バイクとスクーターの違い、説明できる?排気量別のおすすめも紹介

2019.05.26

スクーターは、服装を選ばず気軽に乗れることから、通勤や買い物など生活の足として親しまれています。原付タイプからビッグスクーターまで、排気量ごとにさまざまなモデルが販売され、選択肢も豊富です。スクーターの特徴と、おすすめモデルを紹介します。

バイクとスクーターの比較

バイクとは外見が明らかに異なるスクーターですが、運転方法や利用目的にも違いが見られます。それぞれについて、具体的にみていきましょう。

主な違いは着座姿勢

バイクとスクーターの、もっとも大きな違いは着座姿勢です。バイクはシートにまたがり、外側にあるステップに足を乗せますが、スクーターは椅子に座るように、両足を揃えて乗ります。

小柄な人が大きなバイクにまたがると、足が地面に着かないことがあるのに対し、スクーターは大きさに関係なく足を着けられます。

また、脚を開かずに着座できるので、スカートや和服などのタイトな服装でも運転できる点もメリットです。

クラッチ操作やシフト操作がいらない

バイクの変速機構は基本的にマニュアルトランスミッションです。シフト操作やクラッチ操作は、すべて手動で行います。

一方のスクーターは、オートマチックトランスミッションとなっており、クラッチがなくシフトを操作する必要もありません。

操作するのはアクセルとブレーキだけなので、バイクに比べると運転が簡単です。

バイクよりも街乗りに向いている

スクーターはバイクに比べて、荷物をたくさん運べるのが特徴です。シート下のトランクやフロント部分の小物入れなど、収納スペースが多く設けられ、足元にも荷物が乗せられます。

また、バイクのように足でペダルを操作しないので、靴やズボンが汚れません。スーツに革靴でも、汚したくないお気に入りのスニーカーでも、安心して乗れます。

このためスクーターは、バイクよりも買い物や通勤などの街乗りに向いていると言えます。

スクーターに必要な免許の特徴について

バイクやスクーターの運転に必要な二輪免許には、排気量によって原付(50cc以下)・小型(125cc以下)・普通(400cc以下)・大型(無制限)の4種類があります。

原付免許は、ほかの運転免許を持っていれば改めて取得する必要はありません。また、スクーターの排気量は一部の車種を除き、大きくても400ccですので、大型免許を取る必要はないでしょう。

乗りたいスクーターの排気量に合わせて、小型または普通免許を取得することになります。

ちなみに小型と普通では、オートマチックトランスミッション(AT)車のみ運転できる『AT限定免許』が選べます。費用が安く短い時間で取得できるため、マニュアル車に乗る予定がないという人に人気です。

小型免許と普通免許について、特徴を紹介します。

125cc以下は小型二輪免許

排気量が125cc以下のスクーターは、50cc未満の原付のような2段階右折義務がなく、税金や保険料などの維持費も安いことから、とても人気があります。

高速道路には乗れませんが、タンデム(2人乗り)は可能で、一般道を走るには充分な性能を持っています。

125cc以下のバイクやスクーターを運転するためには、一般的に小型二輪免許と呼ばれている『普通自動二輪免許(小型限定)』が必要です。AT限定なら、通常の半額程度で取得できます。スクーターにしか乗らないのであれば、大変おすすめの免許です。

126cc以上400cc以下は普通二輪

普通二輪免許があれば、人気の高い250ccや400ccのバイクを運転できるようになります。高速道路の走行も可能なので、街乗りだけでなくツーリングやキャンプなど、行動範囲が一気に広がるでしょう。

AT限定の普通二輪免許は、費用面では通常の免許とあまり差はありませんが、取得にかかる時間はやや短くなっています。

125cc以下でおすすめのスクーター

ここからは、排気量別にスクーターのおすすめ車種を紹介します。まずは街乗りにちょうど良い、125cc以下をみていきましょう。

125cc以下は、海外では日本の原付のように、自動車免許があれば運転できることが多く、非常に人気があります。

このため国内メーカーも開発に力を入れており、優れたデザインや性能を持つモデルがたくさんあるのが特徴です。

ホンダ PCX 125

ホンダのPCXは、125ccには見えない高級感のある大きな車体が人気のスクーターです。燃費性能と力強さを両立させたエンジン『eSP』を搭載しており、長い距離も快適に走れます。

キーを持っているだけでエンジンを始動できるスマートキーシステムや、大容量の収納スペースなど、街乗りスクーターとしての使いやすさにもこだわっています。

2018年9月には、量産の二輪車としては世界で初めて、リチウムイオンバッテリーを搭載したハイブリッドタイプ『PCX HYBRID』も発売されました。

PCX | Honda

スズキ アドレス125

スズキのアドレス125は大柄な人や、タンデムを楽しみたい人におすすめのスクーターです。フロアが広くフラットになっているため、座ったときのひざ周りにゆとりがあり、体格が大きな人でも窮屈さを感じさせません。

