バイクの無線に免許は必要?無線機の使い方やおすすめ商品を紹介

2019.05.18

複数の仲間でツーリングをする際、意志の伝達や連絡手段として『無線』が用いるのが一般的です。アマチュア無線は免許が必要ですが、ジャーで気軽に利用できる免許不要のものもあります。無線機の種類や使い方を確認しましょう。

無線を使うメリット

バイク用の無線は、ヘルメット内にマイクとイヤホンを入れ込むのが一般的で、ハンズフリーで通信ができるのが特徴です。バイクのツーリングで無線を使うメリットはどこにあるのでしょうか?

圏外の心配がない

無線機は本体から直接電波が発信される仕組みなので、本体同士が離れすぎていなければ、どんな場所でもやりとりができるのがメリットです。

スマートフォンのように、場所によって圏外になる心配がなく、走行中の意思伝達がしっかりと行えます。

また、携帯電話は電話代がかかりますが、無線機は機器の購入代・充電時の電気料金・登録費以外は、通信費がかかないのも大きな利点でしょう。

走行しながら会話が楽しめる?

バイク乗りの楽しみといえば、仲間とのツーリングでしょう。景色を見ながら黙々と走るのもよいですが、時々仲間の声が聴きたくなるものです。

バイク走行中は風切音やエンジン音がひどく、人の話し声はほとんど聞こえなくなります。

しかし、無線機とイヤホンがあれば、相手の声がはっきりと聞こえ、「次はどこに立ち寄ろう」「角を曲がろう」などの連絡事項がスムーズにできるようになるでしょう。

しかも、複数の相手に音声を送信する『同報通信』が可能なので、大勢になればなるほど便利さが実感できます。

なお、無線機はさまざまな使い方ができますが、走行しながらの会話は危険を伴うため、十分に注意しなければなりません。必要な事項を伝達する程度にとどめ、できるだけ信号待ちのときなどに使うようにしましょう。

バイク無線に免許は必要?

バイク無線は『アマチュア無線』と『特定小電力トランシーバー』『デジタル簡易無線』の三つがあります。バイクツーリングに適しているのはどの無線でしょうか?

国家資格のアマチュア無線が必要な場合

『アマチュア無線』は、インターネットのルーツともされ、電話回線ができる前から世界中で利用されてきた無線です。『全世界の共同財産』である電波を使うため、『仕事や金銭上の利益を目的とした運用』が禁じられているのが特徴です。

使用においては、電波を運用するための国家資格『無線従事者免許』およびアマチュア電波局開設のための『無線局免許状(開局申請)』の二つを取得しなければなりません。

なお、無線従事者免許は、1~4級までのレベルがあり、級別によって運用できる周波数などが異なります。

バイク無線の場合、最も簡単な4級があればOKです。日本無線協会の国家試験を受けて合格するか、 または講習会を受けて資格を取得しましょう。

特定小電力トランシーバーなら免許不要

要免許の『アマチュア無線』に対し、免許、開局申請ともに不要なのが『特定小電力トランシーバー』です。小型かつ軽量で、価格が安いため、道路整理やスキー場などで多用される傾向があります。

本体は、大型電気店やネット通販などで購入でき、買ったその日からすぐに使用が可能です。

しかし、送信出力は最大10mWと定められており、勝手に変えることはできません。通信できる範囲が近距離で、かつ途切れやすいため、レジャーや趣味などの比較的重要度の低い用途に限られます。

少人数で見通しのよい場所を走るツーリングであれば、特定小電力トランシーバーを試してみるとよいでしょう。

免許不要で使い勝手もいいデジタル簡易無線

アマチュア無線よりも使い勝手がよく、特定小電力トランシーバーよりも広い通信範囲をカバーするのが『デジタル簡易無線』です。

デジタル簡易無線は『免許局』と『登録局』二つの種別があり、どちらも電波が飛ぶ距離や使い勝手はほぼ変わりませんが、用途やレンタルの可否、周波数などが異なります。

  • 免許局:業務用通信・レンタル不可・無線機1台ごとに申請式の免許が必要
  • 登録局:レジャー用通信・レンタル可・免許不要や開設届の提出が必要

趣味のツーリングなら、『登録局』のデジタル簡易無線を使用するのが一般的です。電波使用料は450~600円(1年)で、別途申請印紙代がかかります。

おすすめ無線機

上記で取り上げた『アマチュア無線』『特定小電力トランシーバー』『デジタル簡易無線』のおすすめ製品を紹介します。距離に応じて選ぶのもよし、価格の安さで決めるのもよし、仲間同士で話し合ってみましょう。

デジタル簡易無線 アイコム IC-DPR6

屋外のレジャーや地域活動などで幅広く使えるデジタル簡易無線機で、使用可能範囲は約1~4kmが目安です。

特定小電力トランシーバーよりも広範囲で使えるので、先頭から最後尾までの距離が離れる大人数でのツーリングに向いています。

使用に必要な申請書類や周辺機器が全てセットになっており、通話する際は本体側面のボタンを押すだけという簡単操作なので、機械が苦手な人や年配者でも安心して使えるでしょう。

