【東京2020】卓球の混合ダブルスのルールとは?観戦に活かす基礎知識

2019.05.26

卓球の混合ダブルスは、男性と女性のペアでのコンビネーションで試合を行います。ダブルスの基本的なルールから、観戦で見ておきたいチェックポイントを覚えれば、より楽しめるでしょう。これからダブルスをしたいという人も要チェックです。

混合ダブルスの基本知識とルール

卓球には、シングルス(1人で戦うもの)・ダブルス(2人で戦うもの)の2つの試合形式があります。基本的なダブルスは男性と女性で分かれるものですが、混合ダブルスは男女のペアでダブルスを行うものです。

まずは、混合ダブルスの基本知識とルールをチェックしていきましょう。

必ず交互に返球する

ダブルス・混合ダブルスのどちらでも必ず守らなければいけないルールが『ペアの2人が交互に返球する』というものです。ボールがどこに来ても必ず交代で返球しなくてはならないため、息の合った動きと、相手を錯乱するような戦い方が必要でしょう。

サービスの交代でもペアで順番に入れ替わるため、打順を間違えてしまわないように注意が必要です。

交互に返球するルールから、ダブルスでは右利きと左利きのペアが有利と言われています。利き腕が同じだと、基本の立ち位置などが同じなのでぶつかりやすいのです。利き腕が変わると立ち位置も違うため、プレーのしやすさからもこの優位性を活かすのもよいでしょう。

ただし、ローテーションやプレースタイルによってはお互いの利き手が邪魔をしてしまうケースもあります。必ず右利きと左利きのペアが有利になるとは限らないため、プレースタイルなどでもペアの組み合わせを考えるのがおすすめです。

ダブルスのサーブのルール

打順が変わるダブルスで最も間違えやすいのがサーブのルールです。サーブ・レシーブのローテーションは、セットが変わるごとにサーブを打つ人、レシーブする人が変わります。

1セット目にボールを受けていた人とは違う人のボールを打つローテーションのルールは、試合の公平性の観点からも大切なルールです。

  • サーブやレシーブはセットごとに交代する
  • 打球は交互に返球する

上記はダブルスの基本ルールなので必ず守ってプレーできるようにしましょう。次の項目からは、より詳しくダブルスのローテーションやポイントについて解説します。

ダブルスのローテーションについて

サーブ・レシーブが入れ替わるダブルスはローテーションで覚えると、打順を間違えにくくなるでしょう。基本的なローテーションについて紹介します。

ラリーとレシーブのローテーション

ダブルスでのローテーションは、『レシーブ2回・サーブ2回を行ってから、ペアに交代するというルール』で組まれています。

レシーブを2回打った選手は、次にサーブを2回行います。完了したら、次はパートナーと立ち位置を交代してパートナーがレシーブ2回・サーブを2回打ち、また立ち位置を交代するというローテーションが基本です。これを繰り返して、相手と戦います。

では、デュースのときはどうでしょうか。デュースでは、シングルスと同じように1球交代でサーブを行います。1球ごとにサーブをする選手、レシーブをする選手が変わり、目まぐるしくローテーションするため間違えないよう注意が必要です。

セットごとのローテーションに注意

基本的なローテーションを覚えたら、次はセットのローテーションを組み込んでいきます。セットごとのローテーションはセットが変わるごとサーブをする選手、レシーブをする選手が変わるのが通常です。

シングルスと同様にセットごとにエンド(打ち込むコート)を交代します。このとき、セットごとのローテーションとして『1セット目にボールを受けていた人とは違う人のボールを受ける』というルールがあるため、順番が変わるのです。

基本のローテーションと、セットのローテーションを行って試合が進んでいくため順番を間違えないようにしましょう。

最終セットに気をつけよう

最終セットでは、どちらかのペアが5点に達したときにエンドを交代する(打ち込むコートを変えること・チェンジコートとも呼ばれる)ため、そのタイミングでもローテーションを変える必要があります。

シングルスでも最終セットではエンドを交代します。交代するときにもローテーションが必要で、サーブ・レシーブの順番が変わる点で間違いやすいので注意しましょう。セットごとのローテーションが、セット中に行われるためややこしくなりますが、公平性を保つためのルールなので間違えないようにしましょう。

ダブルスでのポイント

コンビネーションが重要視されているダブルスで上手く試合を運ぶためには、どういったポイントがあるのでしょうか。最低限押さえておきたい2つのポイントを紹介します。

サーブを出す際のポイント

ダブルスでは、シングルスとは違い相手を1人で打ち崩すものではないため『サーブの内容』を考えていかなくてはなりません

通常、シングルスでのサーブでは、相手のミスを誘うためのサーブが優先されます。サーブから積極的に相手を揺さぶり、自分のプレースタイルに合う流れと引き込むスタイルを多く見かけるでしょう。しかし、ダブルスではサーブを打った後のレシーブがペアなので、自分だけで完結する戦略はできないのです。

そこで、ペアと交代してレシーブをするルールに対応するためにも『ペアの得意な攻撃パターンを作りやすいサーブ』を意識するのがおすすめです。

ミスさせることばかりを優先してしまい、危険な場面を生み出してしまうよりも『コンビネーション』を意識したサーブをするのがポイントです。サーブが返球されることを想定した戦術を立てるのがよいでしょう。

