キャッチコピーが秀逸な映画7選。センスが光るキャッチコピーの魅力

2019.06.18

映画のキャッチコピーに目が留まったとき、どんな内容かはわからなくても「これはよい映画かも」と期待が膨らみます。素敵なキャッチコピーの映画は、それだけで魅力的に見えるものです。ここでは、目を惹くキャッチコピーの映画をご紹介しましょう。

映画のキャッチコピーとは何か

映画のキャッチコピーは、その作品の『自己紹介』のような役割を持っています。普段何気なく目にしているキャッチコピーは、どのようにして生まれるのでしょうか?

観客の目を留める役割

キャッチコピーは、和製英語であり、日本で生まれた言葉です。映画におけるキャッチコピーは『観客の目を作品に留める』役割を担っています。

効果的なキャッチコピーが付いた映画にはインパクトがあるため「これはなんだろう?」と、フレーズに込められた意味に対して興味を抱くでしょう。

そのまま立ち止まってキャッチコピーが掲載された広告を観たり、公式サイトや『Twitter』などで作品の情報を得ようとしたりする誘因になります。

作品を魅力的に見せるのはもちろん、広告自体にメリハリをつけたいときにも効果的です。

映画のセリフから誕生することも

映画のキャッチコピーは、作品に興味を持ってもらうための『きっかけ』を作り出す重要な役割を持っています。

きっかけはさまざまな場面で生まれるものであり、キャッチコピー作りに『絶対のルール』はありません。作品を表すものであれば、作中のセリフがキャッチコピーになる場合もあります。

代表的なものでいえば『ターミネーター』の「I’ll be back(アイルビーバック)」が印象的ではないでしょうか。

キャッチコピーは『作品を印象付けるもの』であれば、何でもOKです。ただし、フレーズと作品につながりがないと『ただ気になったキャッチコピー』で終わってしまいます。

キャッチコピーは、あくまでも『作品を知ってもらうためのきっかけ』であることはブレてはならないポイントです。

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よくある映画キャッチコピー

映画の楽しみの一つでもあるキャッチコピーですが、ときには『定例化』しているものもあります。

感動作品なら「全米が泣いた」、壮大な冒険を描いた作品には「あなたは伝説の目撃者になる」など、よく見かけるキャッチコピーも多いでしょう。

見慣れているからこそ『伝えたい意味』はわかりやすいものの、何度も使われていると「そろそろアレンジしたほうがよいのでは」といった意見も聞こえてきそうです。

心に響く映画のキャッチコピー3選

『心に響く』キャッチコピーは、映画の内容とともに心と記憶に残り続けます。ここでは、そんな素敵なキャッチコピーの映画をご紹介しましょう。

夢の続きを、始めよう。/宇宙兄弟

宇宙は、いつの時代も人類の夢として大きく広がっています。そんな宇宙を舞台に兄弟の絆を描いた作品が『宇宙兄弟』です。

主人公の南波六太と弟の日々人は、幼いころから宇宙に行く夢を抱き続けていました。

本作に付けられた「夢の続きを、始めよう。」というキャッチコピーは、大人になった2人が、宇宙飛行士候補生として宇宙を目指そうとする姿を意味しています。

宇宙という果てしない夢をつかむために懸命に挑み続ける兄弟の姿は、観る人に子供のころの輝かしい気持ちを与えてくれるでしょう。夢の続きを一緒に見たくなる作品です。

宇宙兄弟

世界の幸せはちょっとのスパイスでできている。/マダム・イン・ニューヨーク

幸せが『甘さ』だとしたら、困難は『スパイス』かもしれません。

『マダム・イン・ニューヨーク』では、英語が苦手なことにコンプレックスを持つインド人女性が、ニューヨークで英会話学校に通い始めたのをきっかけに自信を取り戻す姿を描いています。

人生における辛いことは、人生を幸せにするためのスパイスかもしれない……。キャッチコピーの「世界の幸せはちょっとのスパイスでできている」は、そんな前向きな考えを与えてくれます。

インド映画特有の歌やダンスも織り交ぜられており、ポップで楽しい気持ちになれる作品です。

マダム・イン・ニューヨーク

カッコいいとは、こういうことさ。/紅の豚

『紅の豚』は、ジブリ映画のなかでも金言が多いことで有名です。

主人公ポルコ・ロッソは姿こそ豚であるものの、要所要所で放つセリフにはハードボイルドな大人の男の魅力を感じられます。

男性なら、一度は「真似してみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか?

そんな本作に付けられたキャッチコピーは「カッコいいとは、こういうことさ。」です。まさに、ポルコの多くは語らないカッコよさを象徴するようなキャッチコピーといえるでしょう。

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問いかける系のキャッチコピーの映画

問いかけるようなキャッチコピーを見ると「自分だったらどうだろうか?」と考えてしまうものです。

人は「なぜ?」と問いかけられると、無意識にその意味を考え始めるともいわれています。ここでは『問いかける系』のキャッチコピーが付けられた映画をご紹介しましょう。

その善悪に境界(ボーダー)はあるのか――/ボーダーライン

アメリカとメキシコの国境の町・フアレスを舞台に、FBI捜査官と麻薬カルテルの攻防を描いた作品が『ボーダーライン』です。

麻薬カルテルの捜査を進める中、超法規的操作を進める捜査官の存在や汚職景観の存在が明らかになります。

正義のために行っていたはずの捜査が、いつの間にか悪の道をたどっている……そんな善悪の境界線をリアルに描いた作品です。

本作のキャッチコピー「その善悪に境界(ボーダー)はあるのか――」には、そんな登場人物の葛藤が込められています。

ボーダーライン

すべての夢をつかんだ時、いったい何が見えるのだろう。/アビエイター

『アビエイター』は、レオナルド・ディカプリオが1930~1940年代に航空業界で成功した富豪ハワード・ヒューズの半生を演じた作品です。

ハワードは、父親の遺産をすべて注ぎ込み、一躍セレブの仲間入りを果たします。

財産・美しい伴侶・栄光……すべてを手に入れたかのように見えたハワードでしたが、とある事件をきっかけにすべてを失ってしまいます。

「すべての夢をつかんだ時、いったい何が見えるのだろう。」というキャッチコピーは、そんな彼の波乱の半生を象徴しています。栄光を手にした彼が、本当に欲したものはなんだったのでしょうか?

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面白い系のキャッチコピーの映画

感動的なキャッチコピーがある一方で『クスリと笑える』キャッチコピーも存在します。ここでは、面白いキャッチコピーの映画をご紹介しましょう。

だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。/間宮兄弟

「だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。」

そんなキャッチコピーの『間宮兄弟』は、30歳を過ぎても同居している間宮兄弟の子供時代と変わらぬ仲のよさを描いている作品です。

兄弟の日常はとっても平凡で、ささやかな幸せに満ちています。ときには恋に翻弄されることもありますが、基本的には淡々とした日常が綴られているだけです。

なんでもない日常を楽しそうに生きている間宮兄弟を観ていると、なんだか自分の日常を楽しめそうな気がしてきます。そんな肩の力の抜き方を教えてくれる作品です。

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どんな作戦(ミッション)もすべて不可能にする男(スパイ)!!/ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

『Mr.ビーン』シリーズでおなじみのコメディアンのローワン・アトキンソンが演じるスパイの活躍を描いた作品が『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』です。

本作のキャッチコピーは「どんな作戦(ミッション)もすべて不可能にする男(スパイ)!!」と、おおよそエリートぞろいのスパイには似つかわしくないものです。

それもそのはず、本作の主人公は、ドジばかり踏んでしまう男として評判の人物でした。そんなお騒がせスパイがミッションを遂行しようとする姿は、クスリと笑える面白さに満ちています。

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キャッチコピーに釣られてしまうこともある

映画は『タイトル』や『出演者』で決めるという人も、たまには『キャッチコピー』だけを観て気になる作品を観てもよいかもしれません。

映画を観た後に改めてキャッチコピーを見ると、より深い気づきがあるのではないでしょうか。

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