世界四大スピリッツ『ラム酒』とは?おいしい飲み方やカクテルを紹介

2019.06.11

世界四大スピリッツの一つであるラム酒は、独特の香りと味わいが楽しめます。日本ではまだなじみの薄いお酒ですが、バーや自宅で楽しんだり、美味しく飲む方法を調べたりしている人も多いのではないでしょうか?この記事ではラム酒の美味しい飲み方や、有名なカクテルについて徹底紹介します。

ラム酒の基礎知識

ラム酒と言えば、ラムレーズンなどお菓子のイメージが強いかもしれません。しかし、ストレートやロックで飲んだり、他の飲み物や果汁などと組み合わせてカクテルで飲んだりと、いろいろな飲み方で楽しめるお酒なのです。

ラム酒は、古くから海賊たちに親しまれていました。人気映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』でも登場し、ラム酒が再び注目されはじめています。また、海賊だけでなく、イギリス海軍でも娯楽の一部として配給されていました。

このように、ラム酒は長い航海をする海では欠かせない飲み物です。ここでは、ラム酒の基礎知識を紹介します。

ラム酒はサトウキビの蒸留酒

ラム酒はジン、ウォッカ、テキーラとともに世界四大スピリッツ(蒸留酒)の一つで、『サトウキビ』が原料です。

ラム酒はいくつかの種類に分類され、種類によって強弱がありますが、カラメルを焦がしたような、ほろ苦く甘い味わいが楽しめます。サトウキビのしぼり汁や砂糖に精製するときにできる『モラセス』を使用しているのも特徴です。

ラム酒の発祥については、諸説ありますが、17世紀のカリブ海のどこかの島で誕生したと言われており、昔から航海には欠かせない飲み物でした。

ラム酒のアルコール度数

ラム酒のアルコール度数は、40~75%と大きく開きがあります。しかし、一般的なラム酒では『40~50%』のものが多いです。

『151プルーフ』と表記されているものは、アルコール度数が75.5%と、ラム酒のなかでも強いお酒なので弱い人は注意しましょう。『プルーフ』とは、アメリカやイギリスで主に使われるアルコール度数を示す単位のことです。

ビールのアルコール度数は5%前後、比較的強いお酒の日本酒でも15%なので、それらに比べるとラム酒はとても強いお酒ということになります。同じく世界四大スピリッツであるジン、ウォッカ、テキーラとおおよそ同じくらいと考えておいてよいでしょう。

おすすめのグラス

ラム酒を飲むときには、ラム酒の甘い芳醇な香りが楽しめるような『ブランデーグラス』がおすすめです。

ブランデーグラスは、香りを逃さないようにチューリップ型に口がすぼんだ大型グラスなので、ラムを30mlほど入れて、香りを楽しみながらゆっくりと飲みましょう。

ラム酒の種類を知ろう

たとえばテキーラなどは、テキーラとして認められるために細かな基準をクリアする必要がありますが、ラム酒は、製造方法・アルコール度数などの取り決めがありません。

シングルモルトウイスキーのように単式蒸留器を使用したものや、グレーンウイスキーやウォッカのように連続式蒸留機が使われるものもあります。

また、製造方法の違いだけでなく、原材料であるサトウキビの処理方法などによっても味わい異なってきます。そのため、ラム酒と呼ばれる商品の種類は豊富です。

産地や製造方法の違いが、色や風味に大きく影響します。それぞれの種類の特徴を理解してから、自分の好みのラム酒を選ぶことが美味しく楽しむポイントです。ここでは、『ラム酒の種類』について解説します。

クセのないホワイトラム

樽による熟成が行われていない無色透明の種類が『ホワイトラム』です。シルバーラムとも呼ばれています。

ホワイトラムは、活性炭でろ過されており、すっきりとしたクリアな味わいが特徴です。そのまま飲むのもOKですが、カクテルのベースとしてもよく使われています。

バランスの良いゴールドラム

『ゴールドラム』は、淡い琥珀色が特徴です、樽で熟成させた後、ろ過せずに瓶詰しており、程良い色づきと適度な香りが特徴です。アンバーラムとも呼ばれています。味、香りともにバランスが良いため、ラム初心者にもおすすめです。

風味が強いダークラム

ゴールドラムと同様に樽で熟成させたものが『ダークラム』です。ゴールドラムよりも濃い色をしており、味も香りも強く感じられます。

樽で3年以上熟成させているため、ラム酒らしい味わいがしっかりと出ており、ラム酒独特の風味を味わいたい人に人気です。

おいしい飲み方を紹介

ラム酒の飲み方には、ストレートやロックのほか、ホットやカクテルなど、いろいろなものがあります。

バーなどのお店でラム酒を楽しむときは、最適な飲み方で提供してくれますが、家で楽しむときにはどのような飲み方が美味しく楽しめるのでしょうか?

ここでは、飲み方のポイントとともに、ラム酒の『美味しい飲み方』を紹介します。

温度に気をつけよう

ラム酒を楽しみたいならば、『温度』に気をつけましょう。ラム酒だけでなく、お酒全般において、温度は需要なポイントです。特に、ラム酒は香りを楽しむお酒なので、種類によってもそれぞれ美味しく飲むための適温があります。

たとえば、甘くて芳醇な香りが楽しめる「常温」は、ラム酒特有のまろやかで濃厚な香りが引き立ちます。ダークラムやヘビーラムのラム酒は、ぜひ常温で楽しみましょう。

より一層ラム酒の香りや風味を味わいたい人は、ラム酒を温めたり、お湯で割ったりする『ホット』での飲み方もおすすめです。

一方、逆にクセの無いすっきりした味わいを楽しみたいときは、ホワイトラムやライトラムの種類をボトルごと冷蔵庫で冷やせば、クリアなラム酒の味わいを楽しめます。

風味を味わうならストレートやロックで

ラム酒は、シナモンやグローブ、ナツメグなどのスパイスを入れたり、ホットミルクや紅茶で割る飲み方など、さまざまな飲み方が楽しめるお酒です。

しかし、ラム酒本来の風味を味わいたいならば、『ストレートかロック』で飲んでみましょう。ただし、その場合には、強いお酒の直後に飲むチェイサーとして水を用意し、交互に飲むのがおすすめです。

人気のラム酒を飲もう

ラム酒は、色の違い・製法の違いなど種類もさまざまです。そのため、現在販売されているラム酒はたくさんあります。

数あるラム酒のなかから、自分好みの商品を見つけるのは難しいと悩んでいる人は、まずは人気商品から試してみるのも良いでしょう。ここでは、定番ともいえる人気のラム酒を3銘柄を紹介します。

バカルディ スペリオール

『バカルディ』は、世界でも最もラム酒の生産量が多いことでも有名なラム酒のブランドです。その人気の高さから、日本をはじめ、世界中のバーに置いてあると言われています。

そんなバカルディが販売する『スペリオール』は、ホワイトラムの定番です。クセの無いすっきりとした味わいで軽い口あたりと、甘みが特徴と言えます。そのため、カクテルのベースにも最適です。

自宅で、レモンジュースやシロップと組み合わせた『ダイキリ』や、ライムとソーダ、シロップと組み合わせた『モヒート』などのカクテルも作れます。

  • 商品名:バカルディ スペリオール (ホワイト) ラム 750ml
  • 価格:1990円(税込)
  • Amazon:商品ページ

キャプテンモルガン スパイスト ラム

『キャプテンモルガン』は、17世紀にカリブ海で大活躍したという伝説の海賊、ヘンリー・モーガンから名前がついたラム酒のブランドです。キャプテンモルガンのラム酒ボトルには、ヘンリー・モーガンが描かれています。

そんなキャプテンモルガンの『スパイスト ラム』は、ゴールドラムにバニラ・アプリコットなどのスパイスを加え、まろやかで甘い風味が楽しめます。そのため、ラム初心者にも飲みやすい商品です。

