美味しいコーヒーは豆から淹れる。自宅で本格的な味を楽しむコツは?

2020.06.21

豆からこだわって淹れるコーヒーは、カフェのように味わい深い一杯となり、自宅でも本格的な味を楽しめます。インスタントコーヒーでは味わえない風味や香りを発見できるでしょう。豆から淹れる本格的なコーヒーの楽しみ方を紹介します。

コーヒーは豆からこだわるべし

コーヒーを豆で買うのは難易度が高いと思う人も多いでしょう。粉は手軽な印象がありますが、実際はそれぞれに特徴があります。味や風味を重視するなら、豆からこだわって購入するのがおすすめです。

粉から淹れるコーヒーとの違いは?

コーヒーは空気に触れることで劣化しますが、豆の状態に比べ粉のほうが空気に触れる表面積が広くなるため、劣化のスピードがより上がります。

より美味しくコーヒーの香りや風味を楽しみたい場合は、粉ではなく豆の状態で売られているものを購入しましょう。

粉で購入した場合は、豆を挽くためのミルが不必要なこと、豆を挽く時間や手間が省けることがメリットとして挙げられます。ライフスタイルや好みに合ったものを選びましょう。

自宅でコーヒー豆を挽く方法

自宅でコーヒー豆を挽く方法としては、『コーヒーミル』という道具を利用するのが一般的です。コーヒーミルは、豆を投入する部分にコーヒー豆を入れ、ミキサーのように刃で豆を砕き粉状にする仕組みになっています。

コーヒーミルには手動式と電動式のものがあります。それぞれの特徴を確認しましょう。

手動式ミルを使う

手動式ミルでコーヒー豆を挽く場合、刃と豆の摩擦熱が生じにくいため、豆の風味を極力損なわずに挽けるメリットがあります。

デザインがアンティーク調でおしゃれなものが多く、豆を挽く行為自体や豆を挽く際の香りを楽しめることも、手動式ミルの特徴です。

デメリットとしては、時間と手間がかかり、豆の粗さを均一にすることが難しい点が挙げられます。

電動式ミルを使う

電動式ミルは、基本的にスイッチひとつで素早く簡単に豆を挽くことが可能です。時間がないときや手間をかけたくないときに役立ちます。

また、動作が安定しているため、挽いた豆の大きさが揃いやすいこともメリットです。商品によっては豆を挽く粒度を調節できるものもあります。

電動式ミルは、手軽に豆を挽けることから、自宅で豆からコーヒーを作った経験のない初心者に向いています。

粒の粗さで味や風味が変わる

コーヒー豆は、細かく挽くほど豆がお湯によく触れるため、成分が抽出されやすくなり苦くて濃い味になります。反対に、粗めに挽けばお湯に触れる面積が狭まるため、成分が抽出されにくくなり苦味の少ない薄い味になります。

苦味と酸味のバランスがとれた挽き方は中細挽きとよばれ、市販のレギュラーコーヒーに多い挽き方です。

酸味は苦味と対照的な味わいになるため、細挽きであるほど酸味が弱く、粗挽きであるほど酸味が強くなります。

美味しいコーヒーの淹れ方のコツは?

コーヒーを美味しく飲むためには、正しい豆の挽き方やコーヒーの淹れ方を知識として身につけることが重要です。コーヒーを豆からこだわるなら、挽き方や淹れ方にもこだわりましょう。

豆は淹れる直前に挽く

コーヒー豆は、粉砕することで表面積が広がり、豆のままの状態に比べ酸化のスピードが上がります。時間が経つほど劣化が進み、味や風味が落ちてゆきます。

美味しいコーヒーが飲める店では、ほとんどの場合コーヒーを提供する直前に豆を挽いています。美味しいコーヒーを味わうために、淹れる直前に豆を挽くと覚えておきましょう。

粒は均一になるように

細挽きや粗挽きが部分的に生じると、抽出にもムラが出てしまいます。できる限り均等な粒度のコーヒー粉で抽出するように意識しましょう。

電動式の場合は比較的コーヒー豆の粒度が揃いやすい特徴があるものの、手動式の場合は粒度に差が出やすいため気をつける必要があります。ハンドルを回す速度を一定に保つよう意識するなど、使うミルのクセを把握し、なるべく均一な粒度になるよう調整しましょう。

