コーヒー豆の劣化を防ぐために。原因やおすすめの保存缶を紹介

2019.06.13

コーヒー豆は、様々な原因により、次第に劣化し風味が落ちていきます。保存期間がどのくらいであるかを意識し、最適な方法で保存することが重要です。コーヒーを美味しく飲むための保存方法や、おすすめのコーヒー豆専用の保存缶を紹介します。

コーヒー豆の劣化の原因を知ろう

コーヒー豆が劣化する理由は、主に三つの環境が原因として挙げられます。それぞれについて確認しましょう。

空気に触れただけで酸化する

コーヒー豆には植物性の油分が多く含まれ、この油分が空気に含まれる酸素と結合して酸化し、コーヒー豆の劣化につながります。

また、粉の状態であれば空気に触れる表面積が広くなるため、豆の状態に比べさらに劣化しやすくなるのです。

以前は、コーヒー豆を真空パックに包装して販売する業者が多く存在しました。しかし、コーヒー豆は焙煎直後から炭酸ガスを発生させるためパックが破裂しやすくなるという理由から、現在では市販のコーヒー豆は真空パックに包装されていないケースがほとんどです。

購入の際には『消費期限に気をつける』ことはもちろん、『購入後はできるだけ空気に触れないよう管理する』ことが重要です。

高温多湿な環境

一般的に、物質は温度が高いほど化学反応を起こしやすくなります。コーヒー豆を高温の環境に置いておくと、それだけで劣化スピードを早めることになります。

また、コーヒー豆の表面は空気中の水分を吸収しやすい構造です。湿度が高い環境では劣化しやすくなります。梅雨時期や夏場の高温多湿な環境では、できるだけ温度と湿度が低い状態で保存する必要があります。

コーヒー豆は湿気だけでなく、匂いを吸収しやすいことも特徴です。『嫌な匂いが多く付着することも劣化を促進する原因になる』ため、周囲の匂いにも気をつけましょう。

見落としがちな紫外線

多くの動植物に対し悪影響を与える紫外線は、コーヒー豆にとっても劣化の原因となります。『太陽の光に当たらないよう保存すること』が重要です。

蛍光灯からも太陽光とまではいかないものの、紫外線は放出されているため、コーヒー豆はできるだけ暗所に保存するようにしましょう。

光に当てることで、高温の状態を作り出す原因にもなります。場所だけでなく、コーヒー豆を保存する容器も遮光を意識しましょう。

コーヒー豆は保存缶で美味しさをキープ

コーヒー豆の味や風味をできるだけ落とさずに常温保存するためには、『専用の保存缶を利用する』とよいでしょう。市販の保存缶ならば、一般的な容器に比べて蓋の密閉度が高く、空気が入りにくい状態で保存できます。

また、多くの保存缶は素材にもこだわりが見られ、光を通さないような素材が使われています。容器の外側に施された塗装も、遮光を意識した目的だけでなく、デザイン性の高いおしゃれなものが多く見られます。

保存期間は常温で1週間前後

コーヒー豆を1週間前後で消費するのであれば、冷蔵庫や冷凍庫に入れておく必要はありません。保存缶を使って『冷暗所に常温保存』しましょう。

コーヒーは焙煎後2~3日経過した頃から徐々に美味しくなります。5日前後経過すると炭酸ガスの放出も落ち着き、雑味がほとんどない状態でコーヒーを味わえます。

味や風味にこだわるなら、保存期間が1週間前後になるような量のコーヒー豆を購入し、保存缶を使っての常温保存がおすすめです。

保存期間は冷蔵で2週間前後

コーヒー豆を消費するのに2週間前後かかりそうなら、鮮度をより長く保つため『冷蔵庫に保存』しましょう。

冷蔵庫保存の場合は、ジップロックなどの密閉袋を使った保存がおすすめです。密閉袋なら冷蔵庫の中でも保存スペースを確保しやすく、誰でも簡単に空気を抜くことが可能です。また、冷蔵庫に入れておけば強い紫外線を気にする必要もありません。

2週間前後で飲みきれそうな量なら、半分だけ冷蔵庫で保存し、残りの半分を保存缶に入れて消費するという方法もあります。その際、冷蔵庫で保存する豆は外に出すと結露で濡れてしまう可能性があるため、使い切るまで冷蔵庫で保存するようにしましょう。

デザインがお洒落、おすすめコーヒー保存缶

デザイン性が高くインテリアとしても映えるコーヒー専用保存缶を、厳選して三点紹介します。全てシックでシンプルなデザインなため、男性の部屋にも合う商品です。

工房アイザワ コーヒー缶

大正11年創業の『工房アイザワ』は、世界的ステンレスの産地、新潟県の燕市に拠点を構える、老舗のキッチン用品専門店です。

工房アイザワのステンレス製コーヒー缶は、趣のあるツヤ消しの味わい深さと、シンプルながら存在感のあるデザインが魅力です。蓋に重みがあり密閉性が保てる上、光が当たらず豆が酸化しにくい構造になっています。

SサイズとLサイズがあり、Sは約220g、Lは約300gほどのコーヒー豆が入ります。

  • 商品名:工房アイザワ コーヒー缶
  • 価格:3669円(税込)
  • Amazon:商品ページ

澤井珈琲 コーヒー専用 保存缶

『澤井珈琲』は、世界中から厳選したコーヒー豆を販売する、創業37年の老舗コーヒー専門店です。

澤井珈琲のオリジナル保存缶は、澤井珈琲オリジナルのロゴプリント入りでデザイン性が高く、500gのコーヒー豆を袋ごと保存できる大容量です。

取っ手が掴みやすいという機能性に優れ、密閉度も高く、挽く前の豆を保管する大きな容器が欲しい場合におすすめです。

  • 商品名:澤井珈琲 コーヒー専用 保存缶
  • 価格:1310円(税込)
  • Amazon:商品ページ

カルディ オリジナル キャニスター缶

『カルディ』は、こだわりのオリジナルコーヒー豆をはじめ、世界各国の珍しい輸入食品を取り扱う人気のインポートショップです。

カルディのオリジナルキャニスター缶は、マットなブラックにシンプルなデザインのコーヒー専用保存缶です。

シリコンゴムパッキンできっちりとフタが閉まるため密閉性が高く、200gの挽き豆がぴったり入る使い勝手の良いサイズも魅力といえます。

  • 商品名:カルディ オリジナル キャニスター缶
  • 価格:1680円(税込)
  • Amazon:商品ページ

長期保存したい場合はどうする?

やむを得ず長期保存する場合も、できるだけ豆の劣化をおさえる保存を意識する必要があります。

しっかり密閉して冷凍庫へ

飲みきるまで2週間~1カ月ほどかかりそうな場合は、冷凍庫に入れて保存しましょう。空気を抜き完全に密閉できる、ジップロックやアルミバッグなどの袋に入れることが重要です。

冷凍庫への保存でも、コーヒーとしての香りや風味を味わえる期間は、長くて2カ月程度です。

冷凍庫なら1年程度の消費期限は保てるといわれていますが、あくまでも『飲める』レベルが保てるということであり、コーヒーとしての味のクオリティは期待できないでしょう。

コーヒー豆は生鮮食品に例えられることが多く、肉や魚、野菜と同じような意識で扱えば、保存に対する正しい感覚が持てるようになります。

冷凍保存したコーヒー豆を使う時は

冷凍保存したコーヒー豆を使う際は、そのまま使用すると蒸らし温度が低くなるため、本来の味や香りが抽出されにくくなります。常温に戻した後に淹れるようにしましょう。

常温に戻す場合は、一度冷蔵庫に入れゆっくりと温度を上げた後、常温に戻しましょう。いきなり常温に戻そうとすると、結露が起こり豆が水分を吸収し、劣化の原因になりかねません。

翌朝使うコーヒー豆を、就寝前に冷蔵庫へ移しておく方法は、寝ている間に解凍が進むのでおすすめです。

コーヒー豆の美味しさを長持ちさせよう

コーヒー豆は、空気や高温多湿、紫外線により劣化し、香りや風味が落ちます。

できるだけ美味しいコーヒーを楽しめるよう、短期間の保存なら専用の保存缶で、長期保存なら冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME