メガネフレームには、いくつか種類がありますが、どのフレームも自分に似合うとは限りません。顔の形によって似合うメガネフレームは異なります。どのようなメガネフレームがあるのか、種類やデザイン・与える印象・似合う顔型について紹介します。
メガネフレームを選ぼう
自分に合うメガネフレームを選ぶ場合、どのような点をチェックすればよいでしょうか?
考慮すべきメガネサイズや人気の色・素材について説明します。
まずは似合うサイズを知る
メガネのサイズは、横幅と縦幅とをチェックします。横幅とは、メガネを折りたたんだ時の、メガネの1番長い横の長さをいいます。
顔の左右のこめかみからこめかみまでの長さと、メガネの横幅とが、ほぼ同じであるのが理想的で、フェイスラインをキレイに見せる効果もあります。
メガネの縦幅とは、レンズ部分の縦に1番長いところを指し、専門用語では『天地幅』といいます。
メガネを選ぶ際の顔の縦の長さとは、眉からあごの先までを指し、メガネの縦幅が、顔の縦の長さの1/3以下になるのがバランスもよく、顔を小さく見せる効果もあるでしょう。
色はブラックが人気
メガネフレームの人気色は、ブラックです。性別や年齢関係なく、多くの人々から選ばれています。
理由は、仕事用としてもプライベート用としても、どのようなコーディネートでも合わせやすいという点でしょう。ブラックフレームのメガネを1本持っていれば、いろいろなシーンに使え便利です。
ブラックのフレームが与える印象も選ばれるポイントです。ブラックフレームは、『デキる人』『努力家』『信頼できそう』『存在感がある』といったイメージを相手に与えやすく、好印象を持たれやすい傾向があります。
また、人気や流行にとらわれず、自分の肌の色から、合う色のフレームを選ぶことも大切です。肌の色と合ったフレームのメガネをかけることで、肌もきれいに見え、顔色もよく映ります。
肌がオークル系の人は、ベージュ寄りのアイボリーや淡いゴールド、ピンク系の人はシルバーやブルー系、色が黒い人は濃い色のフレームが合うでしょう。
素材の違い
メガネの素材にも種類があり、素材により与える印象も変わります。
フロント部分の主な素材がプラスチックで作られているのが、『プラスチックフレーム』で、別名セルフレームとも呼ばれています。
『メタルフレーム』は、フロント部分の主な素材がアルミニウムやチタン・形状記憶合金などといった金属が使用されており、軽くて丈夫なのが特徴です。
『コンビフレーム』は、フロント部分がプラスチックと金属、両方を組み合わせて作られています。
木や竹・水牛の角・皮といった素材を使った『天然素材フレーム』もあります。金属などにアレルギーがある人には、おすすめのフレームでしょう。
定番のメガネフレームの種類
メガネを選ぶ際に重視したいのが、どのフレームを選ぶかということです。自分の顔の形により、似合うフレームも違います。
また、フレームにより与える印象も違うので、自分が似合うフレームの中から、なりたいイメージに近づけるものを選ぶ方法もあります。
まずは定番のメガネフレームについて見てみましょう。
どの顔の形にも似合いやすい オーバル
『オーバル』は、レンズも大きすぎずシンプルな丸みのある形で、柔らかい印象を与えます。年齢や流行りに関係なく着用できるでしょう。
カラーの選び方により、おとなしい雰囲気から活発な印象まで、幅広く演出することができます。
顔の形は、逆三角形や四角形タイプの人がとくに似合います。
洗練された服装に スクエア
縦幅が短く横長の長方形のフレームが『スクエア』です。スマートでシャープな印象を与え、スクエアも年齢や流行りに関係なく着用できます。
定番のフレームですが派生した形のものも多く、ソフトな印象やクラシカルな雰囲気を持つフレームもあります。素材や色のバリエーションが多いのも特徴でしょう。
スクエアは、丸顔タイプの人におすすめのフレームです。顔の縦の長さが短く、柔らかい印象の丸顔の人が、角のあるスクエアフレームのメガネをかけることにより、メリハリのある印象になります。
シャープな印象 フォックス
キツネの目の様に、フレームの左右の端が少し吊り上った形のメガネが『フォックス』です。1950~60年代にアメリカで流行った形で、キャットアイとも呼ばれています。
日本では、きつく見えたり、教育ママのイメージを持たれたりすることも多いフォックスですが、ヨーロッパでは、エレガントでセクシーに見えると人気のあるフレームです。
近年は、より柔らかい印象のソフトフォックスも増えており、女性の人気が高まっています。また、人と違うファッションを好む感度の高い人達の間でも選ばれることが多くなりました。
フォックスは、顔タイプが面長な人に似合うでしょう。
おしゃれなメガネフレームの種類
上に挙げたフレーム以外にも、おしゃれなメガネフレームがあります。人気の高いフレームを、3種類紹介しましょう。
トラディショナルな服装に ウェリントン
オーソドックスな形で、ほとんどの人に似合うといわれているのが、逆台形型の『ウェリントン』です。
ウェリントンは、全体的に四角形に近い形をしていますが、レンズの縦幅は広く少し丸みを帯びており、個性的すぎないのが特徴です。
年齢関係なく、男性にも女性にも人気があり、ビジネスでもプライベートでも、シーンを選ばず着用できます。
ウェリントンが似合うのは、面長や丸顔タイプの人です。
やわらかい印象を与える ボストン
『ボストン』は、丸型のフレームですが、下が少し細くなっていますが尖ってはおらず、かけると柔らかい印象を与えます。
ボストンはウェリントンに次ぎ、人気のあるフレームで、女性はもちろん、男性の愛用者も多いです。
選ぶ素材や色により、全く異なる雰囲気になるのも特徴で、レンズの形も定番から少し変化したものもあり、前から見た印象にも違いがあります。
ボストンは、面長・四角形の顔タイプの人におすすめです。
こなれ感を演出できる ラウンド
丸メガネの中でも、レンズが真ん丸なのが『ラウンド』です。柔らかい印象を与える一方、インパクトも強く、上級者向けのフレームです。うまくかけこなせれば、こなれ感を演出できるでしょう。
ラウンドは、面長や四角形の顔タイプの人に合います。個性的すぎると感じる場合は、フレームが細めのものを選べば、主張しすぎず、馴染みやすいでしょう。
ビジネスに最適なメガネフレームの種類
とくにビジネス用としてメガネを使用したい場合、どのようなフレームがよいでしょうか?ビジネスに最適なメガネフレームを紹介します。
知的な雰囲気に リムレス
レンズ周りの縁がないメガネ(リムレス)は、知的な雰囲気を演出するのにピッタリのフレームです。
テレビドラマ『ガリレオ』で、福山雅治氏が教授役を演じた際にも、このリムレスのメガネを着用していました。
クールな印象を与えながらも、温かみもあり、すっきりと洗練されたイメージも感じさせます。
縁がないため、素顔の印象も大きく変わらず、どの顔型にも合うでしょう。
クールですっきりした印象 ハーフリム
『ハーフリム』は、レンズの上部だけに縁があるタイプです。
リムレス同様、知的でクールな印象を与え、縁部分が少ないためナチュラルにかけられます。
メガネの上部にポイントがあるため、目から下の長さが強調されてしまうデメリットもあります。面長の人には似合わないフレームです。
早速、試着に出かけよう
メガネは自分の顔の形に合うフレームを選ぶことが大切です。また、フレームにより、柔らかな印象を与えたり、知的な印象を演出できたりします。
顔の形を考慮し、どのような印象になりたいかをイメージしたら、メガネの試着に出かけてみましょう。
きっとお気に入りの1本が見つかるでしょう。