盗聴の危険性を回避するため、3万2767通りの暗号鍵が設定できます。

  • 商品名:デジタル簡易無線 アイコム IC-DPR6
  • 価格:2万9801円(税込)
  • Amazon:商品ページ

特定小電力タイプ JVCケンウッドUBZ-LP20B

免許不要で使いたい人は特定小電力トランシーバーのベストセラー『JVCケンウッドUBZ-LP20B』がおすすめです。

回転ボリュームや、シンプルで分かりやすいキーパットを採用し、誰でも直感的に操作ができるのがポイントです。

第三者からの盗聴を防ぐ機能や混信を防止する機能が搭載されているので、移動しながらでも安心して連絡が取れるでしょう。

バッテリーセーブ機能に加え、ecoモードを搭載しているので、市販のアルカリ乾電池で最長100時間の使用が可能です。防塵・防水設計で、小雨や砂ぼこりが舞う屋外でも問題なく使えます。

  • 商品名:JVCケンウッドUBZ-LP20B
  • 価格:8512円(税込)
  • Amazon:商品ページ

アマチュア無線  FTM-10S

バイクの場合、機器の取り付けスペースが限られており、かつ過酷な自然環境の影響を直に受けてしまいます。『FTM-10S』は防水・防塵構造のコンパクトボディなので、モータースポーツを愛好する人に高く評価されています。

500チャンネルの大容量メモリを搭載し、メモリーチャンネルごとに名前を付けられるのも便利でしょう。通話機器はハンディ感覚で使え、ワンタッチで受信バンドの選択ができます。

なお、使用するにはアマチュア無線の4級以上の免許が必要です。

  • 商品名:FTM-10S
  • 価格:3万9960円(税込)
  • 楽天:商品ページ

おすすめのインカムやヘッドセット

バイク走行中に無線本体を保持しながら通話することは、スマートフォンや携帯電話同様に違反対象となります。そのため、バイク走行中に無線を使うときは、インカムやヘッドセットを装着しましょう。使用する際には走行の安全性を第一に周囲の音がしっかりと確認できる音量で使用するようにしてください。

それではグループツーリングに最適なアイテムを厳選して紹介します。

FODSPORTS バイク インカム M1-S Pro

Bluetooth4.1を搭載し、スマホ・Bluetoothイヤホン・ipod・MP3・GPS・レーダーの使用ができるハイエンドなバイクインカムです。

高速移動しながらでもクリアな音声を保つプロ仕様の防風マイクやノイズキャンセルのおかげで、質の高い通話ができるでしょう。

インカム最大接続数は8台で、バイク間の最大有効通信距離は500mです。スピーカーは、狭いヘルメット内でもぴったりと設置できる小型サイズで違和感がありません。

  • 商品名:FODSPORTS バイク インカム M1-S Pro
  • 価格:9299円(税込)
  • Amazon:商品ページ

Natuoke バイク用 ヘッドフォン

音楽再生や通話、アプリのナビが使用できるワイヤレスヘルメットヘッドセットです。

操作ボタン三つのみのシンプルなデザインで、誰でも直感的に扱えるのがポイントです。干渉防止機能付きのマイクを内蔵しており、走行中でも音声がクリアに聞こえます。

1時間の充電で約8時間の連続使用が可能なので、数日にわたる長距離走行でも電池切れの心配はないでしょう。基本的な機能を全て備えていながら、2500円以内と非常にリーズナブルです。

  • 商品名:Natuoke バイク用 ヘッドフォン
  • 価格:2450円(税込)
  • Amazon:商品ページ

GORIRAMAN(ゴリラマン) B078K4CC61

バイクはもちろん、自転車のヘルメットにも装着可能なワイヤレスインカムヘッドセットです。通話・音楽・ナビの使用がワンタッチででき、インターコム機能では最大8時間・携帯電話は10時間の通話ができます。

DSPエコーキャンセルとノイズキャンセラーが搭載され、どんな環境下でも高い音質が維持されるところも優秀でしょう。通話ができるのは3名までなので、少人数でのツーリングに向いています。

  • 商品名:GORIRAMAN B078K4CC61
  • 価格:7050円(税込)
  • Amazon:商品ページ

無線アンテナの取り付けの注意点

無線を自力で設置する際、多くの人は『無線アンテナ』の取り付けに四苦八苦するようです。作業前に以下の点を確認しましょう。

特定小電力はアンテナ交換できない

『特定小電力トランシーバー』は、他の無線よりも電波条件が限られているのがネックです。しかし、感度を上げるためのアンテナ交換および脱着は認められていません。

確実に電波を飛ばしたい、遠くの人と通信したいという人は、トランシーバーには手を加えるのではなく、アマチュア無線やデジタル簡易無線などを使いましょう。

後ろのボックスが邪魔になることも

無線機を使用するには、無線機本体とアンテナをそれぞれバイクの車体に取り付けなければなりません。

アンテナは車のボディをアースにして、リアシートの空いているスペースに固定するのが一般的ですが、リアボックスを搭載している場合、ボックスが取り付けの邪魔になることがあります。

ボックスに当たらないように取り付け角度を調節する、またはボックス上にマグネットアンテナを取り付けるなどの工夫が必要でしょう。

無線の知識を付けて楽しいツーリングを

スマホが普及した現代では、無線を使う機会はほとんどありません。しかし、グループで各地を巡るツーリングにおいては、意思疎通がぐっとスムーズになります。

レジャーで利用する程度なら、免許不要の『特定小電力トランシーバー』や『デジタル簡易無線(登録局)』で十分でしょう。無線を上手に活用できれば、これまでにない快適で楽しいツーリングができますよ。

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