自分だけのお洒落なブックカバー。選び方からおすすめまでを紹介

2018.07.31

ブックカバーには、書店でもらえる紙のものから高級な革製のものまで、さまざまな種類があります。お洒落なブックカバーをかけると、読書の意欲もわいてきます。自分だけのお気に入りと呼べる、ブックカバーの選び方とおすすめ商品を紹介します。

ブックカバーの歴史

書店で本を買うと、レジで店員が必ずと言っていいほど『紙のカバー』をかけてくれます。最近ではゴミ減量のためもあり、カバーをかけるかどうか聞かれることも多くなっています。

しかし、いずれにしても日本では『本にカバーをかける』という行為はごく当たり前のこととして認識されていると言ってよいでしょう。ところがこの習慣は、海外にはない日本独特の文化なのです。

日本ではいつから、どのような目的でブックカバーが使われるようになったのか、その歴史と背景をみていきましょう。

意外と古く大正時代から

ブックカバーの歴史は、100年近く前の、大正時代にまで遡ります。当時多かった古書店で、本を紙に包んで客に渡すという習慣ができたのが始まりです。

もともとは『会計が済んでいる』ことをあらわす目的で行っていたのですが、店の名前を印刷したブックカバーが宣伝代わりにもなるということで、凝ったデザインのものを作って使うようになりました。

それがとても好評だったので、新刊を扱う書店も採用しはじめ、現在も受け継がれています。

今では書店名入りのものだけでなく、出版社や一般企業がわざわざ広告宣伝のために作成して配っているものもあるほどです。また、布や革でできた、何度も繰り返し使えるタイプのブックカバーを買って使う方も増えています。

ブックカバーは和製英語

『ブックカバー』は英語なので、海外から伝わったものと思いがちですが、これを英語圏の方に言ってみても正確には伝わりません。英語にも『book cover』という言葉はありますが、これは本の表紙のことを指しています。

また、表紙を保護するカバーのことは『dust jacket』や『book jacket』と言います。その上にさらにかぶせて使う日本のブックカバーは、大正時代に日本でできたもので海外には存在しないので、これは和製英語ということになります。

ブックカバーをつけるメリット

本を買う側がブックカバーを好んで使用するのはなぜなのでしょうか。日本では店でかけてくれたカバーをそのまま使ったり、好みのブックカバーにかけ替えたりして使っている方が多く見られます。そこには、日本人独特の気質が影響しているようです。

ブックカバーをかけることに対して、日本人が感じているメリットをみていきましょう。

大事な本に傷や汚れをつけない

本を持ち歩いていると、表紙が折れたり汚れたりすることがあります。たとえば通勤途中に読書をする方の場合、バッグから出し入れするたびに本の傷みを気にしなければなりません。

家やカフェで、テーブルに置いたときにうっかり濡らしてしまうこともあるでしょう。きれい好きでものを大切に扱う日本人にとって、本を傷や汚れから守るために、ブックカバーは欠かせないものなのです。

図書館や友人から借りた本にも、ブックカバーをつけておけばきれいな状態で返すことができます。また、持ち歩かずに本棚に収納するときに、日焼けで色あせてしまうのを防ぐためにブックカバーをつけておくという方もいます。

何を読んでいるか他人にはわからない

電車やカフェで本を読むときに、他人にタイトルを見られるのが恥ずかしいというのも、日本人独特の感覚です。ブックカバーをかけておけば、何を読んでいるか他人に知られずに済みます。

たとえ、はたから見てそれほど恥ずかしいタイトルではなくても、隠しておく方が安心できるのです。こうした日本人特有の心理が、ブックカバーを普及させた一因であると言えます。

ブックカバーの選び方

ブックカバーをかけるのが当たり前になっている日本では、実にさまざまな種類のブックカバーが販売されています。自分でカバーを買うときは、本のサイズに合わせるのはもちろん、たくさんの素材やデザインの中から選ばなければなりません。

せっかく買ったのに、サイズが合わなかったり使い勝手が悪かったりということが起こらないよう、慎重に選びましょう。

本のサイズを確認

まず、ブックカバーは使う本のサイズに合わせて選ぶ必要があります。小さすぎるとそもそも使えないですし、大きくてもカバーの中で本がずれてしまい、読みにくくなります。

一般的な文庫本ならA6、単行本なら四六判というように本の形態によってサイズが決まっているので、対応しているブックカバーを探しましょう。ただし同じサイズの本でも厚すぎると入らない場合があるので注意してください。

イレギュラーなサイズの本に使いたいときや、いろいろなサイズの本を持っていてどれを買っていいかわからないという場合は、フリーサイズのブックカバーを購入するのも良いでしょう。

素材で選ぶ

ブックカバーの素材には、紙、布、革、ナイロンなどが使われています。それぞれに長所と短所がありますので、目的や好みに合わせて選んでください。

紙のブックカバーと言えば書店でもらえるものが代表的ですが、何枚かセットになって売られている場合もあります。

紙のメリットは、折り返し部分を簡単に調整できるのでサイズや厚さの違う本にもぴったりフィットさせやすいことと、薄くて軽いことです。

ただし一度折り目が付くと元に戻せませんし、破れたり濡れたりすると使えなくなってしまうというデメリットがあります。長く使い続けるというよりも、数冊読んだら交換するという使い方に向いています。

布は柔らかく手触りがよいので長時間持っていても疲れにくく、快適に読書できます。汚れたら洗えるものも多いので、紙に比べて長く使うことができます。

多様な色柄の中から洋服と同じような感覚で選べて、お気に入りのものを見つけやすいのも特徴です。

ただし、布の種類によっては汚れやすかったり、擦り切れてしまったりするので、キャンバス地などできるだけ丈夫で汚れのつきにくい素材を選ぶようにしましょう。

革のブックカバーは高級感が魅力です。使い込むほど味が出て、手になじむので愛着がわきます。水に弱いことが欠点ですが、ほかの革製品と同じようにときどきクリームや防水スプレーなどでお手入れすると、長く使うことができます。

また、革の性質から、最初は少しタイトな作りになっていることが多く、サイズが少しでも違うと入らないこともあります。厚みのある本に使いたいときは、注意が必要です。

ナイロン

軽くて水に強いナイロンは、本を常に持ち歩く方にぴったりの機能的な素材です。バッグの中でほかの持ち物とぶつかりあっても傷んだり汚れたりしにくく、アウトドアにも向いています。

デザインはカジュアルなものが多く、革や布のような味わいは期待できません。

高級感あふれるおすすめの革ブックカバー

高級感を求めるなら、やはり本革製のブックカバーがおすすめです。天然素材のため全く同じものがなく、使うほどに手になじんで自分だけの風合いが生まれるのも魅力です。

また、シンプルなデザインのものが多いので、どんな服装やシーンにもマッチします。読書好きな方へのプレゼントとしても最適です。

トルヴェ 本革 ブックカバー 日本製 TO-C001

柔らかい牛本革を使って日本の職人が手作りしています。シンプルなデザインとほど良い革の厚みが、読書タイムを心地よくサポートしてくれます。軽量化にこだわっており、持ち歩きにも便利ですのでシステム手帳やノートカバーとしてもおすすめです。

色は8色あり、赤にはカーネーション型のペンが付いています。父の日や母の日のプレゼントにも喜ばれるでしょう。

  • 商品名:トルヴェ 本革 ブックカバー
  • 価格:2680円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ピッチーノ ブックカバー新書サイズ国産 革イタリアンナッパ A26NLカスターニョ

イタリアトスカーナ地方産の牛革を使って、国内で職人が手作りしています。カラーはダークチョコレートのような渋い茶色の『カスターニョ』をはじめ、全部で8色あります。

どれもイタリア革特有のきれいな発色に、同系色の糸を使った丁寧なステッチが効いています。岩波新書のサイズにぴったりですが、幅と厚さは多少調節でき、1cmほど大きいものでも入ります。

  • 商品名:ピッチーノ ブックカバー新書サイズ国産 革イタリアンナッパ A26NLカスターニョ
  • 価格:6912円(税込)
  • Amazon:商品ページ

seyococogi ブックカバー 本革 A6サイズ 文庫本サイズ

革製品は、切りっぱなしの部分が使っているうちにほつれてくるのが難点です。この商品は、独自の技術でカバーのフチをコーティングしてあるため、ほつれにくいのが特徴です。

薄めの文庫本でもずれないように少しきつめの作りになっているので、通勤途中でもストレスなく本を読むことができます。

  • 商品名:seyococogi ブックカバー 本革 A6サイズ 文庫本サイズ
  • 価格:2180円(税込)
  • Amazon:商品ページ

サイズ調整可能なフリーサイズブックカバー

一般的にブックカバーはサイズが決まっているものですが、中にはサイズが自由に調整できるものもあります。

いろいろなサイズがあるハードカバーの本や参考書、辞書にも使えるフリーサイズのブックカバーを紹介します。

Beahouse フリーサイズブックカバー ブルー

文庫本から分厚い辞書まで、ほとんどのサイズに対応できるブックカバーです。上下幅を本に合わせて折るだけと、使い方も簡単です。

京都の職人が丁寧に手作りしており、綿100%のやさしい肌触りで肌の弱い方や子どもでも安心して使えます。無地や2色ストライプのほか、カラフルなマルチストライプ柄も選べます。

  • 商品名:Beahouse フリーサイズブックカバー ブルー
  • 価格:1620円(税込)
  • Amazon:商品ページ

フリーサイズブックカバー[アマネカ・クラシック]オレンジ AM01-OR

こちらはフリーサイズブックカバーの元祖『アマネカ』の定番モデルです。特許を取得した独自の構造で簡単にサイズが変更でき、バンドで固定するためフリーサイズカバーにありがちなズレやごわつきが少なくなっています。

本を持つときに触る下の部分は合成皮革、上の部分はスウェード生地と異素材がミックスされたデザインがお洒落です。スウェード部分がオレンジのほか、モスグリーンとブラックがあります。

  • 商品名:フリーサイズブックカバー[アマネカ・クラシック]オレンジ AM01-OR
  • 価格:3650円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ブースターズ ブックカバー ダークブルー

厚さの違う文庫本に対応できる、本革製の商品です。革のブックカバーはサイズの調整が難しいタイトなものが多いのですが、こちらは片側の折り返し部分がフリーになっているので、かなり厚い文庫本でも入ります。

革製品にしては豊富な10色展開で、名入れもできるのでプレゼントにもおすすめです。

  • 商品名:ブースターズ ブックカバー ダークブルー
  • 価格:2268円(税込)
  • Amazon:商品ページ

使い方はいろいろ、100均のブックカバー

革や布のブックカバーは一冊の本を持ち歩くときには便利ですが、何冊もの本を収納したり表紙を見せたりしたいという場合には向いていません。そんなときは、100均で買える手ごろなブックカバーがおすすめです。

表紙が見える透明なものから、カラフルなものまで豊富なデザインがあり、サイズも各種そろっていて、保管やコレクションなどいろいろな使い方ができます。

収納に便利な透明ブックカバー

本をきれいな状態で収納したいときに便利なのが、ビニール製の透明ブックカバーです。これなら背表紙のタイトルが隠れないので、本棚に並べても一目瞭然です。

ホコリや汚れも簡単に拭き取ることができるので、いつもきれいな状態で本を並べておくことができます。文庫本サイズはもちろんB5やA4サイズもあり、雑誌にも使えますし、順番に背表紙を並べて見せたいコミック本にもおすすめです。

サイズにもよりますが、1袋に10枚前後入っていてコストパフォーマンスも抜群です。また、セリアにはピンクなど色の付いた半透明のカバーもあります。ジャンルによって色分けするときなどに便利ですね。

見た目もお洒落なデザインブックカバー

100均には、チェックやボーダーなど柄入りのデザインブックカバーもあります。書店でかけてもらったカバーをこちらに変えるだけで、ぐっとお洒落になります。100円で買えるので、季節に合わせてブックカバーを衣替えしてみるのも良いでしょう。

また、セリアの紙製ブックカバーセットは、1袋に3種類の柄のブックカバーとしおりが入っていてお得です。動物柄、花柄、英字新聞などいろいろなデザインがあって、選ぶのが楽しい商品です。

気軽にそろえられる値段ですから、子どもの本にかけてあげたり、インテリアディスプレイとして部屋に飾ったりしても良いでしょう。

印刷するだけの簡単ブックカバーの作り方

市販のブックカバーでは気に入ったデザインが見つからない場合や、一度にたくさんのカバーをそろえたい場合は、自分で作るという方法もあります。

作るといっても、インターネットのサイトで画像をダウンロードして紙に印刷するだけですからとても簡単です。印刷した紙を折ってブックカバーにする方法も、サイトできちんと解説されています。

文庫本サイズならA4のコピー用紙でちょうどいいので、家庭用のプリンタでも作ることができます。また、このカバーの上から100均の透明ブックカバーをかぶせると、水濡れやインクのにじみも気になりません。

本の洋服屋

シンプルなものからキッズ向けのものまで、500点以上の豊富なラインナップで、どれを選んでいいのか迷ってしまうほどです。

同じように見えて少しずつ違うデザインのシリーズは、本棚に並べるときに重宝しそうです。一般の方がデザインを応募できる投稿コーナーもあります。

本の洋服屋 | chobitt

bookooma

登録されているデザインは300以上あります。サイトのトップページにはダウンロードランキングも発表されていて、視力検査表に似せたものやハンバーガーショップ風のものなど、目立つデザインが人気のようです。

着せ替え遊びができたり、しおりをつけられたりとユニークな形のものもあります。また、『ブックカバーメーカー』というソフトをダウンロードすると、オリジナルデザインのブックカバーを作ることができます。

Bookooma – 可愛くて楽しいブックカバーを無料ダウンロード!オリジナルも作れちゃう。ブックーマ – 

BookStyle

学校や図書館でのイベントの景品や、モデルハウスのディスプレイなどに利用されることも多い、洗練されたデザインが魅力のサイトです。

古い洋書風のデザインは、書棚に並べても無造作に重ねておいても様になります。また、きれいな写真やイラストを使ったものも多く、ブックカバー以外の使い方もできそうです。

Book Style | ブックカバーデザイン無料ダウンロードサイト

お洒落なブックカバーで読書をより楽しく

ブックカバーは100年近い歴史を持つ、日本オリジナルの文化です。本にブックカバーをかけることで、汚れや人目を気にすることなく読書に集中することができます。

読書の時間をより楽しいものにするためにも、ぜひ自分だけのお洒落なブックカバーを見つけてください。

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