卓球ラケットとラバーの関係性とは。組み合わせや手入れ方法を紹介

2019.05.21

卓球ラケットのラバーは、どれも同じではありません。使用するラケットとの相性や、自分のプレースタイルに合ったものを選ぶことが大切です。ラバーの表面や柔らかさによっても打球感は大きく異なります。ラバーの組み合わせ方とお手入れ方法を紹介します。

ラバーの基礎知識を知ろう

卓球を楽しむにはラケットが必需品で、どんなラケットを使うかでプレースタイルも変わってきます。ラケットのブレード側にはラバーが張られており、卓球が上手な人は自分のプレースタイルに合わせたラバーを使っていることをご存知でしょうか?

ラバーとは、一般的に『ゴム製のシートとスポンジを貼り合わせたもの』のことです。ラバーは厚ければ厚いほど強い球が打てますが、その分、ボールコントロールの難易度は高くなります。また、粒の形状に関しても、細かい規定があるのです。

代表的なラバーの種類は『表ソフト』『裏ソフト』『粒高ラバー』の3種類です。ほかにも、スポンジを使用しない『1枚』と呼ばれるラバーや、つるつるとした表面の『アンチラバー』という種類もあります。

ここでは、ラバーの種類について、もう少し詳しく解説していきます。

表ソフトと裏ソフト

『表ソフト』とは、ラバー表面に粒が出ているタイプです。他のタイプのラバーに比べるとボールの回転がかかりにくい特徴があります。球離れが早く、相手の回転の影響を受けにくいため、スピードのあるプレースタイルにおすすめです。

表ソフトと逆に、粒が内側で、つるつるとした面が外側になっているラバーは『裏ソフト』と呼ばれます。裏ソフトは、ボールに触れる面積が広くなるため、摩擦が生まれます。そのため、ボールに回転をかけやすい点が特徴でしょう。

自らボールに回転をつけて攻撃する人に向いています。

粒高ラバーの特徴

『粒高ラバー』は、表ソフトと同じように粒が表面に出ています。しかし、小粒の高さが高いため、無回転に近いボールや、相手のボールの回転を利用して逆回転をつけるプレーに最適です。

特に、自らボールに回転をつける裏ソフトと組み合わせることで、粒高ラバーの本領が発揮できます。

ラバーの色はなぜ違う?

ラバーの色は、『明るい赤と黒のみ使用可能』と決められています。ラバーを貼った面の反対側の面には異なる色のラバーを貼るか、異なる色に着色しなければならないという規定があることから、両面それぞれラバーの色が異なるのです。

ラバーの選び方とは?

ラバーにも、いろいろな種類がありますがどのように選べばよいのでしょうか?

ラバーは、レベルやプレースタイルに合わせて選ぶことがポイントです。ここでは、ラバーの選び方のポイントをレベル別で紹介します。

プレースタイルに合ったもの

ラバーを選ぶときには、自分のプレースタイルに合った種類を選びます。まだ、自分のプレースタイルが決まっていない人は、レベルに合ったラバーを使用するとよいでしょう。

初心者には柔らかいものがおすすめ

ラバーのスポンジは、種類によってそれぞれ硬さが異なります。一般には、スポンジが柔らかいほどコントロールが容易に、また、スポンジが硬くなるにつれてコントロールが難しくなります。

基礎技術が身についていない初心者は、スポンジが柔らかいラバーを選んだほうが、ボールのコントロールの方法や、正しいフォームを習得できるでしょう。

中級者にはテンション系

基本技術を身につけたら、自分のプレースタイルや習得したい技術、弱点などに応じてラバーを選びます。また、体格や筋力に合わせてラバーの厚みを調整することもポイントです。

中級者は、ボールがよく弾み、回転もよくかかるテンション系ラバーがよいでしょう。テンション系ラバーは、硬めの打球感のものが多く、よく弾むため、球離れも早く攻撃性に優れています。

ラケットの組み合わせ

ラバーと同様、ラケットにもさまざまな種類があり、性能もそれぞれ異なります。種類ごとの性質をよく理解した上で、ラケットと組み合わせることも重要なポイントです。

ここでは、戦型別のラケットとの組み合わせについて解説します。

シェーク攻撃型ラケット

ボールをコントロールしやすく回転をかけやすい『シェーク攻撃型ラケット』には、スピード、スピンともに優れた硬めのラバーをフォア面に選びましょう。

また、バック面には柔らかく軽量化されたラバーを選ぶとよいです。

一般的に、フォア面には硬めのラバー、バック面には柔らかいラバーを選びます。その理由は、フォアハンドでは大きなスイングでインパクトが強くなり、硬めのラバーでもボールを十分に食い込ませることが可能なためです。

一方で、バックハンドでは、スイングは小さくインパクトも弱くなってしまうため、ボールを十分に食い込ませられる柔らかめのラバーが最適でしょう。

カット主戦型ラケット

カットマンは、大きく分けると3タイプです。まず、フォア・バックともに自由に回転の変化をつけてカットで粘る戦型タイプでは、『両面に裏ラバー』を貼りましょう。

また、フォアとバックの回転差を生かす戦型タイプには、『裏ラバーと表ラバー』を組み合わせるのがおすすめです。ラケットが重めのものでも、軽量なラバーを組み合わせることで、重量のバランスが取れます。

