ネクタイの結び方8選。シーンに合わせておしゃれに結び方を変えよう

2019.06.06

男性は年齢を重ねると、仕事以外でもネクタイを着用する場面が多くなります。いつも同じ結び方ばかりではその場所にふさわしくないケースもあるので、いくつかの結び方をマスターしておくといいでしょう。今回はおしゃれなネクタイの結び方を紹介します。

ネクタイの基礎知識

普段何気なく身につけているネクタイですが、部位の名称や適切な長さに関する正しい知識をご存じでしょうか?ネクタイの正しい知識を把握して、スマートに身につけている人は社会人として一目置かれる可能性が高くなります。

ここではネクタイに関する基本的な知識を紹介します。大人の教養として抑えておきましょう。

ネクタイの部位と名称

ネクタイの部位は大きく分けて4つあります。

  • ノット
  • ディンプル
  • 大剣
  • 小剣

『ノット』は、ネクタイを結んだ際にできる結び目のことを指します。ネクタイの印象はこのノットの形によって大きく変わってくるのです。『ディンプル』はノットの下に入る小さなくぼみのことでで、ディンプルを作ることでおしゃれで華やかな印象になります。

『大剣』は2つあるネクタイの太い方の先端の部分です。ネクタイを締めたときに相手の目に飛び込んでくる一番大きな部分となります。『小剣』は大剣とは反対のネクタイの細い先端部分です。まずはそれぞれの部位と名称を押さえておきましょう。

ネクタイの正しい長さ

いくらネクタイの結び方をマスターして綺麗に結んだとしても、ネクタイの長さが自分の体と合わなければ全体的にバランスが悪くなり、みすぼらしい印象になってしまいます。ネクタイには正しい長さがあるのです。

正しいマナーに沿ったネクタイの長さは、ネクタイを結んだ時に大剣の先がベルトのちょうど中央部分に来るくらいがベストです。うまく長さを合わせることができなければ、結び目の大きさを調整することで全体の長さを整えることができるので、鏡などを見ながら試してみるといいでしょう。

ネクタイの種類

ネクタイの種類は大きく分けると以下のようになります。

  • ダービータイ
  • ウールタイ
  • リネンタイ
  • ボウタイ

一般的に我々が身につけているネクタイは、シルク生地で作られた『ダービータイ』です。さらにその中でも幅の広いワイドタイと通常のレギュラータイ、さらに幅の狭いナロータイに分かれています。

季節感を表すネクタイとして、秋冬物である『ウールタイ』や、涼しげな印象を与える麻でできた『リネンタイ』なども人気のネクタイです。さらに『蝶ネクタイ』と一般的に呼ばれている『ボウタイ』も、結婚式やパーティーなど華やかな会合で着用されています。

ネクタイの基本的な結び方

ネクタイの具体的な結び方はいくつもあります。しかしまずは一番頻繁にネクタイを着用する仕事の場所にふさわしい、基本的な結び方を覚えることをおすすめします。ここでは、ネクタイの基本的な結び方を3つ紹介します。

最も基本的なプレーンノット

『プレーンノット』は最もスタンダードな結び方で、結び目が細いのが特徴です。結び方は、まず大剣を小剣の上にして交差させ、大剣を小剣に1周させます。交差部分の大剣がノットの表になるので、間違わないように丁寧に巻きつけましょう。

大剣を首の下にできたループに体から前方向に通し、先ほど巻きつけた部分に通します。ノットを片手で押さえながら小剣の剣先を引き、首元へノットを上げて形を整えたら完成です。強く巻きつけ過ぎないのが綺麗に結ぶポイントになります。

ボリュームの出るウィンザーノット

『ウィンザーノット』はボリュームのある左右均等な逆三角形のノットが特徴で、ディンプルを綺麗に作れる華やかな結び方です。

まずは大剣を小剣の上にして交差させ、大剣を首の下にできたループに手前から前に通します。次に小剣の下を横切らせ反対側へ持っていきましょう。

大剣を首の下にできたループに手前から外側に通し、交差部分を横切らせながら大剣を反対側へ回します。さらに首の下にできたループに外側から内側へ通しましょう。ノットを片手で押さえながら小剣を引き、首元へノットを上げて、形を整えたら完成となります。

簡単できれいにできるダブルノット

『ダブルノット』は大剣を二重にした結び方で、プレーンノットよりボリュームを持たせたいときにおすすめです。

まず大剣を長めに取り小剣の上にして交差させ、大剣を小剣に2周させます。1周目は強めに、2周目は余裕を持って巻きましょう。

大剣を首の下にできたループに手前から外側へ通します。先ほど巻きつけた部分に大剣をしっかり通し、ノットを片手で押さえながら小剣の剣先を引きましょう。首元へノットを押し上げて形を整えたら完成です。最初に交差させる大剣と小剣を指でしっかりと留めるときれいに結ぶことができます。

ネクタイのおしゃれな結び方

先ほどの基本的な結び方とは趣向を変えた、遊び心のあるおしゃれなネクタイの結び方もいくつか覚えておくとよいでしょう。ここでは具体的に3つの結び方を紹介します。何度か実際に試してみて、結び方をマスターしましょう。

