靴のクリームの選び方大全。色別のおすすめクリームも紹介します

2018.08.14

良い靴を大切に履き込むと、自分の足に馴染んでお気に入りの1足になると言います。長くきれいに履くためには、靴に合わせた手入れをすることが必要です。クリームを使った靴の手入れ方法とクリームの選び方を紹介します。

靴の手入れの基本

靴と一口に言っても、素材・デザイン・価格は様々です。そのため、人を判断する際には『履いている靴を見ればわかる』と言われるほど、個性を表すものです。

しかし、せっかく高級でデザインも良い靴を履いても、手入れを怠った汚い状態のままでは意味がありません。

長い時間、外出に使用した靴は汚れが付着しているので、綿布・ブラシ・クリームを使って手入れをしてください。丁寧に手入れをすることで、大事な靴の寿命を伸ばし、長く履くことができるでしょう。

革は肌、クリームは美容液に例えられる

靴に使われている革は、とても丈夫なイメージがあります。しかし革は、牛などの動物の皮を使って作られるため、人間の肌と同様にコラーゲンを多く含んでおり、非常にデリケートな素材です。

人間の肌は、洗顔の後には美容液を使ってケアをします。それと同様に、革にもこまめに栄養を与えて保護しなくてはなりません。

そこで、革の栄養分を補うために使う『美容液』のような働きをするクリームが必要となるのです。

クリームの種類

靴のクリームは、色々なメーカーからたくさんの商品が販売されていますが、大きく下記の3タイプに分けられます。

  • 乳化性クリーム
  • 油性クリーム
  • 液状クリーム

これらのクリームは原料・効果がそれぞれ異なるため、用途に合わせて選ぶようにしましょう。

手入れの頻度

毎日クリームを塗ってブラッシングをする必要はありません。お手入れをやり過ぎることで、靴に余計なダメージを与える原因となってしまいます。靴の汚れが気になるタイミング(週に1回が目安)でクリームを使った手入れを行いましょう。

毎日のケアには、硬く絞った柔らかい綿布で、革の表面の汚れを拭き取るだけで充分です。

毎日同じ靴を履くのではなく、1日履いて水分を吸収してた靴は、風通しの良い場所で2日間ほど休ませることも忘れないでください。

靴のクリーム選びのポイント

靴のクリームは、ツヤだし・栄養補給などの目的や、革の素材に合わせて選ばなくてはなりません。

またクリームは、保湿・保護効果だけでなく、傷や色落ちなどを補修するタイプもあり、靴の状態によっても、必要なクリームが異なります。

ここでは、上手な靴のクリームの選び方について紹介します。

目的に合うクリームを

乳化性・油性・液状の3種類の靴のクリームは、それぞれ効果が異なるため、目的に合わせて選びましょう。

乳化性クリームは、靴の手入れクリームの中でも最もよく使われるクリームです。水・油・蝋を原料とし、革に水分・栄養分を与えて、しなやかさを出してくれます。

油性クリームは、油と蝋のみで作られたクリームで、革に光沢・ツヤを出したい時に使います。栄養分を与えると同時に、革の表面をコーティングするので、防水効果もあります。

液状クリームは、ワックスと水分を液状化したもので、塗って乾燥させるだけで革表面に保護膜を作り、簡単に光沢を出せるクリームですが、革の呼吸を妨げることでダメージが大きいため日頃の手入れには使いません。

好みの匂いか

靴の手入れは、顔を靴に近づけて行うため、クリームの匂いも選ぶポイントの1つとなります。

靴のクリームを使って手入れをしていると、独特な匂いが部屋に充満したり、手指に匂いが付いたりして困った経験はありませんか?

石油系の有機溶剤が、このクリームの匂いの原因となっているため、匂いが気になる人は、植物系天然オイル・ビーズワックスを主な原料として作られているクリームを選びましょう。

植物系天然オイル・ビーズワックスを使ったクリームは、クリームの気になるニオイはなく、甘い香りがします。

レザーの種類で選ぶ

靴に使われているレザーは、主に下記の4種類です。

  • スムースレザー
  • スエードレザー
  • ヌメ革
  • デリケートレザー

表面が滑らかな『スムースレザー』は、基本的にはどのクリームも使用できます。表面が起毛タイプでツヤのない『スエードレザー』には、必ず専用のクリームを使いましょう。クリームを使わずにブラッシングのみでもOKです。

タンニンなめしを施しただけの『ヌメ革』は、特にクリームで手入れの必要はありません。クリームを使う際には、油性クリームもしくはヌメ革専用クリームを使用してください。

油シミや色落ちがしやすいカーフ(子牛)などの『デリケートレザー』には、水分量が多いデリケートレザー用のクリームを使いましょう。

手入れの方法

正しい方法で靴の手入れを行うことで、靴へのダメージを最小限に防ぎながら汚れを落として、栄養分を与えることができます。

お気に入りの靴を長く履きたい人は、下記の手順で手入れを行いましょう。

  1. 馬毛ブラシであらかじめ汚れを落とす
  2. 革専用クリーナーを綿布にとって、革表面の汚れを拭き取る
  3. クリームを革に塗る
  4. 豚毛ブラシでブラッシングをする
  5. 柔らかい布で余分なクリームを拭き取る

