メガネフレームのみ交換は可能か。交換前に知っておきたいこと

2019.05.18

なんらかの衝撃でフレームを破損してしまったとき、レンズはまったくの無事だと捨ててしまうのがもったいなく感じますよね。レンズをそのまま転用してフレームだけ交換することはできるのでしょうか?フレーム交換に関する疑問を解決しましょう。

フレーム交換は推奨されていない

結論からいうと、フレーム交換はできます。しかし、おすすめできる方法ではありません。具体的な理由は次の2点です。

バランスが合わなくなる

正しいフィッティングがされたメガネは、掛けた顔を正面からみたときに、黒目がレンズの中央にきているはずです。

ご存知のとおり、レンズは平らではなく微妙にカーブがついています。その光学中心がフレームの中央にくるように加工してはめこまれているのです。

新しいフレームがぴったりとその形に合えばラッキーですが、合わない場合はその位置のバランスが崩れてしまいます。バランスの崩れたメガネは、目の疲れや体調不良の原因となりかねません。

レンズが破損する可能性も

先に述べたように、レンズとフレームのバランスは重要なので、フレームを交換する場合は古いフレームよりも小さいフレームを選ぶ必要があります。レンズを削って新しいフレームに合わせようとするわけです。

しかし、ある程度の使用年数が経過したレンズは加工する際に破損する可能性が高くなります。

どうしてもそのレンズを使用して加工を依頼する場合には、こうしたリスクについても考慮しておく必要があるでしょう。

フレーム交換の前に要確認

「フレームはもうだめだ」と見切りをつける前に、本当にだめなのか確認することをおすすめします。もしかしたら、破損前の状態に戻せるかもしれません。

修理や調整で対応できないか

フレームを破損してしまったら、まずは修理できるかどうか確認してみましょう。少し歪んだ程度であれば、簡単な調整でもとに戻る場合もあります。

また、ポッキリ折れてしまった場合でも、溶接や塗装でほぼ元の状態に戻せるかもしれません。素人では修理不可能だろうと思われるような破損であっても、専門スタッフであれば対応可能なこともあります。

職人によって仕上がりに差があるため、修理に出す際にはクチコミなどを利用して実績のある専門業者に依頼するといいでしょう。

パーツ交換のみで対応できないか

破損した部分にもよりますが、中にはパーツ交換だけで対応できることもあります。メガネを構成するパーツは下記のとおりです。

  • レンズ
  • ブリッジ
  • リム
  • クリングス
  • 鼻パッド
  • ヨロイ(智)
  • 丁番
  • つる
  • モダン

このうちの1~2カ所が破損しているのであれば、その部分を交換するだけですむかもしれません。

どの部分が破損しているか自分では判断がつきにくいときは、メガネの専門スタッフに相談してみるとよいでしょう。

かかる期間と値段

次に、それぞれのパーツ別の修理にかかる期間と値段について見ていきましょう。

丁番のネジ交換程度であれば、無料~数百円ですむことがほとんどで、当日持ち帰りができます。モダンの交換も当日修理が可能で、多くて1500円程度ですむでしょう。

クリングスや鼻パッドの取り付けになると3日~1週間ほどかかり、3000円はみておく必要があります。つるが折れてレーザー溶接するとなると、3週間ほどかかり、費用は6000~9000円ほどでしょう。

上記はあくまで目安です。細かい修理内容やお店によって期間も値段も変わるため、実際に修理を依頼する店舗で確認を取る必要があります。

フレームのみの交換ができる店舗はある

フレーム交換が推奨されていないとはいえ、交換に応じてくれる店舗はあります。新しく購入したいと思っているフレームと、自分の持っているレンズが交換条件にあてはまるかどうか確認してみましょう。

条件に合えば交換可能

フレーム交換が難しいのは、レンズとフレームのバランスを取るのが難しいからです。つまり、もとのフレームに酷似したフレームや、削ってうまく調整できるフレームであれば交換できます。

フレームの形状だけではなく、レンズが加工に耐えられる状態であるかどうかも確認が必要です。

悩んでいるのであれば、破損したメガネを専門スタッフに見せて、交換可能かどうか判断してもらいましょう。

他社フレームもまずは相談してみよう

メガネの専門店のなかには、さまざまなリクエストに応じてくれる店があるでしょう。

たとえば手持ちのレンズを使って、購入はフレームのみという場合には、店頭価格よりいくらか割り引いた金額で購入できる、逆にフレームを持ち込んでレンズだけ入れてもらえるサービスも見かけます。

その場合、加工料金やレンズ代金を別途支払う必要があるかもしれません。まずは持ち込みの希望がある旨を相談してみることをおすすめします。

交換できるメガネフレームは限られる

メガネのフレームとレンズは、絶妙な調整がなされて使用しやすい状態になっています。レンズの中心は1mmでもずれてしまえば、途端に目に負担のかかる状態になってしまうでしょう。

もし、長く愛用したいレンズを転用するのであれば、そのレンズに合うフレームを選ぶ必要があるでしょう。

交換は難しいとはいえ、サービス内容が充実しているお店もあります。あきらめる前に一度専門スタッフに相談してみてはいかがでしょうか。

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