プライベートで使いたいエルドリッジノット

結び目に段が入っており、ネクタイを編み込んだようなおしゃれな結び方が『エルドリッジノット』です。

まずネクタイを首に掛け、小剣を大剣の上に重ねます。小剣を1周させた後、上から下に向かって首元のV字部分に通します。再び小剣を1周させましょう。

下から上に向かって首元のV字部分に通します。再び小剣を1周させて、その時にできた輪の中に小剣を通しましょう。小剣を首元の輪に結びつけて、反対側の首元へ持っていきます。首元の輪の中に小剣を差し込んだあとは首の後ろで小剣を隠し、襟を下ろせばエルドリッジノットの完成です。

結婚式におすすめなブラインドフォールドノット

結び目が表から隠れておりまるでスカーフのように見える『ブランドフォールノット』は、結婚式におすすめの結び方です。まずは大剣の長さを長めにして首に掛け、大剣が上にくるように交差させた後、小剣を軸として周りに大剣を巻きつけます。

大剣を首元のV字部分の下から上へと通し、先ほどできた結び目の中に大剣を通します。大剣を下に向かって引っ張りながら、結び目の形や位置を整えましょう。大剣と小剣をきれいに重ねて片手で持ちあげ、首元のV字部分の下から上へ通します。最後に形や長さを整えたら完成です。

一味違った演出ができるトリニティノット

『トリニティノット』は結び目の3つの部分が重なっているおしゃれな結び方です。まず小剣を長めに取ってからネクタイを首に回し、大剣の上に重ねます。結び目の大剣を指で押さえながら小剣を1周させ、首元のV字型の下から上に引っ張りましょう。

さらに小剣を1周させて、上から下に向かって首元のV字型に通します。小剣を1周させた後、首元のV字型の下から上に引っ張り、作られた輪の中に小剣を通しましょう。再び小剣を1周させ、この時にできた輪に小剣を差し込みます。最後に小剣を首元の裏側に隠し、全体のバランスを整えれば完成です。

応用した結び方

これまで紹介した結び方をマスターしたら、さらに応用編として2つの結び方をマスターしましょう。人と違った結び方をして差をつけたい、おしゃれ上級者におすすめの結び方です。

結び目を小さくするセミウィンザーノット

相手に強いインパクトを与えつつ、きっちりとした印象を与える『セミウィンザーノット』の結び方を紹介します。

小剣を短めにとり、大剣を小剣にクロスして後ろに出します。大剣を左側の首元の上のループから通したら一旦締めて、大剣を前から回して右側へ出しましょう。

右側の首元の下から上に大剣を通して、さらい結び目に大剣の先を上から通します。小剣をおさえながら大剣を下へ引っ張り、最後に結び目を整えればセミウィンザーノットの完成です。

結ぶのが苦手ならプレーンノット変形

『プレーンノット変形』は、ネクタイを結ぶのが苦手な方におすすめの結び方です。

まず小剣を長めに持ちネクタイを首に回し、大剣の上に重ねます。小剣を大剣の裏側で交差させて反対側へ持っていき、大剣の表側を通って反対側へ持って行きしょう。これらの動作をもう一度繰り返します。

大剣に2周巻いた小剣を、首元のV字部分の上から反対側の襟元へと通します。小剣を中心の結び目の中に通し、小剣が大剣の下にくるようにバランスを整えたら完成です。

ディンプルを作って結ぼう

ディンプルでネクタイに動きをつけることでアクセントが加わるので、より全体的に華やかでおしゃれなイメージを作り上げることができます。ここでは具体的なディンプルの種類やディンプルを上手に作るコツについて解説します。

ディンプルとは?

ディンプルとは、ネクタイを結んだ時にできる結び目の下に作る、小さなくぼみのことを言います。ディンプルを作ることで、何もない平坦なネクタイの表面が波打つとともに陰影を作り、相手におしゃれな印象を与えることができるのです。

ディンプルは3種類ある

ディンプルは以下の3種類に分けられます。

  • センターディンプル
  • ダブルディンプル
  • アシンメトリーディンプル

一番多く目にするシンプルなディンプルが『センターディンプル』です。ネクタイの真ん中に人差し指の大きさのディンプルを作ることで、ネクタイを含めたVゾーンが印象的に映ります。次に『ダブルディンプル』は、ネクタイの左右にくぼみを2つ作ります。一つだけのディンプルよりも面積を取るのでよりワイドなネクタイを着用する際に作ると綺麗に整います。

『アシンメトリーディンプル』は、ネクタイの左右いずれか一方にディンプルを作ります。やや遊び心のある華やかなディンプルなので、ビジネスやフォーマルな場ではなく、パーティーや和やかな会合の際に取り入れるといいでしょう。

ディンプルを上手く作るコツ

ディンプルを上手に作るには、作り方をきちんとマスターすることも大切ですが、ディンプルを作りやすいネクタイを選ぶことも同じように重要です。ネクタイの大きさや生地により作りやすさが変わるので、さまざまなネクタイで試してみるといいでしょう。

ネクタイの結び方を覚えよう

今回紹介したように、ネクタイにはたくさんの種類の結び方があります。これら全てをマスターするのは至難の技ですが、基本的な結び方から一つ一つきちんとマスターしていくことで、今よりも多くの結び方を身につけることができるでしょう。

仕事や会合、パーティーや冠婚葬祭など、今後ますますネクタイを着用する場面が増えてきます。時と場所にあったネクタイの結び方を実践して、おしゃれにネクタイを結びましょう。

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