時計の革ベルトは手入れがとても重要。長持ちする秘訣とは?

2019.05.21

革ベルトは汗や皮脂に弱く、ケアを怠ると嫌な臭いを発したり、変色してクタクタになってしまったりするものです。毎日のお手入れと定期的なメンテナンスが大事なのは言うまでもありません。やってはいけないNG行為やおすすめのケア用品などを紹介します。

革ベルトの長持ちの秘訣は手入れ

革ベルトは水濡れや汚れに弱く、そのまま放置しておくとシミ・ひび割れ・変色などを引き起こします。日々のこまめな手入れで、革ベルトを長持ちさせましょう。

1日の汚れを拭き取る習慣を付ける

革全般は水に弱く、汚れが付いても頻繁に水洗いができません。

革ベルトを装着すると、腕まわりの皮脂・汗・細かな汚れが付着します。意外かもしれませんが『ホコリ』も革の天敵です。ホコリは革の油分を奪い乾燥させると同時に、毛穴を塞いで呼吸を妨げます。

これらは革が劣化する直接的な原因になるため、使用した後は清潔な布で乾拭きを行いましょう。

ケアのポイントは、表面をなでるように軽いタッチで拭き取ることです。強く擦ると革の繊維が傷む上、汚れが革の中にめり込む恐れがあります。ベルトの内側には汗が付着しやすいので、夏場は特に念入りにケアをしましょう。

濡れた時は陰干しをする

革は水に濡れるとシミになったり、縮んだりする傾向があります。水しぶきや急な雨などで濡れた場合は、乾いた布で表面を拭き取ってから『陰干し』を行ってください。

早く乾かしたいからといって、直射日光が当たる場所に置くのはNGです。紫外線によって色が変色・退色する可能性が高まります。革は熱や乾燥に弱いので、ドライヤーやストーブで乾かすのも控えましょう。

完全に乾いた後は、濡れた部分の油分を補うために革専用の油やクリームを塗布します。

無理に変形をさせない

ベルトをきつめに締める人や、遊革にベルトを通すときに反対方向に折り曲げてしまう人は要注意です。良質な革はほどよい弾力としっとりとした柔らかさがありますが、強い力を加えると繊維が壊れ、劣化が進んでしまいます。

革ベルトをより長持ちさせたい人は『Dバックル』を使用するのもよいでしょう。Dバックルとは、革ベルトをワンタッチで止め外しができる金具のことです。これを使うと、革を折り曲げるアクションがなくなる上、装着がよりスピーディーになります。

臭いがするときのお手入れ方法

ベルトから嫌な臭いがするときは、カビや雑菌が繁殖している可能性があります。水濡れや汗を放置せずにこまめな手入れを心がけましょう。

夏場の汗は特に注意

革には水分を吸収する性質があります。夏場は汗や皮脂の分泌が増えるので、念入りにケアをしなければなりません。

細菌は、汗・皮脂・汚れが大好物です。これらが細菌によって分解される過程でニオイ物質が発生するのを知っていますか。臭いを防ぐには、細菌を死滅させるか、エサとなる汗・皮脂・汚れを除去するかのどちらかになるでしょう。

洗浄や消臭スプレーなどを活用する

革は水に弱いですが、適切な方法であれば水洗いも可能です。念のため、目立たないところで試してから行うと安心です。

ベルトを本体から外した後、ぬるま湯を張った洗面器にベルト部分を30分ほど浸しておきましょう。汚れ具合に応じて、少量の中性洗剤を入れてもOKです。ベルトをごしごし擦ると繊維が壊れてしまうので丁寧に扱ってください。

真水で洗剤を洗い流した後は、キッチンペーパーなどで水気をふき取り、日陰でしっかりと乾燥させます。乾燥後には専用の油やクリームで油分を補いましょう。

手軽に臭いを除去したいときは、革専用の『消臭スプレー』や『除菌スプレー』を使っても構いません。

トリートメントクリームでの手入れ

革製品は油分を含んだトリートメントクリームでのメンテナンスが欠かせません。と言ってもクリームは頻繁に使う必要はなく、適切な手入れの仕方を覚えましょう。

クロコダイルなどの素材で定期的に必要

『トリートメントクリーム』を使う目的は、『コンディションを整えること』と『ツヤ出し』です。特に、革を洗った後は革の油分が落ちてしまっているので、少量のクリームを塗って乾燥を防ぎましょう。

クロコダイルなどの爬虫類系や牛革は、定期的にクリームで手入れをし、油を含ませると長持ちします。牛革用と爬虫類革用の専用クリームの成分は若干異なるので、専用のものを使いましょう。

クリームのお手入れ手順

専用のトリートメントクリームを使った手入れをする前に、ベルトは本体から外し、表面の汚れや汗を綺麗に落としておきましょう。状態にもよりますが、クリームによるケアは2カ月に1回の程度でOKです。

  1. 適量のクリームを指に取り、ベルトの表面に薄く、均一に伸ばす
  2. 5分ほど乾かした後に清潔な乾いたクロスで拭き取る
  3. クロスが使いにくいステッチ部分は優しくブラシをかける

エルメスでも採用 アベル社サフィール製 ケア用品セット

世界のトップブランドが使用しているアベル社のケア用品セットがあります。

こちらはクロコダイル・ヘビ・トカゲ・サメ・エイなどの革に使用できるトリートメントクリームとブラシのセットで、表面の汚れを落としながら、革に程よい油分とツヤを与えます。

5mlと小さめですが、柔らかいクリームは少量でもよく伸びるのでコストパフォーマンスは高めです。手入れが楽になるでしょう。

  • 商品名:レプタイル(爬虫類専用)ベルトクリーム
  • 価格:2700円(税込)
  • 楽天:商品ページ

革ベルトは大切にお手入れしよう

時計のベルトには、小さくても上質な本革が使われています。腕に四六時中巻きつけていると、皮脂や汗が革に吸収されていくので日々のお手入れは欠かせません。

革は水に弱いですが、正しい方法で洗浄してしっかり乾かせば、水を使ったお手入れも可能です。負担を減らすために、ベルトは2本用意し、ローテーションで使うのもよいでしょう。

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