映画好きにおすすめの2017年公開作品。人気シリーズなど10選

2019.06.06

2017年は『ラ・ラ・ランド』や『ムーンライト』など、映画史に残る傑作が多数登場した年です。2017年公開の洋画・邦画の中から、おすすめの10作品をピックアップして見どころを紹介します。興味を持った作品は、これからでも鑑賞してみましょう。

2017年の映画界

2017年の映画界では『カンヌ国際映画祭』が70周年を迎えたほか、世界的大ヒット作品が多数誕生するなど大きなにぎわいを見せました。

カンヌ国際映画祭が70周年を迎える

フランス南部の都市・カンヌで開催される『カンヌ国際映画祭』は2017年に記念すべき70周年を迎えました。

1946年に開催されて以降『ベルリン国際映画祭』『ヴェネチア国際映画祭』と並んで世界三大映画祭の一つに数えられ、例年世界中から注目を集めています。

70周年の審査委委員長は、映画『オール・アバウト・マイ・マザー』などで知られるスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルや『白いリボン』で著名な名匠ミヒャエル・ハネケです。

節目にふさわしい豪華な顔ぶれが並んだことでも話題になりました。

ラ・ラ・ランドが空前絶後の大ヒット

2017年の大ヒット作品と言えばミュージカル映画『ラ・ラ・ランド(LA LA LAND)』です。同年の映画界で、数々の賞を総なめにしたことでも話題になりました。

監督は『セッション』を手掛けたデイミアン・チャゼルです。

ロサンゼルスを舞台に、ジャズ演奏のできる店を持つことを夢見るピアニストのセバスチャンと女優志望のミアの恋を、華やかなビジュアル&音楽とともに描いています。

軽快な音楽が数多く登場する本作は『何度も見たくなる映画』とリピーターが続出したことも記憶に新しい作品です。

ラ・ラ・ランド

どのジャンルの傑作を観る?

2017年の映画はファンタジー・サスペンス・社会派・アクションと、どのジャンルも名作ぞろいです。ここでは、特に話題を集めた3作品を紹介します。

サスペンス映画 ゴールド/金塊の行方

『ゴールド/金塊の行方』は、1990年代の株式市場に大混乱をもたらした『Bre-X事件』を、緊迫感あふれる演出で描いたサスペンス映画です。

『インターステラー』『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒーが主演を務め『シリアナ』『トラフィック』のスティーヴン・ギャガンがメガホンを取りました。

1発あてれば莫大な富が手に入り、失敗すれば破産する……採掘業に誇りを持つ主人公の人生は、ジェットコースターのように激しい変動を見せます。

本作は、単なるマネーゲームを描いた作品ではなく、採掘業の誇りや友情、激動の人生を描いた骨太なストーリーが魅力です。

ゴールド/金塊の行方

社会派映画 ムーンライト

ムーンライトは『ゴールデングローブ賞』では5部門、『アカデミー賞』では8部門にノミネートされ『ラ・ラ・ランド』と並び2017年の映画界を沸かせた作品です。

マイアミの貧困地域で生活する若者を描き、人種問題や貧困、LGBT、家族問題といった重みのあるテーマを題材にしています。

こうしたテーマを扱った映画は世の中にたくさんありますが、本作が話題を集めた理由は、説得力の高さとシンプルな強さです。

決して劇的な展開はないものの『それこそが人生だ』とでも言わんばかりのヒューマン映画に仕上がっています。

ムーンライト

大人も感動のアニメ映画 ズートピア

『ディズニー・アニメーション・スタジオ』の『ズートピア』は、動物たちの理想の楽園・ズートピアを舞台した冒険ファンタジーです。

本作では、かわいい動物たちを通して多様性の大切さを描いています。理想の楽園と思えたズートピアは、動物同士の差別・偏見に満ちており、まるで現代の人間社会の縮図のような世界です。

そんな世界であっても、警察官のジュディとキツネのニックは自分の夢を追い続けることを選択し、物語を通して世界には多様な選択肢があることを教えてくれます。

一見すると子供向けな作品ですが、込められたメッセージは大人にこそしみ入るものがあるかもしれません。

ズートピア

2017年に日本で公開されたおすすめ洋画

続いては、2017年に日本で公開された洋画の中から、おすすめの作品を三つ紹介しましょう。

爽快アクション ベイビー・ドライバー

『ベイビー・ドライバー(BABY DRIVER)』というタイトルだけを見ると「新米ドライバーの物語かな?」と思うかもしれません。

しかし、本作の主人公はそんなイメージとは真反対の、音楽にノッて驚異の運転テクニックを発揮する若きドライバーです。

逃し屋をしている主人公のベイビーは、子供の頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされていましたが、音楽によって外界を遮断することで驚異的なドライブスキルを発揮します。

