マスカルポーネチーズと聞いて真っ先に思い浮かぶのはティラミスではないでしょうか。実はマスカルポーネはティラミスだけではなく、さまざまなレシピに使えるチーズです。この記事ではマスカルポーネチーズの魅力をご紹介していきます。
マスカルポーネってどんなチーズ?
マスカルポーネはどのようなチーズなのでしょうか。他のチーズとの違いをご紹介します。
生クリームが原料のマスカルポーネ
マスカルポーネはフレッシュタイプのチーズで、イタリアが発祥です。イタリアの有名なデザートティラミスに使われているチーズの原料で、他のチーズは牛乳ですが、マスカルポーネは生クリームから作られています。酸味がほとんどなく軽い質感なのに、甘さとコクがあり贅沢で上品な味のチーズです。フレッシュタイプのチーズなので賞味期限が短いというのも特徴です。開封したら早めに食べきるようにしましょう。
マスカルポーネの名前の由来は?
マスカルポーネって不思議な名前だなと思いませんか?チーズの名前によく使われる地名でもないんです。マスカルポーネの名前の由来は、諸説ありますが、イタリアに来たスペインの軍を率いる最高司令官である総督が、マスカルポーネチーズを食べたときにおいしさのあまり『Mas que bueno!(マス ケ ブエノ)』と叫んだのが、「マスカルポーネ」と聞こえてそのまま名前になったそうです。「とてもおいしい」「なんと素晴らしい」という意味なんだそうです。
マスカルポーネチーズを作ってみよう
実は、このマスカルポーネチーズ、意外と自宅でも簡単に作ることができます。今回はレモン汁を使った簡単レシピをご紹介します。
<材料>※仕上がりは約300g
- 生クリーム 500cc
- レモン汁 大さじ1.5
<作り方>
- 生クリームをボウルに入れ、湯せんで温めます。温度計を使い沸騰しないように85℃までじっくりと温めるのがポイントです。
- 85℃になったら湯せんにかけたままレモン汁を入れて混ぜていきます。するとだんだん固まってきます。
- 15分ほどしたら、キッチンペーパー2枚とその上にカーゼを2枚重ね流し入れたら、1日冷蔵庫で寝かせます。これだけであっという間に手作りマスカルポーネの完成です。
マスカルポーネを使った簡単レシピアイディア
マスカルポーネはティラミスだけではありません。簡単にできるおいしいレシピアイディアをご紹介します。
デザートのお供にマスカルポーネ
マスカルポーネは甘いデザートとの相性がとても良いチーズです。パンケーキやアイスにそえたり、マスカルポーネにジャムやはちみつをそえてクラッカーで食べたりしてもおいしく食べることができます。実は和スイーツにもぴったりであずきや抹茶とも相性が良いので、ぜんざいにしても絶品です。ティラミスを抹茶風に作るのもいいですね。
ドリンクにもマスカルポーネ
マスカルポーネはホットドリンクとも相性抜群です。コーヒーや紅茶ともよく合います。濃厚なミルクをいれたような風味になります。甘いドリンクが好きな人は、チョコレートソースやキャラメルソースをかけるのもおすすめです。ココアにそえても甘くて濃厚なおいしいホットドリンクができます。
野菜のディップソースにしても
マスカルポーネはお料理にももちろん使えます。ゴーダチーズやチェダーチーズのようにパスタソースとしても活躍しますが、キュウリやだいこん、にんじんなど、野菜のディップソースとしてもおすすめです。マスカルポーネに塩やレモン、ライムなどを絞っただけのソースはもちろんおいしいですが、おすすめは味噌やアボカドを混ぜたソースです。アボカドソースにはアクセントにナッツを入れてもおいしく、見た目もおしゃれです。野菜が苦手なお子さんも食べてくれるかもしれません。
マスカルポーネは早めに食べきろう
マスカルポーネはデザートだけではなく、飲み物にも料理にも活躍するチーズです。マスカルポーネはフレッシュチーズのため賞味期限が短く、開封後はなるべく早く使い切ることがおいしく食べるポイントです。家でも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。