ボンボンショコラの『ボンボン』ってどういう意味?歴史やおすすめ商品を紹介

2019.06.20

一口サイズの可愛らしいチョコレート、ボンボンショコラは世代や性別を問わず人気の高いお菓子で、見た目の美しさからギフトにも喜ばれます。ボンボンショコラについて知っておきたいポイントや、ギフトにおすすめのボンボンショコラを紹介します。

ボンボンショコラとは

そもそもボンボンショコラとはどのようなお菓子なのでしょうか? ボンボンショコラの基礎知識について解説します。

一口大のチョコレートのこと

ボンボンショコラとは、一口大のチョコレートのことを指します。

そもそも『ボンボン』は砂糖で作った外殻で、果汁やアーモンド、ウイスキーなどを包んだ菓子という意味のフランス語です。外殻には砂糖だけでなくチョコレートが使われることもあり、それらをまめてボンボンショコラと呼びます。

人気の高いチョコレートであるトリュフも、一口サイズですからボンボンショコラの一種です。

プラリネやプラリーヌとも言われる

ボンボンショコラはドイツやベルギーなどではプラリネやプラリーヌと呼ばれています。

ちなみに、フランスでプラリネと言えば、アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類にキャラメルや砂糖ををかけたものや、それを砕いてペースト状にしたものを指すそうです。

同じプラリネという言葉でも、国によって若干意味が異なるので注意しましょう。

ボンボンショコラは大きくわけて2種類

ボンボンショコラは、その作り方によって大きく2種類にわけることができます。それぞれの特徴について解説します。

中身にコーティングするフランス式

フランス式のボンボンショコラは、まずセンターとなるガナッシュやビスケットを用意し、そこに溶かしたチョコレートでコーティングして作ります。どちらかと言えばセンターのお菓子がメインであり、チョコレートは薄くコーティングされている程度です。

フランス式のボンボンショコラはセンターがメインですから、何重にも層を重ねて作るような繊細なお菓子が使われることがあります。

センターとチョコレートの相性を感じながら味わうのが、フランス式のボンボンショコラの楽しみ方です。

チョコレートに中身を詰めるベルギー式

一方、ベルギー式のボンボンショコラは、まず外殻となるチョコレートを先に作ります。型に溶かしたチョコレートを流し込んで外殻を作り、外殻が固まったらセンターにクリームなどのフィリングを詰め、最後にチョコレートでフタをします。

フランス式のボンボンショコラよりも歴史が古く、チョコレート部分が厚くて形が大き目なのが特徴です。また、形や色もさまざまなので見た目にも楽しいチョコレートがたくさんあります。

ベルギー式のボンボンショコラは、センターだけでなく外殻のチョコレート部分も一緒に味わうことができることが魅力のチョコレート菓子です。

代表的なボンボンショコラの中身

ボンボンショコラはチョコレートの中に詰め物(センター)が入っているのが特徴です。このセンターにはさまざまな種類がありますが、特に代表的なものを紹介します。

チョコと生クリームのガナッシュ

ガナッシュとは、溶かしたチョコレートと生クリームを混ぜ合わせたものです。生チョコレートをイメージすると理解しやすいでしょう。

ガナッシュは生クリームと牛乳を沸騰させた鍋に刻んだチョコレートを加え、ゆっくりと溶かしながら作ります。使用する生クリームの量によって固さが変わり、柔らかめのものをガナッシュ、固めのものを生チョコレートと区別することもあるそうです。

口の中いっぱいに広がる柔らかなチョコレートの風味が魅力的なガナッシュは、ボンボンショコラのセンターだけでなく、ケーキやマカロンなどのお菓子にも幅広く使われ、お菓子作りには欠かせない存在だと言えます。

ペースト状のプラリネ

プラリネについては前述しましたが、ボンボンショコラのセンターに使われるのは、焙煎したナッツ類にキャラメルや砂糖をかけて板状にし、それを砕いてペースト状にしたプラリネです。ナッツには主にアーモンドやヘーゼルナッツが使われます。

