最古のコーヒー『モカ』とは。種類別の味わいや特徴を解説

2019.06.06

モカと聞けばコーヒーの種類だということはコーヒー通でなくてもわかるくらい有名です。モカ独特のフルーティーで上品な甘味のとりこになっている人も多いのだそうです。今回は長年日本でも愛されるモカについてご紹介します。

モカコーヒーの特徴は?

モカはイエメン共和国にある港町の名前です。この港町でコーヒーが栽培されているわけではなく、イエメン産とエチオピア産で栽培されたコーヒー豆を、港町のモカからヨーロッパなどに輸出していたため、両国のコーヒーを合わせてモカと呼ばれるようになったのです。

コーヒーの木が初めて発見されたのがエチオピアといわれており、港町のモカから世界中に広がったので、モカは世界最古のコーヒーとも呼ばれています。

モカの豆の特徴

モカの豆の大きさは他のコーヒーと比べると小粒です。イエメン産のコーヒー豆は楕円形で「ショートベリー」と呼ばれています。一方エチオピア産は細長い形なので「ロングベリー」といわれることもあります。

モカは最古のコーヒーということもあり、品質管理にやや難があるといわれています。他のコーヒー豆と比べると不良品である欠点豆が多い傾向にあるため、ハンドピックといって焙煎前後に欠点豆を取り除く必要があるのです。

しかし、面白いのが「すべての欠点豆を取り除いてしまうと、逆にモカらしさがなくなる」ともいわれていること。欠点豆も含めた全体の味わいが、モカらしさを出しているというのはなかなか興味深い世界です。したがって明らかな異物や欠点豆は取り除き、あまり神経質にならないようにしましょう。

モカコーヒーは種類が豊富

昔はモカの港に集められて、イエメン産もエチオピア産も関係なく混ぜて出荷されていましたが、今ではモカはたくさんの種類にわけられています。モカ全体の特徴としてはフルーティーな強めの酸味といえますが、種類によって少しずつ味も違います。イエメン産とエチオピア産の代表的なモカを見ていきましょう。

イエメン産のモカマタリ

イエメンのコーヒーといえばマタリというくらい有名なモカマタリ。ブルーベリーやオレンジのような強めの酸味とまろやかな甘味のバランスがいいモカで、香りはワインのように上品といわれるほど独特な香りがします。

エチオピア産のモカシダモ

モカシダモは日本では一番流通しているモカです。どこにいっても必ずあるモカといってもいいでしょう。強い酸味ですが口当たりがよくまろやかで飲みやすいコーヒーです。香りも味とマッチしており、甘酸っぱさが感じられる香りになっています。深煎りすると苦味も出ますが、チョコレートのような強い甘い香りも楽しめます。ブレンドコーヒーのアクセントにも使われることがあります。

モカコーヒーをおいしくいただくには

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せっかくモカを飲むなら、モカの良さをたっぷり感じられるコーヒーが飲みたいですよね。モカコーヒーをおいしく飲む方法をチェックしていきましょう。

モカコーヒーの淹れ方

モカは焙煎の仕方で味の変化を楽しめます。すっきりと味わいたいなら浅めに煎りましょう。酸味と甘味のバランスがいいモカが完成します。一方深煎りにすると酸味は抑えられますが苦味とコクがあるコーヒーができます。

モカのまろやかでフルーティーな酸味を楽しむなら、お湯の温度は75℃前後で低めに入れるのがおすすめです。コーヒーは一般的に高い温度のお湯で入れると酸味や苦味がはっきりとし、低い温度のお湯で入れると甘味が多く抽出されます。

モカコーヒーのおいしい飲み方

モカコーヒーはどのように飲むのがおいしいのでしょうか。

一番のおすすめはストレート(ブラック)です。あまり苦みが強くなく、酸味と甘みのバランスをもっとも実現できるのがストレートといえるでしょう。また、砂糖を入れてもいいですが、黒糖など個性がある砂糖はモカの風味とケンカしてしまうためよくありません。癖のない普通の砂糖にしましょう。

ちなみにモカと聞くと「カフェモカ」が思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。カフェモカはエスプレッソコーヒーにミルクとチョコレートシロップを入れた飲み物です。カフェモカはモカコーヒーが使われているからカフェモカと呼ばれるわけではないのです。

それではなぜモカと呼ばれているかというと、アメリカでモカが高価だった時代に、モカコーヒーがチョコレートのような風味を持っていたため、普通のコーヒーにチョコレートを入れ、モカコーヒー風にして楽しもうとしたことが由来とされています。

甘さ重視ならモカで決まり

日本人はコーヒーの酸味が苦手な人が多いですが、モカの酸味はフルーティーで飲みやすいです。モカは種類も多いので、飲み比べてみてお気に入りのモカを見つけてみてはいかがでしょうか。

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