ここでは、手入れのポイントとなる汚れの落とし方・クリームの塗り方について詳しく解説します。

ブラシなどで汚れを落とす

靴の手入れをする際には、まず靴に付着した汚れを落とすことが重要です。馬毛ブラシを使って丁寧に砂埃を取り除きましょう。砂埃が付いたままクリームを塗ると、革表面に傷がついてしまいます。

また、ブラシで表面の汚れを取り除いた後は、クリーナーを使ってブラシだけでは取り除けない汚れも落としましょう。ただしクリーナーは、革へのダメージがあるので毎回使う必要はありません。

汚れが付着したままクリームを塗ってしまうと、汚れも一緒にコーティングすることになります。シミ・ムラの原因にもなるので注意しましょう。

クリームの塗り方は?

クリームは革に直接塗るとシミの原因となるため、ブラシまたは綿布に少量とってから、薄く伸ばしながら塗りましょう。目安としては、男性用の革靴であればパール大1つ分程度で充分です。

全体に薄くサッと伸ばした後に、きれいな綿布で表面を磨き、余分なクリームを拭き取ります。

黒でおすすめのクリーム

冠婚葬祭やビジネスシーンにてよく用いられる黒の革靴には、どんなクリームを使えば良いでしょうか。

黒の革靴の中でも、ブランドによっても黒の色味に違いがあるように、黒色のクリームにも色味の違いがあります。

自分の持っている靴の黒をしっかりとチェックしてから、それに近い色味のクリームを選びましょう。ここでは、黒でおすすめのクリーム3選を紹介します。

M.モゥブレィ プレステージ クリームナチュラーレ

有機溶剤を使用していない天然成分の乳化性クリームで、青み・緑みがかった透明感のある色味が特徴です。気になる匂いがなく、塗りやすいテクスチャーなので、初心者にも使いやすい商品です。

革に深く浸透し、革本来の色みやナチュラルな光沢を出してくれるので、厚塗り感がありません。また、水分・栄養分を与えながら革を保護し、クリームを塗った後も、べたつきが少なくツヤ感が持続します。

  • 商品名:M.モゥブレィ プレステージ クリームナチュラーレ
  • 価格:2,160円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ブリフトアッシュ ザ クリーム

おしゃれの発信地である東京・表参道に店舗を構える『ブリフトアッシュ』のオリジナル商品です。

化粧品会社と共同で制作されたこのクリームは、手肌についても安全な約20種類の天然成分を主原料として作られています。顔料を一切使用せずに染料のみで色出しを行うことで、透明感のある仕上がりになります。

乳化クリームでありながら、ローションのようなサラッとした使い心地なので、ブラシを使わずに指で塗って、軽く乾いた布で拭くだけで抜け感のある光沢が出ます。

  • 商品名:ブリフトアッシュ ザ クリーム
  • 価格:3,240円(税込)
  • 公式サイト商品ページ

サフィール ノワール クレム1925

フランスの高級革靴クリームのブランドである『サフィール』は、百貨店などでも取り扱われる有名なブランドで、中でも特に高級な靴用クリームが『サフィール ノワール  シリーズ』です。

厳選した高級ビーズワックス・蝋・シアバターなどの天然成分に有機溶剤を混ぜ合わせた油性クリームで、栄養分を与えるだけでなくツヤだしも同時にできます。

透明感よりも重厚感のある色味が特徴で、少し赤みがかった黒色に仕上がります。油性クリームは体温でクリームが溶けて柔らかくるため、ブラシに付けて塗るよりも指で塗るのがおすすめです。

  • 商品:サフィール ノワール クレム1925
  • 価格:2,160円(税込)
  • Amazon:商品ページ

茶色でおすすめのクリーム

オーソドックスな黒の革靴に次いで、実用性の高いカラーは茶色です。

茶色にも、ライトブラウン・ミディアムブラウン・ダークブラウンと種類がありますが、特に落ち着いた印象のダークブラウンが人気です。

ここでは、茶色の靴におすすめのクリーム3選を紹介します。

ジュエル ヴィオラシュークリーム

日本のブランドである『ジュエル』のヴィオラシュークリームは、雨が多い日本の気候を考慮して作られた乳化性クリームです。

乳化性クリームは、一般的に水を吸収しやすい乳化剤が使われていますが、ヴィオラシュークリームは、乳化剤の使用を最小限に抑えています。そのため油分が浸透しやすく、防水効果に優れています。

茶色の色みも種類豊富なので、自分の靴の色に合ったカラーを探せる点が魅力です。

  • 商品名:ジュエル ヴィオラシュークリーム
  • 価格:864円(税込)
  • Amazon:商品ページ

コロンブス ブートブラックシュークリーム

国内最大手シューケアブランド『コロンブス』が開発した乳化性クリームです。クセのない柔らかめのテクスチャーで、使い勝手が良いです。

革への栄養補給と同時に補色もできます。粒子が細かいため、革表面の凹凸にクリームが乗りやすく、深みのある色に仕上がります。茶色のバリエーションが豊富で自分の靴の茶色に近いものが選べます。

