あなたのネクタイは大丈夫?ネクタイの正しい長さと調節のコツ

2019.06.19

ビジネスマンの身だしなみとして重要なポイントとなるネクタイは、色や柄だけでなく、結んだときの長さによっても相手に与える印象が大きく変わるアイテムです。相手に好印象を与えるために覚えておきたい、ネクタイの長さについて解説します。

ネクタイに関する基礎知識

ネクタイの長さについて解説するまえに、まずはネクタイに関する基礎知識を押さえておきましょう。ネクタイの長さや幅などについて解説します。

ネクタイの平均的な長さは140cm

使っているネクタイの長さを把握しておけば、毎回同じ結び方をするだけできれいにネクタイを結ぶことが可能です。

逆に言えば、いつもと違う長さのネクタイを結ぶときは、その都度結び方も調整しなくてはなりません。特にネクタイを長めに結んでしまうとだらしない印象になってしまうので注意が必要です。

一般的なネクタイの長さは『約140cm』を目安に作られています。製造しているメーカーによって長さは多少変動するものの、基本的にはこの140cmであるということを覚えておきましょう。

ネクタイの幅はさまざま

ネクタイの幅は『大剣(ネクタイで一番広い部分)』の広さで分類することができます。

大剣部分の幅が7~9cmのネクタイはレギュラータイと呼ばれ、その名のとおり一般的に用いられるネクタイです。

レギュラータイは、フォーマルにもカジュアルにも使える汎用性の高いネクタイであり、使用シーンに合わせ色や柄を変えることで変化を付けることができます。

大剣部分が4~6cmのネクタイはナロータイと呼びます。レギュラータイよりも細身でカジュアルな印象が強いので、金融などの堅めの業種の人や大事な商談などで使うのは避けたほうが無難でしょう。ビジネスカジュアルを採用している企業や、比較的服装の自由なクリエイターの人であれば特に問題はありません。

大剣部分が9.5cm以上のネクタイは、クラシックな印象が強いため、現在ではあまり使われることがありません。ただし、高身長の人や体格の良い人であれば、それほど気にせず使うことができるでしょう。

ネクタイの正しい長さは?

ネクタイは長さによって相手に与える印象が大きく変わります。ベストなネクタイの長さと、ネクタイの長さが与える印象について解説します。

バックルに乗る長さがベスト

ネクタイの素材や長さによって若干上下することがありますが、ネクタイを結んだときの長さは、『大剣の先端がベルトのバックルに半分ほど乗る長さ』がベストだとされています。

ベルトのバックルよりも短い、あるいは長いと、全体のバランスが崩れてしまい格好悪い印象を与えてしまいます。

自分が日頃使っているネクタイの長さを把握しておき、ベルトのバックルにかかるようにするにはどの辺りで結ぶのがちょうど良いのかを認識しておくと、新たにネクタイを買ったときにスムーズに結ぶことができるでしょう。

短すぎると太って見える

ネクタイの長さが短すぎてベルトのバックルに届かないと、お腹が太って見える、あるいは全体的に窮屈そうなイメージを相手に与えてしまいます。

また、ネクタイが短すぎるとカジュアルな印象が強くなってしまうので、取引先との大事な商談などに臨む際には特に注意が必要です。

長すぎるとだらしない印象に

逆にネクタイが長すぎて、大剣部分がベルトのバックルの下まで来てしまうとだらしないイメージを相手に与えてしまいます。

また、スーツを着慣れていない雰囲気が強く出てしまうため、どこか頼りない印象を与える可能性もあるでしょう。さらに、ネクタイが長すぎると立ち居振る舞いにも差し障ることがあります。

いずれにせよ、ネクタイは長すぎず短すぎずの適度なバランスを取って結ぶことが必要です。

ネクタイの長さを調節するコツ

ネクタイの長さを調節するにはちょっとしたコツがあります。何度ネクタイを結んでも長くなる、あるいは短くなってしまうという人は、参考にしてみてください。

ネクタイの裏に目安がある

実はネクタイの裏には小さな縫い目があることをご存知でしょうか?この縫い目をシャツのボタンの3番目と4番目の間に持ってきてからネクタイを結び始めると、最終的にちょうど良い長さで結ぶことが可能です。

後ほど紹介するネクタイの結び方もこの縫い目を基準にすることが多いので、普段から縫い目を意識して結ぶようにしておけば、新しい結び方にもすぐに慣れるでしょう。

大剣に注目して結ぶ

多くのネクタイは前述の方法でうまく結ぶことができますが、標準よりも長めのネクタイの場合は、うまくいかないことがあります。

その場合は、ネクタイの大剣側がベルトのバックルを半分隠すように結び、小剣側(細い方)を後から調整します。もし、小剣側が長すぎる場合は折り込んでしまえば問題ありません。

ちょっとしたテクニックですが、時間がないときなどには役に立つでしょう。

長さが合わないときは結び方で調整しよう

ネクタイにはさまざまな結び方があります。ビジネスやフォーマルといったシーンに合わせてネクタイの結び方を変えるのが一般的ですが、結び方を変えることによって長さを調整することも可能です。よく使われるネクタイの結び方について解説します。