フットワークが重要

ダブルスでは、ペアの邪魔にならないようフットワークをしっかりと活かした立ち回りで返球する必要があります。シングルスよりもフットワークを鍛えなければ、息の合ったコンビネーションは生まれません。

練習は、ボール出しをしてくれる人にフォア(利き手側)とバック(利き手と反対側)にそれぞれ2本ずつからスタートし、4本まで数を増やしながら返球していく方法がおすすめです。フットワークを意識して動いてみましょう。

最後には、コート全面にランダムでボール出しをしてもらい、より軽快なフットワークで打ち込みをしてみましょう。ペアと相談しながら、細かい動きに調節をし『相手の意見を汲み取りながら一つの流れを作り上げる』のがフットワークのポイントです。

オリンピックの観戦に向けて

卓球のオリンピックでは、それぞれの選手が自分のプレースタイルを活かしながら打ち合いをする白熱した試合が楽しめます。オリンピックでも混合ダブルスは採用されたので、見どころをチェックしてみましょう。

混合ダブルスがオリンピックに初採用

2020年東京五輪では、混合ダブルスがオリンピックの新種目として追加されます。男女の有力選手がペアを組んで参戦する種目とあって、卓球を愛する多くのファンが注目している種目と言えるでしょう。

今までの混合ダブルスは、オリンピック種目に組み込まれていなかったため『世界選手権』が大きな試合でした。世界選手権でも活躍する有力ペアの中からも、オリンピックに出場するペアは多くいるので見逃せません。

卓球をもっと楽しめる観戦ポイント

卓球の試合をより楽しむためには、観戦するときに、どういったポイントに注目すればよいのでしょうか?

まず挙げられるのが、選手によるプレースタイルの違いです。何を攻め手とし、どのように攻防を繰り広げるかは、選手の戦術スタイルによって変わってくるため見どころと言えるでしょう。

また、プロの選手はさまざまな攻撃手段・防御手段を持っています。その『多彩なテクニック』は、卓球をしている人であれば学ぶべき点が多くあります。

そのほか、前述した通り、混合ダブルスではペアの邪魔にならないようにフットワークに気をつける必要があります。そのため、ペアとなった選手との『華麗なコンビネーション』も見どころです。

白熱する試合では、つい声援に熱が入ってしまいそうになりますが、選手の集中力を削がないために観戦マナーに気をつけましょう。サーブの姿勢になれば声援などをやめて静かに見守るのがマナーです。選手がミスをしてしまっても、残念な声援を送るのではなく、励ますことで選手もプレーに集中できます。

どんなプレーでも、真剣に取り組んでいる選手の邪魔になるような観戦の仕方はせず、大人としてマナーを守って楽しみましょう。

プレースタイルを見よう

選手によって主戦武器となるラケットやプレースタイルが違い、多彩な戦術を繰り広げて激しい攻防を繰り広げます。

日本式ペン・中国式ペン・シェークなどのラケットの違いから、選手が選んでいるラバーによってもボールの回転が変わってきます。プレースタイルの違いは千差万別なので、どのような戦術をしているのか見てみるのもよいでしょう。

また、試合を幾度となく経験しているからこそのメンタル面の調整も、試合の流れを決める大きな注目ポイントです。

卓球の多彩なテクニック

フォア・バックともに上回転や下回転など回転を駆使しながらも、コースを選んで打ち分ける技術が見られるのも試合ならではです。ダブルスでは、フットワークの軽快さやコンビネーションによる多種多様な戦術もチェックできるでしょう。

プロ選手の動きは学ぶべき点が多いのも特徴と言えます。注目している選手は特に動きや自分との違いを見てみるのも上達のきっかけとなるのでおすすめです。

混合ダブルスの大会をチェック

混合ダブルスの大会はどこで行われて、どのような結果が出ているのでしょうか。最後に、混合ダブルスの大会や代表、結果のチェック方法を見ていきましょう。

国内・世界大会の日程や結果を調べる

国内・世界大会の日程や結果を調べるときに便利なのが『公益財団法人日本卓球協会の公式ホームページ』です。ホームページでは、国内大会・国際大会の日程や結果、国内大会ランキング、公式大会優勝記録、国際交流届申し込みフォームが掲載されています。

協会についての説明や、卓球について、ナショナルチーム・日本代表についてなどコラムも充実しているため、大会以外の情報をチェックするのにも役立つでしょう。

大会について|公益財団法人日本卓球協会

日本代表選手をチェックしよう

日本代表選手や候補、男女別の世界ランキングのチェックもできます。2019年の日本代表に選ばれた選手は、ジュニアナショナルチームまで細かく掲載されているため、応援している選手が含まれているかチェックしてみるのもおすすめです。

過去の代表チームのリストも一緒に掲載されているため、今までどのような選手で構成されていたかも閲覧できます。

NT・JNT・HNT選手・候補|公益財団法人日本卓球協会

卓球の混合ダブルスで盛り上がろう

卓球の混合ダブルスは、シングルスとはまた違った戦略やフットワーク、コンビネーションが楽しめます。

いつもと違った選手の動きは、シングルスに活かせるものも多く、学べる点が多いと言えるでしょう。自分の卓球のプレースタイルの参考にしてみてはいかがでしょうか。

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