カクテルの王様『マティーニ』とは?飲みこなせたらカクテル上級者

2019.06.20

数あるカクテルの中でも特に有名な『マティーニ』ですが、名前は聞いたことがあるけれど飲んだことがないという人も多いはず。今回は実は知らないマティーニの魅力についてまとめて紹介していきます。

マティーニの歴史、度数や作り方は?

マティーニとはジンベースのショートタイプカクテル。ジン特有のボタニカルの香りに加えベルモットの薬草系の香りが独特で、アルコール度数も高く、おまけに味わいは非常にドライで辛口です。

そのため「初心者が気取って注文すると後悔する」と言われるほどで、マティーニを飲みこなすことができればカクテル上級者といっても過言ではありません。

別名「カクテルの王様」

映画『007』シリーズのジェームス・ボンドや映画『7年目の浮気』のマリリン・モンローなど、数々のスターが映画でこのカクテルを飲んでいたことから世界中で広まり、「カクテルの帝王」「カクテルの王様」などとも呼ばれています。

1910年代にニューヨークで生まれたこのカクテルは、元々はジンにスイートベルモットを加えた甘口のカクテルでした。しかし時を経て現在はジンにドライベルモットを加えた辛口のカクテルに変化したという歴史のあるカクテルなんです。

基本の作り方

マティーニの基本の作り方は以下の通りです。

【材料】

  • ドライジン 45ml
  • ドライベルモット 15ml
  • オリーブ 1~3粒程度(お好みで)

【作り方】

  1. カクテルグラスに氷を入れて冷やす
  2. ミキシンググラスでステアし、氷を捨てたカクテルグラスに注ぐ
  3. ガラスの淵やカクテルピンなどで刺したオリーブを添えて完成

なぜオリーブを添えるの?

オリーブはマティーニのガーニッシュと呼ばれる「飾り付け」にあたります。

現在はマティーニと相性のよいおつまみとして添えられていますが、甘口のスイート・ベルモットが主流だった頃はチェリーを添えていました。舞踏会やパーティーなどで色で見分けることができないマティーニの「辛口」と「甘口」を見分けるために、チェリーとオリーブを添えるようにしていたことから、オリーブが添えられるようになったと言われています。

マティーニはたくさんの種類がある

材料はシンプルなマティーニですが、実はアレンジを加えた様々な種類が存在します。中には映画スターや著名人の名前がついたものも。まとめて紹介していきます。

マティーニのアレンジレシピ

マティーニは歴史の長い人気カクテルだけあって、さまざまな派生カクテルが存在しています。順にみていきましょう。

ドライマティーニ

ベルモットの量を減らしてジンの量を増やした人気の高いアレンジレシピです。また、さらにベルモットの量を減らし、ベルモットを数滴しか入れないものは『エクストラドライマティーニ』、ほとんどジンだけの比率にしたものは『モンゴメリーマティーニ』と呼ばれています。

スイートマティーニ

スイートベルモットを使った甘口タイプのマティーニです。口当たりがやわらかく、ほのかな甘味が感じられます。ただアルコール度数はあまり変わらないので、飲みすぎには注意しましょう。

ボンドマティーニ

ジンの代わりにウォッカを使い、通常ステアで提供されるマティーニをあえてシェイクで作られるマティーニです。映画『007』でジェームス・ボンドが好んで飲んでいたことからこの名前がついています。

ちなみに、ふつうバーでボンドマティーニを注文すると上記のレシピで提供されることが多いですが、ボンドが映画で飲んでいたものを厳密に再現しようとすると、ベルモットの代わりにワイン、オリーブの代わりにレモンピールをつかう必要があるようです。

バーで注文するときの注文方法

バーでマティーニを注文するときは、味の好みや好きなアレンジなどを伝えて自分流のマティーニを楽しむのが通の楽しみ方です。

ツイスト、シェイク?注文時の用語解説

カクテルには様々な専門用語がありますが、簡単なものをいくつか知っておくだけでもスマートに注文できるようになります。マティーニを注文するときの基本的な流れと一緒にご紹介していきます。

  1. ベースとなるジン(ウォッカ)を選びます。
  2. ベルモットの量を選びます。このとき「ドライ」は少なめ、「ウェット」は多めを意味しますので、聞かれたら好みを伝えましょう。専門用語をつかわなくとも、「多め」「少なめ」などでOKです。
  3. カクテルの混ぜ方を選びます。『シェイク』はシェイカーで材料を混ぜること、『ステア』はグラスの中で材料を混ぜること。シェイクの方がより滑らかな舌触りになります。
  4. グラスに氷を入れたい場合は『オンザロック』そのままグラスに注いでもらいたい場合は『ストレートアップ』と伝えます。
  5. 最後にツイストの有無を伝えます。『ツイスト』とはオリーブやチェリーなどのガーニッシュのこと。味にひねりを加えることから『ツイスト』と呼びます。

オリーブはいつ食べる?

マティーニを注文したときの疑問「オリーブはどのタイミングで食べる?」ですが、マティーニの味を十分味わってから、おつまみとしてすこしずつかじりながらマティーニとのハーモニーを楽しむのが一般的です。

味にアクセントが加わり風味が変わるので、また違った味わいを楽しむことができます。ただ、どのタイミングで食べなければいけないということはなく、好みのタイミングで食べてOKです。

マティーニは玄人向けのカクテル

映画や小説などで知っている人も多いマティーニですが、実は飲み方やアレンジにたくさんの種類があり、自分流のマティーニをつきつめることができる上級者向けのカクテルと言われています。ぜひ、気になる方は一度ためしてみてくださいね。

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