最後に、相手の回転を最大限に利用し、攻撃も行うタイプでは、『裏ラバーとツブ高ラバー』を組み合わせます。フォア面には攻撃性に優れたラバー、バック面には自分のプレーに合わせた弾み具合の粒高ラバーを選ぶことがポイントです。

ペンドライブ型ラケット

『ペンドライブ型ラケット』は、角型の日本式ペンホルダーと中国式ペンホルダーの2種類あります。

日本式と中国式の大きな違いは、日本式では、裏ラバーを貼ってフォアメインで動き、中国式ペンでは、『両面に裏ラバー』を貼って両ハンドドライブで攻める点です。

ラバーの張り方とお手入れ方法

初めてラバーを張る人など初心者は、ラバーを購入した卓球用具販売店で、専門スタッフに貼ってもらうと安心です。

しかし、中級者以上となると自分でラバーを貼れる人がほとんどなので、ラバーの貼り方も覚えておくとよいでしょう。

ここではラバーの貼り方とお手入れ方法について解説します。

ラバーの張り方は2種類

ラバーは、専用接着剤を使って貼る方法と、接着シートを使って貼る方法の2種類あります。

接着剤を使って貼るときには、接着剤とラバー、ラケットのほかに、接着剤を伸ばすためのスポンジと余分なラバーをカットするハサミを用意してください。張り方の手順は、下記のとおりです。

  1. 接着剤を10円玉大ほどラバーに付けて、スポンジで均一に塗り伸ばす
  2. 接着剤を10円玉大ほどラケットに付けて、スポンジで均一に塗り伸ばす
  3. 接着剤が乾くまで10分ほど(季節に応じて調整)待つ
  4. ラバーとラケットを貼り合わせて、手のひらで全面を強く押し付ける
  5. ラケットからはみ出たラバーをハサミでカットする

接着シートを使う場合には、接着剤とラバー、ラケットのほかに、定規などの平らで硬いものが必要です。接着シートを使って貼る手順は、下記のとおりです。

  1. 接着シートの下部分だけを剥がして、グリップ側からラケットに貼りつける
  2. 残りの接着シートの部分も剥がしてラケット全体に貼りつける
  3. 定規をシート表面に滑らすようにして、空気を押しだす
  4. ラケットからはみ出たシートをカットする
  5. 表面部分のシートを剥がす
  6. グリップ側から、空気が入らないようにラバーを貼る
  7. しっかりと張り合わせたら、ラケットからはみ出たラバーをカットする

掃除方法を紹介

表ラバー、裏ラバーそれぞれの場合での掃除方法を紹介しましょう。表ラバーの掃除には『スプレータイプの専用クリーナー』と『メンテナンス用ブラシ』を使います。掃除の手順は下記のとおりです。

  1. ラバーの表面にクリーナーをまんべんなく吹き付ける
  2. メンテナンス用ブラシで、粒の表面や粒の間に付いたごみを払う
  3. クリーナーが乾くまで待つ

裏ラバーをメンテナンスするためには、『泡タイプの専用クリーナー』と『拭き取り用の専用スポンジ』、ラバーを保護するフィルムを用意します。掃除の手順は下記のとおりです。

  1. ラバーの表面にクリーナーを適量出して、スポンジで拭き取り、表面が乾くまで待つ
  2. フィルムを貼ってラバーの表面を保護する

ラバーの替え時はいつ?

ラバーは、ボールを打つたびに擦り減ります。そのため、ボールに回転をつけられなくなることや、スポンジ部分の弾力が弱くなり、ボールを飛ばせなくなるのです。

ラバーを張り替えるタイミングは、練習時間や練習時間や使用頻度により異なりますが、トップ選手では1週間ほど、一般の選手では1~2カ月ほどで張り替えています。

一般的には約80時間使用したら張り替えのタイミングと言われていますが、上手になるにつれて、ボールがラバーの中心部に当たりやすくなるため、弾力が弱くなってきたり、ドライブがかからなくなってきたら張り替えましょう。

おすすめラバーの紹介

ラバーは、さまざまなメーカーから、たくさんの種類が販売されています。自分に合ったラバーを選ぶことが大切ですが、たくさんありすぎてどれを検討しようか悩んでいる人は、おすすめのラバーのなかから選んでみませんか?

ここでは、おすすめラバーを二つ紹介します。

TAMASU テナジー05

『テナジー05』は、独特の打球感が特徴的なバタフライのラバーです。回転性能が高く、強い回転をかけられます。

バック面にも回転性能が優れたテナジー05を張れば、チキータを仕掛けたり相手ドライブをカウンターで返せたりできます。また、フォア面に貼れば、カットの変化もつけやすくなるでしょう。

  • 商品名:TAMASU(タマス) 卓球ラバー テナジー・05 05800(278)ブラック(5)特厚
  • 価格:8246円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ニッタク モリストSP

ニッタクの『モリストSP』は、発売以来ロングセラーの人気ラバーです。直線的な弾道で、シャープなスピードボールが打てます。

幅広いレベルの人に愛用されており、これを張ればプレーの幅が広がるでしょう。いろいろな戦術も立てられます。表ソフトのラバーを探している人に最適です。

  • 商品名:ニッタク(Nittaku) 卓球 ラバー モリストSP 中
  • 価格:2518円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ラケットとラバーの組み合わせを試そう

よく弾むラバーから変化ボールが出しやすいラバーまで、ラバーにもいろいろな性能を備えたものがラインナップされています。 自分に合う一枚を選ぶためには、それぞれのラバーの特性を知り、ラケットとの組み合わせを試してみましょう。

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