シートは長めで幅が広く、さらに丈夫なリアキャリアが標準装備されているので、パートナーの乗り心地も良くなっています。通勤バッグなどをかけておける、かばんホルダーも付いています。

アドレス125/アドレス125[フラットシート仕様]|スズキ バイク

ヤマハ シグナスX

ヤマハのシグナスXは、荷物の多い人や、買い物メインで利用したい人におすすめのスクーターです。

シートの下にフルフェイスのヘルメットが2個入るほどの、大きな収納スペースを確保したほか、フロントには500mlペットボトルが数本入るポケットや、レジ袋などを吊るせる可動式のコンビニフックがあります。

125ccらしいコンパクトなボディで、駐車場での取り回しも簡単です。

シグナスX – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社

150ccでおすすめのスクーター

150ccのスクーターは東南アジアを中心に、海外で根強い人気があります。250ccよりも低価格で取り回しが簡単なうえに、高速道路も利用できてお得です。

近年日本でも正規販売がスタートし、150ccスクーターのラインナップが増えてきました。とはいえ、国内ではまだそれほど普及していないため、個性を出せるのもメリットの1つとなっています。

150ccのおすすめスクーターを3台紹介します。

ホンダ PCX150

先に紹介した、ホンダのPCX125やPCX HYBRIDと同じ車体を持つスクーターです。

内装やデザインもほかのPCXとほぼ同じ仕様ですが、大きな違いはオプションでABS(アンチロック ブレーキシステム)を付けられることです。エンジン性能も、高速道路走行に対応して少しパワーアップしています。

PCX | Honda

ベスパ GTS150

ベスパはイタリアのバイクメーカー、ピアッジオが製造・販売しているスクーターです。GTSはベスパの最上位モデルで、2018年には新型『GTS 150 Super』が発売されました。

丸いミラーとヘッドライトが印象的な、クラシカルなデザインの車体に、アイドリングストップ機能を備えた最新式のエンジンを搭載しています。

シート下やフロント部分に広い収納スペースがあるほか、USB給電ポートが付いており、電子機器の充電ができます。

古いイタリア映画の主人公のように、お洒落に街乗りしたい人におすすめです。

Vespa GTS 150 Super|Vespa

ヤマハ トリシティ155

ヤマハのトリシティ155は、前にタイヤが2個ついている3輪スクーターです。一般的な二輪車に比べて安定感があり段差や凹凸に強いほか、濡れた路面や落ち葉の上など、滑りやすい道を楽に走れます。

タイヤが多い分、重量があり取り回しがやや難しいのが難点ですが、天気や道の状態に関係なく乗りたい人にはおすすめのスクーターです。

トリシティ155 – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社

250〜400ccで人気のビッグスクーター

ビッグスクーターと呼ばれる250cc以上のスクーターは、安定感のある車体にパワフルなエンジン、そして大きな収納スペースが魅力です。

バイクに比べてシートの座り心地が良く、シフトチェンジの必要がないので、長距離のツーリングも快適にこなせるでしょう。

最後に、人気のビッグスクーターを3台紹介します。

スズキ バーグマン400

スズキのバーグマン400は、ヨーロッパで先行発売されていた人気のビッグスクーターです。厚みのあるシートやLEDのヘッドライトが、400ccの排気量にふさわしい高級感を漂わせています。

シートはタンデムしても余裕の長さで、ドライバー用のバックレストを体格に合わせて調節できるのもポイントです。

バーグマン400 ABS|スズキ バイク

ホンダ フォルツァ

2018年にフルモデルチェンジしたばかりのホンダのフォルツァは、スポーティーなデザインと最先端の機能が特徴のビッグスクーターです。

スマートキーシステムやLEDランプ、スマートホンの充電に便利なアクセサリーソケットなど、使いやすい装備が充実しています。

また、ウインドスクリーンは140mmの範囲で高さを自由に変えられます。低速の街乗りでは下げておき、高速道路に入ったら上げるなど、運転中でも操作できる電動式です。

FORZA | Honda

ヤマハ XMAX

ヤマハのXMAXも、スズキのバーグマン同様、ヨーロッパで人気を博していたビッグスクーターです。

ヤマハのスポーツスクーター、MAXシリーズの250ccバージョンとして、日本では2018年から販売されています。

同社の旧型モデルに比べて9kg軽くなった車体と、精悍な印象のヘッドランプがとてもスポーティーです。

体格に合わせ、ハンドルの位置やウィンドシールドの高さを調節可能で、軽快かつ快適な走りを堪能できます。

XMAX – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社

スクーターで快適な街乗りを楽しもう

スクーターは服装の制限が少なく、面倒なシフト操作もいらない手軽な乗り物です。このため国内外のメーカーから、さまざまなタイプのスクーターが発売されています。

特徴や性能の違いをじっくり比べ、ライフスタイルに合った1台を探してみましょう。

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