ネクタイの基本をマスター。結び方や選び方、おすすめブランドを解説

2019.06.08

ネクタイは様々なシーンで着用する機会があり、その回数は30代40代と年齢を重ねるにつれて増えてくるものです。ネクタイの結び方や選び方にはどのようなポイントがあるのでしょうか。ネクタイの基本的な知識を様々な角度から紹介します。

ネクタイの基礎知識

普段何気なく身につけているネクタイですが、ネクタイに関する基本的な情報を知識として持っている人はそう多くはありません。ネクタイの歴史を紐解き、その構造や正しい着用方法を知ることでよりネクタイについての理解を深めることができます。

ネクタイに関する知識を身につけることにより、今後のネクタイ選びがより楽しくなるでしょう。ここではネクタイの発祥やその部位、名称を含めたネクタイの基礎知識について解説します。

ネクタイの発祥

ネクタイはフランス語で『クラヴァット』といい、その始まりは、フランス国王ルイ14世の時代に生まれたといわれています。クラヴァットが誕生する以前は、ファッションとして肩全体を覆う大きなレースの衿が用いられてきました。

その後1600年代の後半から男性用のかつらが出回りだし、多くの人がかつらを身につけるようになります。かつらの長い巻き毛がレースの衿を隠してしまうことによって、胸元の方にレースの衿が寄り、現在のネクタイのような形状になりました。

その名残が現在のネクタイにつながっているのです。

ネクタイの部位と名称

ネクタイの表側は、主に以下の3つの部位で構成されています。

  • 大剣
  • 小剣
  • 中継ぎ

大剣は別名『エプロン』とも呼ばれ、ネクタイの太い方の剣先を指します。大剣の幅は一般的に約9cmですが、その時々の流行やブランドによって多少違いがあります。

小剣はネクタイの細い方の剣先のことを指します。こちらもメーカーや時代によって幅が異なりますが、一般的には5cmほどです。

中継ぎは大剣と小剣をつなぐネクタイの中央部をいい、ネクタイを結んだ時にちょうど首の回りに位置する部分です。

ネクタイの正しい長さ

通常市販で販売されているネクタイの長さは、おおよそ140cmです。結び方によって長さは変わりますが、ネクタイは長すぎても短すぎても野暮ったく、だらしない印象を与えてしまいます。これから紹介する知識を身につけて、ネクタイを正しい長さで結ぶことを意識しましょう。

ネクタイをバランスよく適切に結ぶことができなければ、せっかくネクタイを着用したのにもかかわらずイメージが悪くなってしまう可能性もあります。正しい結び方を心がけましょう。

ベルトのバックルに乗るくらいが正しい

ネクタイを結んだときに『大剣の部分がベルトのバックルに半分ほどかかる』のが、バランスの良いネクタイの長さです。バックルを超えてしまうと長すぎますし、バックルに届かなければ短いと認識するといいでしょう。

ネクタイは社会人の男性にとって大切なアイテムです。もちろんネクタイの素材や色の選択も大切ですが、適切な長さで正しくネクタイを着用することでスーツとのバランスがとれ、相手に与える印象もよくなります。

長さが合わないときは結び方を変える

ネクタイを適切な長さで上手に結ぶことは意外に難しく、はじめの頃はなかなかうまくいかずに時間がかかるものです。長さを上手に合わせることができない場合は結び方を変えることをお勧めします。

ネクタイには様々な結び方があり、結び方次第で長さを調節することができます。いくつかの結び方をマスターすれば自在に長さを調整できるので、ネクタイの長さを適切に調整しやすくなるでしょう。

基本的なネクタイの結び方

ネクタイには多くの結び方があり、その結び方によって相手に与える印象も大きく変わってきます。着用するシャツの雰囲気やボタンの種類、襟の大きさによって適切なネクタイの結び方も変わってくるのです。

ネクタイを結ぶことになれないうちは、まず基本的な結び方をきちんとマスターすることが大切です。次第にバリエーションを増やしていくことをおすすめします。いくつか代表的なネクタイの結び方を知っておくと、その日の服装に合わせて柔軟に対応できるのでとても便利です。

ここでは基本的なネクタイの結び方を5つ紹介しますので、参考にしてみてください。

定番のプレーンノット

『プレーンノット』はもっともシンプルで基本的な結び方です。一般的なレギュラーカラーのシャツとの相性もよく、ビジネスシーンはもちろんのこと、結婚式、お葬式など、あらゆるシーンで活用できます。きつく締めすぎると結び目部分が小さくなってしまうので注意が必要です。

結び目が大きくなるウインザーノット

『ウインザーノット』は、拡張的なイングランドスタイルの結び方です。結び目の仕上がりが正三角形になるのが特徴で、上半身とのバランスが取りやすい結び方です。重要なプレゼンなど相手に印象付けたい場面によいでしょう。また、襟が大きいシャツに合わせることで、仕上がりを美しくすることができます。

少し小さくするならセミウインザーノット

『セミウインザーノット』は厚手のネクタイを選ぶ場合や、ワイドカラーのシャツを着用する場合に適している結び方です。

バランスのいい正三角形に近い結び目が特徴的で、相手に強い印象を与えながらもフォーマルな雰囲気を出すことができます。ビジネスシーンでの大切な会合などでおすすめの結び方です。

簡単に結べるダブルノット

『ダブルノット』は、比較的簡単に結ぶことができるので、大切な仕事の場面や冠婚葬祭などのフォーマルな状況に合った結び方です。

他の結び方よりも結び目が縦長で大きくなるので、厚手のネクタイではボリュームが出すぎる可能性があります。この結び方をする際はなるべく薄手のネクタイを選ぶといいでしょう。

プライベートやパーティーで使える結び方

年齢を重ねて立場が変わって行くにつれ、仕事以外の場所でネクタイを身につける場面が多くなってきます。プライベートで参加する会合やパーティー、高級レストランなどでおしゃれに着飾る際には、いつもと違うネクタイの結び方にチャレンジしましょう。

ここではプライベートやパーティーで使える結び方を紹介します。華やかな場所にふさわしいネクタイの選び方をマスターしましょう。

華やかなエルドリッジノット

仕事以外の場でもオシャレにネクタイを身につけたいという方におすすめの結び方は、『エルドリッジノット』という結び方です。一見オーソドックスなスタイルですが、結び目が編み込んだような形となるため華やかな印象を与えてくれます。

光沢のある良質な素材のネクタイを選ぶと、さらに美しく綺麗なスタイルになるでしょう。

シンプルな柄に似合うトリニティノット

『トリニティノット』は、ネクタイの3つの部分がバランスよく重なり合う結び方です。結び目が大きく綺麗なラインを描く点が特徴です。ネクタイはストライプや柄物より、綺麗にラインを際立たせる無地がいいでしょう。

トリニティノットは、パーティーやお祝いの会合などで華やかさを表現したい方におすすめの結び方です。

結び目がきれいなクロスノット

『クロスノット』は結び目が美しく華やかな印象です。結び目はプレーンノットと同じですが、結び目に斜めのラインが一本入るのがクロスノットの特徴です。

ラインが綺麗に映えるように、ネクタイはシンプルな無地を使用することをおすすめします。クロスノットの結び方はやや複雑なので何度か練習してマスターする必要があるでしょう。

上級者向けのノンノット

結び目の美しさにこだわったノンノットも、パーティーなどの華やかなシーンに適した結び方です。やや複雑な結び方になるので、ネクタイを結ぶのに慣れてきた中上級者向けだといるでしょう。

結び目のシルエットはプレーンノットと同じですが、その中に1本斜めにラインが入るのが特徴です。

そのラインを強調するため、ネクタイ自体はシンプルな無地を使用するのが良いでしょう。また、結び目のボリュームが大きくなりすぎないように、薄手のネクタイを選択するとバランスよく仕上げることができます。

ネクタイの選び方

社会人になりたての頃のネクタイの選び方と、30代40代と年齢を重ねてからのネクタイの選び方は自ずと異なります。自分の立場や訪れる場所、参加する会合の種類の応じてネクタイも上手に使い分ける必要が出てくるのです。

ネクタイを選び際のポイントはいくつかありますが、とりわけ色や柄が相手に与える印象は大きいので意識して選ぶ必要があります。基本的な色の効果や、柄のバリエーションを抑えておくとその後のネクタイ選びにも役立つでしょう。

ここからはネクタイの色が与える印象やネクタイの柄の意味、さらにシーンに応じたネクタイの選び方について解説します。

色が与える印象

ネクタイを選ぶ際、ネクタイの色に気を配って選択することも重要なポイントです。ネクタイの色によって相手に与えるイメージが大きく異なるので、基本的な色の印象を押さておくことをおすすめします。

ビジネスマンの定番である青は冷静さや誠実な印象を与えます。情熱的なイメージを与えて、自分だけでなく見ている相手の気持ちも高揚させる効果があるのが赤です。黄色は相手に親近感を与える色であり、明るく快活な印象を与えてくれます。

他にもピンクは相手の気持ちを和ませるなど、ネクタイの色によって相手が受ける印象は大きく変わるので、シチュエーションによって上手に使い分けるように心がけましょう。

柄の意味を知る

ネクタイの柄は数多くありますが、主に以下の4つの柄に集約されます。

  • ストライプ柄
  • ドット柄
  • ペイズリー柄
  • 小紋柄

ストライプ柄は色の組み合わせや線の太さなど、その組み合わせによって無数のストライプ柄のネクタイがあります。ネクタイ柄の中でも最もスタンダードな柄なので、ネクタイ選びに迷ったらストライプ柄を選ぶと良いでしょう。

ドット柄は水玉模様のことで、やわらかい印象を与える特徴があります。ペイズリー柄はオリジナリティやファッション性を与えてくれますし、小紋柄はバリエーションが豊富なので楽しみながら選ぶことができるでしょう。

様々な柄のネクタイを購入して、スーツに合わせてコーディネートを楽しむことが、ネクタイ上級者への一歩となります。

シーンに合わせて選ぶ

ネクタイ選びは時と場所、そして目的に応じて選択することが重要です。ビジネスの場では相手に失礼がない無難な色や柄を選ぶ方がいいでしょう。

パーティーやお祝いの席では華やかな色や派手な柄のネクタイがその場所を盛り上げてくれるのでおすすめです。冠婚葬祭では白や黒など、決まった色のネクタイを着用する必要があります。

シーンにふさわしくないネクタイを着用すると信頼を損ねることになりかねません。常にどのようなネクタイをすればいいのか考えながら、シーンに合わせてネクタイを選びましょう。

ネクタイをプレゼントするときのポイント

男性への贈り物としてネクタイを選ぶ方も多いでしょう。社会人男性であれば誰もが必要とするネクタイは、実用的でもあるので送られた方も嬉しいものです。

しかしネクタイには色や柄など多くの種類があり、さらにネクタイにこだわりのある方も多いことからプレゼントとして選ぶのは難しいと言われています。ここではネクタイをプレゼントするときのポイントについて解説します。

相手の職場やプライベートに合うか

プレゼントする相手がどんな職場で働いているのか、プライベートをどう過ごしているのか、事前にリサーチすることが大切です。金融や役所など比較的硬い職場では派手なネクタイはふさわしくないので避けましょう。

またプライベートでも交友関係が広く頻繁に会合を開いているのであれば、比較的派手なネクタイでも喜ばれることでしょう。相手のライフスタイルに合わせてネクタイを選ぶことがポイントになります。

相手の好みの傾向を考える

ネクタイなど身につけるものをプレゼントする際は、相手の好みやセンスをあらかじめ把握してから選ぶといいでしょう。

流行やお店の人のおすすめの商品に惑わされず、事前に相手の好みの傾向をリサーチして、相手が喜ぶようなネクタイを選ぶことをおすすめします。

相手の年齢に合わせたものを贈る

ネクタイのデザインや色は、年齢によって変化するものです。40代や50代の大人の男性に安物のブランドのネクタイをプレゼントしても、残念ながら喜ばれることは難しいでしょう。

ネクタイをプレゼントする際は、相手の年齢に合わせた適切なものを選択することが大切です。さらに年代別のネクタイ選びの傾向を把握して、適切なデザインのものを選ぶとなお良いでしょう。

おしゃれなネクタイブランド

ネクタイは100円ショップから高級ブランドまで、数多くのお店で販売されています。しかし大人の男性として身につけるものは、品質がよく丁寧に裁縫された確かなブランドのネクタイを選ぶことが好ましいと言えます。

ここでは30〜40代の大人の男性に相応しいネクタイを取り扱っているブランドを3つ紹介します。どのブランドも魅力的なネクタイを販売しており、多数のユーザーに愛されているブランドですのでぜひ参考にしてください。

ハンドメイドのハイブランドFAIRFAX

1976年に東京の青山でスタートした日本のブランドであるFAIRFAXは、ビジネスマンを中心に支持されているブランドです。品質の良いやわらかな生地で丁寧に作られている特徴があり、幅広い安定したデザインのネクタイが揃っています。

大人の男性にぴったりの高品質なネクタイが購入できるので、一度足を運んでみることをおすすめします。

フランスの老舗BREUER

1892年にオーストリアのウィーンで誕生したBREUERは、洗練されたデザインのネクタイが揃っています。色使いが美しく上質な生地を贅沢に使用しており、格調高い雰囲気があるので大人の男性にぴったりです。

BREUERのネクタイは正統派な印象を与えることから、大切なビジネスの場面ではぜひ身につけておきたいネクタイです。

落ち着きのあるGIVENCHY

フランスのアパレル会社GIVENCHYは、大人っぽいクラシカルなデザインからモダンで都会的なデザインまで、幅広い種類のネクタイを取り扱っています。高級感を感じさせるデザインが多く、ビジネスマンだけでなく海外セレブも愛用する高級ブランドです。

GIVENCHYの品質の良さは世界的にも折り紙つきです。少し高級なネクタイに興味がある場合は、GIVENCHYのネクタイを選んでみてはいかがでしょうか。

ネクタイを正しく扱って男をあげよう

大人の男性にとってネクタイ選びは非常に重要です。役職や立場の変化によって、周囲の見る目も変わってくるので、正しい知識を学び状況に合わせたネクタイを身につける必要があるでしょう。

シチュエーションやスーツのスタイル、対面する相手に合わせて柔軟にネクタイを選ぶことが求められます。ネクタイに関する知識を身につけて正しく扱い、大人の男性としての魅力をアピールしましょう。

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