バイクの種類と選び方。排気量からスタイルによる違いまで徹底解説

2019.05.12

用途や排気量によってさまざまなタイプがあるバイクですが、それらの違いは、車体にはどのような影響を及ぼしているのでしょうか?タイプの違いによって選び方も変わってきます。排気量やスタイルによる違いを紹介していきます。

失敗しないバイクの選び方

バイクを選ぶとき、購入後に失敗しないためには、どのような基準で選べばよいのでしょうか?多くの種類があるバイクですが、その特徴はさまざまで、魅力も異なります。

いくつかのポイントに分けて選ぶことができるので、まずは基本的なバイクの選び方についてみていきましょう。

デザインで選ぶ

選び方の中でも、特に個人の趣向を追求できるのが『デザインで選ぶ』方法です。車種やメーカー、そしてタイプごとに外見は大きく異なります。

自分のお気に入りのデザインから選ぶというのも、購入後に後悔しない方法の一つです。

用途で選ぶ

バイクを、どのようなシーンで活用することが多いのかを考え、『用途で選ぶ』こともできます。

例えば、ツーリングを楽しみたい場合、舗装された道路であればどんなタイプのバイクでも快適に走行できます。高速道路を颯爽と走りたいときは、走行風を防いでくれるフルカウルなどがぴったりです。

林道などをアクティブに走行したい際は、オフロードタイプがあります。また、荷物を多く積載したいときはビッグスクーターも選択肢として挙げられます。

このように、豊富なラインアップで展開されているバイクは、用途に合わせて車種を選ぶこともできます。

排気量で選ぶ

バイクには『排気量』があり、それによってサイズが分類されています。大きく分けると四つに分けられていて、『原付・小型・中型・大型』となっています。

のちに触れますが、これらには詳細に『cc』で表示される排気量が設定されていて、その違いでバイクの性能も異なります。

排気量ごとにバイクの扱いやすさも変わってくるので、自分が求めている機能を発揮できるものから選ぶとよいでしょう。

乗り心地で選ぶ

車と同じように、バイクの乗り心地は車種によって違います。乗りやすいと感じる形状も人それぞれなので『乗り心地から選ぶ』というのも大切なポイントです。

例えば、スポーツタイプのバイクなどは、胸を下に向けた前傾姿勢が基本になります。それに比べて、スクーターなどは背筋を伸ばして乗るのが特徴です。

長時間運転する可能性もあるため、自分にとって乗り心地のよいモデルを選ぶことがとても大切です。

排気量による必要な免許の違い

先ほど触れたように、バイクは排気量によってサイズが異なります。さらに、車体の大きさも変わるため、運転するために必要な免許も変わってきます。

二輪車の免許を持っていると思っていても、乗りたい排気量のバイクに対応していないという可能性もあります。トラブルを未然に防ぐためにも、排気量ごとに必要な免許と、それぞれの特徴についてまとめていきます。

~50cc 原付バイク

16歳からでも免許所得が可能なのが『原付バイク』です。普通自動車の免許を持っていれば運転できるのも魅力的です。

排気量が50ccまでのタイプがこれにあたり、その魅力は『燃費がよい』という点です。

車体自体が軽くてシンプルな作りのため、本体価格に加えてメンテナンス費用も安いのが嬉しいポイントです。

しかし、原付は法律で『公道で30km以上の速度を出してはいけない』と定められています。さらに、三車線以上の道路で右折する際は、二段階右折をしなければならないのも少し面倒なところです。

デメリットもありますが、抜群の使い勝手のよさに加えて非常に経済的なため、ちょっとした買い物などの足に使いたいという人にぴったりのタイプです。

51~125cc 小型バイク

原付よりも少し大きいサイズのバイクが『小型バイク』です。このバイクの排気量は51〜125ccで、別名『原付二種』や『小型二輪』と呼ばれることもあります。

原付と同じ操作性と小回りのきく車体サイズでありながら、排気量の関係上、公道で時速60kmまで出すことができるという魅力があります。

そのため、大型車に加え、日常の移動手段として二台持ちするときに選ばれることが多いサイズです。

そんな小型バイクですが、高速道路には乗れないというデメリットがあります。また原付と違い、普通自動車免許だけでは運転できず、小型自動二輪免許以上の免許が必要という特徴もあります。

非常に便利なクラスですが、これらの条件を考慮して選ぶとよいでしょう。

126~400cc 中型バイク

排気量が126〜400ccまでのタイプを『中型バイク』と呼びます。普通自動二輪免許が必要で、このくらいの排気量のものから、見た目的にもバイクらしいデザインが増えてきます。

高速道路での走行も可能になるため、公道を走っているときでもパワー不足を感じることが少ないでしょう。シフトチェンジなどの専門的な技術が必要とされ、バイク独特の操作感を味わうことができます。

同じ中型の中でも、排気量251〜400cc間の車種は車検が必要になります。中型から維持費や本体価格は上がる傾向にあるのも一つの特徴と言えます。

401cc~ 大型バイク

大型自動二輪免許が必要とされるのが、排気量401cc〜の『大型バイク』です。これまでのクラスでは出すことのできない加速性能や、最新技術が搭載されたモデルなど、大型ならではといったラインアップから選ぶことができます。

多くの性能を盛り込むことができるため、メーカーごとに車種に個性が反映されやすいという特徴があります。エンジン音や排気音も、中型に比べると重厚があります。

しかし、これまでのクラスの中でも特に維持費が高いというのがデメリットの一つです。また、車体が大きいため、初心者だとかなり扱いづらいという特徴もあります。

いろいろなクラスを長年乗り分け、趣味としてバイクの楽しさをさらに追求したいという人にぴったりのタイプです。

バイクの種類 バランスタイプ

排気量ごとに異なるバイクのクラスを紹介してきましたが、中でもオールマイティーに活躍し操作もしやすいものを『バランスタイプ』と呼ぶことがあります。

このタイプのバイクにはいくつか代表的なモデルがあり、それぞれに特徴があります。人気の高いモデルについてまとめていくので、特徴に合わせて魅力もチェックしていきましょう。

バイクの王道ネイキッド

エンジンがむき出しの状態になっているタイプが『ネイキッド』です。日本では最も親しまれているモデルで、デザインのラインアップも豊富です。

教習所で乗車するのもこのタイプで、乗り心地のよさに加え、ハンドル操作もしやすいという魅力があります。車体に余計な装飾がないため、整備しやすいというのもポイントです。

このタイプは人気が高い分、ほかの人と同じになりやすいという特徴があります。また、風除けがついていないため、速度が速くなると風圧が辛いという難点があります。

ハーレーなどのアメリカン

100年以上の歴史を持ち、スポーツタイプと双璧をなすのが『アメリカン』です。バイクの中でも有名なハーレーなどは、このタイプに分類されます。

もともとは、アメリカという広大な土地を横断する目的で設計されているため、コーナーリングよりも直進性能の向上に特化しています。

車高が低く足が地面につきやすいため、ゆったりとした乗車姿勢で快適に走行できる点が魅力的です。

カスタム用のアイテムも多いという魅力もありますが、趣味性の高いモデルとして捉えられているため値段も高価なものが多いです。

バイクの種類 街乗り向け

あらゆるシーンで活躍できるバランスタイプよりも、さらに小回りがきき、日常の移動手段に最適なのが『街乗り向け』です。

このタイプのバイクにもいくつかの種類があります。それぞれに特徴が異なるので、メリットやデメリットについて見ていきましょう。

利便性の高いスクーター

街乗りだけでなく、通勤にも最適だといわれているのが『スクーター』です。バイクの中では唯一AT車という特徴があり、ほかのモデルに比べると操作しやすいのが魅力です。

排気量ごとに呼び方も異なり、125cc以上のスクーターをビッグスクーターと呼びます。通常のスクーターに比べ2人乗りができることに加え、荷物の積載量が増えるというメリットもあります。

しかし、操作が簡単なため、バイク独特の操作感を楽しみたいという人では少し物足りないかもしれません。

小回りの利くストリート

排気量126〜250ccまでをメインとするタイプが『ストリート』です。持ち味は、適度なパワーとファッション性の高さです。カスタムパーツのラインアップも豊富なので、バイクの見た目にこだわることができます。

また、それなりのスピード感があり、操作性にも優れているため初心者でも運転しやすいという点も嬉しいポイントです。250cc未満のため車検はありません。(車検は無いですが、快適なバイクライフを楽しむため、日々の安全確認や定期メンテンナンスは個人で実施するようにしましょう)

外見からするとツーリングも楽ししめるように感じる人もいるかもしれませんが、排気量の関係もあり、街乗りを快適に楽しむまでが程度だとされています。

バイクの種類 スポーツタイプ

プロレーサーが乗るようなモデルに近いのが『スポーツタイプ』です。このタイプのバイクは文字どおり、スポーツとしてバイクを楽しみたい人向けに設計されているものが多いです。

バランスタイプや街乗り向けに比べて、スポーツタイプにはどのような特徴があるのでしょうか?代表的な二つの車種について見ていきましょう。

加速の速いスーパースポーツ

レーサーの乗るバイクと酷似しているため、レーサーレプリカとも呼ばれることがあるのが『スーパースポーツ』です。プロレーサーが乗るモデルのように、風除けがついたフルカウル仕様なのが特徴的です。

バイクの速度を最大限楽しみたい人向けに設計されているため、峠やサーキットで速さを体感したい人にぴったりのタイプです。そのため、最新鋭の機器が装備されているモデルがとても多いです。

しかし、前傾姿勢かつ大型のモデルが多いため、初心者がいきなり乗りこなすのは至難の技でしょう。また、荷物を積載できるスペースがほとんどないため、日常の移動手段としては向かない点もあります。

ツーリング向きのツアラー

スーパースポーツと同じようなフルカウル仕様に仕上がっているのが『ツアラー』です。外見が似ているため、同じようなスポーツタイプかと思われがちですが、用途が異なります。

ツアラーの外見がどっしりしているのは、長距離のツーリングに備えた排気量を搭載しているためです。また、快適に2人乗りを楽しむことができます。

車体自体が重く安定性に優れているため、長距離の移動を快適に行うことができます。しかし、その重量から初心者だと扱いが難しいという難点もあります。

また、長距離ツーリング以外の用途に適していないというのも特徴です。ツアラーに加え、スクーターなどの街乗り用との2台持ちをしている人が多いといわれています。

バイクの種類 オフロード

未舗装の道路を走るために設計されたバイクもあります。それが『オフロード』です。通常のタイプと違い、未舗装の道路を走るための機能が搭載されているため、性能も特徴的です。

オフロードバイクには、どのような特徴があるのでしょうか?街乗りと併用できるか否かという点も踏まえつつ、二つのモデルを紹介していきます。

未舗装路を走ることが前提のトレール

車体が軽くて丈夫かつ幅も細く設計されているのが『トレール』です。車高が高く作られているため、舗装されていない山道などを走ることができる唯一のモデルだといえます。

未舗装の道を走れるように作られているため、操作性も高く、練習次第でいろいろな乗り方を楽しめます。タイヤをオンロード用に変えれば、通常の道路を走行できるのも魅力の一つです。

このモデルは、操作性とテクニックに特化したバイクだといえます。そのため、加速は早いですが最高速度はそこまで早くありません。また、車高の高さから慣れるまでに少し時間がかかるという特徴もあります。

オンとオフで使えるアドベンチャー

トレールと同じような設計で、排気量が大きいモデルが『アドベンチャー』です。少し道が悪くても難なく走行できることに加え、長距離の走行も快適にこなせるという魅力があります。

また、長距離走行を目的に作られているため、荷物を多く積むことができるというのも嬉しいポイントです。

トレール同様に発進時の快適さや操作性に優れているため、街中でも快適に走行できます。いろんなところにバイクで遠出したい人にぴったりのモデルといえるでしょう。

バイクの種類 そのほかのタイプ

街乗りから専門的な走行を想定したものまで、さまざまなタイプを紹介してきましたが、それらに分類されない人気を集めているバイクも登場しています。

いくつかのタイプを配合させたものやデザインを重視したものなど、特徴も異なります。代表的なタイプに合わせて、どのようなモデルが登場しているのかをチェックしていきましょう。

近年人気のストリートファイター

ネイキッドとスーパースポーツの要素を合わせたような設計をしているのが『ストリートファイター』です。スーパースポーツのカウルが取り除かれ、よりファッショナブルな外見に仕上がっています。

近年、ヨーロッパで人気を集めているこのモデルは、日本でもブームが起こりつつあります。ネイキッドに比べるとエンジンなどがスーパースポーツ寄りなので、操作性が高くスポーツ性もあります。

しかし、デザインが個性的だと捉える人も多いため、外見に好みが分かれるというのも特徴の一つです。

デザインにこだわるクラシック

イギリスのオールドバイクを手本に作られたのが『クラシック』です。別名、オールドルックと呼ばれることもあります。シンプルな外見と可愛らしいフォルムからは、見ているだけでもおしゃれな雰囲気が漂います。

シンプルなのはデザインだけでなく、搭載されている装置も操作しやすいものが多いです。そのため、スピード感よりもデザイン性に重きを置いている人向きのモデルだといえます。

バイクを購入する際の注意点

バイクのモデルについてまとめてきましたが、実際に購入するときにはおさえておきたいポイントがあります。どのようなことに注意すればよいのかをチェックしていきましょう。

中古を購入する場合

中古を購入する際は、『年式』と『走行距離』をチェックしましょう。これらを元にして、中古車の値段は決められます。

走行距離が4000kmを越えているバイクの値段は急激に安くなりますが、それが車両の状態と直結しているとは限りません。実際に試乗して状態を確かめることが大切です。

自分の技術に合ったものを買う

紹介してきたように、バイクには排気量や用途別に多くの種類があります。そのため、初心者には向いていないタイプがあるのも事実です。

バイクの操作は特殊なので、まずは自分の技量を把握して、それに見合ったモデルを選ぶようにしましょう。

店舗とネット購入の違い

バイクの購入を検討している際、店舗とネットどちらのほうがよいのでしょうか?

まず、価格に関しては、ネットだと割引などがきくケースが多いので、少し安く買える印象があります。しかし、店舗で購入するのと違い、現車を確認できないというデメリットもあります。

店舗だと、実物を見ることができるのに加え、アフターサービスが受けやすいという魅力もあります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分のニーズに合わせて使い分けるとよいでしょう。

自分に合ったバイクを購入しよう

バイクの購入は、決して安い買い物ではありません。そのため、購入後に失敗したと思うようなことは避けたいものです。

多くのラインナアップがあるバイクですが、それに合わせて用途や魅力もたくさんあります。自分にぴったりの一台を見つけて、快適なツーリングを楽しみましょう。

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