バイクのミラー交換でおしゃれに快適性アップ。選び方のポイント

2019.05.22

バイクのカスタムは上級者向けというイメージがありますが、ミラーの交換なら初心者でも比較的簡単にでき、かつ個性をさりげなくアピールできます。ミラーのカスタム時に役立つネジの種類や交換方法の手順を紹介します。

バイクのミラーをカスタムするメリット

バイクを購入したら、ミラーをすぐに別の物に変える人も少なくないでしょう。

自分の好みや使いやすさに合わせて仕様を変えることを『カスタム』と言いますが、ミラーのカスタムは初心者でも比較的簡単にできます。では、ミラーを変えることで生まれるメリットは何でしょうか?

バイクのドレスアップになる

ミラーに関わらず、カスタムをする1つの目的と言えるのが『バイクのドレスアップ』です。

バイクは単に走るだけの乗り物ではなく、自分らしさを表現する、または、かっこ良さを魅せるためのものとも言えるでしょう。

自分の好きな形・色・素材のアイテムを採用し、思いのままにコーディネイトすれば、世界に1つだけの自分のバイクに変身します。

ミラーは小さいながら、バイクの顔を左右する重要なパーツです。丸型タイプ・スクエアタイプ・多角形タイプなどさまざまな形や大きさがあり、どれを使うかでバイクの顔の表情が変わるといっても過言ではありません。

安全性が向上する

バイクのミラーの役目は走行時の後方確認です。後方や斜め後ろはライダーにとっての死角なので、ミラーは必要不可欠といえます。

では、ミラーを付け替えることが安全性の向上につながるのはなぜでしょうか?

どのバイクにも道路運送車両法の『保安基準』に合致した純正ミラーが標準装備されています。しかし、人によっては、ミラーが小さくて、確認しづらいと感じる場合もあるようです。

適度な大きさがあり、かつエンジンの振動に強いミラーに交換することで、後方をよりしっかり見渡せるようになります。逆に、細くて小さいミラーを設置すると、走行中の安全が脅かされる恐れがあるでしょう。

ミラーのカスタムでは、デザイン性以上に安全性を優先して考えなければなりません。法律で定められた保安基準に従って取り付けを行います。

バイクのミラーは片方だけでOK?

左右に1つずつミラーがついているのが大多数ですが、たまに片方のミラーだけで走行するバイクを見かけることはありませんか?カスタムをはじめる前にミラーの保安基準を確認しましょう。

片方だけでは車検に通らない

道路運送車両の保安基準において、一部の原付を除いては、左右の両方にミラーが付いていなければならず、片方だけの場合は、車検に通りません。もし、片方のみで公道を走った場合は、かなりの高い確率で警察に止められることになるでしょう。

また、単にミラーが左右についていればいいのではなく、車検基準に沿った大きさである必要があります。

ミラーの車検基準

車検に通るミラーのサイズは、『鏡面の面積が69平方cm以上』と決められています。

さらに、『円形のミラーは直径94mm以上150mm以下』で、『円形以外のミラーは120mm×200mm未満で直径78mmの円が入ること』が条件です。

たとえば、縦横の寸法が80mmの正方形のミラーの場合、直径78mmの円が入るのでOKだと思われがちですが、鏡面の面積が69平方cmに達していないのでNGです。

また、横幅が78mmで縦幅が50~60mmの細長い長方形の場合も、直径70mmの円が内包できないので取り付けることはできません。

それ以外にも以下のような決まりがあります。

  • 曇り・ひび割れ・ひずみのあるもの、鏡以外のものはNG
  • 一定の方向を保持できること
  • 方向を容易に調整できること
  • 歩行者に接触した際に障害を与えない形状であること

原付も最高速度が50km以上なら左右必要

ほとんどのバイクは、両側にミラーを付ける必要がありますが、一部例外があります。以下の条件に当てはまる場合、ミラーは右片方のみでOKです。

  • 原付1種・2種で製造時期が2006年12月31日以前のもの
  • 最高速度50km/h以下の原動機付自転車

たとえば、50cc以下の原付の場合、法定速度は30km/hですが、50kmが出せる性能を有していれば、両方にミラーが必要です。車両の排気量区分でミラーの有無が決まるわけではない点に注意しましょう。

片方のミラーだけで走行している場合、たとえ上記の条件に合致していても、確認のために警官に止められる可能性は高いです。煩わしさを感じる人は最初からミラーを両方につけておいたほうがいいでしょう。

バイクのミラーの種類

ミラーの形は千差万別で、丸いか角が多いかでも全体の印象が変わります。見えやすさはもちろん、愛車をどう魅せたいかを考えてみましょう。

合わせやすい丸形タイプ

丸形タイプは、最もオーソドックスなミラーの形です。シンプルで、価格がリーズナブルに抑えられているのがメリットでしょう。どんな車種にも違和感なく合わせられるので、買って失敗することは少ないはずです。