  • 商品名:コロンブス ブートブラックシュークリーム
  • 価格:1,080円(税込)
  • Amazon:商品ページ

コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス

ドイツでトップを誇る皮革ケアブランドの『コロニル』が販売する1909 シュプリームクリームデラックスは、バッグなどの皮革製品全般に使える乳化性クリームです。

原料には、革へ栄養分を与えるシダーウッドオイル・保湿成分のある動物性由来の蝋・撥水性に優れたフッ素化炭素樹脂が使われています。

  • 商品名:コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス
  • 価格:2,376円(税込)
  • Amazon:商品ページ

白でおすすめのクリーム

ビジネスシーンでは、あまり履く機会がない白の靴ですが、オフやカジュアルなシーンでは、白い革のスニーカーなどが人気です。

白の靴は、黒や茶などの色が濃い靴よりも汚れが目立ちやすいため、手入れをしっかりと行う必要があります。

ここでは、清潔感のある白い靴に蘇らせてくれるおすすめのクリーム3選を紹介します。

コロニル ウルトラクリーム

羊から抽出されたラノリン油を配合した乳化性クリームです。革への栄養補給をしてしなやかに保ち、傷や色落ちも簡単に目立ちにくくします。

補色効果のあるクリームは一般的に匂いが強く、苦手な人も多いですが、ウルトラクリームは気になる匂いが少なく、また柔らかいテクスチャーで伸びが良いので扱いやすいです。

  • 商品名:コロニル ウルトラクリーム
  • 価格:972円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ジュエル ホワイトニングクリーム

ジュエルのホワイトニングクリームは、顔料を加えて着色性を高めた白革靴専用の乳化性クリームです。

革に栄養分を与えながら自然なツヤを出して、小さな傷や黄ばみなど気になる部分もしっかりと白く塗って目立たなくします。

  • 商品名:ジュエル ホワイトニングクリーム
  • 価格:1,080円(税込)
  • Amazon:商品ページ

サフィール レノベイティングカラー補修チューブ

靴以外にもバッグなどの皮革製品全般の色の補修に使える乳化性クリームです。

補修クリームなので、全体に塗り伸ばすのではなく、気になる部分に少量ずつ塗って使いましょう。しっかりとクリームを乾燥させたら、ニュートラルの栄養クリームで栄養補給をするのがおすすめです。

  • 商品名:サフィール レノベイティングカラー補修チューブ
  • 価格:1,296円(税込)
  • 楽天:商品ページ

ニュートラルでおすすめのクリーム

靴の色みを変えずに栄養補給や保護するためには、ニュートラル(無色)のクリームを使いましょう。

靴に塗ると透明になるので、どんな色の靴にも安心して使えますが、長年使っていると白浮してくる可能性があります。そのため、たまに色が付いたカラークリームも併用すると良いでしょう。

ここでは、ニュートラルでおすすめのクリーム3選を紹介します。

コロンブス ミンクオイル

動物性の油脂を配合し、革に栄養を与えながら柔らかく仕上げられる油性クリームです。

匂いが強いと言われるミンクオイルの中でも、比較的匂いが抑えられているので、使いやすいのが特徴です。また、塗った後のべたつきもあまり感じられません。マットに仕上げたい人にも向いています。

  • 商品名:コロンブス ミンクオイル
  • 価格:598円(税込)
  • Amazon:商品ページ

M.モゥブレィ アニリンカーフクリーム

通常よりもロウ成分を多く含んだ乳化性クリームです。スムースレザーはもちろん、アニカンカーフなどのデリケートなレザーにも使用可能です。

栄養分を与えながら、潤いを与えて乾燥から革を保護します。蝋などの油分の配合率が少ないため、シミ・ムラができにくく、どんな色の革靴にでも使用できます。

  • 商品名:M.モゥブレィ アニリンカーフクリーム
  • 価格:1,080円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ラナパー レザートリートメント

有機溶剤を一切使用せずに、ビーズワックス・ホホバオイルなどの天然成分だけを原料として作られた油性クリームです。

軽い汚れであればこのクリームで落とせるため、クリーナーとしても使えます。またクリームを塗りこむだけで浸透し、ホホバオイルとビーズワックスが革に栄養分を与えてくれるので、ツヤを出すための磨き作業も不要です。

撥水効果にも優れているので、これ1つで靴の手入れが手軽に行えます。

  • 商品名:ラナパー レザートリートメント
  • 価格:2,160円(税込)
  • Amazon:商品ページ

足元から大人のカッコよさを

靴はファッションの大切な一部です。お気に入りの大事な靴を長く履くためには、その靴に合った手入れをすることが大切です。

いつ誰に見られても恥ずかしくないように、足元から大人のカッコよさを演出しましょう。

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