スッキリとしたさわやかな飲み口で人気のレモネードは、自宅でも簡単に、専門ショップのような味を作れます。シロップを作り置きしておけば、炭酸やカクテルなど様々なアレンジが可能です。レモネードの作り方やアレンジ方法を紹介します。
すっきり爽やかなレモネード、どんな飲み物?
レモネードとは、レモン果汁に砂糖やシロップ、ハチミツなどを加えて甘くし、水やソーダで割ったシンプルな飲み物です。美味しくて作りやすいことから、世界中で飲まれているドリンクです。
世界中から愛されているドリンク
レモネードは、海外では『夏場の定番ドリンク』として親しまれています。レモネードが一般的によく飲まれているアメリカでは、大手コーヒー専門店の定番メニューとして人気があるのです。
フランスでも、カフェの定番メニューとして愛され、メーカーによりレモネード製品が盛んに販売されるなど、生活に根ざした存在になっています。
韓国でも多くのカフェや露天で販売されブームになっており、いまや欧米だけでなくアジアや他の地域でも広く親しまれる、高い人気を誇るドリンクです。
レモンシロップの作り方
レモネードに使うレモンシロップの作り方を解説します。
用意するもの
まずはレモンを2個用意しましょう。無農薬レモンなら皮のまま使えます。
砂糖とハチミツも必要です。砂糖を400g、ハチミツを100g用意しましょう。分量に関しては、砂糖とハチミツを足した重さがレモンと同量程度になるようにします。レモン2個で500g程度なので、1個の場合は砂糖とハチミツを半分ずつにするなどして調整しましょう。
レモンシロップを入れる容器も必要です。100円ショップなどで購入できる、密封性の高いガラス瓶を用意しましょう。保存用にするには殺菌が必要なため、食用のアルコールスプレーも用意しておきましょう。
作り方
まず、保存容器を消毒します。耐熱ガラス容器の場合は沸騰したお湯に入れ、煮沸消毒しましょう。耐熱でない場合はアルコールスプレーをかけ、キッチンペーパーで拭き取っておきましょう。
次に、レモンの皮を包丁で剥き、2mm程の幅で輪切りにしていきます。無農薬レモンの場合は、皮を剥かずに輪切りでも構いません。皮付きの場合、苦味のあるレモンシロップが作れます。
レモンをスライスしたら、砂糖と交互にビンの中に入れていきます。砂糖がまんべんなくレモンに触れるよう意識しましょう。
最後にハチミツを入れましょう。ハチミツを入れることで味にコクが出ます。ハチミツがない場合は、砂糖をレモンと同量入れましょう。
瓶を密封し、冷暗所で保管し、1日1回、清潔なスプーンでかき混ぜましょう。1週間程度繰り返し、砂糖が全て溶けたら完成です。
保存方法と保存期間
レモンシロップ完成後は、高温の状態が続くと、発酵し泡が出てくることがあります。瓶の蓋をしっかり閉め、冷蔵庫に入れて保存しましょう。
保存の際は劣化をおさえるため、なるべく空気に触れないようにしましょう。タッパーなどに小分けして保存すれば、開け閉めの度に空気に触れる量を減らせるのでおすすめです。
賞味期限は約1カ月が目安です。確実に食べきれる量を作るとよいでしょう。途中で泡が出て発酵が始まった場合は、レモンを一度全て取り出し、シロップを15分ほど弱火にかけてアクをすくい出しましょう。
レモンシロップを色々なもので割ってみよう
一度作ったレモンシロップは、他のものと割ることで様々な楽しみ方ができます。
水で割って定番のレモネードに
レモネードにする場合は、レモンシロップ大さじ3~4杯を200~250ml程度の水で割れば出来上がりです。また、レモンシロップ大さじ1杯を200ml程度のお湯で割れば、ホットレモネードが作れます。
分量はあくまでも目安です。濃くしたり薄くしたりと、好みでシロップや水、お湯の量を調整しましょう。
どちらの場合も、漬けたレモンスライスを数枚添えれば、味がしっかりまとまるだけでなく見た目も良くなります。
炭酸で割ってレモンスカッシュに
手作りレモンシロップは、夏の暑い時期に炭酸水で割れば、レモンスカッシュにして味わえます。レモンシロップ大さじ3~4杯を、200~250ml程度の炭酸水で割れば出来上がりです。
氷を入れたり、シロップに漬けたレモンスライスを入れたりして、自分好みのレモンスカッシュを楽しみましょう。
利用する炭酸水は、加糖のものだと甘くなりすぎる可能性があります。シロップ自体が十分に甘いため、炭酸水は無糖のものを使うとカロリーも抑えられるでしょう。
ビールと合わせて大人の味に
レモネードとビールで作られた『パナシェ』というカクテルがあります。ビールとジンジャーエールを合わせた『シャンディガフ』や、ビールとトマトジュースを合わせた『レッドアイ』と並び、ビールが苦手な人にも飲みやすいビアカクテルとして人気です。
パナシェは、レモネードとビールがあれば、自宅で簡単に作れます。最初にビールを注ぎ、同量の冷えたレモネードを加え、かき混ぜずにそのまま飲みましょう。
自作のパナシェを美味しく飲むコツは、ビールとレモネードを1:1の割合にすることと、かき混ぜずにそのまま飲むことです。