ハンドドリップでゆっくり時間をかけながら

コーヒーの淹れ方には様々な方法がありますが、自宅で楽しむ場合は、器具が手に入りやすいハンドドリップを使った抽出法から挑戦してみましょう。

お湯が熱すぎると苦みを強く感じるコーヒーになりやすいため、お湯の温度は85~90℃が適温です。沸騰直後のお湯は避け、一度ドリップケトルに入れて温度を下げましょう。

美味しいコーヒーを淹れるにはゆっくりお湯を注ぐ必要があるため、注ぎ口の細いものがおすすめです。ポットがなければ急須で代用してもよいでしょう。

蒸らしが重要なポイント

ハンドドリップ式のコーヒーの場合、味の決め手は『蒸らすこと』です。お湯を注ぐ回数は2回に分け、1回目に『蒸らし』用のお湯を注ぎます。

蒸らす時間の目安は、最低でも20~30秒くらいは必要です。濃い味で飲みたいなら、50~60秒ほど時間をかけましょう。粉全体にお湯が行き渡るよう、ゆっくりと回しながら注ぐことが大事です。

お湯が落ちきったら2回目のお湯を注ぎましょう。ドリップポットを上下させながら注ぐことで、コーヒー粉が動いて味を深められます。

抽出後、フィルター内にキラキラした細かな泡が出ている場合は、雑味がフィルターでブロックされた状態と見て取れるため、美味しく抽出された可能性が高いといえます。

コーヒーメーカーならもっと手軽に楽しめる

挽き方や淹れ方など、全ての工程に手作業でのこだわりを持つことは、手間と時間がかかり大変だと感じる場合もあるでしょう。

自宅でも豆からコーヒーを楽しみたいなら、できるだけ味や風味を落とさずに、作業を簡略化できるコーヒーメーカーの利用がおすすめです。

ミル付き全自動タイプがおすすめ

コーヒーメーカーを機能別に大別すると、ドリップ式・カプセル式・ミル付き全自動式・エスプレッソマシン・サイフォン式の5種類に分けられます。

この中でも、ミル付き全自動式なら、豆をセットするだけでコーヒーを淹れるまでの工程を全て自動で行ってくれるので便利です。

使い方はコーヒー豆・フィルター・水をセットし、スイッチを入れるだけと非常に簡単です。スタートから大体5分ほどでドリップが完了します。

豆に適した挽き方を選べるため、好みのコーヒーの種類ごとに挽き方を変えて飲みたいというニーズにも対応します。

豆を挽いてコーヒーを淹れる方式のため、ある程度時間がかかりますが、比較的時間に余裕がある場合は気軽にコーヒーを楽しめるおすすめの方法といえるでしょう。

容量とお手入れ方法も事前にチェックして

家族全員で使用する場合は、淹れる量が少量であれば何度もコーヒーを淹れなおさなければなりません。逆に、一人暮らしの状況で大きなタイプを購入すると、機械を持て余してしまいます。

一度にどれくらいの容量を淹れられるのかは重要なポイントです。メーカーによって様々なタイプがあるため、使用する環境に合わせて選ぶ必要があるでしょう。

コーヒーメーカーを日常的に使うなら、メンテナンス方法の確認も大事です。コーヒー豆の挿入部分や抽出したコーヒーを淹れるポットの仕様を事前にチェックしておきましょう。

コーヒーメーカーを毎回洗う場合は、着脱式のタイプを選ぶと手入れが簡単です。

豆から淹れた本格コーヒーで気分を上げよう

自宅で本格的なコーヒーを楽しむためには、豆からこだわることを意識しましょう。コーヒーミルで豆を挽けば、味や風味を落とさずにコーヒーを淹れることが可能です。

正しい淹れ方を身につけることも、美味しいコーヒーに仕上げるために必要です。豆から手軽にコーヒーを楽しみたい場合は、コーヒーメーカーの利用も検討しましょう。

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