時計のベルトにはどんな種類がある?時計選びに役立つ基本の知識

2019.05.26

単に時計ベルトと言っても、種類はさまざまです。どのようなものがあり、どういった特徴を持っているのでしょうか?それぞれ解説するので、ベルト選びに活かしましょう。また、有名ブランドのベルトについても紹介します。

知っておきたいベルトの種類

時計ベルトにはいろいろな種類があります。バリエーション豊富なベルトの中から、時計のデザインによく合い、好みのものを選びましょう。代表的なベルトの種類について解説します。

ベルトは主に2種類ある

代表的なベルトの種類は二つあります。

一つ目は、丈夫で重厚感がある『金属ベルト』です。ステンレスやチタン・真鍮などでできているベルトは、シーンを選ばずに『合わせやすい』という特徴があります。

同じ金属ベルトでもコマのサイズや組み合わせ方はさまざまで、印象も変わるのです。

二つ目は、肌馴染みがよく柔らかな質感の『レザーベルト』です。革の種類はもちろん、カラーも豊富なので、ベルトによってがらりと『印象が変わります』。

レザーベルトはさらに、天然の革を使っているものと、合成皮革のものに分類可能です。どちらもスタンダードな素材なので、種類もたくさんあります。多くのブランドから販売されているので、好みのベルトを見つけやすいでしょう。

その他の種類

時計ベルトには、カジュアルシーンによく合うものも販売されています。『ナイロンベルト』や『ラバーベルト』です。リーズナブルなものが多いので、いろいろ揃えて楽しめます。

丈夫で軽く水洗いできるナイロンベルトは、『とてもタフ』です。そのため、日常的な使用はもちろん、アウトドアでも活躍します。また、フォーマルな時計のカジュアルダウンにも人気です。

しなやかで軽く柔らかな質感のラバーベルトは、色とりどりの商品が揃っています。その日の気分や服装に合わせて『カラーコーディネート』できるベルトです。

また、どちらの素材も手入れの手間が少なく、簡単に汚れを落とせます。

さまざまなシーンで使える 金属ベルト

光沢感や重厚感が魅力の金属ベルトは、高級感を感じられるのはもちろん、カジュアルなものとも合わせられるのも特徴です。金属ベルトについて知り、自分の時計に合ったものを選びましょう。

金属ベルトの特徴は?

『金属ベルト』の、独特の重みを感じる外観は、身につけたときはもちろん、置いてある姿も堂々として見えます。そのため、時計をコレクションアイテムとして好きという人にも人気です。

そんな金属ベルトは、『コマ』という金属板を組み合わせることでできています。コマが少ないほどがっちりとした着け心地になり、多くなるほど柔らかでしなやかな装着感になるのです。

コマより小さな金属の粒を、メッシュ状に編んで作っているベルトもあります。同じ金属ベルトとは思えないほど『ドレッシー』な印象です。しなやかさが加わり、身につけやすくなります。

コマ数で大きく印象が変わるのが、金属ベルトの特徴と言えるのです。

金属ベルトを使用するメリット

まずあげられるのは『耐久性』です。金属は水や汗に強いですし、簡単に切れることもありません。そのため、手入れをしながら使えば、数十年単位で使い続けられるのです。

『手入れ』といっても、難しいことは必要ありません。日常的に行う場合は、使い終わったあとに柔らかい布で軽く拭く程度でよいのです。

『汎用性の高さ』もメリットの一つです。ビジネスシーンやフォーマルシーンでスーツに合わせてもよく合いますし、カジュアルなシャツにも合います。

どんな服装や場所にも合うので、「どれにしようか迷っている」「最初の1本に最適なものを選びたい」なら、金属ベルトがよいでしょう。

金属ベルトを使用するデメリット

魅力たっぷりの金属ベルトですが、魅力である重厚感が『重さ』として負担に感じられる人もいるでしょう。1日中ずっと身につけていると腕が疲れることもあるかもしれません。

重さが気になる場合には、『チタン製の金属ベルト』を選ぶとよいでしょう。チタンは軽く、丈夫な金属だからです。毎日使う時計にぴったりの素材と言えます。

日常的な使用で『傷つく』というのも、金属ベルトのデメリットです。万一、傷ついてしまった場合には、研磨などでメンテナンスをすることになります。

また、体質に合わず『金属アレルギー』を引き起こすケースもあります。ベルト選びでは、使われている素材にも注目して選ぶようにしましょう。

金属ベルトの素材の種類

コマを組み合わせて作られている金属ベルトですが、コマの数によって種類が分かれています。コマ数による、装着感や印象の違いについて解説します。

国内ブランドに多い 単連タイプ

コマを一つずつ繋げているのが『単連タイプ』の金属ベルトです。一つのコマが大きいので、存在感があり、がっちりした印象を与えます。つけ心地も、ずっしりと金属の質感を感じられます。

