時計のベルトサイズを合わせよう。最適なサイズと調整方法

2019.05.16

時計を選ぶとき、最適なベルトサイズで選べているでしょうか?きつすぎてもゆるすぎても、使い心地はよくありません。しっくりこないなら、サイズを見直してみましょう。最適なサイズの目安や、ベストな状態に整える方法を紹介します。

時計ベルトの最適なサイズ感は?

時計ベルトは『最適なサイズ』でつけるのが大切です。しかし、自分に合うサイズを本当に把握しているでしょうか?正しいサイズ感について解説するので、直すときの参考にしましょう。

基本はほどよい装着感

サイズを考えるとき、目安になるのは『ほどよい装着感』です。きつくなくゆるくもない、そんなサイズ感は腕に負担がかからず、時計を傷めるのも防げます。

もしも時計がぐるぐる回ってしまうなら、ベルトがゆるすぎます。時計を見ようと腕を持ち上げても、盤面が下を向いてしまうでしょう。これでは時計としての使い勝手も悪くなってしまいます。

逆にきつすぎるベルトは、手首を締めつけてしまいます。手首まわりのサイズは、日常的に変化しているので、ぴったりサイズになっているときつく感じることがあるのです。

また、汗をかく量が増える夏場には、手首とベルトの隙間があいていないことで、装着感が悪くなってしまいます。

目安は人差し指が入る程度

最適なベルトサイズなら、手首まわりにはある程度ゆとりができます。目安として、『人差し指がバックル部分に無理なく入る』とよいでしょう。

適度なゆとりがあると、ベルトとの間でかいた汗が自然と蒸発して逃げていきます。蒸れることが少ないので、汗が時計や部品の奥に入り込んでサビるのを予防できるのです。

また、ぴったりしたサイズだと、ベルトは常に引っ張られた状態になります。負荷が余計にかかり、壊れやすくなるのです。人差し指が入る余裕のあるサイズ感なら、そうした負担を減らせます。

ベルトサイズを確認する方法

時計ベルトはサイズの確認が大切です。サイズを見ずにベルトを購入すると、手持ちの時計と合わず使えない、ということも起こります。自分の時計に使えるベルトであることを確認しましょう。

このとき、ベルト幅だけでなく『時計のサイズ』も確認しておかなければいけません。ベルトと時計本体のサイズが合わない場合、交換できないからです。

幅の広すぎるベルトは時計本体につけににくく、細すぎるベルトは時計が安定せず装着しにくくなるので気をつけましょう。

一般的なサイズ表記の見方

ベルトサイズは、例えば『20-16mm』という具合に表記されます。

革ベルトであれば、時計の『ラグ』幅が20mm、ベルトを留める『尾錠』幅が16mmであることを表しています。金属ベルトの場合には、ベルト本体の幅が20mm、先カンの幅が16mmということを示しています。

手持ちの時計についているベルトの幅を確認するには、裏側を見てみましょう。数字があれば、それがベルトサイズです。

市販のベルトは、基本的に「mm」でサイズが書かれているので、「18」と書いてあるなら18mmを意味します。

また、厚みも確認しましょう。厚すぎるベルトだとうまく交換できないので、もともとついているベルトと同じくらいのものにするとよいでしょう。

手持ちの時計のサイズ確認方法

時計のサイズは、『ラグ』幅と『尾錠』幅を測りましょう。ラグは時計本体のベルトをつける部分の金具で、尾錠はベルトを通す「D」の形をした金具です。

どちらの金具も、外側ではなく内側を計測します。1mm単位でできるだけ正確に測ることが理想でしょう。

手首周りのサイズの測り方

ちょうどいいサイズのベルトを選ぶためには、手首周りも測ります。正確に測っておけば、ベルトを選ぶときの参考になるでしょう。

計測するときには、『紙テープ』を使うと便利です。手を軽く握ってリラックスした状態にし、紙テープを手首に軽く当てるように巻きます。一周した部分に印をつけ、紙テープを外して測りましょう。

こうすると、簡単にサイズの計測ができます。

時計のベルトサイズは自分で調整可能?

ベルトサイズは、手首に合わせて適切なサイズにすることが大切だと紹介してきましたが、ベルトのサイズをジャストに変えられるのでしょうか?ベルトのサイズ調整について解説します。

タイプによっては自分でサイズ調整可能

時計ベルトにはさまざまなタイプがあります。すべてのベルトで調整可能、とはいきませんが、『自分でサイズ変更できるベルト』もあるのです。

たとえば、金属ベルトの『ピン方式』『スライド式』『ネジ方式』は自分でサイズ調整が可能です。

最も簡単にサイズ変更できるのは『スライド式』で、道具がなくても調整できるタイプがあります。道具が必要なタイプでも、マイナスドライバーで対応できるので、専用工具が必要ありません。

ピン方式は、ベルトの金具を留めるピンを外し、長さを整えてはめ直します。ピンの形状に違いはありますが、基本的な流れはどれも同じです。

ネジ方式もピンの場合と流れは同じですが、ネジに合う小さなドライバーを使うところに違いがあります。

お店に依頼する場合はどこがいい?

自分でもできるサイズ変更ですが、「工具を持っていない」、「自分でやる手間をかけたくない」という場合には、お店に依頼するのもよいでしょう。

お店で依頼する場合、おすすめなのは『家電量販店』です。比較的安く調整してもらえ、待ち時間も短時間で済みます。ただし高級時計には対応していない場合がありますので、事前に確認すると安心です。

また、サイズ変更する担当する時計のメーカースタッフがいる場合もあります。そのときには、ぜひメーカースタッフに相談しましょう。『メーカー独特のクセ』をよく知っているので、うまく整えてくれます。

サイズ調整料金の目安

ベルトサイズのお直しは、購入時は無料のこともありますが、それ以外では料金がかかるでしょう。

おすすめした家電量販店なら『500~1000円前後』デパートやブランドショップは『1000~2000円前後』が相場です。

料金はどこのブランドかによっても変わります。『国産ブランド』なら500~1000円ほどですが、『海外ブランド』なら1000~2000円くらいの金額で考えておきましょう。

一般的なピン方式のサイズ調整方法

金属ベルトのうち一般的な『ピン方式』は、自分でもサイズ変更が可能です。必要な道具や、お直しの手順について見ていきます。参考にして、自分の時計ベルトを整えてみましょう。

準備するもの

ピン方式のベルトをお直しするなら、専用の道具が必要です。

  • ピン抜き棒
  • ハンマー
  • ピン抜き台

『ピン抜き棒』はベルトからピンを抜くとき、押し出す道具です。さまざまなサイズのピンに対応するため、3種類程度がセットになっているものがよいでしょう。

ピン抜き棒を当ててピンを押し出すときに使う『ハンマー』も必要です。片側がプラスチック製になっているものなら、繊細な素材の時計にも使えます。

ベルトを固定して作業しやすくするための『ピン抜き台』も用意しましょう。しっかり固定できる万力タイプだと、より作業がしやすくなります。

調整手順

ピンには『丸ピン』『板ピン』『ワリピン』『Cリングタイプ』などの種類があります。それぞれ特徴があり、細かな注意点は違います。しかし、サイズ変更の手順自体はほぼ同じです。

どのピンであっても、まずは外すコマを決め、ピンをハンマーで押し出します。出てきたピンはペンチで引き抜きましょう。

板ピンの場合のみ、金具の取り外しにマイナスドライバーを使う点に注意が必要です。

次は調節したサイズになるようベルトのコマを合わせて、ピンが通る穴をまっすぐに揃えます。最後に、ピンをしっかり当ててハンマーで打ち込めば完成です。

「ワリピンは割れ目のある方をハンマーでたたかない」「Cリングタイプは小さなCリングの紛失に注意する」といったことも気をつけましょう。

外すコマ数を決めるポイント

金属ベルトのサイズ変更は、コマ数で行います。まずはベルトをつかんで大まかに外すコマを決めましょう。このとき、時計本体の12時側と6時側のどちらか一方からだけ外してしまうと、バランスが崩れ使い勝手が悪くなってしまいます。

時計の盤面が見えにくくなり、つけ心地も悪いでしょう。そのため、『両サイドから同じ数ずつ』外すのが基本です。ただし、同数を外して整えられるのは、コマを偶数個、外す場合のみです。

奇数個外す場合には、時計の文字盤の6時側のベルトを1個多く外しましょう。

また、ベルトのコマはすべて外せるわけではありません。裏面に『矢印マーク』が刻印されたもののみ外せますので、注意しましょう。

あると便利なサイズ調整用工具セット

時計ベルトのサイズ変更を自分でするなら、専用の工具セットを揃えておくと便利です。時計は小さな部品がたくさんあるので、お直しをするためには繊細な作業が必要です。

サイズ変更をスムーズに行うために、専用の道具を用意しましょう。

Antarc 腕時計バンド調整 工具 11点 セット

サイズ変更はもちろん、ベルト交換にも使える工具11点がセットになっています。

セットには、ハンマー・ベルト固定用の台座・コマ外し(スペアピン3本)・バネ棒外し・ピン抜き棒3本・クロス・カラーの説明書が入っています。

初めてベルトのサイズを調整する人でも、説明書を見ながら作業を進めれば、比較的簡単にできるでしょう。

  • 商品名: Antarc 腕時計バンド調整 工具 11点 セット
  • 価格:1090円(税込)
  • Amazon:商品ページ

Vanilla Vague 腕時計ベルト調整工具 6点セット

ピン抜き棒3本・ベルト固定用の台座・バネ棒外し・ハンマーがセットになった時計ベルト用の工具セットで、必要最低限の工具が揃っています。

最低限とはいっても、手首に合わせたベルトのお直しもベルト交換もできる内容です。

小さな部品に適合するよう作られている工具は、とても繊細な作りをしています。そのため、力を込めすぎないようにしましょう。

  • 商品名:Vanilla Vague 腕時計ベルト調整工具 6点セット
  • 価格:980円(税込)
  • Amazon:商品ページ

時計のベルトサイズを見直してみよう

最適な時計のベルトサイズは、『人差し指1本分の余裕がある状態』です。普段、着用している時計はどうでしょうか?指が入る余裕のないベルトや、ゆるすぎて時計が回る状態のベルトなら、再調整が必要です。

サイズ直しはお店に頼むこともできますが、工具があり手順がわかってさえいれば、自分でもできます。紹介した手順や工具を参考にしながら、ベルトのお直しにチャレンジしましょう。

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