ウォッカの種類や特徴、飲み方は?初心者がまず飲むべき銘柄5選

2019.05.17

ウォッカは、カクテルのベースとしてその名は知られていても、そのものがスポットを浴びることは少ないお酒です。そこで本記事ではウォッカにフォーカスし、その特徴や選び方、世界的に知られる定番ブランド、おしゃれな飲み方などをご紹介していきます。

初心者必読。ウォッカの基礎知識

まずはウォッカについての基礎知識についてご紹介しましょう。

ウォッカと他のお酒の違い

ウォッカは大麦、ジャガイモ、ライ麦などの穀物類を原料に、蒸留した原酒を白樺の炭でろ過して造られるスピリッツ(蒸留酒)です。

ジン、ラム、テキーラと共に『4大スピリッツ』と呼ばれていますが、他の3つとは違って基本的に無味無臭なのが特徴。ロシア語で「生命の水」を意味するズジーズナヤ・ヴァダーが縮まってヴァダーになり、やがてウォッカと呼ばれるようになったと言われるほど、水のようにクセが少なくまろやかな飲み口です。

極寒のロシアでは、体を温めてくれるウォッカはまさに命の水だったのでしょう。実際にロシアの酒好きは本当に水のようにウォッカを喉に流し込むので、ミネラルウォーターよりウォッカの消費量の方が多いなどというジョークが生まれるほどです。

ウォッカの選び方

ウォッカは一般的に、味わいがクリアであればあるほど上質とされています。原酒が白樺の活性炭の層をゆっくりと染み通り、不純物やアルコールの刺激が取り除かれてクリアになるため、活性炭の質やろ過に要する時間・回数がウォッカの味わいに大きく影響します。

また、ウォッカの中にはオレンジやレモン、薬草、スパイスなど独特なフレーバーの付いたタイプもあり、ソーダ割がお好みの方ならそうしたフレーバードウォッカもおすすめです。

ウォッカのアルコール度数は40%程度のものが一般的ですが、特に規定はなく、銘柄によってまちまちです。中には35%程度の低いものから、80%~90%というとんでもないアルコール度数のものまで。同じレシピでカクテルを作っても、度数が違えば味わいも大きく変わるので、選ぶ際にはチェックが必要です。

ちなみに世界最高純度を誇るポーランドのウォッカ「スピリタス」は、70回以上の蒸留を繰り返すことでアルコール度数が96%に達するため、飲む際は喫煙を含めて火気厳禁といわれるほどです。 

世界的大ヒット。定番のウォッカ銘柄5

それでは世界に数あるウォッカの中から、世界的にも定番と呼ばれているブランドを5つご紹介します。

知名度トップクラス「アブソルート」

アブソルートはスウェーデンが誇る究極のプレミアムウォッカ。世界的にトップクラスの知名度を誇る人気ブランドです。原料にはスウェーデン南部産の良質な冬小麦を使用。滑らかな口当たりと芳醇でふくよかな味わいの中に、ドライフルーツの香りがほのかに漂います。

ラインナップも豊富で、ベーシックなピュアタイプの他にシトロン(レモン)やマンダリン(オレンジ)、ヴァニリア(バニラ)など7種類あるフレーバータイプも人気です。

販売量No. 1「スミノフ」

かつてロシア皇室御用達の栄誉を担った、世界No.1の販売量を誇る正統派プレミアムウォッカ。創業者一族がロシア革命でパリへ亡命し、後にアメリカへ渡ったため現在はアメリカの銘柄となっています。伝統的な製法で雑味や濁りを徹底的に排除した、無色透明のクリアな味わいが特長。007シリーズ第1作「ドクター・ノオ」でジェームズ・ボンドがウォッカマティーニを注文してから40年間、007のマティーニのベースと言えばスミノフでした。

NYタイムズ主催のブラインド・テイスティング・セッションで満場一致の最高評価を獲得し、世界スピリッツコンペティションで何度も金賞を受賞するなど、品質の高さは折り紙付きです。

口当たり抜群「ベルヴェデール」

ウォッカ発祥の地・ポーランド産のラグジュアリーウォッカ。ブランド名は、かつて王族が住んでいた「ベルヴェデール宮殿」にちなんだものです。首都ワルシャワでしか収穫されない最高級のライ麦を原料に、硬度0になるまで精製した超軟水の地下水で仕込み、4回の蒸留と33回の品質管理検査を重ねて造られています。ベルベットのような滑らかで純粋な味わいと、かすかに香るバニラの香りが特長です。

007」シリーズ24作目の「スペクター」では、ボンドが飲むウォッカマティーニはベルヴェデールがベースでした。

初心者でも飲みやすい「フィンランディア」

その名からもイメージされるように、フィンランドを代表するウォッカ。世界130カ国以上で愛され、販売本数も世界のトップ5に入る人気ブランドです。原料にはフィンランド産の六条大麦と、悠久の時を経て氷堆石でろ過された天然氷河水を用い、フィンランドの伝統的な技法で造られています。クセのない澄み切った味わいが特長です。

ちなみにこのフィンランディアも、007シリーズの第20作「ダイ・アナザー・デイ」に登場しています。

高級ウォッカ「ベルーガ」

ロシア製ウォッカの最高傑作との呼び声高く、ほとんどが輸出向けとされているプレミアムウォッカです。ロシア語でオオチョウザメを意味するベルーガは元々キャビアの最高級ブランドでもあり、その最高級品と合わせるのにふさわしいプレミアムウォッカである、との思いが込められています。

厳選された最高級の麦芽と、シベリアの地下250mの帯水層からの湧水で造られ、力強さとまろやかさが最大の特長です。

ウォッカのお洒落な飲み方。有名カクテル3

ピュアでクセのないウォッカの味は、カクテルのベースとして最適です。では最後に、ウォッカを使った有名なカクテルを3つご紹介します。

初心者にオススメ「ウォッカトニック」

ウォッカをトニックウォーターで割るだけのシンプルなカクテル。ウォッカの苦味と、トニックウォーターの爽やかな酸味+ほのかな甘みから生まれる、すっきりとした喉越しと味わいが魅力です。

【作り方】

グラスにウォッカを30ml程注ぎ、適量のトニックウォーターを注げばできあがり。お好みでライムやレモンを絞ると、香りと酸味が加わって一層飲みやすくなります。

ウォッカベースの代表「モスコ・ミュール」

ウォッカをジンジャーエールで割り、ライムの味と香りを加えたカクテル。口当たりは良いが、後になってラバに蹴飛ばされたように効いてくるということから、ロシア語で「モスクワのラバ」と名付けられました。

【作り方】

タンブラーに氷を入れウォッカを90ml、ジンジャーエールを45mlほど注ぎ、氷を軽く持ち上げるようにかき混ぜ、ライムかレモンの輪切りを添えるとできあがり。

刺激的な味わい「スレッジ・ハンマー」

「両手で持って振り回すほどの大きなハンマー」という意味のカクテル。ウォッカと少量のコーディアル・ライムジュース(加糖したもの)だけで作ります。その名の通りアルコール度数が高いため、ハンマーで一撃を食らったようにならないようご用心。

【作り方】

ウォッカ50mlとコーディアル・ライムジュース10mlをシェイクして、カクテルグラスに注いだらできあがり。

ウォッカは種類・飲み方・楽しみ方が豊富

世界中で愛されているウォッカは、ビールや日本酒とは一味違った楽しみ方が広がるお酒。アルコール度数が高くて味にクセがない分、カクテルのベースとしてもいろいろ楽しめるので、初心者の方にもオススメです。

居酒屋やバーで飲むのもいいですが、まずは手軽にコンビニかスーパーでウォッカ&ソーダ、またはトニックウォーターやライムを買って、自分好みの味を探ってみるのも楽しいですよ。

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