メッキ・ステンレス鋼・アルミ加工・カラフルな塗装仕上げなど、素材の種類や色が豊富なのも魅力ですね。

丸形ミラーを選ぶときは、直径が94mm以上あるかどうかを確認しましょう。

スタイリッシュなスクエアタイプ

スクエアタイプ(正方形・長方形・台形)は、角があるぶんスタイリッシュな印象を与えます。横に長いものは、後方視野が幅広く確保できる良さがあります。

スクエアタイプの長方形は、スマートなデザインが多いですが、購入時は『直径78mmの円が入るかどうか』を見逃してはいけません。また、角が尖りすぎていないかもチェックしましょう。

スピード感ある多角形タイプ

楕円形に近くなるように多角カットしたものや、視認性を高めるために広い部分と狭い部分を持ち合わせたものなど、『多角形タイプ』は種類がとても豊富です。

物にもよりますが、スクエアタイプよりもミラーの横幅が長くなる傾向があります。

デザイン性が高く、スピード感やかっこよさを感じさせるのもメリットでしょう。機能性と見た目を両立したい人におすすめです。

その他のタイプ

多角形でもない円形でもないタイプのミラーはその人の個性をぐっと際立ててくれます。

たとえば、こうもりやスカルの形をかたどったデザインや、曲線が美しい涙型、リーフ型などがあります。また、エアロフォルムという風を流すデザインも人気です。

ミラーの形はオーソドックスなスクエアや丸形でも、ミラー裏に装飾がほどこされているタイプは、視認性をしっかり確保しながらおしゃれも楽しみたいというライダーに支持されています。

機能性に優れたミラーとしては、『ウインカー付きのミラー』や細かな位置の設定ができる『可動式ミラー』などがあります。やや値は張りますが安全と快適さを求める人にはぴったりでしょう。

また、ブルーやイエローなど、鏡面自体に色がついた『カラーミラー』は特定の視認効果が期待できます。状況に合わせて選びましょう。

覚えておきたいミラーのネジの形状

お気に入りのミラーを購入する前に、接合部分のネジの形状を確認しておかなければなりません。場合によっては取り付けができないケースもあります。

大きさに注意する

ミラーは、直径が8mmまたは10mmのネジによってバイク部分と接合されています。購入する前は、自分のバイクの接合部分と欲しいミラーのネジの直径が合っているかを確認しましょう。

万が一、径が合わなくても、ネジ径変換アダプターを使えば取り付けは可能です。

ネジに使うアダプターの種類

アダプターは規格や機能の異なる機器を接続するときに使う部品のことです。

ネジに使う『アダプター』は、ミラー側(車体側)が『正ネジ』、車体側(ミラー側)が『逆ネジ』というふうに、正ネジと逆ネジを組み合わせて取り付けます。

右に回すと締まり左に回すと緩むのが『正ネジ』で、その逆が『逆ネジ』です。

アダプターの径は8mmと10mmの2種類でそれぞれ正ネジと逆ネジがあります。ミラーを車体に付けるときは以下のような組み合わせを用いることができるでしょう。

  • 8mm正ネジ-8mm逆ネジ
  • 10mm正ネジ-8mm逆ネジ
  • 8mm正ネジ-10mm逆ネジ
  • 10mm正ネジ-10mm逆ネジ

正ネジ-正ネジではなく、逆ネジを採用する理由は『衝撃の吸収』です。ある方向から衝撃を受けた場合、車体またはミラーのどちらかのネジが緩むので、ミラーが折れるのを効果的に防げます。

バイクのミラー選びのポイント

店舗で購入する際は実物が確認できますが、ネット通販を利用する際は、パッケージングをしっかりチェックしなければなりません。保安基準を踏まえながら、バイクのミラーを実際に選んでみましょう。ミラー選びのポイントは以下の3つです。

取り付けたいネジの形状を確認

まず、車体の純正ミラーを一度取り外し、ネジが8mmか10mmか、正ネジか逆ネジかなどを確認します。

右と左でネジ構造が違う車種や、ミラーの軸を直接ねじ込まずナットで締める特殊な車種もあるので、しっかりとチェックしましょう。ミラーやアダプターはそれぞれに適合したものを選びます。

実際に見やすい大きさか

店舗に足を運んで購入するのであれば、実際に手にとってミラーの大きさや見え方を確認することをおすすめします。

これまで純正の丸形タイプを使ってきた人が急にスクエアタイプのミラーを使うと、見え方の違いに戸惑うことがあるようです。逆に、スクエアで横長のタイプを使ってきた人が丸形に変えると、見えづらさを感じるといったケースもあります。

また、肩幅が広めの男性、または衣類を着込んでいる冬場などは、ミラーの支柱(ステー)が低すぎると後方がよく見えません。ステーが高めのミラーを選ぶか別売りの延長ポールで高さを調節しましょう。

保安基準を満たしているか

ほとんどの場合、ミラーのサイズはパッケージに記載されています。もし、ステーが高めのタイプや延長ポールを使うときは取り付けの規格に注意しましょう。保安基準では以下のように定められています。

  • バイク中心より280mm以上外側に取り付ける
  • バイク幅より250mm以上突出しない
  • バイク高より300mm以内に収まっている

このように、ミラーの購入時および取り付け時は必ず保安基準に合っているかを確認する必要があります。

ミラーの交換方法

ミラー交換は初心者でも比較的簡単にできます。ネジの付け方などはあらゆる車種に共通しているので一度覚えておくと便利でしょう。作業は『取り外し』『取り付け』『調整』の3段階で行っていきます。

ミラーの取り外し

まずは、バイクにもとから装備されている純正ミラーを外します。スパナまたはモンキーレンチを準備し、ミラーつけ根にあるロックナットを緩めます。

ナットはゴムキャップで覆われているので最初に外しておきましょう。

緩める際のポイントは、正ネジか逆ネジかを確認することです。回す方向を間違うと緩めたつもりがきつく締まってしまうので、巻き方向を確認しながらゆっくりと緩めていきます。

同様に、その上のアダプターも外しておきましょう。

新しいミラーの取り付け

新しいミラーを取り付ける方法は、外した手順と逆になります。ネジ変換のアダプターを車体側に取り付けます。このときもネジを巻く方向に注意しましょう。

締め付けトルクは、アダプターの説明書にかかれている場合もありますが、強く締めすぎないようにしてください。限界まで強く締めすぎると、同方向から衝撃を受けたときに破損する恐れがあります。

次にミラー本体を取り付けていきます。このとき、ナットを2本用意しておくと便利です。片方のナットで車体側のネジが緩まないように押さえながら、もう片方でネジを締めていきます。

ミラーの調整

ミラーのネジを強く締める前に、角度の微調整を行いましょう。後方の見え方を確認するために、バイクにまたがった状態で作業することをおすすめします。

ミラーの取り付け方は保安基準に則っているか、後方がきちんと見えるかなどをチェックしましょう。この作業は2人1組で行うとスムーズです。最終的な微調整はミラー固定後に可動部分で行います。

なお、バイクショップなどにミラー交換を依頼すると、工賃が1000円~ほどかかります。複雑な工程はないため、高額になることはほぼありません。

人気のおすすめバイクミラー

バイクをワンランク上に見せてくれるおしゃれなミラーを紹介します。車体の色に合わせて選ぶのもよし、違った色でアクセントにするのもよし、選び方はさまざまです。

メッキデザインがおしゃれ バイクミラー メッキミラー

メッキ素材のシンプルな丸形ミラーで、光り輝くシルバーが高級感を演出してくれます。特に、クラシカル・レトロな車体によく映え、もともと装備されているミラーのように違和感がありません。

取り付け部分は8mm径の正ネジが使われているので、必要に応じて適切なアダプターを活用しましょう。ヤマハ車を除く原付スクーター全般に対応しています。1000円台というリーズナブルな価格なので、気軽にカスタマイズが楽しめます。

  • 商品名:バイクミラー メッキミラー
  • 価格:1100円(税込)
  • 商品ページ

ブルーミラーで見やすい タナックス バイクミラー ナポレオン クロス3ミラー

『タナックス』の『ナポレオン クロス3ミラー』は10mm径の正ネジが付いた多角形タイプのミラーです。

リーフにも見える個性的なデザインはスポーティーな車種にもクラシカルな車種にも幅広くマッチするでしょう。角が丸くなっており、安全性もしっかり考慮されています。

なお、この商品には『ブルーミラー』が採用されています。後続車のヘッドライトのまぶしさを軽減する効果が期待でき、見た目的にもスタイリッシュです。特に夜間の運転が多い人には重宝するでしょう。

規格は保安基準にしっかり適合しているので、どの車種にも安心して使えそうです。

  • 商品名:タナックス バイクミラー ナポレオン クロス3ミラー
  • 価格:1631円(税込)
  • 商品ページ

折りたたみで便利 Piece of peace product オフロード バイク 可倒式 ミラー

小型のスクーターからネイキッドまで幅広く対応する丸形ミラーです。

中間ジョイント部などで角度や高さが自由に調節できるので、常に最適な視野が確保できるでしょう。コンパクトに折りたためるタイプで、駐車中のいたずらや接触が避けられる点も高評価されています。

ミラー直径は110mmと十分な大きさがあり、視認性が抜群です。ネジ径は10mmの正ネジで、アームのジョイントにはかっちりと位置が固定できるラチェット式が用いられています。

ボディはシンプルでクールなブラックで、どんなバイクにも違和感なく馴染みます。

  • 商品名:Piece of peace product オフロード バイク 可倒式 ミラー
  • 価格:1910円(税込)
  • 商品ページ

ミラー交換でおしゃれに快適性アップ

「ミラーのカスタムなら自分でもできる」と意欲がわいた人も多いのではないでしょうか。最小限の工具と基本的な知識があれば初心者でも比較的簡単に作業ができます。

注意したいのがミラー選びと取り付け時の高さです。市販で販売されているミラーの多くは保安基準に適合しているものが大多数ですが、そうでないものも混在しています。実物が見られない場合は、サイズ表記をしっかり確認しましょう。

デザイン性と視認性の高さを兼ね備えたものを選びたいですね。

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