プラリネをつかったボンボンショコラは、ナッツの香ばしい風味と、チョコレートの濃厚な味わいが楽しめるお菓子です。

甘くて香ばしいキャラメル

キャラメルについてはご存知の方も多いことでしょう。キャラメルは砂糖とバター、牛乳、生クリーム、水飴などを煮詰めて作る柔らかなキャンディー状のお菓子です。

乳脂肪分の高い牛乳や生クリームを使った柔らかく濃厚な生キャラメルがボンボンショコラのセンターに用いられることが多く、複雑に混ざり合うチョコレートのほろ苦さとキャラメルの甘さや香ばしさが多くの人を魅了しています。

ボンボンショコラの歴史

ボンボンショコラはフランスとベルギーで作り方が異なりますが、そもそもボンボンショコラの発祥はどこなのでしょうか?気になるボンボンショコラの歴史について解説します。

ベルギーの老舗ノイハウスが発明

ボンボンショコラを発明したのは、ベルギーの首都ブリュッセルで160年以上の歴史を持つ老舗チョコレート店ノイハウスです。ノイハウスはその長い歴史の中でベルギーのチョコレート文化に大きく貢献し、ベルギー王室御用達の称号を得ています。

元々ノイハウスは薬局を営んでおり、創業者のジャン・ノイハウスが客を喜ばせるために薬をチョコレートで包んだのがきっかけだったそうです。その後、3代目ジャン・ノイハウスJr.が現在のボンボンショコラの形を発明しました。

ノイハウスは現在でもボンボンショコラを製造していますが、日本ではなかなか手に入りにくく、バレンタインシーズンなどに一部の百貨店で販売される程度です。ベルギーを旅行する際はお土産としてノイハウスのボンボンショコラを買ってみるのも良いかもしれません。

チョコレート専用の箱とともに普及

1915年に3代目ジャン・ノイハウスJr.の妻によって、『バロタンボックス』が開発されました。バロタンボックスとは、チョコレートの味だけでなくチョコレートの見た目の美しさに着目し、見た目の美しさを保つことを目的としたチョコレート専用の箱のことです。

バロタンボックスは現在のチョコレートボックスの元祖であり、この箱とともにボンボンショコラは広く普及するようになりました。

現在では各ブランドごとに趣向を凝らしたさまざまなバロタンボックスを用意しており、チョコレートを食べた後のバロタンボックスをコレクションする人も少なくないそうです。

ボンボンショコラに分類されるお菓子

一口サイズのチョコレートであるボンボンショコラにはさまざまな種類のものがあります。ボンボンショコラとして分類されるお菓子を紹介します。

お酒を入れたウイスキーボンボン

ウイスキーボンボンは、その名のとおり一口サイズのお菓子(ボンボン)にウイスキーなどの洋酒を入れたお菓子の総称です。一般的にはチョコレートで洋酒をコーティングしたものをウイスキーボンボンと呼びます。

ウイスキーボンボンが日本で作られたのは、1923年に神戸のゴンチャロフ製菓が作ったものが最初だと言われています。ゴンチャロフ製菓の創業者、マカロフ・ゴンチャロフはロマノフ王朝の菓子職人で、ロシア革命を機に日本を訪れ、その腕を活かしてウイスキーボンボンなど当時では珍しかったお菓子を作ったそうです。

チョコレートはウイスキーのおつまみとしても好まれますから、チョコレートにウイスキーを入れたウイスキーボンボンがおいしいのもうなずけます。

ただし、アルコール度数が高いものもあるので、自動車を運転する前に食べることは控えましょう。

ガナッシュを入れたトリュフ

フランスの高級食材であるキノコ『トリュフ』のような球形をしている粒チョコレートがトリュフチョコレートです。

トリュフチョコレートは、ガナッシュを薄いチョコレートでコーティングし、そこにココアパウダーや砕いたナッツをまぶして作ります。

トリュフチョコレートのセンターに使われるフィリングはガナッシュだけではありません。ガナッシュにヌガーやドライフルーツなどを混ぜたり、クリームやキャラメル、ナッツなどが使われることもあります。