氷を入れると味が薄くなるため、氷は入れずにそのまま味わいましょう。使うビールは、苦味が少なくキレのある種類ならば、レモネードとの相性が良いため味わい深いパナシェが作れます。
手作りが苦手なら市販のシロップを活用
市販のレモンシロップを使えば、簡単に美味しいレモネードを作れます。おすすめのレモンシロップを厳選して3点紹介します。
名糖 レモネードC500
『名糖 レモネードC500』は、レモンティーやアップルティーでおなじみの『名糖』が提供する、溶かして飲むタイプのレモネードです。缶入りで使いやすく、計量スプーンも付属しています。
コップ1杯あたり、レモン25個分のビタミンCが摂取でき、さらにビタミンEをプラスしたさわやかなレモンのおいしさが口いっぱいに広がるドリンクです。
粉末なのでホットレモネードは作りやすく、水や炭酸水で作る場合は、少量のお湯で粉を溶かした後に作れば、溶け残りがなく仕上がります。
- 商品名:名糖 レモネードC500
- 価格:1080円(税込)
- Amazon:商品ページ
Dolce popレモネード
『Dolce popレモネード』は、風味豊かなシチリア産レモン果汁を10%使用した、甘くリッチな味わいの微炭酸レモネードです。
コールドでもホットでも、割らずにそのまま味わえます。ホットで飲む場合は、耐熱容器に移し替え、電子レンジで温めれば美味しく飲むことが可能です。
1本の量は340mlで、開ける際の栓抜きは不要です。
- 商品名:Dolce popレモネード
- 価格:194円(税込)
- Amazon:商品ページ
ピアス ヴェーダヴィ ジンジャーレモネード
『ピアス ヴェーダヴィ ジンジャーレモネード』は、生姜にハチミツとレモン果汁を足し、ほどよい酸味と甘さで飲みやすく仕上がった、脳縮生姜シロップです。
生姜の持つ独特の苦味がおさえられ、生姜が苦手な場合でも美味しく飲めるよう作られています。国内の工場で徹底した管理のもとで作られており、着色料や保存料も使わず無添加なので安心して飲めるのもメリットです。
お湯で割って生姜湯として味わうだけでなく、水に溶けやすいため冷水または炭酸水で割って飲んでも美味しく味わえます。また、紅茶に入れたり料理に使ったりと、様々な味わいを楽しめる商品です。
- 商品名:ピアス ヴェーダヴィ ジンジャーレモネード
- 価格:3024円(税込)
- Amazon:商品ページ
レモネード好きが選ぶ、東京のおすすめ店3選
美味しいレモネードが飲める、都内のおすすめ店を紹介します。
レモネードbyレモニカ
『レモネードbyレモニカ』は、金沢生まれのレモネード専門店です。独自製法のレモネードシロップをベースに、オーダーが入ってからひとつずつ作り提供しています。
メニューにはソーダやフローズン以外にも、常時約20種類のフレーバーやフルーツで、バラエティ豊かなレモネードを楽しめます。毎日飲みたくなる自然ですっきりとした味わいです。
- 店舗名:レモネードbyレモニカ
- 住所:東京都世田谷区北沢2-32-6
- 電話番号:03-6804-8040
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:無休
- 公式HP
ITOYA Drink
『ITOYA Drink』は、文房具店の中にあるレモネード専門スタンドです。パクチーレモネードなどの珍しいフレーバーも取り揃えられ、レモネード好きなら一度は訪れておきたい名店です。
ゆっくり座ってくつろぐことはできませんが、ユニークなレモネードが飲みたい気分の時や、「少し喉が渇いた」という時に立ち寄って、レモネードを楽しめるお店です。
- 店舗名:ITOYA Drink
- 住所:東京都中央区銀座2-7-15 伊東屋ビル 1F
- 電話番号:03-3561-8311
- 営業時間:月~土曜日10:00~20:00 日曜日10:00~19:00
- 定休日:無休
- 公式HP
フツウニフルウツ
フルーツサンドが美味しいことで有名な『フツウニフルウツ』で、美味しいレモネードも味わえます。
輪切りのレモンが入ったレモネードは、レモンシロップをソーダで割ってあります。甘すぎず飲みやすく、パチパチとした炭酸ですっきりとした味わいを楽しめます。
- 店舗名:フツウニフルウツ
- 住所:東京都目黒区中目黒1-1-71
- 電話番号:03-6451-0178
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:不定休
- 公式HP
自宅で本格的なレモネードを楽しもう
さわやかな飲み口で人気のレモネードは、自宅で簡単に作れます。レモンシロップを作り保存しておけば、アイスやホット、カクテルまで、いつでも気軽にレモネードを楽しめます。
作るのが苦手だという人でも、市販のシロップもあるのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか?