好きな香りの香水を手に入れても、香らせる方法がわからなければ、せっかくの香水がもったいないです。香水は、定番の手首や首筋以外にも、足首など体のあちこちに使うことができます。自分好みの香らせ方を実践してみましょう。
香水を足首につけるのはアリ?効果の違い
手首につける場合
手は1日で何度も動かす場所。血管が多く通っていることから、香りを強く発する箇所です。はっきりとした香水の香りを楽しみたい場合は、手首につけるといいでしょう。服でこすれて香りが落ちやすいので、こまめなつけ直しは必要です。
首筋につける場合
体温の高い箇所につけた香水は、香り方が強くなる特徴があります。耳の裏や首筋は体温が高くなりがちな箇所なので、香水の香りが広がりやすいです。軽くつけるだけで、香りを長めに楽しむことができます。
足首につける場合
ふんわりとさりげない香らせ方をしたいのであれば、足首がおすすめ。空気が下から上に流れたとき、香水の香りが自然にそれに乗って鼻まで届きます。嫌味がなくやわらかな香らせ方ができるので、さりげなく香水を楽しみたい人にはぴったりです。
そのほかにつけやすい場所
香水をつける箇所で、意外とおすすめなのがお腹や胸。衣服に隠れるところですので、きつく香ることがない点が魅力です。体温が高い箇所でもあるので、体温と混ざることで変化していく香水の香りも楽しめます。
香水の足首への付け方。何プッシュが最適?
1プッシュでOK
香水は基本的に1プッシュつけるだけで効果は抜群。つけたばかりのときに、少し物足りないかな?と感じるくらいがベストです。2~3プッシュつけると、つけたてからはっきりとした香りを堪能できますが、時間とともに香りが変化したときに、きつすぎると感じてしまうことも。
つけるときは10cmほど離す
至近距離で香水をかけてしまうと、一か所に香りが集中してきつくなりすぎてしまいます。動きや体温に合わせてふんわりと香らせたいときは、つける箇所から少し香水を離して、全体にふりかかるようにつけてください。広範囲にまんべんなく香水がつくことで、1プッシュでも充分な香りの広がりを楽しめます。
香水を足首につけたのに香らない理由
汗をかいて香水が落ちてしまった
体温が高い箇所につけることで効果を存分に発揮する香水。ところが、体温が高いところは汗をかきやすい場合もあります。足首につけた香水が香らないときもまた、汗で香水の効果が薄れている可能性が。
- 制汗剤(無香料)をあらかじめ使ったうえで香水を使う
- こまめにつけ直しをする
といった対応で、香りが弱まってしまうことを防げます。
タイツやストッキングのせい
肌に直接香水をつけ、そのうえから衣服を着ることで、香水の香りがきつくなりすぎるのを防ぐ効果があります。しかし、その衣服によって、予想以上に香りが弱まってしまうことも。
香水の香りの弱さが気になるのであれば、素足ではなく、タイツやストッキングの上から香水をふりかけてみましょう。手首にも香水をつけている場合は、その手首で足首にトントンと触れることで、香りをさりげなく移すこともできます。
香水は汗や服で邪魔されない場所に
香水は、汗をかきやすい場所だと、汗に邪魔されて本来の香りを発揮できません。足の裏や脇などは、とくに汗が多く出やすい場所ですので、香水をつける箇所としては選ばないのがベター。
服の下からさりげなく香らせる方法は有効ですが、厚手すぎる服だと、香りが極端に弱まることも。好みの香りの強さに合わせて、つける箇所を変えていくことで、より理想の香らせ方ができるでしょう。