また、コーティングしたチョコレートの上からまぶすココアパウダーやナッツを、粉砂糖やフルーツパウダーに変えたもの多く、さまざまなアレンジによって見た目や味の変化を楽しむことができるのもトリュフチョコレートの魅力です。

フェレロのロシェ

ロシェとはフランス語で岩や岩山を意味する言葉です。その名のとおり、ゴツゴツとした見た目が岩のように見えることから名付けられました。

ゴツゴツした見た目はアーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類をチョコレートでコーティングしたものによるもので、ナッツの香ばしさとチョコレートの甘さが一度に楽しめるボンボンショコラです。

日本ではフェレロ社のロシェが有名で、ヘーゼルナッツをウエハースとチョコレートで包んだものが販売されています。歯切れの良い軽い口当たりと、ナッツの香り、チョコレートの甘さが一体となって、世代を超えて愛されているチョコレートです。

ボンボンショコラが買えるおすすめの店

ボンボンショコラは洋菓子やチョコレートを扱うお店で買うことができますが、どうせならおいしいものを食べたいものです。都内でボンボンショコラが買えるおすすめの店を紹介します。

ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店

『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』はパリ発祥のチョコレート専門店です。創始者であるロベール・ランクス氏は『ガナッシュの魔術師』の異名をもち、チョコレートを知り尽くし、新たな可能性に挑戦し続けた人物です。

ロベール・ランクスの思想を受け継ぐ『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のボンボンショコラは、ガナッシュの上にチョコレートを薄くコーティングしたフランス式のもので、口どけの良さとチョコレートの風味を一度に楽しむことができます。

  • 店舗名:ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店
  • 住所:東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階
  • 電話番号:03-3201-6006
  • 営業時間:11:00〜20:00
  • 定休日:無休
  • 公式HP

ショコラティエ パレ ド オール TOKYO

『ショコラティエ パレ ド オール』はショコラティエである三枝俊介氏が、2004年大阪に開業した本格的ショコラ専門店です。

取り扱うボンボンショコラはトラディショナルなものだけでなく、生クリームやバターを使わず抹茶の風味を活かした『パレダルジャン』、砂糖の代わりに蜂蜜を使った『マールショコラ』、砂糖やバターなどを使わず、乳酸菌やツバメの巣を加えた『からだにおいしすぎるショコラ』など、ユニークで革新的なものが多いのが特徴だと言えます。

  • 店舗名:ショコラティエ パレ ド オール 東京
  • 住所:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 1F
  • 電話番号:03-5293-8877
  • 営業時間:平日11:00〜21:00、日祝11:00~20:00
  • 定休日:無休
  • 公式HP

リンツ ショコラ カフェ 銀座店

『リンツ』はスイス発祥のチョコレートブランドです。従来の固いチョコレートではなく、口の中でとろけるチョコレートを作ることを夢見て試行錯誤を繰り返し、ついに理想のチョコレートを作り上げたロドルフ・リンツ氏によってリンツのチョコレートは生み出されました。

リンツのチョコレートレシピは機密情報で、創業から150年経った現在でも再現に成功したメーカーはないないと言われています。またリンツのチョコレートは原材料の調達からパッケージまですべて自社で行っており、高い品質を持続することを目的としたサスティナブルなチョコレート作りにこだわっているそうです。

なお、リンツのボンボンショコラはプラリネの名称で販売されています。

  • 店舗名:リンツ ショコラ カフェ 銀座店
  • 住所:東京都中央区銀座7-6-12
  • 電話番号:03-5537-3777
  • 営業時間:平日11:00〜22:00、土日祝11:00~20:00
  • 定休日:無休
  • 公式HP

ジャン=ポール・エヴァン 伊勢丹新宿店

『ジャン=ポール・エヴァン』は1988年にパリで創業したチョコレート専門店です。日本だけでなく台湾や上海、香港にもブティックを出店しています。

ジャン=ポール・エヴァン氏自らカカオの産地を訪れ、材料の厳選だけでなくカカオ栽培に必要な土壌や労働環境にもこだわっているそうです。

そんなジャン=ポール・エヴァン氏はチョコレート業界の法王とまで呼ばれており、宝石のように繊細でありながら、デザイン性や遊び心を加えた味わい深いショコラを数多く生み出しています。

