ウイスキーの魅力を知り尽くす。基礎知識からおすすめ銘柄まで

2018.08.17

ウイスキーには色々な種類があり、国によっても個性が出るため、飲み心地や香りが違います。ウイスキーの魅力を知っていただくために、作り方や原料などの基礎的な知識から、あなたに合った銘柄を探すコツを詳しく解説します。

知っておきたいウイスキーの基礎知識

ウイスキーの本当の魅力を知るためには、まずは基礎的な知識を知っておく必要があります。「ウイスキーとはどういうものか?」詳しく解説していきましょう。

ウイスキーの3つの定義

ウイスキーは以下の3つの定義を満たしたものを指します。

  • 麦や豆類など穀物を原料にしている
  • 蒸留(※)してアルコール度数を高めたもの
  • 木の樽に入れて熟成させたもの

(※蒸留とは、一度発酵させた後に気化させ、再び冷まして液体にすること)

穀物を原料としているお酒は多く存在します。これは、穀物に含まれる糖分が発酵すると、酵母菌が増えて、アルコールになるためです。

また、ウイスキーは熟成といい、蒸留が終わった後に一定の期間寝かせることで味に深みが出ます。そして、寝かせる年月が長いほど深い味わいとなり、値段も高額になっていきます。

熟成させるために入れる『樽の大きさや使う木材によっても味や香りが変わる』ので、こだわればキリがないのがウイスキーの魅力の1つです。

ウイスキーの種類と特徴

ウイスキーには種類があり、使用されている原料と蒸留の方法によって名前が変わるのです。

まず、ウイスキーには大きく分けると2種類あります。

  • モルトウイスキー…麦芽(麦に芽が出た状態のもの)だけが原料
  • グレーンウイスキー…穀物(トウモロコシなど)が原料

そして、モルトウイスキーで一箇所の蒸留所のみで作られ、他のウイスキーが混ぜられていないものを、『シングルモルトウイスキー』といいます。香りが強く濃厚な味わいが特徴です。

モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたものを『ブレンデッドウイスキー』と呼び、ライトでスッキリした味わいが特徴です。

ウイスキーは低カロリーで糖質ゼロ

ウイスキーは他のお酒と比べてカロリーが低く糖質ゼロなので、健康を気にする方にもおすすめです。

アルコール1度分の、おおよそのカロリーを計算すると以下のようになります。

お酒の種類 計算式(カロリー÷アルコール度数) 1度分のカロリー
ビール 50kcal÷5度 10kcal
日本酒 100kcal÷15度 6.6kcal
焼酎 200kcal÷25度 8kcal
ワイン 75kcal÷14度 5.3kcal
ウイスキー 250kcal÷43度 5.8kcal

ウイスキーは『ビールの半分程度のカロリー』しかないことが分かりますね。さらに、ウイスキーは度数が高く、ビールのように量を飲まないので、適量であればカロリーをそんなに気にしなくても大丈夫といえます。

国ごとに個性が光る、世界5大ウイスキー

ウイスキーを製造している代表的な国は5カ国あり、それぞれの国のウイスキーは『5大ウイスキー』と呼ばれています。

国によって味や香りが違うので、各国のウイスキーの特徴を紹介していきましょう。

スコッチ

スコッチは、スコットランドのウイスキーで、麦芽を乾燥させる際にピートという炭になりかけている植物を利用するので、『煙のような香り』がするのが特徴です。

そしてスコッチウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたものが多いので、味の変化が幅広いのも魅力となります。

代表的な銘柄には、日本でもおなじみの『ジョニーウォーカー』や、個性的な味が魅力の『ラフロイグ』、シングルモルトウイスキーの『ザ・グレンリベット』があります。

アメリカン

アメリカの代表的なウイスキーといえば『バーボン』です。原料にトウモロコシを半分以上含んでおり、内側を焦がした樽で熟成されます。

甘い香りが特徴で、中でも『ホワイトオーク』という木材を使用して作られた樽で熟成されたバーボンは、バニラのような上品な風味がするので飲みやすいのも魅力です。

代表的な銘柄には『ジャックダニエル』や、ライ麦の刺激的な辛味が特徴的な『ワイルドターキー』、小麦の甘さが引き立っている『メーカーズマーク』があります。

カナディアン

カナダのカナディアンウイスキーは、『口当たりが柔らかで飲みやすい』のが特徴です。クセがなくスッと入るため、カクテルにもよく使われています。

原料にトウモロコシを主に使っているものと、麦を使っているものをブレンドしてあるものが多く、後味が甘いため、ウイスキーを飲み慣れていない方でも気軽に飲むことができます。

