ウォッカリッキーとは?名前の由来やレシピ、おすすめウォッカを紹介

2019.05.12

ウォッカベースのカクテルと言えばスクリュードライバーやモスコミュールなどが有名ですが、ウォッカのピュアなスッキリ感を最大限引き出すウォッカリッキーも、一度飲んだらクセになる美味しさです。そんなウォッカリッキーについてご紹介します。

「ウォッカリッキー」ってどんなカクテル?

ウォッカリッキーは、ウォッカのほろ苦さとフレッシュライムの酸味と香り、そしてスパークリングな炭酸の刺激が絶妙にマッチした爽やかなカクテル。

スッキリとした酸味が特徴で、甘さがなくキリっとしたドライな飲み口なので、「フィズやトニックの甘みがちょっと…」という人には、ぜひ飲んで欲しいおすすめの一杯です。

無味無臭でまろやかな口当たりのウォッカは、カクテルのベースとして用いられるスピリッツ(蒸留酒)の中では最もクセがなく、クリアで雑味のないテイストを特徴としています。「リッキー」は、そんなウォッカの特徴を最も引き出す飲み方だと言えるでしょう。

「リッキー」とは?

「リッキー」というのは、スピリッツに新鮮なライムまたはレモンの果肉を搾り入れ、炭酸水を加えて作るカクテルのスタイルのこと。

飲み手がマドラーで実を潰しながら、好みの味加減にして楽しむことができるのが、他のカクテルにはない特徴です。ここで取り上げているウォッカリッキー以外にも、ジンをベースにしたジンリッキーや、テキーラをベースにしたテキーラリッキー、ラムをベースにしたラムリッキーなどがある他、甘みのあるリキュールを使ったカシスリッキー、ピーチリッキーなどもあります。

19世紀末にアメリカのワシントンD.C.にあった「シューメーカー」というレストランで、夏向きのドリンクとして考案されたのがそもそもの始まり。最初に飲んだ客の名前がカーネル・ジム・リッキーさんだったことから、リッキーと名付けられたそうです。

「ウォッカリッキー」基本のレシピ

それでは、ウォッカリッキーの基本的なレシピと、少しアレンジを効かせた作り方についてご紹介します。

ウォッカにライムを絞る

まずは氷を入れたグラスにウォッカを45ml注ぎ入れ、1/8にカットしたライムをグラスの上でひと搾りしたら、そのまま皮ごとグラスの中に入れます。

カットするライムの大きさによって味わいも変わってくるため、もう少しライムの味を強めたければ1/4サイズ、あるいは1/6サイズにしても構いません。いずれにせよ、後でマドラーを使って好みの味になるようライムを潰せるので、ライムの元のサイズは大きめにしておく方が良いかも知れません。

また、ライムの皮の苦味が苦手な人は、ライムは搾るだけにして果肉と皮をグラスに入れないようにしてもOKです。

ソーダを注ぐ

ライムをグラスの中に搾り入れたら、ゆっくりとソーダを注ぎます。このとき炭酸の泡を飛ばさないことが最も重要です。バースプーンをグラスのふちから底へそっと静かに入れて、氷を少し持ち上げるように12回ほど上下させると、炭酸の気泡によって自然と材料が混ざっていきます。その後スプーンをゆるやかに12回転させたら、グラスからゆっくりと抜くようにしましょう。

ライムジュースでも代用できる

生ライムが持つ酸っぱさや独特の苦味を少し抑えたい場合は、カクテル用のライムジュース(コーディアル・ライムジュース)で代用することもできます。カクテル用のライムジュースは加糖タイプのものが多いので、ほんのり甘みが加わって初心者にはかえって飲みやすいかも知れません。また手で搾った果汁と違って濁りがないので、カクテルの色がきれいに仕上がるというメリットもあります。

レモンでも作れる

もしライムが手に入らなかった場合は、レモンで代用しても大丈夫です。ただし、レモンの方がライムよりも酸味が少し強いので、分量は多少控えめにするとちょうど良いでしょう。

「ウォッカリッキー」おすすめのウォッカは?

ウォッカにもいくつか種類があって、微妙に味や香りが異なります。では、どのようなタイプのウォッカが、ウォッカリッキーにはおすすめでしょうか。

フレーバーつきウォッカは合う?

ウォッカには無味無臭で雑味のないピュアウォッカの他に、ハーブやフルーツ、木の実、スパイスなどの香りを閉じ込めた、フレーバードウォッカと呼ばれる香味のあるタイプのウォッカがあります。このタイプはソーダと相性が良く、炭酸がはじけることでフレーバードウォッカの香りを強く感じることができます。

中でも「リモンナヤ」「アブソリュートシトロン」「ストリチナヤシトラス37.5°」といったレモンやライムのフレーバーが付加されたタイプなら、ウォッカリッキー用にはうってつけです。これらのフレーバーを活かすためには、生ライムの分量を気持ち少なめにしておく方が良いかも知れません。

スタンダードウォッカ

スタンダードなピュアタイプのウォッカは、どれでもウォッカリッキーのベースとして使用できます。生産量世界一の「スミノフ」、ロシア三大ウォッカの一つ「ストリチナヤ」、ボトルがかっこいいアメリカの「スカイウォッカ」、ポーランドNo.1シェアの「アブソルベント」、軽やかな味わいの国産ウォッカ「ウィルキンソン」など、手に入りやすい銘柄のものからまずはお試しください。

プレミアムウォッカ

1本数千円のプレミアムウォッカは、本来ならカクテルのベースにするよりは、ストレートでそのまろやかな口当たりを楽しむのがおすすめ。ただ、あえてプレミアムウォッカを使ってウォッカリッキーを作れば、アルコール感のないスッキリとした上品な味わいに仕上がります。

ポーランドの「ベルヴェデール」、フランスの「シロック」「グレイグース」、スウェーデンの「アブソルートエリクス」、イギリスの「スミノフブラック」などがおすすめです。

「ウォッカリッキー」おすすめのおつまみ

クセのないウォッカベースで、後味の良いライムの酸味が効いていて、なおかつ炭酸が口の中をさっぱりと洗い流してくれるウォッカリッキーは、基本的にはどんなおつまみにも合うカクテルです。

ただその中でも特に合うおつまみとなれば、やはりベースとなるウォッカとの相性を基準にするのが良いでしょう。

味の濃いもの、酸味のあるもの

ウォッカ自体が味の濃いものや酸味のあるものと相性が良いお酒なので、魚の塩漬けやオイル漬け、野菜の酢漬け(ピクルス)、ソーセージ・サラミなどのハム類、スモークサーモンなどの燻製、クリーミーもしくは塩気の強いチーズ、ナッツ類などは特に合うと言われています。もちろん、キャビアとの相性の良さは言うまでもありません。

ペリエの代わりに食事にも

食事の際に好んで「ペリエ」や「サンペレグリノ」などの炭酸水を飲む人なら、ウォッカリッキーをぜひお試しください。スッキリとした酸味とほんのりとした苦味、そしてシュワシュワとはじける炭酸が、揚げ物などの脂っこさをさっぱりと洗い流してくれるので、食中酒にはぴったりです。

シンプルなカクテルも自分流にこだわる

ウォッカリッキーは、ウォッカにライムを搾り入れてソーダで割るだけのシンプルでクリアな味わいのカクテルですが、ライムの量やウォッカの銘柄によって味が変わるので、意外な奥深さがあります。ぜひお好みに応じていろいろな割り方を試し、自分流のウォッカリッキーを作り上げてみてください。

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