  • 店舗名:ジャン=ポール・エヴァン 伊勢丹新宿本店
  • 住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿本店B1
  • 電話番号:03-3352-1111(大代表)
  • 営業時間:10:00〜20:00(伊勢丹新宿本店に準じる)
  • 定休日:不定休(伊勢丹新宿本店に準じる)
  • 公式HP

通販で買えるボンボンショコラ

ボンボンショコラは店舗だけでなく通販で買うこともできます。近くに店舗がない場合などに利用すると便利です。通販で買えるボンボンショコラの中からおすすめのものを紹介します。

テオブロマ ボンボン 4個入

『テオブロマ』は1999年に渋谷にオープンした手作りチョコレート専門店で、日本人ショコラティエの土屋公二氏が手がけるさまざまなチョコレート菓子が魅力の店舗です。

そんなテオブロマを代表するボンボンショコラの詰め合わせは、フランス産はちみつを使用したものやバジル風味のものなど特徴的なものが多く、贈り物にもぴったりです。

公式オンラインショップでは食べきるにもちょうど良い4個入りのほか、10個入りのボンボンショコラも販売されています。

  • 商品名:テオブロマ ボンボン 4個入
  • 価格:1500円(税込)
  • オンラインショップ:商品ページ

ピエール・エルメ・パリ ボンボンショコラ

『ピエール・エルメ・パリ』は、日本でも人気の高いチョコレートブランドです。

パティスリー界のピカソとも称されるピエール・エルメ氏が手がけるチョコレートは、その独特の輝きが目を引き、口に含むとまろやかに溶け、さらに芳醇な香りを余韻として楽しむことができます。

『ピエール・エルメ・パリ ボンボンショコラ』は、ローズとライチ風味のイスパハン、パッションフルーツ風味のモガドール、フランボワーズ風味のクロエなどバラエティに富んだボンボンショコラを詰め合わせたセットです。

  • 商品名:ピエールエルメ パリ PIERRE HERMÉ PARIS チョコレート キュピドン ボンボンショコラ 5個入
  • 価格:4980円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ピエールマルコリーニ マルコリーニ セレクション

『ピエール・マルコリーニ』も、日本でも有名なベルギーのブランドです。

カカオ豆にこだわっており、仕入れルートの開拓から買い付け、焙煎や精錬などをピエール・マルコリーニ氏自らが行っており、厳選されたカカオ豆は美しく繊細なチョコレートへと姿を変えます。

『ピエール・マルコリーニ』のボンボンショコラはベルギー式の型抜きタイプで、味はもちろんのこと、デザインの豊富さと美しさが食べる人の目を楽しませる一品です。

  • 商品名:ピエールマルコリーニ 2019 バレンタイン セレクション 6粒入り チョコレート
  • 価格:3400円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ラ・メゾン・デュ・ショコラ アタンション

おすすめの店でも紹介した『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のボンボンショコラは、通販で手に入れることもできます。

『ラ・メゾン・デュ・ショコラ アタンション』は、宝石のようなボンボンショコラを美しいボックスに詰め合わせたアソート商品です。

厳選したカカオを使ったボンボンショコラは、口に含むとどっしりとした重厚感がありながら、ガナッシュとチョコレートのバランスが絶妙で、一口サイズでもしっかりと満足感を味わうことができます。

  • 商品名:メゾンデュショコラ LA MAISON DU CHOCOLAT アタンション 6粒入り
  • 価格:4239円(税込)
  • Amazon:商品ページ

美味しいボンボンショコラを贈ろう

一口サイズでさまざまな口溶けや味わいを楽しめるボンボンショコラは、プレゼントにもぴったりのお菓子です。

自分好みのボンボンショコラを見つけて、大切な人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

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