  • 商品名:キャプテンモルガン スパイスト ラム
  • 価格:1922円(税込)
  • Amazon:商品ページ

マイヤーズラム オリジナルダーク

ジャマイカで作られたマイヤーズラムの『オリジナルダーク』は、ダークラムの最高級品と言われる逸品です。ダークラムの代名詞とも言われており、深い色とコク、そして、ラム酒本来の風味と味わいが存分に楽しめます。

マイヤーズラム オリジナルダークの華やかで甘い香りを楽しむために、まずはストレートやロックで味わってみましょう。

また、この香りの高さから、カクテルやお菓子作りにも使われており、使い勝手の良さとコストパフォーマンスに優れた商品です。

  • 商品名:マイヤーズラム オリジナルダーク
  • 価格:1389円(税込)
  • Amazon:商品ページ

おすすめカクテルを紹介

ラム酒は、カクテルにもよく使われるお酒で、ベースにしたカクテルは豊富にあります。ここでは、ラム酒を使った『おすすめのカクテル』をレシピとともに紹介します。

定番のモヒート

ラム酒を使ったカクテルの定番の一つに『モヒート』が挙げられます。アメリカの著名な文豪・ヘミングウェイも愛したとされるモヒートは、居酒屋などでも頼める定番カクテルとして人気を集めています。

モヒートは、ホワイトラムにライム、ミント、砂糖、ソーダを加えて作ります。ソーダで薄めるため、アルコール度数は通常のラム酒よりも低くなります。作り方は、下記のとおりです。

  1. 冷えたグラスにライム汁(1/4個分)と角砂糖1~2個をいれ、すりこぎなどですりつぶす
  2. 1にミントの葉を10~15枚ほどを入れて軽くすりつぶす
  3. グラスに適量の氷とホワイトラム30~50mlを注いで混ぜる
  4. ソーダをゆっくりとグラスに注ぎ、全体を軽く混ぜて完成

ミントとライムの香りが清涼感をプラスしています。爽やかな夏の定番カクテルです。

人気の高いキューバリブレ

『キューバリブレ』は、キューバの独立に因んだ、ゴールドラムとコーラを組み合わせ、ライムを加えたカクテルです。

ラムの香りとコーラの甘さによって、飲みやすく仕上がっています。キューバリブレの作り方の手順は下記のとおりです。

  1. グラスに氷を適量入れる
  2. グラスにゴールドラム45ml、ライムジュース10ml、コーラ適量の順に注ぐ
  3. ゆっくりとかき混ぜて完成

仕上げに、ライムやオレンジなどの柑橘類を絞れば、さらに爽やかな味わいが楽しめます。

甘さ強めのピニャコラーダ

スペイン語でパイナップル畑という意味の『ピニャコラーダ』は、ホワイトラム、ココナッツウォーター、パイナップルジュースで作るカクテルです。1954年に、プエルトリコのヒルトンホテルで考案されました。

カリブ海生まれのラムに、南国のココナッツ、パイナップルの風味が加わったトロピカルカクテルで、デザートカクテルとしても人気です。カクテルシェイカーがあると手軽に作れます。

  1. カクテルシェイカーに、ホワイトラム30ml、パイナップルジュース60ml、ココナッツウォーター30ml、砂糖大さじ2杯を入れてシェイクする
  2. クラッシュアイスを入れたグラスに注いで完成

仕上げに、パイナップルの果肉を飾り付けると、より本格的なピニャコラーダの完成です。

ラム酒を知って美味しく飲もう

ラム酒には、いろいろな種類があるので、自分好みのものを見つけてみましょう。また、種類によっても、最適な味わい方や飲み方が異なります。

ラム酒本来の味わいを楽しみたい人は、ストレートやロックがおすすめです。自宅で手軽に、ラム酒を使ったカクテル作りにもチャレンジしてみてください。

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