したい人には、ギリシア彫刻風のオーナメントや天使のオーナメントが良いでしょう。

ガーデンランプで夜を演出

明るい太陽光を浴びた庭で過ごすのもいいですが、夜には夜の庭の楽しみ方があります。『ガーデンランプ』を活用すれば、暗い庭を幻想的に照らしてくれ、一味違った心地よさに浸れるでしょう。

ガーデンランプは、自分で簡単に設置できます。昼間の太陽光で充電し、暗くなると自動点灯する『ソーラータイプ』や、『乾電池式ライト』などコンセントが無い場所でも使用できるタイプも販売されているので、自分の庭に合ったタイプを選んで夜のガーデンを楽しみましょう。

小鳥を呼ぶバードバス

庭に小鳥を呼ぶためには、どうしたらよいのか悩んでいる人はいませんか? 小鳥を呼ぶためには、小鳥たちの水飲み場、水浴び場である『バードバス』を設置します。

ただし、バードバスの水はこまめにきれいな水に替えることが大切です。夏場は、水たまりにボウフラが発生しやすくなるので、特に注意してください。

地域によっては、小鳥だけでなくリスや蝶などがバードバスに水を飲みに来ることもあります。猫に襲われないように、安全な高さに設置してあげましょう。

庭の外にも目配りしよう

庭の外まわりにも目配りすることで、プライベート感たっぷりの庭が作れます。庭でのんびりとくつろぎたい人や、リゾート気分を味わいたい人にもおすすめです。ここでは、庭の外まわりを作るポイントを二つ紹介しましょう。

フェンスや柵を活用しよう

フェンスや柵は、外からの視線を遮断してくれるため、他の人を気にせずに、くつろぎのガーデンタイムを過ごせます。

ウッドタイプのものや金属製のものなど、フェンスや柵は種類も豊富にあるため、庭の雰囲気に合わせて選んでみましょう。

室外機や倉庫を隠してみる

庭に、室外機や不要な道具をしまう倉庫を配置している家庭も多いです。しかし、室外機や倉庫などが見えてしまうと、せっかく美しい自然に囲まれた空間に仕上げた庭の景色が台無しになってしまうことも考えられます。

室外機は、天然素材で作られた室外機カバーを使って隠してみましょう。また、天然木などで作られた倉庫を使うことで、庭との一体感が生まれます。

さらなるアイテムで庭を彩ろう

今まで紹介してきたアイテムをガーデニングにプラスするだけでも、十分にプライベートガーデンが完成します。

しかし、もっと極上のプライベートガーデンを目指している人は、さらなるアイテムを購入して非日常空間を味わってみましょう。そのためのアイテムを三つ紹介します。

ガーデンファニチャーで憩いの空間に

くつろぎのガーデンタイムの必須アイテムと言えば、屋外用の家具である『ガーデンファニチャー』です。ガーデンファニチャーにはソファータイプ、チェアタイプ、ベンチタイプなどの椅子と、テーブル、そしてパラソルなどがあります。

椅子とテーブルがあれば、庭で読書しながらティータイムも可能です。自分の庭のスペースに合わせて、お気に入りのガーデンファニチャーを置いてみましょう。

おしゃれと実用性を兼ねるウッドデッキ

ウッドデッキは、リビングから見える庭がおしゃれに見えるだけでなく、窓から出入り可能になるため、気軽に外へ出られます。そのため、毎日の草花の水やりや手入れがしやすくなると人気のアイテムです。

ウッドデッキの上に、ガーデンファニチャーを置いておけば、さらに庭でのリフレッシュタイムが気軽にできるようになるでしょう。

住まいの顔になるシンボルツリー

『シンボルツリー』とは、その名のとおり、『住まいのシンボル的な存在』であり、同時に建物を引き立てる役目をもつ木のことです。樹木の種類については、特に決まりはありません。植える場所に適している木を植えることが大切です。

シンボルツリーとしては、『オリーブ』や『シマトネリコ』などが育てやすく巨大になりすぎないため人気があります。

また、古い日本庭園のイメージが強い『ソテツ』も、そのオリエンタルな雰囲気と、水切れを起こしやすい花壇でも植栽できるという手軽さから再注目されています。

ガーデニングでこだわりの庭を実現しよう

ガーデニングは、植え付ける植物の種類によっても見え方が大きく異なります。また、植物以外の庭まわりにもこだわれば、よりおしゃれな庭が実現するでしょう。季節ごとに変わる花を眺めながら、ガーデニングを楽しんでください。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME