コーヒーに必要な器具は何がある?コーヒーの種類別に紹介

2019.05.18

コーヒーを淹れるためにはさまざまな器具が必要となってきますが、すべてを揃えなければいけないわけではありません。淹れ方によって必要な器具が変わるからです。そこで、どのような淹れ方があるのか紹介します。その上で、自分好みのコーヒーに必要な器具は何か知りましょう。

コーヒー豆を挽くための器具

まず必要なのは、コーヒー豆を粉にするための器具です。豆は粉の状態で購入することもできます。しかし、最も香りのよい状態を楽しむなら、挽きたてを使うのがおすすめです。

コーヒー豆を粉に コーヒーミル

『コーヒーミル』は豆を粉状にするための器具です。比較的リーズナブルに買える手動ミルと、高額な電動の2種類があります。

手動ミルはハンドルを回して豆を挽くので、力が必要です。何杯分も挽くのは大変ですが、1日に1~2回飲む程度であれば、これで十分でしょう。コンパクトで移動しやすいのもメリットです。

ただし、手入れのたびに分解して組み立てなければならず、挽き具合の調節が必要という面倒さがあります。

電動ミルは、スイッチ一つで「均一に挽ける」のが利点です。挽き具合もダイヤルで調節でき、常に好みの粗さで挽けます。家族全員がコーヒーを飲む場合や、頻繁に淹れる場合、電動がおすすめです。

豆の量を測る メジャースプーン

安定しておいしく淹れるには、豆の分量をしっかり測ることが大切です。『メジャースプーン』はそのために役立ちます。

いつもより苦味を強くしたいなら量を増やす、軽めにさっぱり淹れたいなら少なくする、という具合に、調節が簡単なのも魅力です。

1杯に必要な豆は10~12gなので、ちょうどよく測れるものを選びましょう。

ハンドドリップに必要なコーヒー器具

コーヒーをハンドドリップで淹れる場合、専用の器具が必要です。ハンドドリップに必要な器具とその特徴について紹介します。参考にして使いやすいものを選びましょう。

コーヒー抽出用 コーヒードリッパー

必ず用意するのは『コーヒードリッパー』です。フィルターと粉をセットする器具で、メーカーごとに特徴があります。

例えば、三つ穴のタイプや、一つ穴で円錐形のタイプ、一つ穴でも穴のサイズが大きいタイプなどが、代表的です。形状によって使えるフィルターが違うので、専用のものを選びましょう。

おいしく淹れるためには、『量に合ったドリッパー』を選ぶことです。大が小を兼ねるものではないので、ぴったりサイズで使いましょう。

コーヒーをろ過 コーヒーフィルター

ハンドドリップには『コーヒーフィルター』も欠かせません。粉をろ過する器具ですが、その素材によって、油分のろ過量が変わってきます。

紙製は油分が多くろ過されるので、さっぱりした仕上がりです。金属製は油分が残るので、コーヒーのうまみをじっくり味わえる濃厚さになります。布製は雑味を抑えたすっきりした味わいです。

使い勝手や手入れの手間を考えると、紙製のフィルターがよいでしょう。ペーパーフィルターはドリッパーの形状に合ったものを選びます。

その他、ドリップポットとサーバー

おいしく淹れるためには、お湯を少量ずつ安定して注ぎます。そのために必要なのが『ドリップポット』です。注ぎ口の細いやかんは、お湯の量や流れを調整しやすく、好みの味を作りやすくなります。

こうした繊細な作業は、普通のやかんではできません。そのため、専用のドリップポットがあった方が便利です。

複数のカップにコーヒーを注ぐ場合には『サーバー』も使いましょう。耐熱ガラスでできたサーバーは目盛りつきのものが多いので、必要な分量が測りやすくなっています。

仮にサーバーなしで複数のカップに注ぐ場合、ドリッパーの状態で移動させることになるでしょう。それでは周りがびしょびしょに濡れてしまいます。また、味も一定になりません。

代表的なドリップ器具のメーカーは?

ドリッパーはメーカーごとに形状が違います。それぞれどのような特徴があるのか、メーカーごとの違いを解説するので、ドリップ器具選びの参考にしましょう。

3つ穴式ドリッパーのカリタ

初心者にも使いやすく、安定しておいしく淹れられるのが『カリタ』のドリッパーです。三つ穴式なので、ドリッパーにお湯がたまりにくく、すっきりと仕上がります。

お湯が抜けていくスピードが速いので、他メーカーのドリッパーよりも少し粉を多めに使うのがポイントです。多めの粉を使って、「おいしさだけをさっと抽出するイメージ」でドリップしましょう。

ペーパーは必ず台形のフィルターを使います。

コーヒー機器総合メーカーカリタ【Kalita】

1つ穴式ドリッパーのメリタ

『メリタ』は円錐型のドリッパーで、底に一つだけ穴があいています。内側にお湯の流れをサポートする溝があるのも特徴です。このため、ムラができやすく、安定して淹れるのに技術がいるドリッパーでもあります。

そのため、繊細さを味わうというよりは、『アイスコーヒーや深入りブレンド』を淹れるのに使われることが多いドリッパーです。

また、円錐の傾斜角度はフィルターの性能と合わせて計算されているので、必ずメリタ専用のペーパーフィルターを使いましょう。

Melitta Japan (メリタジャパン)

円錐型1つ穴式ドリッパーのコーノ

『コーノ』はサイフォンメーカーですが、ドリッパーも作っています。ドリッパーは円錐形で一つ穴式という点では、メリタと同じです。ただし、穴のサイズが大きいという点に違いがあります。

穴が大きい分、『すっきりとした後味のコーヒー』に仕上がります。ネルドリップにも似た味わいが出るため、採用しているコーヒー専門店が多いドリッパーです。

珈琲サイフォン株式会社

器具はコーヒーの種類によっても異なる

抽出に必要な器具は、淹れ方によっても違います。ここでは、淹れ方の種類と必要な器具・その特徴を解説します。自分のコーヒースタイルに合った器具を選ぶ参考にしましょう。

誰でも簡単にできる フレンチプレス

『フレンチプレス』は、誰でも安定しておいしく淹れられるのが特徴です。器具に分量のコーヒーの粉とお湯を入れ、時間が経つまで待ちましょう。

おいしく淹れるには、粉(豆)の量・お湯の温度・浸出時間を守ります。ハンドドリップのように、たくさんの要素が絡まないので、味がブレにくいのです。フレンチプレスの器具さえあれば、テクニックいらずで簡単に淹れられます。

この方法で淹れたコーヒーには、『豆の油分』がたっぷり入ります。そのため、見た目は濁っていますが、コクや香りはハンドドリップに負けません。

また、豆の油分が多く入るので、上質なものを選ぶことが重要です。古い豆だと酸化している可能性があるので、できるだけ新鮮なものを使いましょう。

上品な味わいを楽しめる ネルドリップ

布製のフィルターを使って淹れる方法を『ネルドリップ』と言います。コーヒーの持ち味を存分に楽しめると言われており、最高のドリップ方法と評価されることもあるのです。

布製フィルターによる蒸らし効果で、苦味や酸味といった成分がバランスよく抽出されます。ただし、おいしく淹れるには、相当の技術が必要なので、ハンドドリップに慣れてきてから挑戦するのがよいでしょう。

ネルドリップのフィルターは布製なので、繰り返し使えます。『エコ』ですが、使うたびに洗わなければいけません。さらに乾燥しないように保管しなければいけないため、一手間が必要です。フィルターの手入れに手間がかかる点はデメリットと言えます。

コーヒー通にも人気 サイフォン

昔ながらの喫茶店というイメージの器具が『サイフォン』です。ガラスのフラスコとロートを使って抽出します。アルコールランプで熱することもあり、実験のような雰囲気が楽しい淹れ方です。

フラスコ部分が温められると、蒸気圧によってお湯がロート部分に押し上げられます。そのとき、コーヒーの粉と混ざり合い、抽出されるのです。加熱をやめるとコーヒーが下に落ちてきます。

使い方さえ覚えれば、常に一定の味で淹れられます。一気に大量に作れるのも、喫茶店や専門店で採用されている理由の一つでしょう。器具の扱いの難しさが欠点である反面、コーヒーを淹れる際の『おもしろさ』にもつながっています。

コーヒーメーカー、エスプレッソなど

『コーヒーメーカー』や『エスプレッソマシン』なども、抽出のための器具です。

コーヒーメーカーがあれば、分量通り粉とお湯をセットするだけで、おいしいコーヒーができます。ハンドドリップで淹れるときのようなブレがないので、いつも同じ味で楽しめるのです。

ハンドドリップのための時間がいらないので、時短にもなります。朝の忙しい時間にも手軽に使えるでしょう。

濃厚な味わいや、『クレマ』という甘味のもとである泡を楽しみたいなら、エスプレッソマシンがおすすめです。これならばラテもおいしく飲めるでしょう。

ただし、おいしく淹れるにはコツがいります。パウダー状の細かな粉を入れる『タンピング』という作業に技術が必要だからです。そのため、あらかじめマシンに内蔵のものもあるので、必要ならばチェックしておきましょう。

また、コーヒーメーカーやエスプレッソマシンは、優れたデザイン性のものも多く、そのままでもインテリアにもなります。

コーヒー器具の収納のコツ

専用の器具が多いため、コーヒー器具の収納には一定のスペースが必要です。どのようにしまえば、使いやすくおしゃれにまとまるでしょうか?収納のポイントを紹介します。

おしゃれ器具はインテリアで魅せよう

厳選した器具は、デザイン性の高いものも多いでしょう。おしゃれな見た目の器具を揃えているなら、見せる収納がおすすめです。

お気に入りを均等に並べるだけでも、シンプルでおしゃれなインテリアになります。キッチンボードや棚の上など、よく見える場所に並べてみましょう。

雑貨を飾るように器具を配置すると、使っていないときもお気に入りの器具を見て楽しめます。

敢えてしまわないことで、手に取りやすく収納場所も悩まない、使いやすい収納が作れます。

キッチンの空きスペースを有効活用する

空きスペースを有効活用して、器具をしまうこともできます。ワイヤー製のカゴやウッドボックスなど、テイストに合う入れ物を用意して、器具を収納しましょう。

カウンター内の手の届く範囲にあると使いやすくなり、フィルターや砂糖・ミルクなど、消耗品の減り具合も一目瞭然です。

専用のコーヒーコーナーを作るのもアリ

器具やカップなどを全て集めて、コーヒーのための専用コーナーを作るのもおすすめです。コーヒーマシンやポットなど、主役になるものを決め、それを中心に他のグッズを配置します。

デザイン性の高いマシンや、インテリアに馴染みやすいカラーを選べば、よいアクセントになるでしょう。必要な器具がすべて1カ所にまとまるので、コーヒーコーナーに行けばすぐに淹れられるようになります。

コーヒー器具が豊富な東京のお店

専用の器具を揃えるとき、どこへ行くのがよいでしょうか?東京で器具を豊富に取り揃えているお店を紹介します。器具購入の参考にしましょう。

品揃え豊富 東急ハンズ渋谷店

『東急ハンズ渋谷店』は、全店の中で最も規模が大きい店舗です。そのため、さまざまなアイテムが豊富に取り揃えられています。

コーヒーの専用器具も、有名なメーカーのものはほとんど取り扱っているのです。そのため、欲しいと思った器具はまずここで手に入ります。店頭で見つけられなくても、在庫はある可能性があるので、スタッフに聞いてみましょう。

品揃えのよさが魅力の東急ハンズ渋谷店ですが、カラーバリエーションは揃っていないことが多いです。そのため、多色展開している器具に関しては、希望の色がない可能性もあります。

  • 店舗名:東急ハンズ渋谷店
  • 住所:東京都渋谷区宇田川町12-18
  • 電話番号:03-5489-5111
  • 営業時間:10:00 ~ 21:00
  • 定休日:なし
  • 公式HP

&homeでスタイリッシュに渋谷ロフト

スタイリッシュな器具を選ぶなら『渋谷ロフト』がおすすめです。食や暮らしの新しい提案をする3・4階の『&home』には、デザイン性も機能性も高い器具が並びます。

まだ有名になっていない新発売のドリッパーなど、最新の器具が揃っているのも特徴です。コーヒーをスタイリッシュに楽しみたい人は、渋谷ロフトを見てみるとよいでしょう。

メーカーの特集や試飲会が開催されていることもあるので、イベントや売り場情報をチェックして行くのもおすすめです。

  • 店舗名:渋谷ロフト
  • 住所:東京都渋谷区宇田川町21-1
  • 電話番号:03-3462-3807
  • 営業時間:10:00~21:00
  • 定休日:なし
  • 公式HP

東京駅構内にあるSTANDBY TOKYO

アクセス抜群の東京駅構内にある『STANDBY TOKYO』は、こだわりの雑貨を扱うお店です。通勤や外出など用事のついでにさっと立ち寄れる利便性も魅力といえます。

『猿田彦珈琲』のスペシャルティコーヒーを飲める店内では、コーヒーの専用器具も扱っています。もちろんこちらも、上質な品ばかりです。ミルやコーヒーカップなど、さまざまなグッズが揃います。

  • 店舗名:STANDBY TOKYO
  • 住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅構内 1F 新幹線南乗換改札前
  • 電話番号:03-5220-4375
  • 営業時間:平日・土曜7:00~22:00、日祝7:00~21:30
  • 定休日:なし
  • 公式HP

コーヒー器具が豊富な大阪のお店

大阪でコーヒー器具を揃えるなら、どこがよいのでしょうか?専用器具が豊富に揃うお店を紹介します。大阪周辺でコーヒー器具を揃えるときの参考にしましょう。

最新グッズも揃うUnir 阪急梅田店

『Unir 阪急梅田店』は、スペシャリティコーヒーを関西でいち早く取り扱い始めたUnirの店舗です。そのため、器具はコーヒー好きの目を引くものばかり揃っています。

抽出器具はもちろん、エスプレッソマシンや、電動ミルもあるのです。最新器具を扱っているので、高性能でデザイン性も高いものを選びたい人に特によいでしょう。

コーヒー豆の販売もあるので、器具やマシンに向いているコーヒーはどれか、スタッフに相談できるのも魅力です。

また、セール期間中には、限定のお得なセット販売が実施されることもあります。お得に器具を購入したいなら、セール情報もチェックしましょう。

  • 店舗名:Unir 阪急梅田店
  • 住所:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店10F
  • 電話番号:06-6313-2329
  • 営業時間:日~木10:00~20:00、金土10:00~21:00
  • 定休日:商業施設に準じる
  • 公式HP

おしゃれなアイテムはココ MOMO natural 梅田店

ナチュラルテイストで上質な生活雑貨が揃う『MOMO natural 梅田店』では、カップ・ポット・ドリッパーなど、コーヒー器具も扱っています。

中でもドリッパーは、定番の有名メーカーのものはもちろん、インテリア性のあるデザインが美しいもの、木と白磁の組み合わせが美しいものなど、バリエーション豊かです。

部屋の雰囲気に馴染む、おしゃれな器具を選びたい人におすすめのお店です。

  • 店舗名:MOMO natural 梅田店
  • 住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3ルクアイーレ7F
  • 電話番号:06-6151-1428
  • 営業時間:10:00~21:00
  • 定休日:不定休
  • 公式HP

大阪でも欠かせない東急ハンズ梅田店

『東急ハンズ梅田店』は、大阪でコーヒー器具を選ぶなら、まず見ておくのがおすすめです。渋谷店同様、定番の有名メーカーの器具が揃います。

大阪駅直結の大丸梅田店内にあるため、アクセスも抜群です。12階にあるキッチンコーナーで器具を扱っています。

  • 店舗名:東急ハンズ梅田店
  • 住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-1大丸梅田店内 10~12F
  • 電話番号:06-6347-7188
  • 営業時間:月~土10:00~21:00、日祝10:00~20:30
  • 定休日:商業施設に準じる
  • 公式HP

飲みたいコーヒーの器具を揃えよう

コーヒーの抽出にはさまざまな器具が必要です。飲みたいコーヒーのタイプによっても、必要な器具は変わります。

ハンドドリップのコーヒーが飲みたいなら、フィルター・ドリッパー・サーバー・ポットが最低でも必要です。より新鮮な味わいを楽しみたいなら、豆を挽くミルも用意します。

まずは自分の飲みたいコーヒーを決め、何が必要か知るところから始めればOKです。好みのコーヒーに合わせた器具を選びましょう。

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