代表的な銘柄にカナディアンの代表格と言われる『カナディアンクラブ』、チョコレートのような風味がある『アルバータ』、カクテルでもよく使われる飲みやすさが魅力の『カナディアンミスト』があります。

アイリッシュ

アイルランドで生まれたアイリッシュウイスキーは、『ライトな飲み心地と少し舌に残るオイリーさ』が特徴です。

アイリッシュにしかない『シングルポットスチルウイスキー』は、ライ麦や小麦を大麦と一緒に入れて発酵させるのですが、それぞれ発酵するスピードが違うので時間がかかり、穀物の風味が強く残り、若干オイリーな感触が舌に残ります。

また、単式蒸留器で3回蒸留するという製法をとっているので、他のウイスキーを比べ純度が高いため、飲みやすく高級感のある味わいが楽しめます。

代表的な銘柄には、フルーティーな味わいの『ブッシュミルズ』、麦ベースで非常に飲みやすい『ジェムソン』、伝統的なシングルポットスチルウイスキーである『グリーンスポット』があります。

ジャパニーズ

ジャパニーズは日本のウイスキーです。日本人の好みに合うクセのなさが特徴で、『どんな料理とも相性がいい』のが特徴となります。

ジャパニーズウイスキーは、スコットランドのスコッチを元にして作られているため、飲みやすさに定評があり、香りに深みがあるのが特徴です。

代表的な銘柄にはシングルモルトのフルーティーで香ばしい香りの『山崎』や、樽から瓶に入れる際に水で希釈されていない原酒の味そのままの風味が味わえる『フロム・ザ・バレル』もおすすめです。

そして、ワールドウイスキーアワード2018にも輝いた『イチローズモルト』などがあります。

実は全く違うウイスキーとブランデー

どちらも琥珀色で見た目が似ているウイスキーとブランデーですが、実は明確な違いがあります。そこで、よりウイスキー通になるためにブランデーとの違いをしっかり理解しておきましょう。

大きな違いは原料にあり

ウイスキーの原料は大麦やトウモロコシであり、ブランデーの原料は果物です。ウイスキーとブランデーでは『原料が違う』ので、見た目は似ていても全くの別物となります。

ブランデーは果物をある程度発酵させた後、樽に入れて数年寝かせます。その工程で色が変化していき琥珀色になっていくのです。

コニャックはぶどうが原料のブランデー

ブランデーの中でも1番有名なコニャックは、主に『ユニ・ブラン』という品種の白ぶどうが原料となっています。

ユニ・ブランは酸味が強いので、発酵する際に余計な細菌が繁殖しづらいというメリットがあるのです。さらに、糖分が少ないと発酵するスピードが遅くなり、より香りがギュッと濃縮されたブランデーとなります。

そのため、コニャックは香りが芳醇で、瓶を開けた瞬間に豊かな香りがするのです。

ウイスキーはいろいろな飲み方で楽しめる

ウイスキーの魅力は、その日の気分や好みに合わせて色々な飲み方ができるという点です。そこで、おすすめの飲み方を紹介します。

定番はストレートやロック

もちろん、ウイスキー本来の味を重視するのであれば、ストレートやロックが1番でしょう。

ストレートの場合には、チェイサーといい大きめのグラスによく冷えた水か、ウイスキーに合うドリンクを用意し、ウイスキーと交互に飲むことで香りをより楽しむことができます。

ウイスキーは甘いものとも相性がよいため、飲み慣れてきたらチェイサーも自分なりに工夫して色々と試してみるとよいでしょう。

ロックの場合には、飲む前に『グラスをよく冷やして』おきます。そうすれば、中の氷が溶けずに長い間ベストな状態で楽しむことが可能です。

そして、グラスに入れる氷ですが、できるだけ大きなものを用意してください。氷が大きい方が溶けにくく、より冷たさが続きます。

ハイボール

夏の暑い時期には、ハイボールがおすすめです。あまりウイスキーを飲み慣れていない方でも、炭酸水で割ることで苦味が薄くなるので飲みやすくなります。

より美味しいハイボールを作るためには、以下のことを注意してください。

  • グラスとウイスキーをよく冷やしておく
  • グラスには氷をたっぷり入れておく
  • ウイスキーと炭酸水の比率は1対3程度
  • 炭酸水を入れたら混ぜすぎない

ハイボールは冷たくないと美味しくないので、『キンキンに冷えたグラスで作る』のがポイントとなります。また、ウイスキーも飲む数時間前に瓶ごと冷蔵庫に入れておくといいでしょう。

そして、炭酸が抜けないように、炭酸水を注ぐ際にも、グラスのふちから慎重に入れていきましょう。一気に炭酸水を注ぐとそれだけで炭酸のあわが弾けて抜けていってしまいます。

お好みでレモン果汁や、レモンの輪切りを入れても美味しく飲めますよ。

カクテルにするとより飲みやすくなる

ウイスキーがあまり得意ではないという方でも、他のドリンクで割ることで色々な楽しみ方ができます。自宅でも簡単に作れるウイスキーのカクテルをいくつか紹介しましょう。

『ウイスキーコリンズ』は、誰でも簡単に作れるカクテルです。

  • スコッチウイスキー…60ml
  • レモンジュース…20ml
  • ソーダ…適量
  • 砂糖…スプーン2杯

レモンの酸味と砂糖の甘みが強いので、ウイスキーの苦味が消えて非常に飲みやすいカクテルです。

『クロンダイク・クーラー』は見た目にもオシャレなので、パーティーなどでも使えます。

  • レモンの皮(長くきったもの)
  • ウイスキー…45m
  • レモンジュース…小さじ1杯
  • ガムシロップ…小さじ1杯
  • ジンジャーエール…適量

ポイントは、長く切ったレモンの皮をコップから少しはみ出すように飾りつけることです。

他にも、ウイスキーをコーラで割るだけでもお手軽カクテルができますので、お好みで試してみてください。

ウイスキーを引き立てるおつまみ

ウイスキーをより美味しく飲むのであれば、おつまみにもこだわりたいですよね。そこで、ウイスキーに合う、とっておきのおつまみを紹介致します。

チーズ

意外な組み合わせに思えるかもしれませんが、チーズはウイスキーのおつまみの定番です。チーズがウイスキーの味を引き立ててくれるので、じっくり飲みたいという方におすすめです。

チーズにも色々な種類がありますが、チェダーやカマンベールなどの『少し味が濃い目のもの』の方がウイスキーとは相性がいいです。

また、スーパーなどで手軽に手に入るスモークチーズも、燻製にすることで水分が抜けて味が凝縮されているので、ウイスキーとよく合います。

チョコレート

チョコレートもウイスキーと相性バツグンです。チョコレートの甘さがウイスキーの苦味とマッチして、お互いを引き立てるので、よりウイスキーを美味しく感じることができます。

好みもありますが、『カカオが多めに入ったビターチョコレートがおすすめ』です。糖分が高くないので、カロリーをとりすぎる心配がありません。

バーでも、小粒のチョコレートを置いているところは多いので、ウイスキーと交互につまみながら食べると、より美味しく飲むことができます。

ドライフルーツ

ドライフルーツもウイスキーとよく合うおつまみです。ドライフルーツは果物の甘みが水分を飛ばすことにより凝縮されています。

さらに、食感も適度に歯ごたえがあるので、それほど沢山の量を食べなくても満足感があり、『カロリーをとり過ぎずに済む』というメリットもあるのです。

特におすすめなのは、『パイナップルやイチジクといった食べごたえのあるもの』です。カロリーを気にするなら、1個が小さいものよりも少し大きめでお腹にたまるものの方が食べ過ぎ防止になります。

おすすめしたい人気のウイスキー銘柄3選

ウイスキーが好きでも、高いものはあまり頻繁に飲むことができませんね。そこで、失敗しないおすすめのウイスキーを紹介致します。

サントリーウイスキー 響 JAPANESE HARMONY

フルーティーな香りで余韻が長く続く、味わい深いウイスキーです。

また、クセがなく飲みやすいので、ウイスキーに慣れていない方でも美味しく飲むことができるでしょう。とても香りがよく、ボトルにも高級感があるので、パーティーやお祝いの品にも向いています。

そして、麦芽が原料のモルトウイスキーと、穀物が原料のグレーンウイスキーをブレンドしているので、軽い口当たりに仕上がっています。

ストレートやハイボールなど、どんな飲み方をしても楽しめるウイスキーです。

  • 商品名:サントリーウイスキー 響 JAPANESE HARMONY
  • 価格:8,570円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ジャックダニエル ブラック

チャコール・メローイングというテネシーウイスキー独自の製法で作られているため、バーボンよりも味がなめらかで甘い風味が魅力のウイスキーです。

チャコール・メローイングというのは、樽から出したウイスキーを、さらに『サトウカエデ』というメープルシロップの原料の樹液がとれる木炭で、時間をかけてろ過するという製法です。

お手頃な価格で購入することができますが、メープルシロップのような香りと爽やかな飲み口で、カジュアルに飲めるウイスキーとなっています。

ブレンデッドウイスキーなので、飲み口が軽くウイスキー初心者にもおすすめです。

  • 商品名:ジャックダニエル ブラック
  • 価格:2,185円(税込)
  • Amazon:商品ページ

サントリー シングルモルト ウイスキー 山崎

シングルモルトの山崎は、香りが強く濃厚な味わいが楽しめます。本格的にウイスキーの香りを楽しみたいという向けの正統派ウイスキーで、華やかな香りが魅力のウイスキーです。

また、名水百選にも選ばれている『離宮の水』を使用しているので、雑味がなくクリアな味わいが楽しめます。

どんな料理にも合わせても相性がよく、濃厚で深みのある味わいなので、ウイスキーが好きな方におすすめです。

  • 商品名:サントリー シングルモルト ウイスキー 山崎
  • 価格:8,950円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ウイスキーボンボンは大人も楽しめるお菓子

ウイスキーは普段あまり飲まないけれど、ウイスキーボンボンなら食べたことがあるという方もいるのではないでしょうか?

ウイスキーボンボンはお酒が入った砂糖のお菓子のことを指します。日本ではチョコレートがかかっているものが多いですね。

そんなウイスキーボンボンの中でも、特におすすめの2品をピックアップしました。

アンソンバーグ コーヒーリカーアソート 8P

ウイスキーのミニチュアのような形のした、ウイスキーボンボンが8つ、4種類の味が楽しめるお得なセットです。

中にはそれぞれ、ウイスキー、テキーラ、オレンジリキュール、ラムを使ったコーヒーリキュールが入っていて、ウイスキー以外のボンボンも味わえるので、選ぶ楽しみもありますね。

1つだけ食べようと思っても、美味しいのでついつい手が出てしまう一品です。

  • 商品名:アンソンバーグ コーヒーリカーアソート 8P
  • 価格:1,080円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ニッカ 竹鶴ピュアモルト17年使用 ウイスキー生チョコレイト

ウイスキーのボトルで購入すると大変高価な竹鶴ピュアモルト17年を、生チョコの中に閉じ込めた贅沢なウイスキーボンボンです。

生チョコレートと高級ウイスキーが舌の上で絡み合い、上品な香りが口いっぱいに広がります。

ウイスキーの聖地といわれる札幌のすすきのにあるニッカバーで、お通しとして出されている生チョコなので、プレミアム感もある一品です。

  • 商品名:ニッカ 竹鶴ピュアモルト17年使用 ウイスキー生チョコレイト
  • 価格:1,296円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ウイスキーの魅力がわかる大人へ

ウイスキーには色々な種類があり、国によっても特徴が異なります。ウイスキーの本当の魅力は数あるボトルから自分にとってのベストな1本を探すことです。

色々なウイスキーを試して、楽しみながらお気に入りの1本を見つけてください。

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