安価なものから、やや高価なものまで、さまざまなブランドで採用されているベルトの形式です。

コマ外しがしやすいので、自分でベルトサイズの調整をしてみたい、という人にもよいでしょう。

最も一般的な 3連タイプ

金属ベルトで最もオーソドックスなのは『3連タイプ』です。

素材の存在感が程よく感じられるコマのサイズはスタンダードな印象で、シンプルなスタリッシュさを感じられます。そのため、フォーマルにもカジュアルにも合わせやすいでしょう。

金属ベルトの種類で迷ったときにもぴったりです。

心地よい装着感 5連タイプ

高級時計によく使われている『5連タイプ』の特徴は、装着感のよさです。

金属が手首に沿うので、金属ベルトのがっちり感と同時に、レザーベルトのような馴染みやすさも感じられます。コマのデザインにもよりますが、ドレッシーな印象も出てくるベルトです。

その他のタイプ

金属ベルトには他にも種類があります。通気性がよく夏場に向いている『7連タイプ』や、手首によくフィットする『9連タイプ』などです。

また、金属の粒をメッシュ状に編んだ『ミラネーゼ』は、レザーベルトのようなフィット感があり、金属ベルトと感じられない装着感を感じられます。

同じ金属製でも、コマの数や製法によって、全く違った印象・つけ心地になるのです。

つけ心地がよい レザーベルト

手首に馴染みやすく柔らかな『レザーベルト』は、つけ心地のよさも魅力です。バリエーションも豊富なレザーベルトにはどのような特徴があるのでしょうか?

レザーベルトの特徴は?

レザーベルトの特徴は、『豊富なラインナップ』です。例えば、革の種類だけでも、カーフ・コードバン・ピッグスキン・リザード・クロコダイル・シャークなど、さまざまな質感のものがあります。

さらにカラーも豊富です。スタンダードなものはもちろん、珍しい色のものを選ぶのも面白いでしょう。2本目・3本目のベルトには、ベーシックカラーだけでなく、原色や好きな色を選ぶのも素敵です。

さまざまな組み合わせから好みのベルトを選べば、『自分らしい時計』にカスタマイズ可能でしょう。

また、スーツとの相性がよいのでビジネス用として選ぶのにも向いています。

レザーベルトを使用するメリット

『使用感のよさ』は、レザーベルトの魅力の一つです。軽くてフィット感があるので、1日中装着していても疲れにくいでしょう。

手首に沿うようにぴったりと馴染み、時計がずれにくいのも疲れにくくなるポイントと言えます。また、金属との接触面が少ないので、金属アレルギーが起こりにくいのも嬉しいメリットです。

時間経過とともに変わっていくレザーの質感や色味を楽しめます。手入れをしながら「育てる」楽しみがあるのです。

レザーベルトを使用するデメリット

デメリットとしてあげられるのは『耐久性の低さ』です。

毎日同じレザーベルトを使い続けている場合、1~2年で劣化し始めてしまいます。特に留め具部分は劣化しやすく、ヒビが入ったり切れたりすることもあるのです。

『手入れの手間』もデメリットの一つです。こまめに汚れを拭き、クリームでケアする必要があるでしょう。

ケアをせずに使っていると、カビなどが発生する可能性が高まります。染み込んだ汗が原因で臭いがつくこともあるのです。

また、『水や汗に弱い』ので、使い方に気をつける必要もあるでしょう。

レザーの繊細さは素材の魅力でもありますが、その反面、「面倒くささ」として感じられることもあるのです。

レザーベルトの素材の種類

革にはさまざまな種類があり、レザーベルトに使われるものもバリエーション豊富です。どのような革が使われているのか、代表的なものを紹介します。

牛革の最高峰 カーフ

どんなシーンにも合うオールマイティーな定番レザーが『カーフ』です。どれにしようか迷っているなら、カーフを選んでおくと間違いありません。

カーフは生後6カ月以内の子牛の革が原料として使われているため、なめらかできめ細かいレザーです。柔らかな質感は、牛革の中でも特に『高評価』を受けています。

ただし、その分、非常にデリケートで傷や水分に弱いので、その点には注意が必要でしょう。

コスパ良好のトカゲの革 リザード

耐久性のよいエキゾチックレザーの一つに『リザード』があります。トカゲの革ですが、ツヤや質感はクロコダイルにひけをとりません。

天然素材のみのレザーなので、『希少価値』の高さもあります。それでいて、リーズナブルに購入できるのは、大きな魅力でしょう。

クロコダイルと違うのは、模様の細かさです。派手さがないので、日常的に身につけやすいレザーベルトと言えます。

高級感あるワニの革 クロコダイル

『クロコダイル』は最高品質の位置づけです。レザーベルトでも同様で、高級時計にも多く使用されていて、『気品を感じさせるツヤ』が特徴的です。

独特のうろこ模様は、使用する部位によっても違うのが特徴です。四角い模様の腹部と丸みのある模様の脇腹の2種類があります。

レザーベルトというと、「水に弱いもの」という印象があります。しかし、水の中で暮らすクロコダイルのレザーは、他のレザーと比較して、『水にもやや強い』という特徴があるのです。

その他の素材

レザーベルトに用いられる素材は、その他にもたくさんあります。

強度の高さが魅力の『コードバン』や、ガラスを散りばめたような光沢感が美しい『ガルーシャ』、クイルマークと呼ばれる凹凸が特徴的な『オーストリッチ』などです。

また、レザーの『加工方法』によっても、さまざまな素材が生まれます。

カジュアルに人気な『スエード』は、裏面を起毛させたものです。『エナメル』は表面を合成樹脂でコーティングし、ツヤと耐水性を増しています。

『オイルレザー』は、革に油をたっぷり染み込ませたもので、独特のツヤがあり、磨くことで傷があっても目立たなくなります。

色やバリエーションが豊富で、手入れが簡単なベルトがよいなら『合成皮革』も向いているでしょう。

その他のベルトの特徴

代表的な金属ベルトとレザーベルトについて解説しました。しかし、ベルトの種類はそれだけではありません。

ここでは、主にカジュアルシーンで人気の、ラバーベルトやナイロンベルトについて紹介します。

スポーツとの相性も抜群 ラバーベルト

扱いやすく使用感もよい『ラバーベルト』は、汗をかきやすいスポーツと特に相性がよいでしょう。かいた汗が染み込むことがありませんし、臭いが残ることもありません。

使用後にさっと拭き取れば、手入れ終了なので、気軽に使えるのも魅力です。

革より丈夫な素材ではありますが、経年劣化でヒビが入ってしまったり、使い込むうちに切れてしまったりすることがあります。

リーズナブルな価格で購入できるもの多いので、複数の色を揃えて楽しむことも可能です。

ベルト交換が容易 ナイロンベルト

軽くて丈夫な『ナイロンベルト』は、色や柄が豊富でおしゃれアイテムとしても人気が高まっています。

ナイロンベルトの代表格に、NATO軍で使われていた『NATOストラップ』があります。衣服の上からでも着用できる機能性に加え、カラーバリエーションも豊富です。

ミリタリーなイメージを残しつつ、簡単に交換できるので、服を着替えるようにベルト交換して使うのにもよいでしょう。

合成繊維のナイロン製なので、型くずれしにくく、取り外して丸洗いできる手入れの簡単さも人気の理由の一つです。

有名メンズ時計のベルトの例

ベルトにはさまざまな種類があることがわかりました。では、メンズ時計のブランドでは、どのようなベルトを扱っているのでしょうか?

エルメスの時計

誰もが知るハイブランド『エルメス』の時計には、上質な革を使ったレザーベルトが用いられています。

素材本来の美しさを保つために、できる限り自然な仕上げになっており、使い込むほどにしなやかさを増し、独特のツヤが出てくるのが特徴でしょう。

もともと革製品の加工が得意なエルメスが、腕時計の製造を始めたのは1920年からです。代表作の一つとも言えるHのイニシャルをモチーフにした『Hウォッチ』や、『Apple Watch Hermès』など、いくつもの人気モデルがあります。

そのすべてに似合う美しいレザーベルトは、エルメスの職人により作られているのです。近年では、簡単に交換可能なインターチェンジャブル機構を搭載した時計も作られており、気軽にベルトを換えて、エルメスならではの上品さをまといましょう。

HERMES – エルメス公式サイト

ダニエルウェリントンの時計

『ダニエルウェリントン』が人気なのは、すべてのシリーズでベルト交換ができるからです。メンズのシリーズ『CLASSIC』『CLASSIC BLACK』『DAPPER』も同様です。

同じ時計でも、ベルトが変わると雰囲気が全く違ったものになります。そのため、ベルトを買い足すことで、さまざまな使い方ができる時計というわけです。

ダニエルウェリントンで取り扱っているのは、レザーベルトとナイロンベルトです。中でも、レザーベルトは、イタリア製で高品質のカーフを使用しているという特徴があります。

シンプルでスタイリッシュな雰囲気の漂うデザインなので、ビジネスシーンにはもちろん、休日にはナイロンベルトに付け替えてコーディネートアイテムとして活かすこともできます。

ダニエルウェリントン直営の公式オンラインショップ

好きなベルトの種類を探してみよう

ベルトにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が違います。そのため、探せば好みに合うものがきっと見つかるでしょう。好きなベルトを合わせることで、『自分オリジナルの時計』に仕上がります。

また、選ぶ際には「直感」「なんとなく好き」といったことも大切にしましょう。愛着を持って選んだ時計なら、毎日の手入れも楽しくなり、より大切に使えます。

紹介した素材やブランドを参考に、自分の時計に合うベルト探しをしましょう。

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