ハードボイルド小説のおすすめ作品。『ハードボイルド』ってどういう意味?

2019.05.23

小説の世界には色々な物語があります。恋愛ものや戦闘もの、未来の物語やタイムスリップして過去に戻るものなど、現実的にはあり得ないことも小説ならでは。そんな小説から今回注目したジャンルは、ハードボイルド。ハードボイルド小説の魅力をはじめ、日本の有名なハードボイルド小説家、そして、おすすめのハードボイルド小説を紹介します。ぜひ、ご覧ください。

ハードボイルド小説とは

『ハードボイルド』という言葉は、日本語ではなかなか意味がとらえづらく、なんとなく理解されています。1920年代アメリカで一躍人気の出た小説のジャンルとされています。

ハードボイルド小説とはいったいどんな小説なのでしょうか?

ハードボイルドの定義

ハードボイルド小説とは、狭義では「主観的で価値判断的な描写を加えず、あくまで客観的に事物を描写する表現方法」といったように説明されます。

ハードボイルドは直訳して「固ゆでの」という意味で、そこから転じて「感情に左右されず、あくまで冷徹に物事に対処する人」といった意味にも使われます。そこからさらに派生して、「感情や主観をまじえずに淡々と描写する」小説の表現技法を表す言葉になっていったのです。

現在ではそこからまた少々異なる意味になってきており、『ハードボイルド小説』といえば、「ハードボイルドな性格の主人公が、スリリングな謎や事件に巻き込まれながら、それを華麗に切り抜ける」というストーリーの小説を指す用語として定着しています。

おもわずため息がでてしまうほどの主人公のかっこよさ、そしてスリリングな展開は、ハードボイルド小説の醍醐味といえるでしょう。

日本の有名なハードボイルド小説家

それではここから、日本を代表するハードボイルド小説家について紹介します。

大沢在昌

まず最初に紹介するハードボイルド小説家は、「大沢在昌」さんです。大沢在昌さんは、1979年「感傷の街角」という作品でデビューしました。尚この作品は、第1回小説推理新人賞を受賞した作品でもあります。大沢在昌さんは、ハードボイルド小説だけでなく、冒険小説家や推理小説など幅広く手掛けている作家の一人でもあります。

北方謙三

続いて紹介するハードボイルド小説家は、「北方謙三」さんです。北方謙三さんは、大学在学中に書いた「明るい街へ」でデビューします。その後さまざまなハードボイルド小説を描き、北方謙三さんの作品は映画や舞台でも知られるようになります。71歳となった今でも現役でハードボイルド小説を書き続けています。

石田衣良

続いて紹介するハードボイルド小説家は、「石田衣良」さんです。石田衣良さんは、ハードボイルド小説だけでなく、評論感としても活躍している方。1997年には大ヒットドラマとなった「池袋ウエストゲートパーク」で推理小説新人賞を受賞。その後の作品は、数々のドラマや映画、舞台にもなっています。

おすすめのハードボイルド小説

日本の有名なハードボイルド小説家を紹介したところで、ここからはおすすめのハードボイルド小説について紹介します。

孤狼の血

まず最初に紹介するハードボイルド小説は、「孤狼の血」です。この小説は、柚月裕子さんの作品。正義とは何か、信じられるのは誰かを警察小説として描いたものです。予期せぬ結末に誰もが圧倒されることでしょう。

マイク・ハマーへ伝言

続いて紹介するハードボイルド小説は、「マイク・ハマーへ伝言」です。この小説は、矢作俊彦さんの作品。死んだ少年の無念を晴らすために、元不良少年たちが活躍する物語です。

砂のクロニクル

続いて紹介するハードボイルド小説は、「砂のクロニクル」です。この小説は、船戸与一さんの作品。イラン・イラク戦争後のクルド人が自らの国家を作るために奮闘する模様を描いた物語です。民族対立という難しい問題と共に、かっこいい男たちの姿も描かれています。

テロリストのパラソル

続いて紹介するハードボイルド小説は、「テロリストのパラソル」です。この小説は、藤原伊織さんの作品。アル中のバーテンダーである主人公が爆弾テロ事件い巻き込まれ、事件の真相に迫るという物語です。因みにこの作品は、直木賞と江戸川乱歩賞をW受賞しており、読む価値があります。

ハードボイルド小説で男たちのカッコよさを学ぼう

ハードボイルド小説について紹介しました。ハードボイルド小説の醍醐味はカッコよさにありますが、諦めない心を持つ大切さを教えてくれるものでもあります。ぜひ、そんな男たちが活躍するハードボイルド小説。読んでみてください。

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