一般的なプレーンノット

『プレーンノット』は最も基本的なネクタイの結び方です。結び目が小さくスッキリした印象を与えるので、ビジネスシーンだけでなく冠婚葬祭にも使えます。

  1. ネクタイの大剣側を長めに首にかけます
  2. 大剣が上になるよう小剣とクロスさせます
  3. 大剣を小剣に巻き付けるように1周させます
  4. 大剣をもう半周させ小剣の後ろに持っていきます
  5. 首元のループ部分に大剣を下から上に通します
  6. 大剣と小剣のループに大剣を通します
  7. 大剣を下に引き、結び目を上に締めて完成です

結び目をふっくらさせたり、ディンプル(えくぼ)を作ると立体的になり、締まった印象になります。

少し長いときはダブルノット

『ダブルノット』はプレーンノットに続いてベーシックな結び方です。ビジネスシーンにもフォーマルシーンにも使える便利な結び方なので、覚えておくと役に立つでしょう。

  1. ネクタイの小剣側が短めになるよう首にかけます
  2. 大剣が前に来るようクロスさせます
  3. 大剣を小剣に2周巻き付けます
  4. 首元のループ部分に大剣を下から通します
  5. 3で作った結び目(2つあるうちの下の方)に大剣を通します
  6. 結び目が崩れないよう固く締めます
  7. 結び目の形を整え、小剣を引っ張りながら上にあげれば完成です

小剣の長さが調整しやすいので、長めのネクタイを結ぶときにもダブルノットは便利な結び方です。

長すぎるときはウィンザーノット

『ウィンザーノット』は結び目が大きめの正三角形に仕上がるのが特徴の結び方です。襟の大きなシャツや、ワイドカラーシャツのときは、ウィンザーノットがよく似合います。

  1. ネクタイの小剣側が短めになるよう首にかける
  2. 大剣の縫い目を目印に小剣とクロスさせ、1周巻き付ける
  3. 首元のループの下から上に大剣を通す
  4. 小剣の後ろに大剣を回し、大剣を前から首元のループに通す
  5. さらに首元のループに大剣を下から上に通す
  6. ループ状の部分に大剣を上から下に通して引っ張る
  7. 結び目を整え、小剣を引っ張りながら上にあげれば完成

巻き付ける回数が多いので、長めのネクタイを使うときにも向いています。

微調整したいときはセミウィンザーノット

『セミウィンザーノット』もウィンザーノットと同じく三角形の結び目がポイントとなる結び方です。ウィンザーノットよりも手数が少なく、結び目の三角形が小さくなるので、厚手のネクタイを使う際にも向いています。

  1. ネクタイの小剣側が短めになるよう首にかける
  2. 大剣の縫い目を目印に小剣とクロスさせ、1周巻き付ける
  3. 首元のループの前から後ろに大剣を通す
  4. 大剣を前に回して首元のループに下から通す
  5. ループ状の部分に大剣を上から下に通して引っ張る
  6. 結び目を整え、小剣を引っ張りながら上にあげれば完成

ネクタイの長さのポイント

前述のとおり、ネクタイは結び方によって長さが変わります。具体的にどの程度長さが変わるのか、また、体型によるネクタイ選びのポイントについて紹介します。

結び方による大剣の長さ

長いネクタイを使う場合は、いつもと同じ結び方では大剣の位置が下になりすぎることがあります。

そんなときは『結び方を変えてみる』のも一つの方法です。普段プレーンノットで結んでいるのであれば、長いネクタイのときはダブルノットやウィンザーノットを試してみましょう。

実は同じ長さのネクタイを縫い目を基準に結んだ場合、プレーンノットは結び目のから大剣の先までが60cmであるのに対し、ダブルノットは50cm、ウィンザーノットは40cmほどの長さになります。

ダブルノットやウィンザーノットは巻き付ける回数が多い分、大剣部分の長さが短くなります。この特徴を活かせば、長いネクタイでもきれいに結ぶことが可能です。

身長に合わせたネクタイの選び方

『自分の身長に合わせたネクタイを選ぶこと』も、ネクタイを上手に結ぶためには重要なポイントです。

最適なネクタイの長さは、自分の身長から15cmマイナスした長さだと言われています。ただし、首の太さなどに個人差があるため、これは一つの目安として考えると良いでしょう。

前述のとおり、一般的に販売されているネクタイは140cmのものがほとんどです。背の高い人であればこれよりも長めのネクタイを、小柄な人であれば短めのネクタイを選ぶと扱いやすくなります。

ネクタイの長さをしっかり整えよう

ネクタイはビジネスやフォーマルの場に欠かせないファッションアイテムの一つです。

ネクタイの長さによって相手に与える印象が大きく変わってしまいます。特に商談などの大事なシーンにおいては、成功を左右するポイントの一つにもなりかねません。

普段から正しいネクタイの結び方をマスターし、常に適切な長さのネクタイで仕事に臨むよう心がけておきましょう。

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