コーヒードリップの美味しい淹れ方。サイフォンやプレスも紹介

2019.05.19

コーヒーをドリップで淹れる方法には様々な種類があり、できあがるコーヒーの味わいに違いがあります。抽出方法のポイントを覚えれば、自分好みのコーヒーを楽しめるでしょう。ドリッパー選びの参考にしてみてください。

ハンドドリップのおいしい淹れ方は簡単

ハンドドリップでコーヒーを淹れる際に大切なポイントをチェックしましょう。お湯ドリッパーに注ぐときには、2回に分けるのが美味しく抽出するコツと言われています。

1回目は蒸らし

1回目に注ぐお湯は、ドリッパーに淹れた粉の中心から注ぎ始めて、『の』の字を描くように回しながら注ぎます。このときに注ぐ量は、サーバーに数滴落ちる程度で問題ありません。豆全体にお湯が行き渡ったら、注ぐのをやめて蒸らしましょう。

粉が空気を含んで持ち上がってきたら、ゆっくりと膨らみきるまで待ちます。膨らんできた粉が一度落ち着いて少ししぼむタイミングで2回目を注ぎましょう。タイミングが難しいときには、膨らみが止まったらひと呼吸淹れて注ぐようにすると簡単です。

2回目のお湯の淹れ方

2回目のお湯を注ぐときにも『の』の字を描きながら注ぎます。ここからは本格的に抽出するためにお湯を継続して注ぎますが、『中心から2/3までの範囲』に注ぐのが鉄則です。多く注ぎすぎると、コーヒーの粉を通らないお湯がサーバーに落ちて薄いコーヒーができあがります。

カップ1杯は約140〜150ccが目安なので、お湯の量の調整が苦手な人は最初から必要な量のお湯だけを用意するのがおすすめです。注ぎ終わったらドリッパーからコーヒーが抽出されるのを静かに見守りましょう。

ドリッパーを外すタイミング

サーバーに目盛りがついているときには、必要な人数分が抽出できたことを確認したらドリッパーを外しましょう。

このとき、少しドリッパーにお湯が残っている程度でドリッパーを外すと、雑味を減らして香りの豊かなコーヒーに仕上がります。早く上げすぎるとコーヒーの抽出が浅く、香りが引き立たないため、何度か挑戦してベストタイミングを見つけてみましょう。

サイフォン式の淹れ方

ハンドドリップ意外にも、コーヒーの淹れ方にはさまざまな種類があります。次は、サイフォン式の淹れ方をチェックしてみましょう。サイフォン式は気圧の変化を利用してコーヒーを抽出する仕組みです。

色々な抽出方法を知ることで、より自分好みの味を探すことができるでしょう。

沸騰したら粉を淹れよう

サイフォンの用意ができたらフラスコを温めて沸騰させます。沸騰を確認したらコーヒー粉を用意しましょう。ハンドドリップでは一杯あたり約10gが目安ですが、『サイフォンでは少し多めの約12g』が美味しく抽出できる量とされています。

次に、コーヒー粉が入った漏斗をフラスコにセットします。フラスコは高熱で危険なため、やけどや倒れ込みに注意しながらゆっくりとセットしましょう。セットが完了すると、お湯が漏斗の方へ移動するので次の手順に進みます。

撹拌のタイミング

美味しくサイフォンコーヒーを楽しむには、コーヒー粉とお湯を混ぜ合わせる撹拌(かくはん)の作業が大切です。1回の抽出で撹拌は2回行います。

1回目の撹拌は、フラスコにセットした漏斗にお湯が入り込むと同時に、コーヒー粉も上がってきたタイミングで行いましょう。粉とお湯は混ざり合いにくいため、なじませるように撹拌するのがコツです。実際に撹拌をすると厚みのある層が出てくるので、この層が泡・粉・液体の3層になったら上手く撹拌できたという証拠になります。

1回目の撹拌が終わってから1分程度経過したら、火を止めてフラスコにすばやく吸引させるため『渦を起こすように撹拌』しましょう。上の方の層が白くなるのは、コーヒー粉が持つガスが出た証拠で抽出が終わってきたという合図です。

2回目の撹拌が終わり、コーヒー液がフラスコに落ちきれば完成です。

撹拌のポイントとは?

1回目の撹拌のポイントは、香りを引き立ててあげるために浸透を手伝うように丁寧にお湯となじませてあげる点です。丁寧にかつ綺麗に混ぜ合わせてあげれば、3層の綺麗な状態で落ち着きます。最初は上手くいかないことも多いので、どの程度で混ぜ合わせればよいのか感覚を覚えましょう。

2回目の撹拌のポイントは、フラスコへ戻っていくコーヒーの抽出液の動きを手伝うようにぐるぐると混ぜる点です。戻りが遅くなれば雑味が多く混ざってしまい、早ければ美味しさが出るまでにフラスコへ戻ってしまいます。好みもありますが、早く抽出するために急かすように攪拌するのではなく、自然にフラスコへ戻るのを補助してあげるように攪拌する感覚がよいでしょう。

プレス式の淹れ方

最後にプレス式の淹れ方を紹介します。プレス式はコーヒーの油分まで抽出できる方法で、コーヒー豆本来の美味しさをストレートに味わえる方法です。

お湯を淹れて時間を測る

フレンチプレスを用意し、コーヒーの粉を淹れていきましょう。コーヒー粉を淹れたら、お湯を注ぎますが『注ぎ始めると同時に時間を4分測る』のが基本です。

1回目はプレスの半分程度まで注ぎ、タイマーが30秒ほどしたら2回目を注いでいきます。注ぎ終えたら蓋をして待ちましょう。

プランジャーを押し下げて完成

4分経過しタイマーが鳴ったら、ポット内にあるフィルターをゆっくりと押し下げます。『必ずタイマーの時間を待って』からプランジャーを下げてください。

プランジャーを早く下げすぎてしまうと、油分や香りが完全に抽出する前に完成してしまい、味や香りが薄くなるなど美味しさを逃してしまうので注意しましょう。

好みの淹れ方を探してみよう

コーヒー豆は、同じものを使っても淹れ方によって香りや味わいが変わります。自分好みの抽出方法で味を徹底的に追い求めていくのも、楽しさの一つと言えるでしょう。

手間暇かけたコーヒーの味わいは、格別なものです。いろいろな淹れ方を試してみてはいかがでしょうか。

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