コーヒーといえば『キリマンジャロ』。焙煎度合で変わる味の特徴とは

2019.06.11

キリマンジャロはキリマンとも呼ばれ、その名の通りアフリカのタンザニアのキリマンジャロの山のふもとで作られたコーヒー豆のことです。特別コーヒーが好きという人でなくても、一度は聞いたことがありますよね。この記事では、世界三大コーヒーに数えられる『キリマンジャロ』の魅力をご紹介します。

キリマンジャロってどんなコーヒー?

キリマンジャロは野性味あふれるなんていう表現をされることも多いですが、どんなコーヒーなのでしょうか?

タンザニアで採れるキリマンジャロ

キリマンジャロはアフリカのタンザニアで採れるコーヒー豆です。本来はキリマンジャロのふもとで採れたコーヒーのみをキリマンジャロと呼びますが、現在日本ではタンザニアのコーヒーを総称してキリマンジャロと呼んでいます。

キリマンジャロの豆は、一粒一粒が大きく、水分量が多いとされています。水分量が多いと、焙煎時にコーヒーの中心部まで熱が伝わりやすいため、一般的に高品質豆の条件として挙げられます。キリマンジャロの多くは標高1000m以上の、気温の変化が激しく降水量が多い厳しい環境で育てられるため、豆の中にたっぷり水分を蓄え、たくましく大きく固い粒に育つのです。

ちなみにキリマンジャロの豆は、豆の大きさによってAA・A・AB・B・C・Eと6つにランクが分けられています。最もグレードが高いAAは、キリマンジャロの中でも最高級品。一粒の大きさや欠点豆の少なさなど厳しい基準をクリアしたものだけが名乗ることができ、完熟した濃厚な味わいはまさにキリマンジャロコーヒーの真髄といっていいでしょう。

酸味と苦みのバランスが絶妙な味わい

キリマンジャロは酸味と苦みのバランスがよく、深いコクが特徴のコーヒーです。柑橘系を思わせるようなフルーティーな香りとそこはかとない甘みもあるため、飲みづらさを感じることも少なく、渋いコーヒーが苦手でも美味しく飲むことができます。

他のコーヒーの有名ブランドとくらべると、酸味の部分がより強調されて感じることが多いでしょう。

焙煎で変わる?キリマンジャロの楽しみ方

キリマンジャロに限らずですが、コーヒー豆は焙煎度合いによって様々な表情を見せてくれるのも魅力の一つ。キリマンジャロ特有の酸味と苦みを引き出す、おすすめの美味しい淹れ方や飲み方を見ていきましょう。

キリマンジャロのおいしい淹れ方

酸味のきいたコーヒーが好きという人なら、ミディアムロースト程度のやや浅煎りがおすすめ。苦みが抑えられ、酸味が効いたすっきりとした味わいになります。

さらにまろやかな酸味を楽しみたいというときには、お湯の温度はやや低め(75~80℃くらい)で入れるといいでしょう。これは、コーヒーの苦み成分が高温で抽出されやすいため、低温のお湯を使用することで苦みを抑え、酸味の際立った味になるためです。

キリマンジャロの酸味と苦みをバランスよく味わいたい人は、フレンチローストなどの深煎りがおすすめです。やや苦みが強調されますが、先述の通りキリマンジャロは比較的すっきりとした後味の飲みやすいコーヒーのため、酸味と苦みのバランスが引き立って爽やかな味わいを感じられます。

深煎りの場合も、あまりにも温度の高いお湯だとせっかくの酸味が感じにくくなってしまうので85℃程度で太めにお湯を入れて、手早く抽出するといいでしょう。

キリマンジャロとブルーマウンテンの違いは?

タンザニアの『キリマンジャロ』は、ジャマイカの『ブルーマウンテン』、ハワイの『コナ』と並んで世界三大コーヒーともいわれています。

とくにブルーマウンテンは、キリマンジャロと同じく標高の高い山のふもとで栽培されているためよく比べられることがありますが、味にはかなり違った特徴があります。

ブルーマウンテンは最高品質のコーヒーとも呼ばれ、酸味と苦み、甘味そしてコクのすべてのバランスがいいといわれています。高級品ではありますが、飲みやすく万人受けする「王道」的なコーヒーなので、コーヒー初心者やプレゼントにおすすめのコーヒーです。

好みはわかれますが、飲みやすく甘いコーヒーが好きであればブルーマウンテン、酸味が強くすっきりした味わいを楽しみたいという人はキリマンジャロがおすすめです。

キリマンジャロは大人の味わい

世界三大コーヒーに数えられるキリマンジャロの魅力はいかがだったでしょうか?酸味と苦みのバランスがよく、どんなシーンにもぴったりなキリマンジャロは、まさに至福のときが過ごせる大人のコーヒーともいえるでしょう。

コーヒーの味にこだわりたい人は、ぜひ一度キリマンジャロコーヒーを飲んでみてくださいね。

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