彼のドライブテキニックと疾走感あふれるBGMの組み合わせは、あなたへ最高にエキサイティングな時間を届けてくれることでしょう。

ベイビー・ドライバー

鳥肌ものの臨場感 ダンケルク

『ダンケルク』は、第2次世界大戦下におけるフランス・ダンケルクでの戦いを描いた戦争映画です。

本作は、ドイツ軍のフランス侵攻によって窮地に追い込まれたフランス・イギリスの連合軍兵士たちの様子を、兵士や民間船の目線で描いています。

見どころは、登場人物のキャラクター性よりも、戦争という大きな枠で描かれた作品であることです。

今なお歴史に色濃く残る巨大な事象が描かれているため、鑑賞後には込められたメッセージに圧倒され、考えさせられることでしょう。

ダンケルク

人類へ伝えたいこと メッセージ

『メッセージ』は、テッド・チャンの短編小説『あなたの人生の物語』をもとにしたSF映画です。

世界各地に謎の宇宙船が現れ、言語学者や軍人たちが調査に乗り出します。

宇宙船内にいた地球外生命体『ヘプタポッド』の目的を知るため、彼らの文字言語の解読を始めると、ヘプタポッドたちは人類にとあるメッセージを伝えにきたことが判明するのです。

ヘプタポッドが地球にやってきた本当の理由が解き明かされたとき、世界は未曽有の危機を迎えます。

始まりは終わりであり、終わりが始まりである……この意味は作品を最後まで観たときに、きっと理解できるでしょう。

メッセージ

2017年公開のおすすめ邦画

2017年は、魅力的な邦画がたくさん誕生した年でした。ここでは、その中でも特におすすめしたい3作品を紹介しましょう。

摩訶不思議の世界 DESTINY 鎌倉ものがたり

『DESTINY 鎌倉ものがたり』は『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督が、同コミックスを実写映画化したファンタジードラマ映画です。

堺雅人と高畑充希が年の差12歳の夫婦役で初共演し、妖怪や幽霊といった『人ならざるもの』が日常的に姿を現す鎌倉での日々を描いています。

美しい鎌倉を舞台に人ならざるものが登場する光景は、この世とあの世が入り乱れたかのような摩訶不思議な美しさがあります。

堺雅人演じる正和と高畑充希演じる亜紀子のかわいらしい夫婦関係も、見どころの一つです。

DESTINY 鎌倉ものがたり

事件の真相を暴く 三度目の殺人

『三度目の殺人』は法廷心理ドラマを描いた作品です。主人公の弁護士・重盛は、殺人の罪で起訴された三隅の弁護を担当することになります。三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れません。

三隅の殺人の動機がハッキリしないことに違和感を持った重盛は、事件の真相を探ろうとします。

本作のメインキャストは、福山雅治(重盛)・役所広司(三隅)・広瀬すず(山中)と、日本を代表する名優が担当しています。

人間の深層を掘り出した本作において、名優たちの演技は魂が震えるほどの熱量が宿っています。

『犯人は誰なのか?』『三度目の殺人の意味とは?』など、本作にはいくつかの謎が隠されています。その謎を解き明かせたとき、タイトルに込められた意味も自然にわかるでしょう。

三度目の殺人

50万人以上が人質に? 相棒-劇場版IV-

『相棒 劇場版-IV-』は、水谷豊が主演を務めるドラマ『相棒』シリーズの劇場版4作目となる作品です。

水谷演じる杉下右京と4代目相棒・冠城亘にふんする反町隆史が、国際犯罪組織『バーズ』を相手に事件解決のため奮闘します。

本作では、50万人以上の観客が集まる世界スポーツ競技大会の日本選手団凱旋パレードを狙い、巨大テロ計画が実行されようとします。

50万人もの命が人質になる光景は、息をするのを忘れるほどの緊張感を感じられるでしょう。

相棒 劇場版-IV-

見応え満点の傑作が続出

2017年に公開された映画は、映画史に残る傑作ぞろいです。さわやかな純愛映画から、深く考えさせる社会派作品まで良作が多く、好みのものがきっと見つかるはずでしょう。

今回ご紹介した映画の中でまだ観たことがない作品があれば、ぜひともチェックすることをおすすめします。

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