人生100年時代と言われている昨今。健康に気を使い、自家製のドリンクを作って毎日の生活に取り入れている人も多いのではないでしょうか。そんなドリンクについて、今回注目したのは、レモネードです。実はレモネードは健康だけでなく様々な美容にも良いドリンクだということを知っていますか?では、どのような効果があるのか、また、レモネードの発祥は本当にアメリカなのかなど、レモネードに関する情報を紹介します。ぜひ、ご覧ください。
レモネードとは
レモネードとは、簡単にいうとレモン果汁と砂糖、水を合わせた清涼飲料水を言います。アメリカをはじめ海外ではポピュラーな飲み物で、その爽やかな味わいとすっきりとしたのど越しは老若男女に愛されています。
レモネードの栄養素って?
レモネードには多くの栄養素が含まれていることが知られています。どのような栄養素が含まれていて、その栄養素からどんな効果が期待できるのかについて紹介します。
クエン酸とビタミンCが豊富
レモネードにはレモン果汁を使いますが、レモン果汁にはたっぷりのクエン酸が含まれています。クエン酸には様々な効果が報告されており、もっともよく知られたものでいうと、疲労の原因となる「乳酸」を分解する働きを助け、疲労回復に効果を発揮するといわれています。
また、クエン酸には血液をサラサラにし、血行をよくしてくれる働きがあるともいわれています。さらに、体内でコラーゲンを生成する助けとなるビタミンCも多く含んでいるため、美容効果も期待できます。
レモネードはアメリカ発祥ではない
レモネードといえばアメリカが発祥だと思われがちですが、実はそれは間違った情報のようです。
そもそもレモネードが初めて作られたのがいつだったのか、はっきりしたことはわかっていませんが、記録に残っている限り最も古い文献が『ナースィル・ホスロー』というペルシャ人が11世紀に著した『旅行記』といわれており、レモネードに関する記述があります。このことから、レモネード発祥の地はエジプトという説があります。
また、1676年パリにおいては「Compagnie de Limonadiers」 と呼ばれる業者団体が結成され、レモネード販売の専売権を取得し、レモネードを販売していたという記録も残っています。
レモネードは少なくとも11世紀にはありましたが、レモンがアメリカ新大陸に伝わったのはそれよりずっと後のことです。レモネードの元祖がエジプトというのはなんだか意外な感じがする人も多いのではないでしょうか?
国によってレモネードは異なる
レモネードは国によって作り方が異なります。アメリカでは、炭酸の入っていない砂糖入りレモン水をレモネードと呼び、逆にイギリスでは、炭酸の入った砂糖入りレモン水をレモネードと呼んでいます。
ちなみに日本では、アメリカと同じ炭酸なしをレモネードとして販売していることが多いでしょう。「レモネードと言えばアメリカ」というイメージが強いのは、日本のレモネードがアメリカ式だからかもしれませんね。
レモネードの作り方
それではここから、日本でもなじみのあるアメリカ風レモネードの美味しい作り方について紹介します。
レモネードの材料
まずは材料からです。材料は、大き目のレモン3つ、水600ml、砂糖150gです。そして、レモネードを入れる容器です。
レモネードを作る手順
- まずは、鍋に砂糖と水100mlほどを入れ、沸騰させながら砂糖を溶かしてシロップを作ります。
- シロップを冷ましたら、冷蔵庫に入れて冷やしておきましょう。
- 冷蔵庫で冷やしている間にレモンを絞ります。
- シロップが冷えたら、容器にレモン汁とシロップ、残りの水を入れ、蓋をして混ぜ合わせます。
- グラスに氷を入れ、4を注いで軽く混ぜたら完成です。
レモネードのおすすめアレンジレシピ
ではここでアメリカ風レモネードをさらに美味しく飲めるアレンジ方法を紹介します。ぜひ、試してみてください。
赤ワインと合わせる『アメリカンレモネード』
まずは、レモネードと赤ワインの組み合わせです。グラスにレモネードを注ぎ、グラスの端に合わせて赤ワインを注ぎます。それを軽く混ぜ合わせて完成です。レモネードと赤ワインのグラデーションで、素敵な大人のカクテルとなります。
ちなみにこのカクテルは『アメリカンレモネード』という名前がついています。直訳で「アメリカのレモネード」となるため、バーなどでノンアルコールだと思って注文してしまう人がいますが、しっかりアルコール入りなのでお気を付けください。
炭酸水でイギリス風に
続いては、レモネードに炭酸水を入れたアレンジ方法。先述の通りイギリスではレモネードといえば炭酸飲料なのが一般的です。暑い夏などにより爽快感を味わいたいときは、作ったレモネードに炭酸水を加えるだけで簡単に作れます。
レモネードにアレンジを加えて作ってみよう
アメリカ風レモネードについて紹介しました。アレンジ一つでレモネードの味わいも変わりますし、人気カクテル『アメリカンレモネード』に代表されるようにお酒との相性も抜群。ぜひ、あなただけのレモネードを作ってみてください。