紅茶の定番『アッサム』の特徴は?美味しいミルクティーの淹れ方も紹介

2019.06.14

ミルクティー向けの濃く深い味わいが魅力的なアッサム。その美味しい淹れ方を知っておくと来客時や友人とのお茶会などで紅茶通として一目置かれること間違い無し。この記事では、アッサムの特徴・収穫期間・美味しい淹れ方などについてお話していきたいと思います。

アッサムはどんなお茶?

『アッサム』とは、世界で最大の紅茶産地である北東インドのブラマプトラ河の両岸に広がるアッサム平原で採取される茶葉の総称です。4~5月のファーストフラッシュから11月までがアッサムの生産期となっており、この時期がいわゆる「旬」といえます。

収穫時期により特徴が違う

収穫時期の中でも「ファーストフラッシュ」と呼ぶ時期は紅茶としての特徴が控えめ。6~7月の「セカンドフラッシュ」時期がアッサムならではの個性的コクと濃い水色で、最も高品質な収穫期とされています。

甘みが強くコクのある味に、濃い赤みのある茶色い液色、ジューシーな香りなどが特徴で、ストレートも良いですが、特にミルクティーにピッタリの条件が揃っています。アッサム種は中国種より渋くて苦味が強いため、甘い砂糖との相性も抜群。砂糖たっぷりの甘いミルクティーには、断然アッサムがおすすめです。

アッサムの収穫期間について

アッサムの収穫期間は2月~12月と長めで、収穫シーズンによって美味しさもまた違いがあります。

  • ファースト…苦さや渋さが他のシーズンよりは弱めで、ストレートで飲むのに適しています。
  • セカンド…苦味が強めで、砂糖やミルクティーに適しています。
  • オータム…オータムは運次第で茶葉の仕上がりも変わってきます。この時期は雨季や乾季があり、10月あたりの乾季だと香り高い茶葉に仕上がります。

アッサムとダージリンとの違い

アッサムと同じくインドで生産されるダージリンは、「紅茶の王様」と称されることもあるほど人気の高い茶葉です。アッサムとダージリンの違いはどんなものなのでしょうか?

ダージリンは標高1000m以上の高地で育てられており、気温が低く繊細な葉が育ちやすいので、収穫時期によって味も大きく変わるようです。

生産量はダージリンよりもアッサムの方が多く、インドで作られる茶葉のうち半分を占めています。

アッサムは川沿いの低地で育てられるので気温が高く温度差が少ないのが特徴、ダージリンよりかは大きめの葉が育ちます。摘む時期によって風味やコクは異なりますが、ダージリン程変化が出ることはありません。

美味しいアッサムミルクティーの淹れ方

さて、アッサムの飲み方でなんといってもおすすめなのはミルクティー。そこで、美味しいアッサムミルクティーの入れ方を解説していきます。

濃厚ロイヤルミルクティーの作り方

普通につくるミルクティーもいいですが、アッサムの魅力を最大限に引き出すためには、ロイヤルミルクティーがおすすめです。

普通よりもミルク味が強調されますが、アッサムの豊かな味わいはそれに負けることなく、十分に紅茶の味を感じさせてくれます。淹れ方は以下の通りです。

  1. 小さなボウルにスプーン山盛り2杯のアッサム茶葉を入れて、茶葉が浸る程度のお湯を注いで茶葉をふやかします。これにより茶葉が開きやすくなり、香りも良くなります。
  2. 水と牛乳を1:1の割合で小鍋に入れて弱火にかけます。ミルクティーを作るカップを使い、水と牛乳を一杯ずつ計れば二杯分作れるのでわかりやすいです。沸騰する直前に火を留めるよう心がけてください。
  3. 茶葉と、必要なら砂糖を入れてかきまぜ、ふたをしたら3~4分ほど蒸らしましょう。
  4. 茶こしを使ってカップへお鍋をゆすって一度中身を混ぜてから、ティーカップへ注ぎます。 カップを前もって温めておくと、ミルクティーの温度が下がりにくくなるのでオススメ。

ミルクティーに限らず、紅茶を淹れるときのポイントはとにかく温度を下げないこと。ぜひ参考にしてみてください。

アッサムの「CTC」とは

少し茶葉について詳しくなってくると、『CTC』という謎のアルファベットを見たことはないでしょうか?

CTCは茶葉の製法の一つで、コロコロと丸まった極小の茶葉を作る時に用いられるものです。特にアッサムでは、90%以上の茶葉がこのCTC製法を使って製造されています。

CTCは短時間でしっかりとした味わいの紅茶を淹れられるように編み出された、新しく現代的な製法です。多忙な現代人達の需要と共に急速に広がり、いつしか世界中の産地で作られるようになりました。

専用の機械で茶葉を押しつぶし、細かくして再び丸めることにより、この極小の形になります。粒の大きさには個体差があり、最大数ミリ単位のものまでありますが、細かいものの方が味が強く濃くなります。アッサムのCTCを購入するときには参考にしてみてくださいね。

アッサムはミルクティーに合わせるのが王道

アッサム紅茶をミルクティーやチャイに使うとまさに王道といった味わいを楽しめます。しかし昨今のアッサム茶園はストレートでも飲めるぐらいまで質が高いです。

ぜひ購入したアッサム紅茶をストレートで飲んでみてください。新しい紅茶の美味しさに出会えるのではないでしょうか。

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