日本酒の糖質、カロリー、プリン体は?健康的な日本酒との付き合い方

2019.06.18

日本酒は糖質が多いとか太りやすいとか言われがちですが、実際はどうなのでしょうか?そこで今回は、日本酒の糖質量やカロリー、プリン体などの数値を踏まえながら、糖質ゼロの日本酒の紹介を含め、健康的な日本酒の楽しみ方についてまとめてみました。

日本酒一合の糖質はビール中ジョッキより低い

糖質は、人間にとってはエネルギー源となる主要な栄養素の一つであり、日本人の糖質摂取量は1食当たり約90〜100g、1日だと270〜300g程度と言われています。そしてダイエットや生活習慣病の予防などで糖質制限を行う場合は、1日の総糖質量を130g以内に抑えるのが良いとされています。

主なお酒の糖質量を比べてみると、まず醸造酒は、日本酒(純米酒)が1合(180ml)で約6.5g、ビールが中ジョッキ(400ml)で約12g、ワインがグラス1杯(125ml)で約1.9g(赤)から2.5g(白)となります。一方、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカなどの蒸留酒は、蒸留工程によって不純物が取り除かれているため、糖質量はゼロです。

そのため、糖質制限を受けている人なら蒸留酒の方が無難ですが、健康体の人が日本酒を1〜2合嗜む程度ならさほど糖質を気にする必要はなく、むしろお酒のアテとなる食事の糖質量に注意を払う方が賢明でしょう。

日本酒のカロリーとプリン体について

さてダイエットモードの方にとっては、糖質と同様に日本酒のカロリーも気になるところですね。そこで主なお酒のカロリーを一覧表で比較してみました。

日本酒1合(180ml) 185kcal
ビール中ジョッキ(400ml) 160kcal
ワイン1杯(125ml) 94kcal
ウイスキー水割り(30ml) 75kcal
焼酎甲類ロック(50ml) 100kcal
焼酎乙類ロック(50ml) 73kcal

それぞれのお酒を飲む際の標準的な量で比べると、日本酒のカロリーは他のお酒よりも少し高めになります。

一方プリン体はビールの中ジョッキが24mg前後と断トツに多く、以下日本酒は1合当たり約2.1mg、ワインはグラス1杯で0.5mg、ウイスキー水割りは0.03mg、焼酎はゼロとなっています。プリン体摂取許容量が1日400mg以下なら痛風のリスクは回避しやすいので、日本酒についてはほぼ心配はないでしょう。

糖質ゼロの日本酒を比較する

蒸留酒やワインに比べると糖質やカロリーが高めの日本酒ですが、近頃は糖質オフや糖質ゼロの日本酒も数多く登場しています。そこで、大手酒造メーカーによる糖質ゼロの日本酒について比較してみました。

月桂冠糖質ゼロ 白鶴糖質ゼロ 松竹梅糖質ゼロ 菊正宗純米糖質ゼロ 日本盛糖質ゼロ・プリン体ゼロ
カロリー 79kcal 76kcal 77kcal 60kcal 75kcal
タンパク質 0.2〜0.6g 0.2g 0.5g 0.2g 0.3g
アルコール度数 13〜14度 13〜14度 13〜14度 10度 13〜14度
日本酒度 +22 +23 +23 +17 +22.5
酸度 1.0 1.1 0.8 1.0 0.6
アミノ酸度 0.8 0.8 1.1 1.3

糖質ゼロの日本酒は、各社とも全体的にスッキリとした辛口タイプに仕上がっているものがほとんど。日本酒を飲み慣れた人にとっては少々軽く感じるでしょうが、逆にそこが新たな魅力とも言えます。

それぞれを比較すると、カロリーとアルコール度数が最も低いのは、唯一の純米酒である「菊正宗純米糖質ゼロ」です。一方、プリン体ゼロを実現しているのは「日本盛糖質ゼロ・プリン体ゼロ」のみ。また「大関糖質ゼロプラス」は、脂質や糖質の吸収を抑える「難消化性デキストリン」を配合、2015年モンドセレクションで金賞を受賞しています。

酒肴の糖質を抑えて健康的に日本酒を飲もう

日本酒は焼酎やウイスキー、ワインよりも糖質やカロリーは多いですが、糖尿病などで厳密に糖質を制限されていない限り、さほど神経質になる必要はないでしょう。それよりも、糖質控えめのおつまみを選ぶことが大切。日本酒と相性の良い冷奴、焼魚、刺身、焼鳥(塩)、枝豆、温野菜などがおすすめとなります。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME